日本語
English
研究者総覧
全体
研究者氏名
著者名
検索
詳細
谷口 明子
(タニグチ アキコ)
文学部教育学科 教授
人間科学総合研究所 研究員
文学研究科教育学専攻 教授
研究者情報
学位
科研費研究者番号
J-Global ID
研究キーワード
研究分野
経歴
学歴
所属学協会
論文
書籍等出版物
講演・口頭発表等
作品等
MISC
共同研究・競争的資金等の研究課題
委員歴
担当経験のある科目
Last Updated :2024/11/27
研究者情報
学位
博士(教育学)(東京大学)
科研費研究者番号
80409391
J-Global ID
200901050283485272
研究キーワード
教師支援 質的研究法 病弱教育 特別支援教育 発達心理学 教育心理学 Qualitative Research Method Educational Support for Hospitalized Children
研究分野
人文・社会 / 教育学 / キャリア教育
人文・社会 / 特別支援教育 / 病弱・身体虚弱教育
人文・社会 / 教育心理学
経歴
2013年04月 - 現在 東洋大学文学部教育学科教授
2008年04月 山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター 教授Faculty of Education and Human Sciences, Attached Center for Educational Research
2007年04月 武蔵野大学人間関係学部通信教育部准教授
2005年04月 武蔵野大学人間関係学部通信教育部専任講師
1985年04月 住友化学工業株式会社
学歴
1999年04月 - 2005年03月 東京大学大学院 教育学研究科 総合教育科学先行(教育心理学コース) 博士課程
1995年04月 - 1999年03月 東京大学 大学院教育学研究科 総合教育科学専攻(教育心理学コース)修士課程
1981年04月 - 1985年03月 東京大学 文学部 社会心理学科
所属学協会
AYAがんの医療と支援研究会 日本健康心理学会 American Psychological Association 日本小児保健学会 日本育療学会 日本質的心理学会 日本医療保育学会 日本発達心理学会 日本教育心理学会 日本特殊教育学会
研究活動情報
論文
人文・社会科学研究における研究倫理─フィールド研究に焦点をあてて─
谷口明子
東洋大学文学部紀要(教育学科篇XLⅧ) 76 43 - 51 2023年03月
コロナ禍における病弱教育実践の課題-インタビュー・データの帰納的主題分析による探索的研究-
谷口明子
東洋大学大学院紀要 59 209 - 222 2023年03月
入院中の子どもの心の支援 -“寄り添う支援”と“育てる支援”-
谷口 明子
障害者問題研究 50 1 2022年05月
[招待有り]
希少がんと就学
谷口 明子
日本臨牀 79 141 - 146 2021年
[招待有り]
病弱教育におけるレジリエンス
谷口 明子
育療 64 40 - 47 2019年03月
[招待有り]
「移行支援」としてのキャリア教育-病弱教育におけるキャリア発達支援を捉える新たな視点として
谷口 明子
育療 61 2017年03月
[招待有り]
道徳性の芽生え
谷口 明子
保育内容 人間関係 67 - 76 2014年11月
[招待有り]
『しつけ事典―乳幼児期から青年期まで』
谷口 明子
2013年09月
[招待有り]
病気の子どもの不安と教育的配慮
谷口 明子
『病気の子どもの教育入門』クリエイツかもがわ 20 - 28 2013年08月
学修履歴を中心にしたOPPA による実践的力量形成-山梨大学教職大学院の事例
酒井厚; 東海林麗香; 進藤聡彦; 谷口明子他
v 18 20 - 39 2013年03月
学校に批判的な保護者への対応―経験豊富な教師の語りの質的分析―
矢崎克洋; 芦澤稔也; 窪田昌彦; 谷口明子
教育実践学研究 18 1 - 10 2013年03月
「中1ギャップと学級適応感の関連 縦断的アプローチによる検討」
谷口 明子; 日高樹奈
『山梨大学教育人間科学部紀要』 13 351 - 357 2012年03月
「質的研究法と実践知 病弱教育における実践知伝達・継承のために」
谷口 明子
『育療』 48 18 - 24 2011年04月
「病弱教育における教育実践上の困難: 病院内教育担当教師たちが抱える困り感の記述的報告 」
谷口 明子
『教育実践学研究』 16 1 - 7 山梨大学 2011年03月
「特別支援教育に関する教育心理学研究の動向:病弱教育に関する研究を中心に」
谷口 明子
『教育心理学年報』 50 145 - 154 2011年03月
「山梨大学教育人間科学部と附属4校園との連携に関する研究Ⅱ」
谷口 明子; 鳥海順子; 古家貴雄
『山梨大学教育人間科学部紀要』 12 300 - 307 2011年03月
「中1ギャップの構造と規定因 学級適応感との関連から」
谷口 明子; 日高樹奈
『山梨大学教育人間科学部紀要』 12 308 - 314 2011年03月
「長期入院児の思春期 社会的自立へ向けて」
谷口 明子
『そだちの科学』 15 53 - 57 2010年10月
「中学生のいじめ認識 いじめ経験との関係から」
谷口 明子
『教育実践学研究』 15 194 - 202 2010年03月
「教員の経験知のまとめ方 質的アプローチの有効性」
谷口 明子
専門研究B「小中学校に在籍する病気による長期欠席者への特別支援教育の在り方に関する研究」(平成20年度?21年度)研究成果報告書 41 - 45 2010年03月
