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詳細

安枝　明日香 (ヤスエダ　アスカ)

  • 食環境科学部健康栄養学科　助教
  • 工業技術研究所　研究員
Last Updated :2024/04/23

研究者情報

学位

  • 博士（医学）（2020年07月 大阪大学）

科研費研究者番号

  • 10745871

J-Global ID

研究キーワード

  • 癌悪液質   癌   

経歴

  • 2021年04月 - 現在  東洋大学食環境科学部健康栄養学科助教
  • 2020年04月 - 2021年03月  大阪国際がんセンター特別研究員
  • 2013年01月 - 2018年03月  大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座

学歴

  • 2016年04月 - 2020年03月   大阪大学   大学院医学系研究科   消化器外科学
  • 2009年04月 - 2012年03月   大阪府立大学   総合リハビリテーション学部   栄養療法学

研究活動情報

論文

書籍

講演・口頭発表等

  • がん治療における抗酸化サプリメント使用の是非  [招待講演]
    安枝明日香; 伊藤壽記
    第19回日本機能性食品医用学会 2021年12月 シンポジウム・ワークショップパネル（指名）
  • 免疫・腸活・女性の健康～Femcareと機能性食品～  [招待講演]
    安枝明日香
    Diet and Beauty Fair 2021 2021年09月 公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等
  • オートファジー誘導物質による薬剤誘導性腸炎緩和効果の検討  [通常講演]
    安枝明日香; 荻野崇之; 清水重臣ら
    第56回日本消化器免疫学会総会 2019年08月 口頭発表（一般）
  • クローン病において術前サルコペニアに及ぼす影響の検討  [通常講演]
    安枝明日香; 荻野崇之; 武田和ら
    第74回日本大腸肛門病学会学術集会 2019年 口頭発表（一般）
  • Autophagy induction of epithelium alleviate colitis in DSS model mice.  [通常講演]
    Yasueda A; Shimizu S; Nishimura J
    UEG WEEK 2019 2019年 口頭発表（一般）
  • Significance of surveillance for the early detection of gastrointestinal cancer with Crohn’s disease  [通常講演]
    Yasueda A; Mizushima T; Watanabe Y
    第77回日本癌学会学術総会 2018年 ポスター発表
  • 高度肥満症例における脂肪由来幹細胞スクリーニング結果に基づいた明日葉サプリメント投与効果に対する無作為化比較試験  [通常講演]
    安枝明日香; 阪上未紀; 松本めぐみ ら
    第33回日本静脈経腸栄養学会 2017年 ポスター発表
  • Perioperative management using an oligopeptide-containing formulation  [招待講演]
    Asuka Yasueda
    The 5th West China Clinical Nutrition International Forum 2017年 口頭発表（招待・特別）
  • 新規機能性食品アスパラガス茎熱水抽出物（ETAS)を用いた安全性検討試験
    安枝明日香; 阪上未紀; 林紀行ら
    第16回日本抗加齢医学会総会 2016年 口頭発表（一般）
  • A double-blind randomized controlled trial regarding the safety and efficacy of enzyme-treatment asparagus extract intake in healthy human subjects  [通常講演]
    Yasueda A., Sakaue M., Maeda K. et. al.
    International Congress on Nutrition and Integrative Medicine 2016年 ポスター発表
  • Safety and efficacy of perioperative management using an oligopeptide-containing formulation in patients with colorectal cancer  [招待講演]
    Yasueda A; Miyazaki S; Matsuda C
    The 4th International Academic Conference on Food-Derived Peptides 2016年 口頭発表（招待・特別）
  • 周術期栄養管理におけるペプチド製剤(PN-2)の安全性と有用性について  [通常講演]
    安枝明日香; 宮﨑進; 松田宙ら
    第30回日本静脈経腸栄養学会 2015年 口頭発表（一般）
  • 寛解期クローン病におけるn-3系多価不飽和脂肪酸高含有飲料投与の安全性検討  [通常講演]
    安枝明日香; 新崎信一郎; 飯島英樹ら
    第19回バイオ治療法研究会 2015年 口頭発表（一般）
  • 潰瘍性大腸炎術後回腸嚢炎に対するプロバイオティクスの予防効果  [通常講演]
    水島恒和; 伊藤壽記; 安枝明日香ら
    第23回日本消化器関連学会機構 2015年
  • Efficacy and interaction of antioxidant supplements as adjuvant therapy in cancer treatment  [通常講演]
    Yasueda A., Urushima H., Ito T.
    International Congress on Nutrition and Integrative Medicine 2015年 口頭発表（一般）
  • A randomized controlled trial regarding perioperative management using formulation (PN-2) contained collagen peptides for patients with colorectal cancer: a preliminary report  [通常講演]
    Yasueda A; Miyazaki S; Matsuda C
    ESPEN Congresss 2015 2015年 ポスター発表
  • 日本市場における抗肥満サプリメントのエビデンスに基づく臨床試験実施の現状  [通常講演]
    安枝明日香; 前田和久; 伊藤壽記
    第14回日本抗加齢医学会総会 2014年 ポスター発表
  • Evidence-based Clinical Review of Anti-obesity Supplements in Japan  [通常講演]
    Yasueda A; Maeda K; Ito T
    International Congress on Nutrition and Integrative Medicine 2014年 ポスター発表
  • 潰瘍性大腸炎患者におけるプロバイオティクスによる回腸嚢炎予防効果の検討(中間報告)  [通常講演]
    安枝明日香; 水島恒和; 甲斐康之ら
    第11回日本機能性食品医用学会 2013年 口頭発表（一般）

