研究者総覧
和泉 司 (イズミ ツカサ)
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Last Updated :2025/04/19
研究者情報
学位
科研費研究者番号
- 50611943
J-Global ID
プロフィール
近現代の日本語文学を研究しています。
主な研究テーマは、台湾人や在台日本人による日本語で書かれた文学テクストとその活動についてと、主に1930年代以降の日本語圏における文学懸賞・文学賞についてです。
2025年現在、取り組んでいるテーマは、主に以下のものです。
１．邱永漢（「香港」で第34回直木三十五賞受賞）とそのテクストについて。
２．田郷虎雄・資料翻刻と整理、分析。
３．長崎謙二郎と田村さえについて。
研究分野
経歴
- 2025年04月 - 現在 東洋大学文学部国際文化コミュニケーション学科教授
- 2017年04月 - 2025年03月 豊橋技術科学大学総合教育院准教授
- 2016年04月 - 2018年03月 聖心女子大学文学部非常勤講師
- 2014年04月 - 2017年03月 豊橋技術科学大学総合教育院講師
- 2013年04月 - 2014年03月 早稲田大学人間科学部非常勤講師
- 2011年04月 - 2014年03月 慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター専任講師（有期）
- 2009年04月 - 2012年03月 日本大学経済学部非常勤講師
- 2010年04月 - 2011年03月 共立女子大学文芸学部非常勤講師
- 2009年04月 - 2011年03月 横浜国立大学留学生センター非常勤講師
- 2009年04月 - 2011年03月 慶應義塾大学文学部人文学科日本史学専攻非常勤講師
- 2007年04月 - 2011年03月 慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター非常勤講師
- 2005年04月 - 2011年03月 聖学院大学基礎教育部非常勤講師
- 2005年04月 - 2007年03月 慶應義塾大学国際センター有期助手
- 2004年04月 - 2006年03月 和光大学表現学部非常勤講師
- 2004年04月 - 2005年03月 慶應義塾大学国際センターInternational Center非常勤講師
- 2004年04月 - 2005年03月 慶應義塾志木高等学校非常勤講師
学歴
研究活動情報
論文
- 笠置勝一の相撲小説と文学賞 : 『サンデー毎日』大衆文芸入選作「愛の渡し込み」論和泉司雲雀野 : 豊橋技術科学大学人文科学系紀要 46 55 - 66 2024年03月
- 誰是簡文介？（日本語訳：簡文介とは何者か？）和泉司臺灣文學研究雧刊 31 33 - 62 2024年02月 [査読有り]
- 「日華断交」後の邱永漢 : 境界線上に生きた作家和泉 司現代中国研究 50 38 - 53 2023年03月 [招待有り]
- 戦前期『サンデー毎日』の賞イベント ——「『サンデー毎日』大衆文芸募集」と第一回千葉亀雄賞を中心に和泉司雲雀野 45 17 - 33 2023年03月
- 「文学」と「受験」 ——日本統治期台湾の日本語=国語授業からはみだすもの和泉司昭和文学研究 85 132 - 146 2022年09月 [招待有り]
- 生き延びるための選択肢——亡命作家・邱永漢の「日本語」と「英語」和泉司日本近代文学 106 144 - 159 2022年05月 [査読有り]
- 邱永漢「密入国者の手記」における創作と事実の混交——亡命者が生き残る戦略として——和泉司『日本台湾学会報』 23号 186 - 207 2021年06月 [査読有り]
- 「国籍」と「選挙」—邱永漢1980年参院選出馬の意味と意義和泉司『多元文化交流』 12号 73 - 105 2020年07月 [招待有り]
- 何故「志願兵」を描くのか 張文環「頓悟」を中心に和泉 司『植民地文化研究』第18号 184 - 194 2019年 [招待有り]
- 和泉 司跨境 : 日本語文学研究 = Border crossings : the journal of Japanese-language literature studies 1 171 - 188 高麗大学校日本研究センター 2014年 [査読有り]
- 和泉 司日本語と日本語教育 41 109 - 123 慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター 2013年03月
- 和泉 司日本語と日本語教育 40 121 - 135 慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター 2012年03月