「山梨大学における教育相談事業の現状と課題Ⅱ」
谷口 明子; 鳥海順子
『山梨大学教育人間科学部紀要』 11 350 - 356 2010年03月
「山梨大学教育人間科学部と附属4校園との連携に関する研究Ⅰ」
谷口 明子; 鳥海順子; 古家貴雄
『山梨大学教育人間科学部紀要』 11 357 - 365 2010年03月
「山梨大学における教育相談事業の現状と課題Ⅰ」
谷口 明子; 鳥海順子
『山梨大学教育人間科学部紀要』 10 321 - 327 2009年03月
「病弱教育に関する理解促進を目的とした教育プログラム 『院内学級イメージ』の変化に着目して」
谷口 明子
『教育実践学研究』 14 152 - 158 2009年03月
「教師の対人ストレスに関する基礎的研究: ストレス経験に関する教師の語り」
谷口 明子; 赤岡玲子
『教育実践学研究』 14 159 - 166 山梨大学 2009年03月
病弱教育に関する理解促進を目的とした教育プログラム-「院内学級イメージ」の変化に着目して-
谷口明子
教育実践学研究 14 152 - 158 山梨大学 2009年
「教師の対人ストレス-ストレス対象に焦点をあてた語りの検討」
赤岡玲子; 谷口明子
山梨大学教育人間科学部紀要 10 328 - 334 2009年
「山梨大学における教育相談事業の現状と課題Ⅰ」
谷口明子; 鳥海順子
山梨大学教育人間科学部紀要 10 321 - 327 2009年
「院内学級の入院児への教育的援助」
谷口 明子
ヒューマンサービスリサーチ 6 27 - 34 2007年02月
「病院内学級における教育的援助のプロセス」
谷口 明子
『質的心理学研究』 5 6 - 26 2006年05月
入院児への教育的援助
東京大学大学院教育学研究科博士学位論文 1 - 185 2005年
「病院内学級における教育実践の特徴:質的研究法による実践の特徴カテゴリーの抽出」
谷口明子
教育心理学研究 53 3 427 - 438 2005年
PE085 院内学級における教育的援助 : <つなぎ>アセスメント・シートの提案(ポスター発表E,研究発表)
谷口 明子
日本教育心理学会総会発表論文集 47 532 - 532 日本教育心理学会 2005年
「入院児の不安の構造と類型:病弱養護学校児童・生徒を対象として」
谷口 明子
『特殊教育学研究』 42 4 85 - 93 一般社団法人 日本特殊教育学会 2004年11月
「病院内学級における教育実践に関するエスノグラフィック・リサーチ:実践の“つなぎ”機能の発見」
谷口 明子
『発達心理学研究』 15 2 172 - 182 一般社団法人 日本発達心理学会 2004年08月
「病院内学級のエスノグラフィー:教師の専門性へのボトムアップ式アプローチ」
谷口 明子
『現代のエスプリ』(至文堂) 441 441 138 - 146 至文堂 2004年04月
「教育の場としての病院内学級の特徴:実践へのエスノグラフィック・アプローチ」
谷口 明子
『東京大学大学院教育学研究科紀要』 43 155 - 164 2004年03月
「病院内学級のエスノグラフィー:教師の専門性へのボトムアップ式アプローチ」
現代のエスプリ(至文堂) 441 138 - 146 2004年
「入院児の不安の構造と類型:病弱養護学校児童・生徒を対象として」
谷口明子
特殊教育学研究 42 4 85 - 93 一般社団法人 日本特殊教育学会 2004年
「病院内学級における教育実践に関するエスノグラフィック・リサーチ:実践の“つなぎ”機能の発見」
谷口明子
発達心理学研究 15 2 172 - 182 一般社団法人 日本発達心理学会 2004年
「事例定式化アプローチによる事例理解と介入」(臨床心理面接の進め方 -アセスメント・ケースフォーミュレーション・介入- 第4章)
野村晴夫; 金蘭姫; 谷口明子; 榎本真理子
東京大学大学院教育学研究科心理教育相談室紀要 26 137 - 146 2003年
「日本における病弱教育の歴史的変遷と今後の課題」
谷口 明子
『病気の子どもと医療・教育』 9 2 86 - 92 2001年11月
「日本における病弱教育の現状と課題」
谷口 明子
『東京大学大学院教育学研究科紀要』 39 293 - 300 2000年03月
「病弱教育における教師のサポート行動:病院内学級のエスノグラフィー」
谷口 明子
東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻(教育心理学コース)修士論文(未公刊) 1999年03月
「入院児の不安研究の意義」
谷口 明子
『病気の子どもと医療・教育』 6 30 - 31 1995年09月
「入院児の不安についての一考察」
東京大学教育学部教育心理学科学士論文 1995年
書籍
標準「病弱児の教育」テキスト 改訂版)
日本育療学会; 山本, 昌邦; 島, 治伸; 滝川, 国芳; 谷口 明子他 (担当:分担執筆範囲:キャリア教育(pp.119-128))ジアース教育新社 2022年03月 ISBN: 9784863716186 181p
心理学研究法 第2版 : progress & application
村井, 潤一郎; 谷口 明子他 (担当:分担執筆範囲:面接法(pp.115-145))サイエンス社 2021年09月 ISBN: 9784781915098 viii, 251p
病気の子どもの教育入門 改訂増補版
