研究者総覧

浅野 泰仁 (アサノ ヤスヒト)

  • 情報連携学部情報連携学科 教授
  • 情報連携学研究科情報連携学専攻 教授
  • 情報連携学学術実業連携機構 研究員
Last Updated :2025/05/28

研究者情報

学位

  • 博士(2003年)

J-Global ID

研究分野

  • 情報通信 / ウェブ情報学、サービス情報学

研究活動情報

論文

書籍

  • ネットワーク・大衆・マーケット –現代社会の複雑な連結性についての推論–
    浅野 孝夫; 浅野 泰仁 (担当:共訳範囲:)共立出版 2013年06月
  • アルゴリズムデザイン
    浅野 孝夫; 浅野 泰仁; 平田 富夫; 小野 孝男 (担当:共訳範囲:)共立出版 2008年07月
  • 組合せ最適化
    浅野孝夫; 平田 富夫; 小野 孝男; 浅野 泰仁 (担当:共訳範囲:)シュプリンガー・フェアラーク東京 2005年11月

MISC

  • Yasuhito Asano; Zhenjiang Hu; Yasunori Ishihara; Hiroyuki Kato; Makoto Onizuka; Masatoshi Yoshikawa IEEE International Conference on Big Data and Smart Computing, BigComp 2019, Kyoto, Japan, February 27 - March 2, 2019 1 -4 2019年 [査読有り]
  • Automatic Generation of Plot for Education by Teacher–Student Dialogue Style
    Hironori Ito; Yasuhito Asano; Masatoshi Yoshikawa International Conference on Education and Multimedia Technology (ICEMT 2017) 2017年07月 [査読有り]
  • 中村 雄太; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 情報処理学会関西支部支部大会講演論文集 8p 2017年
  • 戴 憶菱; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 情報処理学会関西支部支部大会講演論文集 3p 2017年
  • Xinpeng Zhang; Yasuhito Asano; Masatoshi Yoshikawa 2017 IEEE 33RD INTERNATIONAL CONFERENCE ON DATA ENGINEERING (ICDE 2017) 43 -44 2017年 [査読有り]
  • Kazuki Takise; Yasuhito Asano; Masatoshi Yoshikawa 24th ACM SIGSPATIAL International Conference on Advances in Geographic Information Systems (ACM SIGSPATIAL 2016) 72:1-72:4 2016年10月 [査読有り]
  • 戴 憶菱; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 Proceedings of the 9th International Conference on Educational Data Mining (EDM2016), Tiffany Barnes, Min Chi and Mingyu Feng (eds.) pp. 347-350 -352 2016年07月 [査読有り]
  • 初期レビューを用いた長期間評価推定
    吉川 正俊; 川本淳平; 俵本 一輝; 浅野泰仁 第7回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM 2015) 2015年03月
  • クラシック音楽の理解支援を目指して: 箇所表現を利用した内容記述間対応付け
    栗林拓; 浅野泰仁; 吉川 正俊 情報処理学会第77回全国大会, 4S-04 2015年03月
  • Improving Document Similarity Computation by Model Performance Prediction
    Jiyi Li; Toshiyuki Shimizu; Yasuhito Asano; Masatoshi Yoshikawa 第7回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM 2015) 2015年03月
  • 北林 宏樹; 大西 恒彰; 張 信鵬; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 114 (173) 25 -30 2014年08月
  • 北林宏樹; 大西恒彰; 張信鵬; 浅野泰仁; 吉川正俊 研究報告データベースシステム(DBS) 2014 (5) 1 -6 2014年07月
  • 北林宏樹; 大西恒彰; 張信鵬; 浅野泰仁; 吉川正俊 研究報告情報基礎とアクセス技術(IFAT) 2014 (5) 1 -6 2014年07月
  • User Intention in Image Retrieval and Small-Granularity Query Topic Intention Detection
    Jiyi Li; Qiang Ma; Yasuhito Asano; Masatoshi Yoshikawa 第5回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM 2013) 2013年03月
  • グラフマイニングによるソーシャルグラフの成長分析
    山段 裕貴; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 第5回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM 2013) 2013年03月
  • Wikipediaのリンク構造を利用した関係性ラベルの抽出手法
    瀬戸口 司; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 第5回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM 2013) 2013年03月
  • クラシック音楽の内容記述に特化した検索手法
    栗林 拓; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 第5回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM 2013) 2013年03月
  • マイクロブログにおけるユーザの繋がりを利用した意見収集
    河村 崇博; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 第5回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM 2013) 2013年03月
  • 情報ネットワークにおける関係の抽出のための減衰流の計算の高速化
    野島 裕輔; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 第4回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM2012) 2012年03月
  • エンティティ間の類似関係取得のためのWikipedia 事象モデル構築手法に関する考察
    内藤 稔; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 第4回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM2012) 2012年03月
  • 投稿日時とユーザの広がりに基づくツイート分類手法
    伊藤 勇也; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 第3回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM 2011) 2011年03月
  • 島田 裕司; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 研究報告データベースシステム(DBS) 2010 (34) 1 -8 2010年11月
  • 押野 泰平; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 研究報告データベースシステム(DBS) 2010 (27) 1 -8 2010年11月
  • 感情解析のための分布モデルと相互強化型解析手法
    俵本 一輝; 川本 淳平; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 第2回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM 2010) 2010年
  • 森廣 恭平; 張 信鵬; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 情報科学技術フォーラム講演論文集 8 (2) 149 -150 2009年08月
  • 張 信鵬; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 論文集 23 1 -4 2009年
  • 時系列データを用いたWebグラフマイニング
    押野 泰平; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 第1回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM 2009) 2009年
  • Wikipediaを用いた事象の日付情報の推定
    島田 裕司; 浅野 泰仁; 吉川 正俊 第1回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM 2009) 2009年
  • Yasuhito Asano; Yu Tezuka; Takao Nishizeki IEICE TRANSACTIONS ON INFORMATION AND SYSTEMS E91D (2) 200 -208 2008年02月
  • 浅野 泰仁; 水木 敬明; 西関 隆夫 情報処理学会研究報告アルゴリズム(AL) 2004 (101) 9 -16 2004年10月
  • 浅野 泰仁; 吉田 雄介; 西関 隆夫; 豊田 正史; 喜連川 優 情報処理学会研究報告アルゴリズム(AL) 2004 (52) 51 -58 2004年05月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 舩山 朋子; 本間 信生; 浅野 泰仁; 内田 恭敬; 大久保 英一
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 浅野 泰仁; 小倉 淳
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 内田 恭敬; 本間 信生; 大久保 英一; 舩山 朋子; 堀 和芳; 浅野 泰仁
     
