研究者総覧

大江 啓賢 (オオエ ヒロカタ)

  • 文学部教育学科 准教授
  • 人間科学総合研究所 研究員
  • 文学研究科教育学専攻 准教授
Last Updated :2025/04/19

研究者情報

学位

  • 修士(2007年03月 東京学芸大学)

科研費研究者番号

  • 40415584

J-Global ID

研究キーワード

  • 病弱教育   重度・重複障害   

研究分野

  • 人文・社会 / 特別支援教育 / 病弱教育 重度・重複障害教育

経歴

  • 2019年04月 - 現在  東洋大学文学部准教授
  • 2014年04月 - 2019年03月  国立大学法人山形大学地域教育文化学部 地域教育文化学科准教授
  • 2012年04月 - 2014年03月  国立大学法人山形大学地域教育文化学部 地域教育文化学科講師
  • 2009年04月 - 2012年03月  国立大学法人福岡教育大学教育学部 特別支援教育講座講師

研究活動情報

論文

書籍

  • 教職ライブラリ 特別の支援を必要とする子どもの理解
    細渕富夫; 伊勢正明; 大江啓賢 (担当:共編者(共編著者)範囲:第4章3肢体不自由の理解と指導・援助 第6章1病弱・身体虚弱の理解と指導・援助 第6章2医療的ケアの理解と指導・援助 第6章3重度重複障害(重症心身障害)の理解と援助・指導)建帛社(東京) 2023年07月 ISBN: 9784767921341
  • 中野, 広輔; 樫木, 暢子; 滝川, 国芳 (担当:分担執筆範囲:第3章 病気の子どもの教育 2病弱教育制度 (Pp.119-126))建帛社 2021年07月 ISBN: 9784767921273 vii, 181p

講演・口頭発表等

  • 特別支援学校に勤務する教員のキャリアと 専門性の向上に関する考察Ⅲ ~専門性の高い教員の確保・育成に向けた,教育実習を含む大学等との連携による人材育成~
    深谷純一; 大江啓賢; 岩本悠希; 奥住秀之; 中西郁
    日本特殊教育学会第61回大会自主シンポジウム 2023年08月
  • 特別支援教育専攻学生対象の障害理解のための教材開発 ―その12:超重症児, 重度・重複障害児の教育と評価に関する教材―
    村上由則; 菊池紀彦; 八島猛; 大江啓賢; 寺本淳志
    日本特殊教育学会第61回大会自主シンポジウム
  • 聴・触覚刺激呈示楽器による遠隔コミュニケーションシステム構築の試み-重い障害のある子ども達の支援に向けて-
    宮地弘一郎; 大江啓賢; 金箱淳一
    電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループ HCGシンポジウム2022 2022年12月
  • 特別支援教育専攻学生対象の障害理解のための教材開発-その11:COVID-19下における病弱・肢体不自由教育における多様な授業形式と教材  [通常講演]
    村上由則; 八島猛; 大江啓賢; 菊池紀彦; 寺本淳志
    日本特殊教育学会第60回大会自主シンポジウム 2022年09月
  • 特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発-その10:COVID-19下における病弱・肢体不自由教育における教材作製と活用-
    村上由則; 八島猛; 大江啓賢; 菊池紀彦; 寺本淳志
    日本特殊教育学会第59回大会自主シンポジウム 2021年09月
  • 肢体不自由児のアクティブラーニング
    大江啓賢
    日本特殊教育学会第57回大会自主シンポジウム2-4「特別支援教育のアクティブ・ラーニング(3)-「深い学び」向けた授業改善と学習評価の在り方-」(2019年9月) 2019年09月
  • 特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発-その8:重度運動障害のコミュニケーションの理解を中心にした教材-
    村上由則; 大江啓賢; 菊池紀彦; 八島猛; 寺本淳志
    日本特殊教育学会第56回大会自主シンポジウム 2018年09月

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 大江 啓賢; 伊勢 正明
     
    本研究は、2015(平成27)年4月から2018(平成30)年3月までの3年間において、重度重複障害者のコミュニケーション指導における効果的な支援方法を検討した。 結果、①療育者が感じたビデオ分析では確認が難しいわずかな動きを療育者間で共有する、②印象を視覚化し観察ポイントを定める、③療育者が対象者へのアプローチに対し、着目した動きへのフィードバックや対象者への注目を促す、④上記3点を合わせた支援が「重度重複障害者の反応を引き出すかかわり」としての意味づけや「刺激への応答行動として意味性を持たせる」ことにつながる、ことが示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 村上 由則; 小畑 文也; 八島 猛; 大江 啓賢; 菊地 紀彦; 寺本 淳志
     