全国病弱教育研究会; 谷口 明子他 (担当:分担執筆範囲:病気の子どもの不安と教育的配慮 (pp.13-22))クリエイツかもがわ 2021年09月 ISBN: 9784863423114 243p
現代心理学辞典
子安, 増生; 丹野, 義彦; 箱田, 裕司; 谷口 明子他 (担当:分担執筆範囲:緘黙/ 肢体不自由/重症心身障害/情緒障害/チック症群・チック障害群/重複障害/病弱/夜驚/指しゃぶり)有斐閣 2021年02月 ISBN: 9784641002661 996p, 図版 [18] p
質的研究法マッピング : 特徴をつかみ、活用するために
佐藤, 達哉; 春日, 秀朗; 神崎, 真実; 谷口 明子他 (担当:分担執筆範囲:観察(フィールドワークの)(pp.211-218))新曜社 2019年09月 ISBN: 9784788516472 x, 272, 7p
特別支援教育への理解 : 子どもの発達と学校[第3版]Ⅱ
宮川, 充司; 大野, 久; 谷口, 明子; 大野木, 裕明 (担当:共編者(共編著者)範囲:病弱・身体虚弱児の特別な教育的ニーズと支援(pp.35-45))ナカニシヤ出版 2019年08月 ISBN: 9784779513824 viii, 131p
『スクールカウンセリングと発達支援(改訂版)』
谷口 明子 (担当:分担執筆範囲:病気の子どもと院内学級における発達支援)ナカニシヤ出版 2018年04月
『質的研究のための理論入門―ポスト実証主義の諸系譜』
谷口 明子 (担当:共訳範囲:構造化と実践の理論-権力という枠組のなかでの二元論を超えて-)ナカニシヤ出版 2018年01月 ISBN: 9784779512230 365 204-234
『育ちを支える教育心理学』
谷口 明子 (担当:共編者(共編著者)範囲:)学文社 2017年03月
『心理学の基礎』
谷口 明子 (担当:共編者(共編著者)範囲:心の発達)八千代出版 2014年11月
『しつけ事典』
谷口 明子 (担当:分担執筆範囲:社会性(規範・規律・礼儀作法・マナー)、依存(分離不安)と自立(心理的離乳)、育児不安)一藝社 2013年09月
『教職エッセンシャル―学び続ける教師をめざす実践演習』
山崎準二; 藤本典裕; 幸田国広; 谷口明子他 (担当:共著範囲:子どもの発達)学文社 pp.34-41.(2013年8月) 2013年08月
『病気の子どもの教育入門』
谷口 明子 (担当:分担執筆範囲:病気の子どもの不安と教育的配慮)クリエイツかもがわ 2013年08月
『心理学研究法』(Progress & Application 2)
谷口 明子; 人間学部; 村井潤一郎 サイエンス社 2012年07月
面接法の基礎について,面接法の特徴,問いのたて方から質的分析までの一連の研究手順について,インタビュー・ガイドの作り方や承諾書の書き方を含めて詳細に解説した。面接法の今後の展開として,「語り合い法」について紹介した。
『保育の心理学Ⅱ』
谷口 明子; 西方毅; 他 一藝社 2012年04月
自己主張と自己抑制の2つの側面からなる子どもの自己意識の発達について,身体的自己・鏡映自己に触れながら解説し,まとめとして他者とのかかわりと自己をめぐる諸問題について論じている。
『保育の心理学Ⅰ』
谷口 明子; 西方毅; 他 一藝社 2012年04月
本書は,幼稚園教諭および保育士養成課程の変更に伴い,新しい時代のニーズに応じるテキストとして編纂されている。生涯発達の観点から,実践の場において,子どもの育ちと学び,そしてかかわりを理解するための理論的基盤を養成段階において形成することを目的としている。
『改訂版 子どもの発達と学校』
谷口 明子; 教育学部; 宮川充司 ナカニシヤ出版 2010年06月
「幼児,児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程」のテキストとして,21世紀の教育を担う教師に新しい視点と情報を提供している。担当章では,新学習指導要領の内容を含めた特別支援教育に関する基礎事項を解説するとともに,病弱教育に関する現状と課題を紹介した。
『ライフサイクルからよむ障害者の心理と支援』
谷口 明子; 田中農夫男 福村出版 2009年03月
特別支援教育教員・社会福祉士養成課程のテキスト,および介護福祉士・ヘルパーの参考書として編纂されたものである。障害者への支援を発達段階の視点から総合的に解説している。担当章では病弱者の心理について生涯発達的観点から支援にも踏み込んで論じた。
『フィールドワークの技法と実際Ⅱ-分析・解釈編』
谷口 明子; お茶の水女子大学名誉教授; 箕浦康子 ミネルヴァ書房 2009年03月
,フィールドワーク研究において直面する問題とその対処について論ずるものである。担当章においては,自身の博士論文研究を概説し,フィールドワークを採用した理由と,フールドワーク研究の分析におけるコンピュータソフトの利用について,紹介している。
『長期入院児の心理と教育的援助?院内学級のフィールドワーク』
谷口 明子 東京大学出版会 2009年02月
先行研究の少ない領域へ質的研究法を用いたアプローチを行った探索的研究の成果である。5年にわたる一つの院内学級でフィールドワークから,教育実践が援助資源間をつなぐ機能を有していることを見出し,アセスメントシートの開発につなげた。
「第9章膨大な記述の整理と分析ツールとしてのPCソフト-院内学級における教育的援助研究を例に」
ミネルヴァ出版 2009年
「第4章 内部障害、病弱・身体虚弱者の心理」
福村出版 2009年
『長期入院児の心理と教育的援助―院内学級のフィールドワーク』
東京大学出版会 2009年
『スクールカウンセリングと発達支援』