    足裏からの生体情報を得るために設置するセンサ位置の最適化を目的として、タブレットにリアルタイムで歩行時の圧力分布を表示できるインソールセンサを用いて測定を行った。当初からの予定とは異なり、メーカーの都合でセンサからの生データおよび画像データが得られないこととなったため、保存された画像の画面の動画を利用して圧力分布の分析を行った。インソールセンサからの信号は左右のそれぞれの足のつま先、かかと、内足および外足の合計8点である。微小な血流の変化測定ができるかは生データが得られていないため現状では確認できなかった。運動制限の有無や場所の違いについて作業療法士による分析を、タブレット画面を録画して検討した。制限の有無については、センサ数によらず比較的容易に判別できることがわかった。また、制限部位に関しては測定条件を十分検討したデータでないため若干偏りがあるが、判定者に依存することわかった。しかし、つま先や内足周辺のデータを得ることで精度良く分類することができることが初期的な機械学習により明らかとなった。これにより長時間測定時に膨大となるデータに対処するために必要なセンサ数を減らすための方針を見出すことができた。体調不良に関するアンケート調査を行った結果との相関も検討し、データマイニングに活用できるアンケート項目の改善点や、機械学習による分類の基礎も検討した。 改良したセンサアレイシステムを用いて透析患者の透析前後での体調変化として歩行バランスの分析を行い、歩行速度とセンサを左右の足で踏む数の差を特徴量として用いた機械学習により被験者の状態が3通り程度に分類することができ、下肢の血流や病気の症状との関連が指摘できる基礎的なデータを得た。 足裏調音に関してはノイズに影響されない方法の検討が重要であることからピエゾセンサの配置の検討が重要であることも分かった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2023年03月 
    代表者 : 浅野 泰仁
     