    本研究は、障害理解のためのハンドクラフト教材開発とICT利用による指導法の改善の2つの目的から構成されている。 ①特別支援教育専攻学生が、病弱・肢体不自由児の困難の擬似体験を可能にする、腎臓病、人工透析、てんかん、不随意運動、痙性マヒ、アテトーゼ等の教材を開発した。 ②学内限定のWebサイト「教材ライブラリー」を構築した。Webサイトを活用して、特別支援教育専攻学生の指導方法の改善を試み、その有効性が確認された。学生は、対象児の困難を深く理解し、また、自発的に教材の開発を始めた。研究結果は、手作り教材とICTの組み合わせで、ディープラーニング・アクティブラーニングが可能になることを示唆している。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2010年04月 -2015年03月 
    代表者 : 小林 巌; 大江 啓賢; 中川 栄二; 布川 博士; 田中 菜緒; 尾高 邦生
     
    重症心身障害児(者)(以下、重症児(者)と示す)等の反応を複数の生理指標を用いて確認し、個々の状況に応じてリアルタイムで働きかけ、認知発達を促すことを目的とした情報システムについて検討した。対象者の負担の軽減を念頭に、接触式および非接触式の測定方法を併用したシステムを構築した。また、実際にシステムを活用し、システムの機能の実現を確認した。さらに、近年教育分野で普及が進んでいるタブレット端末の活用についても検討を行い、その効果を確認した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2011年 -2013年 
    代表者 : 村上 由則; 八島 猛; 大江 啓賢; 菊地 紀彦
     
    本研究は、教材活用の実態調査と教材開発の2つの目的から構成されている。1つ目として、国内の大学における特別支援教育(病弱・肢体不自由領域)における教材の活用実態を調査した。その結果、教材教具(具体的事物)の活用の必要性を感じているが、実際の授業で比較的頻繁に活用しているのは38%にとどまっている。 2つ目として、特別支援教育を専攻する学生が、 病弱・肢体不自由児の経験する困難の疑似的に体験することを可能にする教材として、糖尿病、血友病、気管支喘息に関連する教材サンプルを開発した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2008年 -2010年 
    代表者 : 猪狩 恵美子; 相澤 宏充; 石坂 郁代; 一木 薫; 氏間 和仁; 大江 啓賢; 太田 富雄; 大平 壇; 見上 昌睦; 中村 貴志; 中山 健; 納富 恵子; 藤金 倫徳; 大谷 久美; 樋口 陽子; 後藤 宏; 村上 博之; 森 由美子; ブレンダ マチス
     
    本研究は,特別支援教育の中核を成す自立活動の指導について,指導内容の導き方を明確に示して専門性を担保することを目指し,これまでの大学での指導実践事例を基礎にしつつ体系化を行った。特に本研究では,特殊教育での発達モデルのみに基づく捉え方ではなく,特別支援教育での自立・実用モデルを統合した捉え方で体系化を試みた点に独自性がある。今後はさらに体系表を加筆修正していく必要がある。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2006年 -2008年 
    代表者 : 大江 啓賢
     
    本研究は、超重度障害児(者)および周辺児(者)を対象として、働きかけに対する定位反応の発生・発達的変化を評価し、外界からの刺激に対する超重度障害児(者)の認知発達における援助のあり方を検討することを目的とした。結果、外見上の反応が確認されない場合であっても、心拍指標などから反応を読み取り、対応することがその後の定位反応の発達や、表出に影響を与えている可能性が示唆された。また、刺激種類によってもその反応は異なり、呼びかけや生活経験も反映されることが考えられた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2006年 -2008年 
    代表者 : 小林 巌; 布川 博士; 大江 啓賢
     
    反応の乏しい重症心身障害児・者(以下、重症児・者と示す)と教育関係者等がインタラクティブなコミュニケーションを行うためのデバイスについて検討した。反応の分析手法として、重症児・者の教育分野で蓄積のある心拍の活用に着目した。4 つのサブシステムからなるシステムモデルを考案し、それをもとにデバイスの設計構築を行った。実際に重症児・者を対象として利用した結果、デバイスの基礎的な機能の実現が確認された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2006年 
    代表者 : 中川 栄二; 小林 厳; 奥住 秀之; 大江 啓賢
     