谷口 明子; 教育学部; 宮川充司 ナカニシヤ出版 2008年11月
本書は,スクールカウンセリングそのものに特化するのではなく,発達障害や社会心理学などの学校心理学の隣接領域の関連基礎知識を幅広く学べるものである。担当コラムでは,特別支援教育への移行の流れの中で,病をもち入院する子どもたちへの発達支援について,教育という立場からの援助に焦点をあてて概説している。
『心理学の実践的研究法を学ぶ』
谷口 明子; 東京大学大学院教育学研究科; 下山晴彦 新曜社 2008年03月
本書は,臨床心理学だけではなく,心理学全般の研究および実践に関わる様々な研究方法を,初心者のために研究具体例を紹介しながら基礎から解説するものである。担当した第4章で仮説生成型研究について,そのプロセスや留意点を仮説検証型研究と比較させながら概説した。
『心理学の実践的研究法を学ぶ』
谷口 明子; 東京大学大学院教育学研究科; 下山晴彦 新曜社 2008年03月
臨床心理学だけではなく,心理学全般の研究および実践に関わる様々な研究方法を,初心者のために研究具体例を紹介しながら基礎から解説するものである。担当した第19章では,研究例として自身の研究を,方法に焦点をあてて紹介した。
入院児の不安と教育的配慮
全国病弱教育研究会 2008年
「病気の子どもと院内学級における発達支援」
ナカニシヤ出版 2008年
「質的調査型研究の実際」
新曜社 2008年
「仮説生成型研究」
新曜社 2008年
『テキスト臨床心理学1 理論と方法』
谷口 明子; 東京大学大学院教育学研究科; 下山晴彦 誠信書房 2007年11月
<訳書>原書[Davison, Neale, & Kring著 Abnormal Psychology(9th edition) John Wiley & Sons Inc, 2003]は,アセスメントと研究を扱い,介入を含む臨床心理学の全体を包括的に解説した臨床心理学の基礎テキストとして広く購読されている。担当章においては,アセスメントの技法と留意点について解説されている。
『ボトムアップな人間関係-心理・教育・福祉・環境・社会の12の現場から』
谷口 明子; 文学部; 佐藤達哉 東信堂 2007年10月
本書は,人文・社会科学を中心とした学際的・学融合的な取り組みを社会への提言として発信することを目的とする日本学術振興会の人文・社会科学振興プロジェクト研究事業「ボトムアップ人間関係論の構築」の成果としてまとめられたものである。担当章においては,教育実践の具体例から,院内学級という選択肢をもつことが子どもの発達にとってどのような意味を持つのかを考察し,実践がもつ医療および教育へのメッセージを呈した。
『子どもの育ちを支えるための教育心理学入門』
谷口 明子; 上智大学文学部; 廣瀬英子 角川学芸出版 2007年06月
独習でも十分理解可能なように,わかりやすさを第一に編纂された概論書である。教育という営為にかかわる心理学の基礎知識を平易な文体で解説し,さらにコラムとして研究紹介や重要語句の説明も行っている。また,学びを深めたい読者のために,参考文献や発展学習のための文献紹介もおこなっている。
『教育心理学』
谷口 明子; 文学部; 廣瀬英子 武蔵野大学 2007年04月
独習でも十分理解可能なように,わかりやすさを第一に編纂された概論書である。教育という営為にかかわる心理学の基礎知識を平易な文体で解説し,さらにコラムとして研究紹介や重要語句の説明も行っている。また,学びを深めたい読者のために,参考文献や発展学習のための文献紹介もおこなっている。
『臨床実践のための質的研究法入門』
谷口 明子; 教育学研究科; 下山晴彦 金剛出版 2007年03月
<訳書>原書[John McLeod著 Qualitative Research in Counselling and Psychotherapy.Sage Publications]は,臨床心理学研究法テキストとして,英国・豪州において広く読まれている。近年心理学において注目を集めている質的研究法であるが,特にカウンセリング・心理療法分野における有効性を主張している。現象学や解釈学といった質的研究法の哲学的背景についても詳細に述べられている。
「臨床心理学はどのようにして問題を把握するのか」
誠心書房 2007年
『医療と教育の水平的協働関係の構築-院内学級の現場から-』
東信堂 2007年
『子どもの育ちを支えるための教育心理学入門』
角川学芸出版 2007年
『臨床実践のための質的研究法入門(共訳)』
金剛出版 2007年
『保育用語辞典』
谷口 明子; 人間学部; 谷田貝公昭 一藝社 2006年04月
担当部分:「情操」「情操教育」「情緒」「横断的研究法」「縦断的研究法」「欲求不満」「ラポール」「臨界期」の8項目 「コンパクトで読みやすい保育用語辞典」として企画され,近日中に刊行予定である。初心者が今後の学習に生かせるよう,参考文献も挙げ,わかりやすさと学習への利用可能性を考慮した辞典となっている。
『道徳教育をまなぶ:21世紀を生きる子どもたちのために』
谷口 明子; 人間社会学部; 遠藤克弥 川島書店 2005年06月
大学生教職課程用テキストとして編纂された。担当章である「第3章 道徳性発達の原理と道徳観の育成:コールバーグを軸として」においては,基礎理論として認知発達理論に基づくコールバーグの道徳性発達理論を中心に,道徳性発達の原理を,役割取得能力や向社会性の発達にまで発展させつつ解説している。さらに,具体的教育実践として,モラルジレンマ教材による授業実践を紹介している。
道徳性発達の原理と道徳観の育成:コールバーグを軸として
川島書店 2005年