    前年度に引き続き,協調型輸送・協調型交通のモデル構築およびその実装,そして性能検証実験を行った. 協調型輸送については,これまで,中継(荷物を中継しながら複数の輸送者が運ぶこと)オンデマンド市街地配送モデルについて,新しい効率化手法を構築してきたが,今年度はさらに市街地をモデル化した道路ネットワークデータを用いて,市街地規模で想定される配送スケジュールに実用可能な速度が出るかどうかの性能検証実験を行った.また,市街地配送にも応用可能なネットワークアルゴリズムの実験検証を他種データ(遺伝子ネットワークデータ)に対して行い,予備的な成果を査読付き国際会議BIBM 2021に投稿し採録された.これらの結果をまとめた論文を現在執筆中であり,令和4年度に査読付き論文誌に投稿予定である. 協調型交通については,これまで複数のプロバイダがアライアンスを構築してデータ統合を行うモデル(調停者モデル・プロバイダモデル・ユーザモデルの3種類)を北京大学の胡教授,大阪大学の鬼塚教授,京都大学の吉川教授らとともに構築してきたが,今年度は,分散データ統合およびトランザクションの機能を実装したDejimaアーキテクチャを用いてデモシステムを実装した.このデモシステムを用いて,協調型交通に欠かせない,車両の予約・送迎・賃走等のサービスに相当するデータ更新トランザクションが,複数のプロバイダのデータに対して想定通りに稼働することを確かめた.さらに,上記の共同研究者らとこのモデルに基づく大規模なトランザクション実験による性能検証を含む成果を論文にまとめ,国際会議SIGMOD 2022に投稿した. また,前述のアライアンスデータ統合モデルをさらに発展させ,階層型アライアンスモデルを提案し,既存アーキテクチャによる実現性および問題点を議論した.この成果は国際ワークショップSFDI 2021の招待論文として採録された.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2020年04月 -2022年03月 
    代表者 : 浅野 泰仁
     
    令和3年度は,時系列的単一細胞遺伝子発現データを,前年度までに収集したものに加えて,本研究費を用いて長浜バイオ大学・小倉教授等と協力することでさらに拡充した.炎症進行に伴う変化に重要な役割を果たす遺伝子の候補を発見するための遺伝子相関ネットワーク上のランキング手法として,正負の重みの辺(それぞれ遺伝子同士の細胞内発現量の正の相関と負の相関に対応)を同時に用いた手法を提案し,筑波大学・島野研究室,東京大学・村上研究室,東京理科大学・松島研究室等からのフィードバックを得て,改良の方針を策定した.さらにランキング以外の手法として,Web上の関連ページ群発見手法であるLouvain法を遺伝子相関ネットワークに適用し,遺伝子のクラスタリングを行うことで,炎症進行メカニズムの既知の成果に対して整合する機能を持つ遺伝子群の分類が可能になることを示した.また,PCAと(異常検知に使われてきた)deviation netを組み合わせた深層学習を用いて,発病前の細胞と炎症初期段階の細胞とを分類する手法も提案し,上記の単一細胞遺伝子発現データに対して性能検証実験を行い,既存の分類手法より高い精度が得られることを確かめた. 結果として,生物学的にはまだ未検証の点は多いものの,遺伝子相関ネットワークが単一細胞遺伝子発現データに対する(ランキング,クラスタリング等のデータマイニングや機械学習的手法を含む)ネットワーク分析の基盤として有用であることを確かめたと言える.これらの結果について,ランキング関連のものについては論文にまとめ,国際会議BIBM 2021の査読付きワークショップに採録された.また分析に必要なネットワークアルゴリズムに関する成果を査読付き国際会議SFDI2021の招待論文として発表した.さらに他の結果についても,論文投稿準備中である.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2022年03月 
    代表者 : 吉川 正俊; 浅野 泰仁; 中野 圭介; 鬼塚 真
     
    本研究の目標である信頼性の高い自律分散環境の実現には,表現力の高い双方向変換言語が不可欠である.本年度は,一般的な双方向変換言語がもつべき表現力について計算論的アプローチによって考察し,その部分的な解として対合とよばれる関数に対する計算モデルを構築した.また,自律分散環境における更新伝播の不整合関係の検出アルゴリズムについても実装を進めた. また,時間変化するクエリワークロードの特性を捉えることで,スキーママイグレーションコストとクエリワークロードの実行コストを最小化するスキーマ最適化の研究に取り組んだ.特に,1) ワークロードを階層的に要約することで候補解を枝刈りする手法を考案し,2) 解を局所探索することにより大量クエリに対して高速に最適解を探索する手法を考案し,探索解の精度劣化を押さえながら最適化時間を1/10に削減できることを確認した. さらに,CDMSのアプリケーションとなるライドシェアリングサービスアライアンスの分散データ統合について研究し,3種類のモデル(集中型の調停者ビューモデル,非集中型のプロバイダビューモデル及びユーザビューモデル)を提案した.また,開発中の共有型実体化ビューアーキテクチャ(Dejima 1.0及びBCDS)によるこれらのモデルの実現性を明らかにした.差分プライバシを利用した分散環境における連合学習では,局所差分プライバシとシャッフルモデルを用いた手法を開発し,従来手法に比べ効用が大幅に改善することを示した.位置情報プライバシについては,利用者がどの位置同士は敵対者から区別ができないようにしたいかを示すポリシーを遵守しながら差分プライバシーを満足する手法を考案しプロトタイプを開発した.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2020年03月 
    代表者 : 浅野 泰仁
     