MISC

  • フレイルが消化器癌術後合併症に及ぼす影響
    安枝 明日香; 西村 潤一; 池田 聖児; 大森 健; 安井 昌義; 和田 浩志; 秋田 裕史; 田原 秀晃; 宮田 博志 New Diet Therapy 38 (2) 200 -200 2022年09月
  • 消化器癌外科療法施行症例におけるフレイルの現状と予後
    安枝 明日香; 西村 潤一; 池田 聖児; 大森 健; 安井 昌義; 和田 浩志; 秋田 裕史; 田原 秀晃; 宮田 博志 日本抗加齢医学会総会プログラム・抄録集 22回 272 -272 2022年06月
  • 荻野 崇之; 安枝 明日香; 水島 恒和 日本消化器病学会雑誌 119 (臨増総会) A57 -A57 2022年03月
  • 安枝明日香; 伊藤壽記 機能性食品と薬理栄養 15 (3) 2021年
  • 水島 恒和; 安枝 明日香; 荻野 崇之; 吉原 輝一; 森 良太; 藤本 侑士; 藤野 志季; 三吉 範克; 高橋 秀和; 植村 守; 山本 浩文; 土岐 祐一郎; 江口 英利 日本外科感染症学会雑誌 17 (5) 379 -379 2020年10月
  • ヒトの腸内環境による小腸粘膜バリアの変化
    渡部 嘉文; 水島 恒和; 藤本 侑士; 池田 敦世; 安枝 明日香; 藤野 志季; 荻野 崇之; 三吉 範克; 高橋 秀和; 植村 守; 松田 宙; 山本 浩文; 森 正樹; 土岐 祐一郎 日本外科学会定期学術集会抄録集 120回 DP -6 2020年08月
  • 水島 恒和; 渡部 嘉文; 池田 敦世; 安枝 明日香; 藤本 侑士; 藤野 志季; 荻野 崇之; 三吉 範克; 高橋 秀和; 植村 守; 松田 宙; 山本 浩文; 森 正樹; 土岐 祐一郎 日本消化器病学会雑誌 117 (臨増総会) A279 -A279 2020年07月
  • 水島恒和; 水島恒和; 安枝明日香; 荻野崇之; 吉原輝一; 森良太; 藤本侑士; 藤野志季; 三吉範克; 高橋秀和; 植村守; 山本浩文; 土岐祐一郎; 江口英利 日本外科感染症学会雑誌(Web) 17 (5) 2020年
  • 水島恒和; 水島恒和; 渡部嘉文; 池田敦世; 安枝明日香; 藤本侑士; 藤野志季; 荻野崇之; 三吉範克; 高橋秀和; 植村守; 松田宙; 山本浩文; 森正樹; 土岐祐一郎 日本消化器病学会雑誌(Web) 117 2020年
  • 消化管マイクロバイオーム研究の現状と進歩 ヒト回腸での上皮恒常性維持、粘膜免疫応答に対する腸内細菌の役割
    渡部 嘉文; 水島 恒和; 池田 敦世; 安枝 明日香; 藤本 侑士; 藤野 志季; 荻野 崇之; 三吉 範克; 高橋 秀和; 植村 守; 松田 宙; 山本 浩文; 森 正樹; 土岐 祐一郎 日本消化管学会雑誌 4 (Suppl.) 208 -208 2020年01月
  • 腹腔鏡手術における開腹移行、その決断のポイント クローン病に対する腹腔鏡下再手術における開腹移行例の検討
    水島 恒和; 荻野 崇之; 松田 宙; 畑 泰司; 植村 守; 原口 直紹; 高橋 秀和; 三吉 範克; 藤野 志季; 池田 敦世; 安枝 明日香; 渡部 嘉文; 藤本 侑士; 中島 清一; 山本 浩文; 森 正樹; 土岐 祐一郎 日本大腸肛門病学会雑誌 72 (9) A65 -A65 2019年09月
  • クローン病において術前サルコペニアに及ぼす影響の検討
    安枝 明日香; 荻野 崇之; 武田 和; 三吉 範克; 高橋 秀和; 植村 守; 原口 直紹; 畑 泰司; 松田 宙; 山本 浩文; 水島 恒和; 森 正樹; 土岐 祐一郎 日本大腸肛門病学会雑誌 72 (9) A174 -A174 2019年09月