『教育心理学研究の技法』
谷口 明子; 東京大学名誉教授; 大村彰道 福村出版 2000年10月
大学学部生を対象に心理学研究法の初級学習者用教科書として編纂され,以後現在に至るまで版を重ねている。担当章である「第4章 質的分析によるアプローチ」においては,自身の研究と海外の研究の研究例を2つ挙げ,それぞれの例をひきながら質的研究法について具体的に解説している。
Qualitative Approach "Research Techniques in Educational Psychology"
2000年
講演・口頭発表等
サイエンスコミュニケーションの教育効果
[招待講演]
谷口明子
「バイオミメティクス研究の深化と真価」東洋大学重点研究推進プログラム「バイオミメティクス活用による高機能かつ持続可能なものづくり」シンポジウム 2023年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
教育現場における病弱児の理解と支援
[招待講演]
谷口明子
千葉県立山武保健所小児慢性特定疾病児童等自立支援事業講演会 2023年12月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
子供の長所を手掛かりとした「生き生きとした学び」を引き出す病弱教育実践
[招待講演]
谷口明子
東京都立北特別支援学校病弱教育部門 令和5年度第1回 授業研究会 2023年09月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
通常の学級における復学支援
[招待講演]
谷口明子
日本教育心理学会第65回総会学会企画シンポジム3 2023年08月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
病弱教育における支える支援と育てる支援 ー復学と社会的自立を見据えて-
[招待講演]
谷口明子
第60回関東甲信越地区病弱虚弱教育研究連盟研究協議会 2023年08月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
入院児のこころの支援
[招待講演]
谷口明子
認定NPO法人スマイリングホスピタルジャパン スタッフ研修 2023年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
病気のある児童生徒の キャリア発達を支援する教育の意義と実践
[招待講演]
谷口明子
国立特別支援教育総合研究所専門研修(病弱部門) 2023年06月
「質的研究法の基本を学ぶ」 −論文作成のためのはじめの一歩− 第2回「データ収集から分析、そして評価まで」
[招待講演]
谷口明子
臨床心理iNEXT 研修 「使える!役立つ!質的研究法」 2023年05月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
「質的研究法の基本を学ぶ」 −論文作成のためのはじめの一歩− 第1回「質的研究法の基本からデータ収集まで」
[招待講演]
谷口明子
臨床心理 iNEXT 研修「使える!役立つ!質的研究法」 2023年04月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
一人一人の学びと育ちを支える 病弱教育実践Ⅱ
[招待講演]
谷口明子
東京都立北特別支援学校病弱教育部門 令和4年第2回授業研究会 2023年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
病弱教育実践に関する質的エピソードをデータとした研究の立場から
[招待講演]
谷口 明子
日本特殊教育学会第60回大会 2022年09月 口頭発表(招待・特別)
教育心理学×バイオミメティクス-バイオミメティクス研究会の取り組み-
[招待講演]
高岩裕也; 谷口明子
東洋大学重点研究推進プログラム「バイオミメティクス活用による高機能かつ持続可能なものづくり」(研究代表者:合田達郎氏)シンポジウム「Answer文理融合(理工学・経営学・教育心理学)」 2022年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
一人一人の学びと育ちを支える病弱教育実践
[招待講演]
谷口明子
東京都立北特別支援学校病弱部門令和4年度校内研究会 2022年09月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
フィールド研究における倫理
[招待講演]
谷口 明子
日本社会教育学会第69回研究大会 2022年09月 口頭発表(招待・特別)
新型コロナウィルス感染拡大による大会中止をめぐるアスリートの内的経験
[通常講演]
世良田基暉; 谷口明子
日本教育心理学会第64回総会 2022年08月 ポスター発表
小児・AYAがん経験者のための就活講座:就学のヒント
[招待講演]
谷口 明子; 樋口 明子
Novartisファーマ株式会社小児・AYAがん経験者の就活講座(WEB動画) 2022年02月 メディア報道等
病弱教育におけるICTの活用 ー「経験の広がり」や「集団活動の充実」を目指した授業実践研究-
[招待講演]
谷口 明子
東京都立北特別支援学校病弱部門令和3年度全国公開授業研究会 2022年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
病弱教育におけるICTの活用「経験の広がり」や「集団活動の充実」 を目指した授業実践研究
[招待講演]