    松島研究室で作成された単一細胞シークエンス時系列データ(ブレオマイシン投与による肺線維症誘導マウスの遺伝子発現の時系列データ)を調査し,炎症進行に伴う変化を分析するための「遺伝子相関ネットワーク」(注: 遺伝子間の物理的なつながりを表すモデルではなく,発現量の相関が高い遺伝子対を辺でつないだ独自のネットワークモデル)を提案した.本モデルの構築には単一細胞シークエンスデータのノイズ除去を行う最新手法MAGICを活用することで,分析に適したネットワークが得られることを確認した.さらに,時系列データの各時点ごとに得られたネットワークの変化を捉えやすくするために,全時点に対して遺伝子の位置を統一した可視化手法を提案した.これらを用いて炎症進行に伴う変化を分析したところ,遺伝子相関ネットワークにおいて、細胞ごとの発現の増減で負の相関関係にある遺伝子対に相当する辺に特徴的な時系列変化を発見することができた.この結果は炎症進行と遺伝子相関ネットワークの変化が何らかの関係を持つことを示唆していると考えられる.この結果を論文にまとめ,第39回医療情報学連合大会・第20回日本医療情報学会学術大会において発表した.また,シークエンス時系列データに適用できる機械学習について検討した.さらに,連携研究者と協力して,糖尿病マウス等を作成し,単一細胞シークエンス時系列データを取得し,上記の手法を適用することで遺伝子相関ネットワークを構築した結果,やはり上記同様の,負の相関関係にある遺伝子対に相当する辺に特徴的な時系列変化を発見することができた.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 内田 恭敬; 本間 信生; 浅野 泰仁; 舩山 朋子; 大久保 英一
     
    フレキシブル型感圧センサを用いて、ベッドからの起き上がりとそれに続く歩き始めの状態を測定することで疑似的な体調変化と被験者による違いが機械学習を応用した装置でクラス分け出来ることを示した。透析患者への調査を予定したが、新型コロナウィルス感染拡大期と重なり延期となっている。 また、利用するクラウドサービスの検討・改良を行い、生活活動と体調の情報収集を行った。これらの結果を用いて質的分析結果とテキストマイニングによる分析を行い、それぞれの分析では関連付けられなかった語句の関連付けが可能であることを示した。長時間の脈波のスペクトル分析から生理的現象を表すと考えられるピークを見出した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 吉川 正俊; 浅野 泰仁; 曹 洋
     
    プライバシ情報は適切に保護すると共にそれらを収集,解析し公益に資することも重要である.本研究では,パーソナルデータの売買を行う市場機構において各個人が自己のパーソナルデータを開示する程度の上限を指定できる取引機構を開発した. また,個人の日常生活により生成され有用性を持つパーソナルデータの多くは時系列データであるため,そのプライバシ保護に関する研究を行った.現在,プライバシ情報漏洩リスクを数学的に厳密に表現可能な差分プライバシが広く研究されている.しかし,差分プライバシは,静的な個別データを対象として開発されたため,差分プライバシを時系列データに適用可能できるように拡張した,
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2019年03月 
    代表者 : 浅野 泰仁; 清水 敏之
     
    本研究では,概念間の潜在的関係の知識を発見・体系化するための基盤技術の開発と,異種の複数のデータに含まれる概念間の潜在的関係を利用して,これらのデータを対応づける応用研究の双方を行った.概念間の潜在的関係とは,文書やデータ上で明示的に示された「AはBの一部である」等の関係とは異なり,文書やデータを総合的に分析して複数の箇所から得られた明示的な関係を結びつけることによって得られる関係である.このような関係を発見するためには,そのためのネットワーク分析技術や文書分析技術が基盤技術として必要であり,また実際のデータに適用するにはそのデータ特有の分析技術が必要となるため,これらの構築を行った.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 浅野 孝夫; 浅野 泰仁
     