  • クローン病に合併した直腸腟瘻の3例
    藤本 侑士; 荻野 崇之; 安枝 明日香; 池田 敦世; 渡部 嘉文; 関戸 悠紀; 三吉 範克; 高橋 秀和; 原口 直紹; 畑 泰司; 松田 宙; 山本 浩文; 水島 恒和; 森 正樹; 土岐 祐一郎 日本大腸肛門病学会雑誌 72 (9) A185 -A185 2019年09月
  • ヒト大腸粘膜固有層および大腸癌間質に存在する自然リンパ球の解析
    池田 敦世; 荻野 崇之; 渡部 嘉文; 安枝 明日香; 藤野 志季; 高橋 秀和; 三吉 範克; 原口 直紹; 植村 守; 畑 泰司; 松田 宙; 山本 浩文; 水島 恒和; 森 正樹; 土岐 祐一郎 日本大腸肛門病学会雑誌 72 (9) A224 -A224 2019年09月
  • 安枝明日香; 荻野崇之; 武田和; 三吉範克; 高橋秀和; 原口直紹; 畑泰司; 松田宙; 山本浩文; 山本浩文; 水島恒和; 水島恒和; 森正樹; 土岐祐一郎 外科と代謝・栄養 53 (3) 2019年
  • 藤本侑士; 荻野崇之; 安枝明日香; 池田敦世; 渡部嘉文; 関戸悠紀; 三吉範克; 高橋秀和; 原口直紹; 畑泰司; 松田宙; 山本浩文; 水島恒和; 森正樹; 土岐祐一郎 日本大腸肛門病学会雑誌(Web) 72 (9) 2019年
  • 安枝明日香; 荻野崇之; 武田和; 三吉範克; 高橋秀和; 植村守; 原口直紹; 畑泰司; 松田宙; 山本浩文; 水島恒和; 森正樹; 土岐祐一郎 日本大腸肛門病学会雑誌(Web) 72 (9) 2019年
  • 水島恒和; 荻野崇之; 松田宙; 畑泰司; 植村守; 原口直紹; 高橋秀和; 三吉範克; 藤野志季; 池田敦世; 安枝明日香; 渡部嘉文; 藤本侑士; 中島清一; 山本浩文; 森正樹; 土岐祐一郎 日本大腸肛門病学会雑誌(Web) 72 (9) 2019年
  • 池田敦世; 荻野崇之; 渡部嘉文; 安枝明日香; 藤野志季; 高橋秀和; 三吉範克; 原口直紹; 植村守; 畑泰司; 松田宙; 山本浩文; 水島恒和; 森正樹; 土岐祐一郎 日本大腸肛門病学会雑誌(Web) 72 (9) 2019年
  • Asuka Yasueda; Tsunekazu Mizushima; Yoshifumi Watanabe; Hidekazu Takahashi; Naotsugu Haraguchi; Taishi Hata; Chu Matsuda; Hirofumi Yamamoto; Yuichiro Doki; Masaki Mori CANCER SCIENCE 109 535 -535 2018年12月
  • 就業者へのヨーガ療法にもとづく合宿型ストレスマネージメントプログラムの心理的効果
    鎌田 穣; 大野 智; 坂本 淑子; 岩田 昌美; 阪上 未紀; 安枝 明日香; 藤井 美由紀; 林 紀行; 伊藤 壽記 日本統合医療学会誌 11 (2) 222 -222 2018年09月
  • 阪上 未紀; 安枝 明日香; 伊藤 壽記; 大野 智 日本補完代替医療学会誌 15 (2) 121 -125 2018年09月
  • クローン病における消化器癌サーベイランスの意義(Significance of surveillance for the early detection of gastrointestinal cancer with Crohn's disease)