- 和泉 司三田國文 53 58 - 69 慶應義塾大学国文学研究室 2011年06月
- 和泉 司日本語と日本語教育 39 123 - 144 慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター 2011年03月
- 和泉 司藝文研究 94 63 - 81 慶應義塾大学藝文学会 2008年06月
- 和泉 司三田國文 47 37 - 52 慶應義塾大学国文学研究室 2008年06月
- 和泉 司藝文研究 94 304 - 286 慶應義塾大學藝文學會 2008年
- 和泉 司三田國文 46 25 - 42 慶應義塾大学国文学研究室 2007年12月
- 和泉 司三田國文 44 1 - 28 慶應義塾大学国文学研究室 2006年12月
- 和泉 司三田國文 41 11 - 41 慶應義塾大学国文学研究室 2005年06月
- 和泉 司三田國文 38 30 - 46 慶應義塾大学国文学研究室 2003年12月
- 和泉 司藝文研究 83 20 - 42 慶應義塾大学 2002年12月
書籍
- 『『文藝首都』—公器としての同人誌』小平麻衣子編 (担当:分担執筆範囲:文学賞が生んだ同人誌—『改造』懸賞創作と『文藝首都』の関わり)翰林書房 2020年01月
- 『アジア遊学 226 建築の近代文学誌』日高佳紀; 西川貴子編 (担当:分担執筆範囲:「殖民地の喫茶店で何を〈語れる〉か―日本統治期台湾の都市と若者」)勉誠出版 2018年11月
- 『〈異郷〉としての日本 東アジアの留学生がみた近代』和田博文; 徐静波; 兪在真; 横路啓子編 (担当:分担執筆範囲:「邱永漢」)勉誠出版 2017年11月
- 田郷虎雄『久坂玄瑞の妻 吉田松陰の妹・文子』和泉司 (担当:監修範囲:解説)中経出版 2014年11月
- 『中国文化14講（ドラゴン解剖学 登竜門の巻）』中国モダニズム研究会編 (担当:分担執筆範囲:「台湾」)関西学院大学出版会 2014年10月
- 『改造社のメディア戦略』庄司達也; 中沢弥; 山岸郁子 (担当:分担執筆範囲:「〈懸賞作家〉にとっての『改造』」及び「『改造』懸賞創作当選作・作家と選外佳作一覧」)双文社出版 2013年12月
- 『日本統治期台湾と帝国の〈文壇〉 〈文学懸賞〉がつくる〈日本語文学〉』和泉司 (担当:単著範囲:)ひつじ書房 2012年02月
講演・口頭発表等
- 戦後日本語文学が描いた台湾独立運動—なぜ描くのか、どのように描くのか [通常講演]和泉司日本台湾学会第26回学術大会 2024年05月 口頭発表（一般）
- 邱永漢在戰後日本中的”料理”策略 [招待講演]和泉司「變異：文本翻譯與文化跨境」國際學術研討會 2023年12月 口頭発表（一般）
- 戦後日本語ミステリー小説における「台湾」——海渡英祐「極東特派員」（1961）を検討する」 [通常講演]和泉司日本台湾学会 第25回学術大会 2023年05月 口頭発表（一般）
- 日華断交後の邱永漢——日本語作家が語り、描いた「日本の海外」について [招待講演]和泉司中国現代史研究会 2022年研究集会シンポジウム「曖昧さの中の日中文化交流とその「蜜月」」 2022年03月 口頭発表（招待・特別）
- 1980年前後の邱永漢—小説「女の国籍」を中心に [通常講演]和泉司東アジアと同時代日本語文学フォーラム ソウル大会 2017年10月 口頭発表（一般）
- 〈文学運動〉の記憶を抱え続ける人々—竹森一男「鬼宴」と長崎謙二郎を中心に [通常講演]和泉司東アジアと同時代日本語文学フォーラム 名古屋大会 2016年10月 口頭発表（一般）
- 台湾人日本語作家は〈東京〉に何を見たのか—『改造』当選作家・龍瑛宗から考える [招待講演]和泉司日本近代文学会東海支部第55回研究会 2016年03月 口頭発表（招待・特別）
- 東山彰良『流』〜直木賞受賞作を読む [招待講演]和泉司日本台湾学会第13回関西部会研究大会 2015年12月 口頭発表（招待・特別）
- 〈国語〉と軍隊—台湾の〈皇民文学〉を中心に [招待講演]和泉司民衆史研究会2015年度大会シンポジウム 2015年12月 口頭発表（招待・特別）
- 「邱永漢「西遊記」を読む―日本における「西遊記」翻訳と邱永漢訳版の意味」 [通常講演]和泉司東アジアと同時代日本語文学フォーラム 台北大会 2015年11月 口頭発表（一般）
- 邱永漢にとっての「大衆文学」――直木賞の意義と制約 [通常講演]和泉司東アジアと同時代日本語文学フォーラム 北京大会 2014年10月 口頭発表（一般）
- 国共内戦と日本、そのときの邱永漢――「長すぎた戦争」を中心に [招待講演]和泉司日本社会文学会2014年度春季大会 2014年06月 口頭発表（招待・特別）
- 邱永漢の「日本人論」分析―高度成長期日本と国府統治下台湾の狭間で [通常講演]和泉司日本台湾学会第16回学術大会 2014年05月 口頭発表（一般）