    高度連結巨大ネットワーク世界で起こる現実問題および潜在的問題に対する学際的研究トピックに注目して、情報学・経済学・社会学の総合的な観点からアルゴリズム論的研究を行った。具体的には、ネットワークにおける重要な問題であるシュタイナー森問題に対するアルゴリズムの提案と計算機実験による品質検証を遂行した。さらに、組合せオークションにおける最適解と高品質なナッシュ均衡解の存在に関して研究を遂行してその成果を情報処理学会英文論文誌および電子情報通信学会英文論文誌に発表した。また、デマンドバス運行を抽象化した後悔最小化ダイアルライド問題に対する研究を行い、その成果を機械学会英文論文誌に発表した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2011年 -2013年 
    代表者 : 浅野 泰仁
     
    本研究では,集合知をさらなる発展段階に導くための基盤技術として,(1) 集合知の情報構造を利用してウェブから集合知を補完する手法と,(2) 得られた知識を整理して提示する手法を構築することを目指した.成果は,(1)としては,Wikipediaに不足しているテキスト情報をウェブから取得する手法,Wikipediaに不足している画像情報、特にエンティティ間の関係を説明するものをウェブから取得する方法,などの提案であり,(2)としてはウェブから取得した、エンティティ間の関係を説明するような画像をWikipediaの知識と合わせて提示する方法などの提案である.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2011年 -2013年 
    代表者 : 浅野 孝夫; 浅野 泰仁
     
    ネットワーク上でのルーティングとスケジューリングの問題を、ネットワーク回線および情報送信優先権の参加者によるオークション形式の資源配分問題(すなわち、組合せオークション)としてとらえて、ナッシュ均衡解(安定解)の存在を近似アルゴリズムの観点から研究した。具体的には、各参加者の評価関数が対称的で劣加法性を満たすときに、ナッシュ均衡解が存在するための必要十分条件を与えた。これからナッシュ均衡解が存在するかどうかを判定するアルゴリズムも得られる。さらに、評価関数が対称的で劣モジュラー性を満たすときには、常にナッシュ均衡が存在し、その解も多項式時間で得られることも示した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2009年 -2012年 
    代表者 : 岩井原 瑞穂; 吉川 正俊; 馬 強; 浅野 泰仁
     
    本研究はソーシャルネットワークサービス(SNS)やWikiに代表されるソーシャルコンテンツから有用な情報を抽出する技術の開発を目的としている.wiki型コンテンツは多人数が1 つの記事を更新することにより,バージョンが蓄積されるが,その派生過程を正確に求める手法を開発した.またSNSにおいて利用者が行うプライバシー設定の傾向を分析し,適切な設定を推薦する手法を開発した.さらにコンテンツのアクセス制御について効率的な手法の開発を行った.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2008年 -2011年 
    代表者 : 吉川 正俊; 馬 強; 浅野 泰仁; 清水 敏之; 岩井原 瑞穂; 鈴木 優
     
    Webサーバにおいて高品質な情報を管理するために,情報の注釈データの管理手法を開発すると共に,構造化文書の照応解析技術を開発した.知識資源を表現するRDFデータの格納及び検索システムを構築すると共に,検索エンジンと利用者生成型知識資源Wikipediaの統合利用システムを開発した.また,複数ニュースソースデータの統合利用手法として整合性提示機能提供システムおよび因果関係ネットワーク漸増構築法を開発した.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2009年 -2010年 
    代表者 : 吉川 正俊; 岩井原 瑞穂; 馬 強; 浅野 泰仁; 清水 敏之; 鈴木 優
     