    安枝 明日香; 水島 恒和; 渡部 嘉文; 高橋 秀和; 原口 直紹; 畑 泰司; 松田 宙; 山本 浩文; 土岐 祐一郎; 森 正樹 日本癌学会総会記事 77回 794 -794 2018年09月
  • 高度肥満症における脂肪由来幹細胞スクリーニングに基づいた明日葉投与効果に対する無作為化比較試験
    安枝 明日香; 阪上 未紀; 松本 めぐみ; 宮崎 安弘; 白波瀬 景子; 徳澤 千恵; 長井 直子; 瀧口 修司; 大野木 宏; 大野 智; 伊藤 壽記; 前田 和久 日本静脈経腸栄養学会雑誌 33 (Suppl.) 586 -586 2018年01月
  • ハイレゾリューション音源自然環境音によるストレス緩和効果に関する検討
    安枝 明日香; 三浦 恭代; 阪上 未紀; 伊藤 壽記; 大野 智 日本統合医療学会誌 10 (3) 352 -352 2017年11月
  • メタボリックシンドロームにおける沖縄産長命草(ボタンボウフウ)の効果
    阪上 未紀; 安枝 明日香; 池原 ゆかり; 稻福 佳一郎; 大野 智 日本栄養・食糧学会大会講演要旨集 71回 278 -278 2017年04月
  • 新規機能性食品アスパラガス茎熱水抽出物(ETAS)を用いた安全性検討試験
    安枝 明日香; 阪上 未紀; 前田 和久; 林 紀行; 大野 智; 伊藤 壽記 日本抗加齢医学会総会プログラム・抄録集 16回 187 -187 2016年06月
  • 安枝明日香 栄養経営エキスパート 1 (2) 2016年
  • 安枝明日香 食品加工技術 36 (4) 2016年
  • 高度肥満に対する脂肪組織由来幹細胞スクリーニングに基づいた明日葉サプリメントの介入
    阪上 未紀; 安枝 明日香; 宮崎 安弘; 瀧口 修司; 前田 和久; 伊藤 壽記 機能性食品と薬理栄養 9 (4) 246 -246 2015年12月
  • アスパラガス茎熱水抽出物(ETAS)の安全性・有効性について Phase I、II試験による検討
    安枝 明日香; 阪上 未紀; 林 紀行; 前田 和久; 伊藤 壽記 機能性食品と薬理栄養 9 (4) 267 -267 2015年12月
  • 潰瘍性大腸炎術後回腸嚢炎に対するプロバイオティクスの予防効果
    水島 恒和; 伊藤 壽記; 安枝 明日香; 甲斐 康之; 中島 清一; 廣田 昌紀; 山本 浩文; 竹政 伊知朗; 畑 泰司; 西村 潤一; 植村 守; 大澤 日出樹; 根津 理一郎; 土岐 祐一郎; 森 正樹 日本消化器外科学会雑誌 48 (Suppl.2) 139 -139 2015年10月
  • 高度肥満症例に対する脂肪由来幹細胞スクリーニング結果に基づいた明日葉サプリメント投与効果検討試験実施報告
    安枝 明日香; 松本 めぐみ; 阪上 未紀; 宮崎 安弘; 柳本 善智; 徳澤 千恵; 長井 直子; 瀧口 修司; 大野木 宏; 前田 和久 日本抗加齢医学会総会プログラム・抄録集 15回 249 -249 2015年05月
  • 安枝明日香; 新崎信一郎; 飯島英樹; 水島恒和; 西村潤一; 伊藤壽記; 伊藤壽記 バイオ治療法研究会学術集会プログラム・抄録集 19th 2015年
  • 安枝明日香; 宮崎進; 松田宙; 團野克樹; 久保田勝; 川田純司; 山根泰子; 隈元理香; 藤谷和正; 岩瀬和裕; 伊藤壽記 日本静脈経腸栄養学会雑誌 30 (1) 2015年
  • 安枝明日香; 水島恒和; 甲斐康之; 須見遼子; 廣田昌紀; 西村潤一; 大澤日出樹; 玉川浩司; 宇留島隼人; 根津理一郎; 伊藤壽記 日本統合医療学会誌 6 (3) 2013年

