SUZUKI Issey; ONOSE Rinnya; HORIUCHI Yasushi
日本理科教育学会東海支部大会研究発表要旨集 2010/11
中学校の理科において自然事象をことばで読み解くことは,様々な調査からその重要性が指摘されており,その具体的な方略として対話的な理科授業が注目されている。そこで本研究では,日々の授業で活用できる対話的な理科授業を3時間構成でデザインした。実践の結果は以下である。(1)対話や発表を用いた理科授業は3時間構成で実践することが可能である。(2)子どもは対話的な活動を通して,実験の目的や観察の視点を明らかにし,解釈を精緻化できる。(3)対話的な活動は子ども・教師に肯定されており,慣れるまでには時間が必要である。