    集合知の体系化として,Wikipediaの記事間のハイパーリンクを利用し,減衰流を用いて記事が表す事項間の関係の強弱を計測する新たな手法を開発した.減衰流による関係の強さの尺度は,既存の尺度である距離連結度,共引用の概念を包含したものとなり,他の尺度よりも高い精度を持つことを明らかにした.出発点から到達点に至る流路に存在する節点を説明オブジェクトとし,それを基に,入力された二つの項目の関係の全体または一部を説明する画像をWebから検索するアルゴリズムを開発した.さらに,Wikipediaの記事において,記事項目に対応するオブジェクトと何らかのオブジェクトとの関係を表す画像が,記事にふさわしいかどうかを判定する手法を開発した. 集合知の信頼度推定としては,Wikipedia記事の多くの著者らによる記事の変更履歴に基づき,既存の素性に加え,新たに筆者グループ間における記事の更新を取り消し合う状況を表す素性を導入した手法を開発し,Wikipediaの情報の信頼度推定精度が向上することを確認した. また,大量のニュース記事からの因果関係抽出による因果関係ネットワークの増分構築手法を開発した.トピックと内容を独立して事象を表現するモデルを用いて事象間の同一性判定を類似トピック内に限定することによる計算量の削減を実現した.さらに,事象を表現する語彙の役割(SVO構造)と意味(概念)を考慮してネットワークを構築する手法を提案し,事象の内容を表す語の役割を考慮し,WordNetやオントロジーを用いて概念レベルで事象の類似性を計算することで,ネットワーク構築の一貫性を保つことを可能とした.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2009年 -2010年 
    代表者 : 浅野 泰仁
     
    因果関係の解析と情報の信憑性判定支援に役立つ事象知識の体系化を行った.具体的には,以下の(1)-(3)を行った.(1)事象知識が時間とともに伝播していく仕組みを解析する時間グラフパターンマイニング手法の提案(2)事象知識のモデルと抽出手法の提案(3)事物間の関係の強さと関係を成り立たせている事物を求める手法の提案とWikipedia画像信憑性判定支援への応用
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2006年 -2007年 
    代表者 : 浅野 泰仁
     
    本研究では,Web上のコミュニティ(関連するページの集合)を求める情報検索手法として代表的なFlakeらの最小カット法の問題点を調べることによって,スパムリンクに関する様々な知見を得た.これをもとに,スパムリンクを自動的に除去することで,悪質なスパムページが情報検索の結果から除かれるような高精度の手法を提案した.具体的には,Webページの重要度を計算する著名なアルゴリズムであるHITSを改良した.HITSアルゴリズムは,Kleinbergによって提案された当時は高い精度を持っていたが,現在のWebにおいてはスパムページの増加により精度が低くなっていた.本研究では,スパムリンクを自動的に除去してHITSの精度を高めるために,2つの手法を提案した.1つは,Webページが属するホストが利用しているDNSサーバーの名前を用いてスパムリンクの集合である「リンクファーム」を発見し除去する手法である.もう1つは,ページの信頼度を計る手法としてGyongiらによって提案されたTrustRankと呼ばれる手法のアイディアをHITSに適合するように工夫して,ページがスパムでない確率を評価することができるようにした「トラストスコア」である.これら2つの手法をHITSに組み込むことで,その精度を大幅に高めることができた.本研究の成果は,"Improvements of HITS Algorithm for Spam Links"という表題で,APWeb/WAIM国際会議にregular paperとして採録された.なお,本会議のregular paperの採択率は9%以下であった.また、この成果はIEICEの論文誌にも採録された.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2004年 -2007年 
    代表者 : 西関 隆夫; 周 暁; 伊藤 健洋; 三浦 一之; 浅野 泰仁
     
    (1)平面的グラフの折れ曲がりなし直交描画問題について,グラフが3連結立方グラフの細分であれば,折れ曲がりなし直交描画を線形時間で求めることのできるアルゴリズムを与えた. (2)直並列グラフの直交描画で折れ曲り数最少のものを求める線形アルゴリズムを開発した. (3)平面グラフの格子凸描画において,別個に研究されてきた標準分解,リアライザ,シュナイダーラベリング,順序つき全域木がすべて同等であることを証明した. (4)VLSIレイアウトに平面グラフの内部矩形描画が応用できる.与えられた平面グラフが内部矩形描画できるかどうか判定し,できるならば内部矩形描画を高速に求めるアルゴリズムを与えた. (5)電力供給問題のモデル化であり,一般には強NP困難問題として知られる,需要・供給付きグラフの分割問題について研究し,分割数を最少・最多にする問題,および指定された個数の連結成分への分割を求める問題に対して,グラフが木(または部分k-木)であるときに厳密解を求める多項式時間(または擬似多項式時間)アルゴリズムを与えた. (6)購入した計算機を用いてウェブ文書データを解析し,サイトのデータを抽出し,このデータからサイトを点とするサイト間グラフを構築した.さらに,サイト間グラフの特徴を利用して,著名な情報検索手法であるmax-flow based methodの品質を大幅に改善する手法を確立し,実験によってその性能を検証した.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2006年 
    代表者 : 西関 隆夫; 周 暁; 伊藤 健洋; 浅野 泰仁
     