    【背景と目的】てんかん治療の目的は発作抑制と同時に精神運動発達の改善である。難治性てんかんを伴った重度精神運動発達遅滞児に対する治療前後における微細な発達の変化・改善を視覚認知行動レベルから総合的に評価したので報告する。 【対象と方法】本発達評価に同意の得られた乳幼児を対象とし、視覚認知機能を以下のアセスメントを用いて評価した。(1)Teller Acuity Cards (TAC)を用いたPL (Preferential Looking)法による視力評価 (2)視運動性眼振(OKN)による視力評価 (3)The STYCAR vision testsを用いた視力・認知評価 (4)Erhardt Developmental Vision Assessment (EDVA)を用いた視覚行動観察評価 (5)マジカルプラネット(光点滅刺激)を用いた追視反応による視覚評価 (6)視覚誘発電位、網膜電位による電気生理学的視覚評価 (7)頭部画像検査による形態学的・機能的評価。以上の結果から総合的に視覚機能を評価し発達評価を行った。 【結果】難治性てんかんを伴った重度精神運動発達遅滞児14名(年齢:3ヵ月〜2歳、男児7名、女児7名)を検討した。5名は大脳皮質形成異常のため外科的治療を施行し手術前後の発達変化を検討した。その他、急性脳炎後遺症、染色体異常、潜因性難治性てんかん等は抗痙攣剤調整時での評価を施行した。PL法、OKN、STYCARのいずれかで視力評価が可能であり、EDVAや光点滅による追視、注視、視覚定位反応の改善が治療前後で認められた。 【結論】抗痙攣剤の調整や外科的治療により痙攣コントロールが良好になった際の重度精神運動発達遅滞児の客観的な発達評価として行動レベルから見た視覚認知機能評価は、特に微細な精神発達変化の評価指標として有用である。

担当経験のある科目

  • 特別支援教育研究特殊講義A(大学院)
  • 障害児心理研究演習B
  • 障害児心理研究演習A
  • 病弱児の指導法
  • 特別支援教育概論Ⅱ
  • 特別支援教育概論Ⅰ
  • 病弱児の心理・生理・病理
  • 障害児自立活動演習Ⅱ
  • 病弱児の心理生理学
  • 重複障害教育総論
  • 病弱児の教育
  • 発達障害児教育研究特殊講義B(大学院)
  • 発達障害児教育研究特殊講義A(大学院)
  • 病弱児の理解と支援(大学院)
  • 肢体不自由児の理解と支援(大学院)
  • 知的障害児の教育制度と福祉
  • 知的障害児の発達
  • 肢体不自由児の教育
  • 病虚弱児の教育

社会貢献活動

  • 埼玉県立川島ひばりが丘特別支援学校研修会講師
    期間 : 2022年04月01日 - 現在
    役割 : 講師
    種別 : その他
  • 埼玉県教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2023年08月22日 - 2023年08月23日
    役割 : 講師
    種別 : 資格認定講習
    主催者・発行元 : 埼玉県教育委員会
  • さいたま市教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2023年08月08日 - 2023年08月09日
    役割 : 講師
    種別 : 資格認定講習
    主催者・発行元 : さいたま市教育委員会
  • ひがしね保育園 要支援児発達支援専門家
    期間 : 2019年04月01日 - 2023年03月31日
    役割 : 助言・指導
    主催者・発行元 : ひがしね保育園
  • 埼玉県教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2022年12月27日 - 2022年12月28日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 埼玉県教育委員会
  • 埼玉県教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2022年08月23日 - 2022年08月24日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 埼玉県教育委員会
  • さいたま市教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2022年08月18日 - 2022年08月19日
    役割 : 講師
    種別 : 資格認定講習
  • 埼玉県教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2021年12月25日 - 2021年12月26日
    役割 : 講師
    種別 : 資格認定講習
    主催者・発行元 : 埼玉県教育委員会
  • 埼玉県教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2021年08月24日 - 2021年08月25日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 埼玉県教育委員会
  • さいたま市教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2021年08月19日 - 2021年08月20日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : さいたま市教育委員会
  • 埼玉県教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2020年12月25日 - 2020年12月26日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 埼玉県教育委員会
  • 埼玉県教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2020年08月20日 - 2020年08月21日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 埼玉県教育委員会
  • さいたま市教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2020年08月06日 - 2020年08月07日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : さいたま市教育委員会
  • 埼玉県教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2019年08月22日 - 2019年08月23日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 埼玉県教育委員会
  • 山形県教育委員会「教育職員免許法認定講習」
    期間 : 2019年08月07日 - 2019年08月08日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 山形県教育委員会

その他のリンク

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