- 在台２世と植民地日本語雑誌―新垣宏一の文学活動とそのテクスト [通常講演]和泉司東アジアと同時代日本文学フォーラム ソウル大会 2013年10月 口頭発表（一般）
MISC
- 田郷虎雄日記 ——1942(昭和17)年4月~6月分の翻刻と解題和泉司 跨境 日本語文学研究 (15) 198 -229 2023年06月
- 書評 謝惠貞著『横光利一と台湾 東アジアにおける新感覚派(モダニズム)の誕生』和泉司 横光利一研究 (21) 84 -87 2023年03月
- (研究資料)田郷虎雄日記 : 1945年1月~8月 : 太平洋戦争末期から敗戦へ至る作家の日記和泉 司 『雲雀野 豊橋技術科学大学人文科学系紀要』 9 -81 2021年03月
- 「田郷虎雄日記」——1941（昭和16）年1月ー6月分の翻刻と解題和泉 司 『跨境 日本語文学研究』 (9号) 2020年03月
- （書評）河野達也『佐藤春夫と対象日本の感性 「物語」を越えて』和泉 司 『跨境 日本語文学研究』 (9号) 251 -253 2020年03月
- 田郷虎雄日記—1940（昭和15）年後半（7月〜12月）分の翻刻と解題和泉 司 『跨境 日本語文学研究』第8号 238 -299 2019年08月
- 田郷虎雄日記—1940（昭和15）年前半（1月〜6月）分の翻刻と解題和泉 司 『跨境 日本語文学研究』第7号 213 -260 2019年03月
- 和泉 司 民衆史研究 (94) 65 -70 2018年03月
- 和泉 司 昭和文学研究 75 140 -143 2017年09月
- 和泉 司; イズミ ツカサ; Tsukasa Izumi 雲雀野 = The lark hill (39) 23 -38 2017年03月
- 和泉 司 民衆史研究 (91) 5 -19 2016年07月
- 和泉 司 昭和文学研究 72 180 -182 2016年03月
- 和泉 司; イズミ ツカサ; Tsukasa Izumi 雲雀野 : 豊橋技術科学大学人文科学系紀要 = The lark hill : bulletin of the School of Humanities, Toyohashi University of Technology (37) 13 -26 2015年
- 和泉 司 日本近代文学 92 (0) 264 -264 2015年
- 和泉 司 昭和文学研究 66 84 -87 2013年03月
- 和泉 司 日本文学 62 (7) 78 -79 2013年
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 〈大衆文学〉の新人文学賞に関する総合研究―「『サンデー毎日』大衆文芸」を軸として日本学術振興会：科学研究費補助金（基盤研究Ｃ）研究期間 : 2018年04月 -2022年03月代表者 : 和泉司
- 日本と台湾における〈戦争〉表現の比較研究—1940〜50年代の変遷から考える公益財団法人日本台湾交流協会：共同研究助成事業（人文・社会科学分野）研究期間 : 2019年04月 -2020年03月代表者 : 和泉司
- 戦前期『サンデー毎日』と大衆文化に関する総合的研究日本学術振興会：科学研究費補助金（基盤研究Ｃ）研究期間 : 2017年04月 -2020年03月代表者 : 副田賢二
- 戦前期の日本・台湾における「検閲」の比較研究公益財団法人日本台湾交流協会：共同研究助成事業（人文・社会科学分野）研究期間 : 2018年04月 -2019年03月代表者 : 和泉司
- 戦後における〈文学賞〉の競合と社会的意義の拡大に関する研究―1950年代まで日本学術振興会：科学研究費補助金（若手研究Ｂ）研究期間 : 2015年04月 -2019年03月代表者 : 和泉司
- 日本近代文学における〈文学賞〉の意義と作用—『改造』懸賞創作を中心に日本学術振興会：科学研究費補助金（若手研究Ｂ）研究期間 : 2013年04月 -2016年03月代表者 : 和泉司
- 都市表象の比較研究―文学・映像・音楽テクストからの考察―公益財団法人交流協会：共同研究助成事業（人文・社会科学分野）研究期間 : 2013年04月 -2014年03月代表者 : 和泉司
- 日本学術振興会：科学研究費助成事業研究期間 : 2010年 -2012年代表者 : 庄司 達也; 山岸 郁子; 須藤 宏明; 中沢 弥; 山口 直孝; 杉山 欣也; 平野 晶子; 掛野 剛史; 和泉 司; 松村 良われわれは、円本全集の出版とそれに関わる宣伝活動についての全国各地での調査を行い、そこで収集した資料の分析を概ね終えた。その成果を論集として公開する準備も整えつつある。これにより、円本全集とそれに関わる出版メディアの実態をより詳細に明らかにすることが可能となった。