    本研究では,木,直並列グラフ,部分k-木等の構造的グラフに対し,彩色問題,素な道問題,グラフ描画問題を取り上げ,個々の問題に対して効率のよいアルゴリズムを設計するばかりでなく,構造的グラフに対する効率的アルゴリズムの統一的設計法の研究開発を行った. まず,木に対しては,需要点と供給点があるときの分割問題を解く完全近似スキームを与えることができた. 直並列グラフに対しては,リスト全彩色が存在するための十分条件を与えるとともに,その条件を満足する場合にリスト全彩色を線形時間で求めるアルゴリズムを開発した. 次に,部分k-木に対しては,全彩色問題を解く線形時間アルゴリズム,均一分割問題を解く擬多項式時間アルゴリズム,需要点と供給点のあるグラフの分割問題を解く擬多項式時間アルゴリズムの開発に成功した. また,グラフ描画アルゴリズムでは,直並列グラフの折れ曲り数最少の直交描画を求める線形アルゴリズムを設計するとともに,グラフの凸描画問題に応用することができるグラフの分解法も与えた. 本年度は,構造的グラフに対する効率的アルゴリズムの統一的設計法の開発を目指した研究を行い,これまでさまざまな問題に対するより高速なアルゴリズムの開発に成功しており,一般の辺素部分グラフ分解問題に対する効率のよいアルゴリズムの統一的理論構築のために基盤作りに十分な成果をあげることができ,得られた成果を論文としてまとめ,論文誌では7編,国際会議では5編発表した.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2004年 -2006年 
    代表者 : 周 暁; 西関 隆夫; 浅野 泰仁; RHAMAN Md.s.; 三浦 一之
     
    計算量理論やアルゴリズム論の分野において,グラフに関する様々な組み合せ問題の解法が活発に研究されてきている.これらの組み合せ問題のなかには,実用的な問題が多く含まれているが,そのほとんどはNP-困難であることが示されている.その一方で,部分k木と呼ばれるグラフのクラスに制限した場合には,多くのNP-困難な計算問題が多項式時間計算可能であることが明らかになってきている.しかしながら,これまでの研究は個々の問題の解法を個別に与えたものであり,これらの問題を解く一般的な方法についての研究はほとんど行われていなかった.本研究では,部分k木の組み合せ問題をモデル化し,そのモデルに現実の組み合せ問題の特色を反映させるために,現技術の調査を行った.今までに知られていた辺彩色アルゴリズム,[g, f]彩色アルゴリズム,多重彩色アルゴリズム,重み付き彩色アルゴリズム,辺素な道アルゴリズム,独立全域木アルゴリズムなどを含む一般的な組み合せ問題を定式化するための幾つかの条件を見つけた.それらの問題を解く効率の良いアルゴリズムを自動的に生成することができる方法論を構築するために,幾つかの組み合せ最適化問題を論理式で定式化することが成功した.更に,kを限定し,部分k木より小さいグラフのクラス,即ち木(部分1木)や直並列グラフ(部分2木)のクラスに置いて,コスト辺彩色や多重点彩色問題を効率でよく解く多項式時間アルゴリズムの開発を成功した.理論的にもその手法の効率性の検証ができた.この成果より,開発されたアルゴリズムは幾つかの条件を満たす一般的な組合せ問題を効率良く解くことが分かった.これらの成果をまとめたのが17編の学術誌論文と20編の国際会議論文である.得られた結果は線形時間アルゴリズムの統一的設計理論を与えるものであり,線形時間アルゴリズム理論の分野に与えたインパクトはい極めて大きい.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2004年 -2005年 
    代表者 : 浅野 泰仁
     