受賞

  • 2019年 United European Gastroenterology 2019 UEG WEEK 2019 Travel Grant
     Autophagy induction of epithelium alleviate colitis in DSS model mice 
    受賞者: Asuka Yasueda
  • 2019年 United European Gastroenterology 2019 UEG WEEK 2019 Poster for Excellence
     Autophagy induction of epithelium alleviate colitis in DSS model mice 
    受賞者: Yasueda A., Shimizu S., Nishimura J. et.al.
  • 2015年12月 日本機能性食品医用学会 一般演題優秀賞
     アスパラガス茎熱水抽出物（ETAS)の安全性・有効性について～Phaese Ⅰ,Ⅱ試験による検討～ 
    受賞者: 安枝明日香、阪上未紀、伊藤壽記ら

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会：科学研究費助成事業 若手研究
    研究期間 : 2021年04月 -2026年03月 
    代表者 : 安枝 明日香
     
    先行研究にて同定したオートファジー誘導物質の腸炎緩和能について、マウスからヒトに発展させ、同様のメカニズム（対象とするサンプルが、腸管のマクロファージにおいて、オートファジーを亢進させることにより、炎症性サイトカインの減少、非炎症性サイトカインの上昇を介した腸炎緩和を誘導した）でヒト由来サンプルでも確認できるかということを目的に検討を実施した。 ①オルガノイドの樹立・サンプル添加実験：本年度は、大腸癌正常部よりオルガノイドを構築し、安定的に培養できる条件を確立した。その上で、試験サンプルを添加し、オートファジー誘導について確認中である。今後、炎症性腸疾患症例由来サンプルからも同様の検討を実施予定である。 ②対象症例腸管粘膜固有層由来マクロファージにおける有効性の検討：炎症性腸疾患の手術時サンプルを採取し、FACSにて腸管マクロファージをソート、培養し、サンプル添加によるオートファジー誘導の差異を検討している。実験十分量の細胞生存率を得ることが困難であることから、来年度も引き続き方法の確立を目指す。 ③試験サンプル有効成分の同定：試験サンプル中の有効成分を同定すべく、複数分画（エーテル層、ブタノール層、酢酸エチル層、水層等）にて分画物を分取し、マウス由来マクロファージを刺激した条件で試験サンプルを添加、炎症状態について検討した。複数の分画層において、炎症状態が緩和されることを確認している。今後、炎症緩和に有効性を示していると思われる分画層をさらに細分化し、有効成分を同定予定である。
  • 日本学術振興会：科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2017年04月 -2018年03月 
    代表者 : 安枝 明日香
     
    近年の研究よりクローン病とオートファジーの関連性が明らかになった。われわれは腸管上皮で起こるオートファジー、とりわけAtg5非依存的オートファジーの変調に着目し本研究を実施した。クローン病患者由来腸管上皮サンプル5例、大腸癌患者由来正常組織サンプル10例を用い、ウエスタンブロット法にて検討を行った。クローン病では通常型オートファジー関連たんぱくLC3の低発現、オートファジーの選択的分解基質であるp62の高発現、ならびにAtg5非依存的オートファジー低減を想定し検討を行った。予想に反しLC3は症例間の個体差が大きく、p62関しても同様の結果であった。Atg5については、両サンプルおいて同様の発現が見られ、Atg5非依存的オートファジーに関わる差を見出すことはできなかった。続いて、クローン病組織30例、正常組織10例を固定後、パラフィン切片を作成、薄切、LC3、Atg5、p62抗体を用いて免疫染色し、発現を観察した。クローン病サンプルにおいてp62の発現が高い傾向を見出したものの、正常組織との間に差を見出すことはできなかった。また、LC3およびAtg5においてもサンプル間で明らかな差を観察しなかった。よって、患者組織を用いた検討では個体差を完全に除くことは困難なため、腸管上皮由来細胞株Caco2を用い、誘導が示唆される化合物ならびにオートファジー阻害剤BafilomycinA1添加によるオートファジーの動態を観察した。通常型およびAtg5非依存的オートファジーを検出するため、ファゴソーム膜を特異的に蛍光染色し共焦点顕微鏡にて観察した。化合物添加によるオートファジー誘導並びに阻害剤による阻害が観察された。以上のことから、ヒト組織サンプルにおけるオートファジーの観察について、個体差などの交絡因子を抑える検討方法について今後模索し再検討することとする。
  • 潰瘍性大腸炎におけるプロバイオティクスを用いた回腸嚢炎発症予防、腸内細菌叢の同定および原因菌の特定
    大阪難病研究財団：医学研究助成
    研究期間 : 2014年04月 -2015年03月

その他のリンク

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