東京都立北特別支援学校病弱部門令和3年度全国公開授業研究会 2022年02月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
コロナ禍と病弱教育
[招待講演]
谷口 明子
第16回全国病弱教育研究会全国大会2021東京大会 2021年10月 口頭発表(招待・特別)
長期入院中の高校生への教育支援
[招待講演]
谷口 明子
日本教育新聞 2021年04月 メディア報道等
コロナ時代の病弱児支援
[通常講演]
谷口 明子; 鈴木 雅子; 紺野 理鼓
日本発達心理学会第32回大会 2021年03月 口頭発表(一般)
病弱教育における「キャリア教育」再考-小児がん患児を対象とする社会的自立を見据えた教育支援-
[招待講演]
谷口 明子
第2回AYAがんの医療と支援のあり方研究会学術集会 2020年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
小児がん経験者の社会的自立のために必要な力とは:病弱教育におけるキャリア教育の「ねらい」再考
[通常講演]
谷口明子; 鈴木雅子; 古畑晴美; 砂澤敦子; 関多津子; 堀口眞理; 浦野正敬; 田島圭佑; 兒玉尚子
第2回AYAがんの医療と支援のあり方研究会学術集 2020年03月 口頭発表(一般)
病弱教育における現場と研究者との共同研究の事例を通した連携システムの構築に向けて
[通常講演]
谷口 明子
日本特殊教育学会第55回大会 2017年09月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
病とレジリエンス
[通常講演]
谷口 明子
日本特殊教育学会第55回大会 2017年09月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
「院内学級における子ども観と発達支援」
[通常講演]
谷口 明子
日本質的心理学会第10回大会 2013年08月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
「小学生におけるセカンドステップの効果の検討―共感スキル・自己表現スキルに注目して―」
[通常講演]
マーシャル 理恵子; 中野 敬子; 谷口 明子
日本行動療法学会第39回大会 2013年08月 ポスター発表
学会自主シンポジウム話題提供「教育現場で子どもの重篤な病はどのように説明されるのか」
[通常講演]
谷口 明子
日本発達心理学会第24回大会 2013年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
学会研究交流委員会主催シンポジウム話題提供 「病弱児にとっての『発達』とは何か」
[通常講演]
谷口 明子
第23回日本発達心理学会発表論文集(名古屋国際会議場) 2012年03月
学会発表 「教師の経験知共有をめざした実践事例検討会の試み」
[通常講演]
谷口 明子
第23回日本発達心理学会発表論文集(名古屋国際会議場) 2012年03月
学会発表 「病弱教育における実践知共有:事例検討会を生かした知識伝達の提案」
[通常講演]
谷口 明子
日本特殊教育学会第49回大会発表論文集(弘前大学) 2011年09月
学会自主シンポジウム企画・話題提供 「病弱教育における『心理的支援』再考 教師だからできる支援”とは何か」
[通常講演]
谷口 明子; 平直子
日本特殊教育学会第48回大会発表論文集(長崎大学) 2010年09月
学会発表 「解決志向インシデント・プロセス法を用いた病弱教育実践事例検討会の効果」
[通常講演]
谷口 明子
日本特殊教育学会第48回大会発表論文集(長崎大学) 2010年09月
学会発表 「病弱児への教育支援実践上の困難 病院内教育担当教師の困り感」
[通常講演]
谷口 明子
第21回日本発達心理学会発表論文集(神戸国際会議場) 2010年03月
学会自主シンポジウム話題提供 「病弱教育における理論と実践の融合の試み」
[通常講演]
谷口 明子
日本特殊教育学会第47回大会発表論文集(宇都宮大学) 2009年09月
学会編集委員会主催シンポジウム話題提供 「質的研究のブラッシュアップ 論文投稿から掲載まで」
[通常講演]
谷口 明子
日本質的心理学会第6回大会抄録集(北海学園大学) 2009年09月
学会自主シンポジウム企画・話題提供 「フィールド観察データの構造化(1) マイクロとマクロをどうつなぐか 」
[通常講演]
谷口 明子
第20回日本発達心理学会発表論文集(日本女子大学) 2009年03月
学会発表 「病弱児支援における「気になる」ポイント 院内学級教師へのインタビュー・データの質的検討」
[通常講演]
谷口 明子
第20回日本発達心理学会発表論文集(日本女子大学) 2009年03月
病弱児支援における「気になる」ポイント-院内学級教師へのインタビュー・データの質的検討-
[通常講演]
日本発達心理学会第20回大会論文集 2009年
フィールド観察データの構造化(1)― マイクロとマクロをどうつなぐか ―
[通常講演]
日本発達心理学会第20回大会論文集 2009年
学会発表 「病児保育室担当者のストレス」
[通常講演]
谷口 明子; 杉本美津子
第12回日本医療保育学会抄録集(聖徳大学) 2008年06月
学会発表 「病児保育の現状と課題 心理学の貢献可能性を考える」
[通常講演]
谷口 明子
第19回日本発達心理学会発表論文集(大阪国際会議場) 2008年03月
病児保育の現状と課題-心理学の貢献可能性を考える-
[通常講演]
日本発達心理学会第19回大会論文集 2008年