    1 東京大学生産技術研究所喜連川研から提供を受けた,約3億のURL(ページ)と約10億のリンクを含むテキストデータを用いて,我々の提案したフィルタ法を用い,約600万のディレクトリベースドサイトを抽出した.なお,この手法の誤り率は5%以下ということも検証した.ディレクトリベースドサイトは我々が提案したサイトのモデルである. 2 Web上の情報検索手法の一つに,コミュニティ(関連するページの集合)を求めるものがある.代表的なものとしてFlakeらの最小カット法があるが,サイトを用いることが最小カット法にどれだけ有用であるかはわかっていなかった. 我々は,最小カット法がページを用いていたがゆえに内包していた問題点を明らかにした.なお,問題点は,ページを用いていたのでは「相互リンク」を正しく利用することができないことなど,全部で4つある. 我々はこれらの問題点に対する解決法を提案し,サイトを用いた上記の手法に適用した結果,精度も既存の手法の約46%から約72%へと大幅に向上させることに成功した.コミュニティの大きさも既存の手法の2倍程度となった.また,提案した解決法の効果を詳しく解析し,サイトを効果的に用いることがWeb情報発見手法に大きく役立つことを示した.この結果はWeb分野の権威ある国際会議WISE 2005に再録された.雑誌にもこの結果を投稿中である. 3 多くの問題を解く基礎となる組み合わせ最適化分野において,Vygen, Korte著の"Combinatorial Optimization"の翻訳に参加した.訳書は,「組み合わせ最適化」(訳:浅野孝夫,平田富夫,小野孝男,浅野泰仁)としてシュプリンガー・フェアラーク社から2005年に発行された.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2003年 -2004年 
    代表者 : 西関 隆夫; 周 暁; RHAMAN Md. S.; 三浦 一之; 浅野 泰仁
     
    平面グラフの外面も含めて全ての面を矩形(長方形)で描画することを矩形描画という. Thomassenは平面グラフの矩形描画が存在するための必要十分条件を与えているが,それは点に接続している辺の最大本数,即ち最大次数Δが3以下の平面グラフに限定されていた.本研究では,矩形描画を一般化して,内面は全て矩形であるが,外面は矩形であるとは限らず,L字形やT字形のような軸平行多角形であればよい"内部矩形描画"という新しい描画形式を提案した.更に,Δ≦3とは限らない,一般の場合に内部矩形描画が存在するための必要十分条件を与えた.この結果はVLSIレイアウトへの実用的応用があるばかりでなく,30年来の未解決問題を解決したことになる.また内部矩形描画を効率よく求めるアルゴリズムも開発した. 矩形描画と箱直交描画を一般化した箱矩形描画という新しい描画形式を提案し,箱矩形描画が存在するための必要十分条件を与えるとともに,効率のよいアルゴリズムを開発した.その計算時間はグラフの点数に比例する程度であるので,最適であり,これ以上改善の余地はない. 従来のVLSIレイアウト設計では矩形描画を用いていたため,隣接させたくないモジュールまでもが隣接してしまうレイアウトが求まることがあった.本研究の箱矩形描画を用いたVLSIレイアウトではそのようなことが起きない. 他の描画形式である,直線描画,凸描画,矩形勢力描画等に関しても,できるだけ小さく描画する効率のよいアルゴリズムを設計した.特に4連結平面グラフは一般の平面グラフより1/4の面積で描画できるという画期的な結果を与えた.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2002年 -2004年 
    代表者 : 浅野 孝夫; 浅野 泰仁
     
    高性能近似ネットワークアルゴリズムに対する系統的設計法の有用性を実際への応用も含めて追究すると同時に、その限界も明らかにすることが本研究の目的である。その目的を達成するために以下の研究を実行した。 1.高性能近似アルゴリズムの系統的設計法の代表である半正定値計画法と線形計画法に対して、これまでにこの手法で解決された問題を高性能近似アルゴリズムの観点から調査し、分類・整理・検討した。特に、これらの系統的設計法の有効性およびその限界が何によるのか詳細に検討した。 2.情報ネットワークシステムで現在用いられている基礎技術・応用技術をアルゴリズムの観点から調査し、分類・整理・検討した。特に、ネットワーク理論の枠組みで議論できて、多項式時間のアルゴリズムでは解けそうもないNP-困難となる問題に対して、数理計画法に基づく系統的設計法の可能性とその限界を詳細に検討した。 3.1,2の研究調査・検討の実行において、高性能近似アルゴリズムの分野で最先端の研究をしている内外の研究者と情報およびアイデアを交換した。特に、この分野で世界最先端の研究を行っているドイツボン大学のB.Korte教授とJ.Vygen教授との情報およびアイデア交換で得られた情報を最優先して利用した。さらに世界的権威の国際会議に出席して得られた情報も最大限活用した。 4.上記1,2,3の調査・検討に基づき、情報ネットワークの各分野で理論的にも実用的にも要求度の高い問題に対して、高性能近似アルゴリズムと有効な新技法を提案した。そして、提案したアルゴリズムや新技法の有効性を大規模な実物データで計算機実験を通して実証するためのプログラム作成を行った。 5.得られた成果を内外の学会で発表すると同時に、他の研究者の批評を整理・分類・検討した。

その他のリンク

researchmap