研究者総覧

水谷 徳子 (ミズタニ ノリコ)

  • 経済学部経済学科 准教授
Last Updated :2024/11/27

研究者情報

学位

  • 博士(経済学)(大阪大学)

科研費研究者番号

  • 60551075

J-Global ID

経歴

  • 2020年04月 - 現在  東洋大学経済学部 経済学科准教授

研究活動情報

論文

  • Endogenous structural change, aggregate balanced growth, and optimality
    Economic Theory 65 1 125 - 153 2018年 [査読有り]
  • Older sisters and younger brothers: The impact of siblings on preference for competition
    Personality and Individual Differences 82 81 - 89 2015年 [査読有り]
  • The Effects of Housing Wealth on Fertility Decisions: Evidence from Japan
    Economics Bulletin 35 4 2710 - 2724 2015年 [査読有り]
  • 水谷 徳子
    都市住宅学 2012 76 94 - 103 公益社団法人 都市住宅学会 2012年01月 [査読有り]
  • 自信過剰が男性を競争させる
    行動経済学 2 60 - 83 2009年07月 [査読有り]
  • 出身地の住宅事情と出生行動
    都市住宅学 62 82 - 91 2008年07月 [査読有り]
  • 犯罪発生の地域的要因と地価への影響に関する分析
    日本経済研究 56 70 - 91 2007年03月 [査読有り]
  • 住宅金融公庫改革後の住宅ローン市場の動向と利用者の選択
    都市住宅学 53 98 - 107 2006年04月 [査読有り]

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 大竹 文雄; 木成 勇介; 水谷 徳子; 佐々木 周作; 黒川 博文
     
    本研究では、競争と再分配行動の関係性を検証した。先行研究であるErkal et al. (2011) は順位が1位の人より2位の人ほうが他人への所得移転が多くなるという結論を示したが、本実験ではそのような結果は見られず、単純に順位・報酬が高いほど移転が多いという結果が得られた。また,実験後のアンケートに基づいて作成した平等選好は移転に正の影響を、競争選好は負の影響を与えていた。これらの変数は、報酬移転の存在による生産性の変化には影響を与えておらず、他者に対する選好によって生産性が変化し順位を変動させるというErkalらが主張するメカニズムは日本の被験者では確認されなかった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2011年04月 -2014年03月 
    代表者 : 大竹 文雄; 佐々木 勝; 小原 美紀; 木成 勇介; 奥平 寛子; 水谷 徳子
     
    本研究では、経済実験およびアンケート調査を用いて労働供給に関する行動経済学的分析を行った。経済実験では、実労働による報酬が多かった人ほど再分配をする傾向があるが、再分配を行うのは元々平等主義的な価値観を持つ人であることが明らかにされた。また、兄弟姉妹の構成が競争選好に影響を及ぼすことを、高校生を被験者とした別の経済実験で示した。また、東日本大震災が共同体意識にどのような影響を与えたかについてのWEBアンケート調査を実施し、分析の結果、大規模な災害が直接的および間接的に人々の行動経済学的特性に影響を与える可能性が示唆された。さらに阪神淡路大震災の被災者への長期的な経済的影響についても調査した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2011年 -2013年 
    代表者 : 川口 章; 脇坂 明; 岸 智子; 大竹 文雄; 木村 寛子; 水谷 徳子; 木成 勇介
     
    本研究は、労働市場における男女間格差の実態を明らかにし、その政策対応を議論することを目的としている。そのため、競争志向の男女間格差を計測するための経済実験、中小企業における女性の活躍の実態を把握するためのアンケート調査、女性の就業と育児に関するWeb調査などを実施した。それらの調査データの分析から、仕事と育児の両立支援策が女性の離職確率低下に寄与していること、男女均等化施策を実施している企業では、女性の昇進意欲が高く、女性管理職が多いこと、女性は男性と比較して競争志向が弱いが、競争志向の強さには家庭環境の影響が見られることなどが明らかになった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2011年 -2012年 
    代表者 : 水谷 徳子
     
    本研究課題では、日本の住宅補助の政策評価をおこなうため、公営住宅のクラウディング・アウト効果、家賃補助の有効性について研究をおこなった。特に、公営の借家と公団・公社の借家でクラウディング・アウト効果は異なるのか、世帯収入や住宅の平均的な広さなど地域の特性やその地域の公的賃貸住宅への超過需要の程度によってクラウディング・アウト効果がどのように異なるのかを明らかにすることができた。また、大阪市新婚世帯向け家賃補助制度を対象に、家賃補助が家賃に与える影響を実証的に分析するためのデータベースを構築することができた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2010年 -2011年 
    代表者 : 大竹 文雄; 奥平 寛子; 木成 勇介; 水谷 徳子
     
    胎児期テストステロンの暴露量の指標である人差し指と薬指の長さの比率(2D : 4D比率)が競争的環境でのパフォーマンスに与える影響を、大相撲の力士の成績と経済実験から検証した。 まず、相撲博物館所蔵の力士の手形データと「大相撲相撲名鑑」による現役時代の昇進、成績などの情報からデータベースを作成し、これらのデータから2D:4D比率と大相撲での昇進、勝率との関係を分析した結果、統計的に有意な負の相関が観察された。 また、経済実験によって、男女間の競争選好の差と2D:4D比率の影響を分析した。暫定的な実証結果によれば、競争選好と2D:4D比率の間には有意な統計的関係は観測されなかった。

その他のリンク

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