学会発表 「軽度発達障害児の母親の内的経験:援助専門機関・専門家への支援ニーズに着目して」
[通常講演]
谷口 明子; 西谷万名美
第18回日本発達心理学会発表論文集(埼玉大学:大宮ソニックシティ) 2007年03月
学会ラウンドテーブル話題提供 「障害と病の質的心理学の到達点と未来」
[通常講演]
谷口 明子
第18回日本発達心理学会発表論文集(埼玉大学:大宮ソニックシティ) 2007年03月
学会自主シンポジウム企画・話題提供 「フィールドワーク研究における理論化に関する諸問題」
[通常講演]
谷口 明子
第18回日本発達心理学会発表論文集(埼玉大学:大宮ソニックシティ) 2007年03月
障害と病の質的心理学の到達点と未来
[通常講演]
日本発達心理学会第18回大会論文集 2007年
フィールドワーク研究における理論化に関する諸問題
[通常講演]
日本発達心理学会第18回大会発表論文集 2007年
軽度発達障害児の母親の内的経験:援助専門機関・専門家への支援ニーズに着目して
[通常講演]
日本発達心理学会第18回大会論文集 2007年
学会自主シンポジウム話題提供 「障害と病の質的心理学は何をめざしてきたのか」
[通常講演]
谷口 明子
日本質的心理学会第3回大会アブストラクト集(九州大学) 2006年08月
学会発表 「フリースクールにおける<共感経験>:スタッフの語りの質的分析」
[通常講演]
谷口 明子; 道嶋公子
第17回日本発達心理学会発表論文集(九州大学) 2006年03月
障害と病の質的心理学は何をめざしてきたのか
[通常講演]
日本質的心理学会第3回大会アブストラクト集 2006年
フリースクールにおける<共感経験>:スタッフの語りの質的分析
[通常講演]
日本発達心理学会第17回大会論文集 2006年
学会発表 「院内学級における教育的援助 <つなぎ>アセスメント・シートの提案」
[通常講演]
谷口 明子
日本教育心理学会第47回総会発表論文集(浅井学園大学) 2005年09月
学会ラウンドテーブル企画・話題提供 「フィールド研究から教育現場に何が返せるか:知見と現場とのかかわり」
[通常講演]
谷口 明子
第16回日本発達心理学会発表論文集(神戸国際会議場) 2005年03月
院内学級における教育的援助-<つなぎ>アセスメント・シートの提案-
[通常講演]
日本教育心理学会第47回総会発表論文集 2005年
学会発表 「院内学級における教育実践の検討:ソーシャルサポートの観点から」
[通常講演]
谷口 明子
日本特殊教育学会第42回大会発表論文集(早稲田大学) 2004年09月
学会発表 「入院児童の“気になる”特徴:病院内学級教師の立場から」
[通常講演]
谷口 明子
第15回日本発達心理学会発表論文集(白百合女子大学) 2004年03月
院内学級における教育実践の検討:ソーシャルサポートの観点から
[通常講演]
日本特殊教育学会第42回大会発表論文集 2004年
学会発表 「病院内学級における教師の役割」
[通常講演]
谷口 明子
日本特殊教育学会第41回大会発表論文集(東北大学) 2003年09月
学会発表 「病院内学級教師の病弱教育観」
[通常講演]
谷口 明子
第14回日本発達心理学会発表論文集(兵庫教育大学) 2003年03月
病院内学級教師の病弱教育観
[通常講演]
日本発達心理学会第14回大会論文集 2003年
学会発表 「心理学研究としてのエスノグラフィーの評価基準」
[通常講演]
谷口 明子
第13回日本発達心理学会発表論文集(早稲田大学) 2002年03月
学会発表 「入院児童・生徒の不安の類型」
[通常講演]
谷口 明子
第12回日本発達心理学会発表論文集(鳴門教育大学) 2001年03月
入院児童・生徒の不安の類型
[通常講演]
日本発達心理学会第12回大会論文集 2001年
作品等
東京大学出版会刊行助成受給 『長期入院児の心理と教育的援助-院内学級のフィールドワーク』
2008年
Teacher's Practices in a Special School for Hospitalized Children
1998年 -2000年
MISC
コロナ禍が病弱児支援現場にもたらしたもの
谷口 明子 発達心理学会Newsletter 94 3 -3 2021年06月
[招待有り]
病弱教育におけるキャリア教育
谷口 明子 全国病弱教育研究会通信 No.98, P.7 98 7 -8 2017年07月
[招待有り]
「病弱教育におけるキャリア教育」再考
谷口 明子 育療 61 2017年03月
病弱児の社会的自立のために"つけたい力"とは : キャリア発達支援の観点からの探索的研究
谷口 明子 東洋大学文学部紀要. 教育学科編 (40) 111 -120 2014年
Anxiety Types of Hospitalized Children
198 2001年
Issues in the Education for the Health-impaired in Japan
39 293 -300 1999年
共同研究・競争的資金等の研究課題
バイオミメティクス活用による高機能かつ持続可能なものづくり
東洋大学:
重点研究推進プログラム
研究期間 :
2022年02月 -2024年03月
代表者 :
合田達郎; 高岩裕也; 谷口明子
病弱児対象の「コミュニケーション力育成ツール(試作版)」の評価と改訂版開発
日本学術振興会:
科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究期間 :
2020年04月 -2023年03月
代表者 :
谷口 明子
本研究は、病弱児対象の「コミュニケーション力育成ツール(試作版)」の有効性・適切性の評価と、その評価に基づく改訂版の開発を目的とする。2020年度は、新型コロナウィルス感染拡大により大学の業務量が激増したため研究活動エフォートの著しい低下を余儀なくされたこと、および、研究協力者である病弱教育現場も大きな混乱があり研究協力が難しい状況にあったことから、研究計画を予定通り進めることは困難であった。限定された環境下において、2020年度は下記2つの研究活動を行った。 第一に、プログラム開発・評価に関わる文献検討を行った。多くのプログラム開発・評価研究が、事前・事後モデルのアウトカム評価のスタイルをとっていることが明らかになったものの、本研究課題同様、有効性評価を行っている研究も少ないながらも見られ、有効性評価という評価の在り方について確認することができた。 第二に、病弱教育担当教員対象のオンラインによるWEBインタビュー調査を行った。通常の学級以上に新型コロナウィルスの影響を受ける病弱教育現場からの協力可能性を探ることを目的として、その現状を確認するため、病弱教育担当教員9名の協力を得た。結果として、コロナ禍当初は授業の成り立ちを確保することで手一杯であり混乱状況であったが、徐々に混乱はおさまり、年度末には学力保障以外の子供の育ち支援や復学時の適応支援という従来病弱教育が担ってきた機能を、直接接触が制限される現状においてどのように果たしていくかに現場の関心が移行していることが明らかになった。 以上の研究成果の一部は2021年3月の日本発達心理学会自主シンポジウムにおいて話題提供として発表し、また、今後研修会講演を通して、病弱教育現場へフィードバックを行う予定である。また、得られた知見に基づき、次年度以降の研究活動の在り方再考へ活かしていく予定である。
ゲーミングを活用した病弱教育におけるキャリア発達支援プログラム(改訂版)の開発
日本学術振興会:
科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究期間 :
2016年04月 -2020年03月
代表者 :
谷口 明子
本研究の目的は、ゲーミングの理念を活かした病弱児対象のキャリア発達支援プログラム(改訂版)の開発である。より現実に適したプログラムとするために、当事者および病弱教育担当教員から構成される研究グループによる協働的体制による開発とした。当事者および教育担当者の視点から、病弱児の社会的自立に必要な力として、独自のコミュニケーション力の存在が浮上し、最終的にゲーム的要素を取り入れた「病弱児向けコミュニケーション力育成ツール」を開発した。
病弱教育におけるキャリア発達支援プログラムの開発
科学研究費 基盤研究(C)(一般)
研究期間 :
2013年 -2016年
代表者 :
谷口明子
医療保育士・病弱特別支援教育担当教師の専門性向上のための研修システム構築
科学研究費 基盤研究(C)(一般)
研究期間 :
2011年 -2014年
代表者 :
谷川弘治
「子どもと親と教師のための教育相談事業」
その他/山梨大学戦略的プロジェクト経費
研究期間 :
2009年 -2012年
代表者 :
谷口 明子
入院児への効果的な教育的介入モデル構築に関する協働的実践研究
科学研究費 基盤研究(C)(一般)
研究期間 :
2009年 -2011年
代表者 :
谷口明子
学会発表・論文 等
長期入院児の心理と教育的援助-院内学級のフィールドワーク
東京大学出版会:
東京大学出版会刊行助成
研究期間 :
2008年04月 -2009年03月
代表者 :
谷口 明子
Educational Support for Hospitalized Children
委員歴
2023年04月 - 現在 日本教育心理学会 総会企画委員
2022年04月 - 現在 AYAがんの医療と支援の在り方研究会 理事・編集委員
2021年04月 - 現在 日本質的心理学会 査読委員
2013年03月 - 現在 東京都立北特別支援学校 学校運営協議会委員
2012年04月 - 2021年05月 日本育療学会 理事
2009年04月 - 2021年05月 日本育療学会 編集委員
2018年01月 - 2021年03月 日本教育心理学会 常任編集委員
2019年04月 - 2020年03月 日本教育心理学会 優秀論文選考委員
2017年04月 - 2020年03月 東京都立光明学園 学校運営協議会委員
2017年04月 - 2018年09月 日本教育心理学会 城戸賞選考委員
2014年01月 - 2017年12月 日本教育心理学会 編集委員
2016年11月 - 2017年10月 文部科学省 大学設置・学校法人審議会専門委員
2012年04月 - 2017年03月 東京都立久留米特別支援学校 学校運営協議会委員
2012年04月 - 2017年03月 日本発達心理学会 学会誌査読委員
2013年04月 - 2015年03月 日本質的心理学会 常任理事
2011年04月 - 2014年03月 日本質的心理学会 編集委員
2006年04月 - 2009年03月 日本質的心理学会 研究交流委員
担当経験のある科目
学校教育相談
山梨大学
生徒指導・進路指導特殊講義
東洋大学大学院
教育心理学特殊講義
東洋大学大学院
教育相談
学習院大学
大学生として学ぶ(初年次教育)
東洋大学
教育学入門ゼミナール
東洋大学
教育学ゼミナール
東洋大学
教職実践演習
東洋大学
生涯発達心理学
東洋大学
教育心理学概論
東洋大学
その他のリンク
researchmap
https://researchmap.jp/akiko_taniguchi