研究者総覧

竹村 瑞穂 (タケムラ ミヅホ)

  • 健康スポーツ科学部健康スポーツ科学科 准教授
  • 健康スポーツ科学研究科健康スポーツ科学専攻 准教授
  • 福祉社会開発研究センター 研究員
Last Updated :2025/04/22

研究者情報

学位

  • 博士 (体育科学)(2012年03月)

科研費研究者番号

  • 70634351

J-Global ID

研究キーワード

  • 生命倫理学   スポーツ哲学   スポーツ倫理学   

研究分野

  • 人文・社会 / 哲学、倫理学 / 生命倫理学
  • ライフサイエンス / スポーツ科学 / スポーツ倫理学、スポーツ哲学

経歴

  • 2023年04月 - 現在  東洋大学健康スポーツ科学部准教授
  • 2024年09月 - 2025年03月  千葉大学文学部非常勤講師
  • 2017年04月 - 2023年03月  日本福祉大学スポーツ科学部准教授
  • 2014年04月 - 2017年03月  早稲田大学 スポーツ科学学術院 助教
  • 2012年04月 - 2014年03月  早稲田大学スポーツ科学学術院助手

所属学協会

  • 日本カント協会   応用哲学会   日本スポーツとジェンダー学会   国際スポーツ哲学会   体育科教育学会   日本医学哲学倫理学会   日本体育学会   日本体育・スポーツ哲学会   日本スポーツ教育学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 講義 スポーツ倫理を学ぶ 第3章遺伝子ドーピングの倫理学
    竹村瑞穂 (担当:共著範囲:第3章 遺伝子ドーピングの倫理学)大修館書店 2025年03月 ISBN: 9784469280029
  • 竹村瑞穂 (担当:共著範囲:地域スポーツクラブ〈運動部〉活動に求められるスポーツ・インテグリティ)大修館書店 2023年09月 ISBN: 9784469269659 xiv, 322p
  • スポーツの意味と美しさについて
    (担当:範囲:20-23)añjali = あんじゃり / 親鸞仏教センター (真宗大谷派) 編 2022年12月
  • スポーツと遺伝子ドーピングを問う 技術の現在から倫理的問題まで
    (担当:共著範囲:)晃洋書房 2022年01月
  • スポーツ白書2020「ドーピング防止活動」
    (担当:共著範囲:)笹川スポーツ財団 2020年04月 256-258
  • オリンピック・パラリンピックを哲学する オリンピアン育成の実際から社会的課題まで
    (担当:共著範囲:)晃洋書房 2019年01月
  • 広辞苑第7版(体育分野)
    (担当:共著範囲:)岩波書店 2018年01月
  • ドーピングの倫理学『よくわかるスポーツ倫理学』所収
    梅垣明美; 岡部祐介; 春日芳美; 釜崎太; 菊浩一; 関根正美; 竹村瑞穂; 田原淳子; 等々力賢治; 友添秀則; 他 (担当:共著範囲:5.ドーピングの倫理学)ミネルヴァ書房 2017年03月 193 64-77
  • スポーツとドーピング『新版 教養としての体育原理 現代の体育・スポーツを考えるために』所収
    (担当:共著範囲:)大修館書店 2016年07月

講演・口頭発表等

  • アンチ・ドーピング研修
    竹村瑞穂
    東洋スポーツセンター アンチ・ドーピング研修 2025年03月
  • スポーツインテグリティ研修  [招待講演]
    竹村瑞穂
    日本車いすバスケットボール連盟 2025年03月
  • 21世紀におけるアンチ・ドーピング教育の方向性について -生命科学の進歩とELSIの視点から-  [通常講演]
    竹村瑞穂
    日本体育・スポーツ・健康学会第74回大会 2024年08月 口頭発表(一般)
  • Sports Philosophy Seminar(企画、司会)
    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • Toyo-Waseda Sports Ethics Seminar(企画、司会)
    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 医科学研究の倫理について  [招待講演]
    竹村瑞穂
    国立スポーツ科学センター医科学セミナー 2024年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • クラブへの提言について  [招待講演]
    竹村瑞穂 ほか
    浦和レッズ第三者委員会公開シンポジウム 2024年02月
  • アンチ・ドーピング教育セミナー(企画、司会)
    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 競技スポーツにおける性分化疾患の女性アスリートをめぐる問題―キャスター・セメンヤ選手を事例として  [通常講演]
    竹村瑞穂
    早稲田超域哲学研究会 2024年01月
  • スポーツ・インテグリティとスポー ツ倫理について  [招待講演]
    竹村瑞穂
    JSCインテグリティユニット研修における講演 2023年10月
  • 最新情報の提供「コンプライアンス」  [招待講演]
    竹村瑞穂
    令和5年度公認パラスポーツコーチ養成・更新講習会 2023年06月
  • クラブチーム指導者向けコンプライアンス研修  [招待講演]
    竹村瑞穂
    日本車いすバスケットボール連盟コンプライアンス研修会 2023年03月
  • スポーツ倫理から見た遺伝子ドーピング  [通常講演]
    早稲田大学現代死生学研究所主催シンポジウム「スポーツと遺伝子ドーピングを考える:技術の現在と倫理問題」 2022年05月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 令和3年度スポーツ庁委託事業「障害者スポーツ推進プロジェクト」事業成果報告会  [通常講演]
    2022年02月
  • スポーツ科学研究における学際性の確立に向けて  [招待講演]
    日本体育・スポーツ・健康学会71回大会 2021年09月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名) 日本体育・スポーツ・健康学会
  • スポーツにおけるコンプライアンス - JWBFが目指したい多様性のある組織  [通常講演]
    日本車いすバスケットボール連盟 2021年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 日本車いすバスケットボール連盟
  • スポーツにおけるコンプライアンス(全日本柔道連盟 教材コンテンツ)  [通常講演]
    2020年09月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 全日本柔道連盟
  • アスリートの身体-ナチュラルとアンナチュラルのはざまで  [招待講演]
    早稲田文化人類学会(現代文化人類学会) 2020年01月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募) 早稲田大学 早稲田文化人類学会
     
    競技スポーツ界におけるドーピングの問題を中心にとりあげ、競技スポーツ界で要請される「身体の自然性」というものがいかに恣意的に作られているか説明を行った。さまざまな事例を通して、競技者に求められる自然性というものがいかにアドホックな対応であるかを顕在化するとともに、身体の自然性という視点がドーピングの禁止根拠にはなり得ない点も指摘した。
  • スポーツジェンダー問題からスポーツを哲学する  [招待講演]
    日本体育学会 2019年09月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募) 慶応大学 日本体育学会
     
    キャスター・セメンヤ選手をめぐるDSD規程の問題に対して、競技スポーツ界で顕在化された道徳的価値の対立構造に着目し、規則功利主義の立場からIAAFの主張について倫理学的解釈を試みた。また、差別概念の分析を通して、「許容され得る不正義」と「許容され得ない不正義」について説明した。
  • Sports technology and ethics. A consideration of ethical issues of involved in the Olympic eligibility of an athlete with an artificial leg.  [招待講演]
    International research forum on Biomechanics of running-specific prostheses. 2019年02月 ポスター発表
  • スポーツ科学分野における人文社会系研究について  [招待講演]
    2019年01月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 日本スポーツ振興センター
  • 21世紀における新たなドーピング技術と倫理的問題 スポーツと人間の未来を問う  [招待講演]
    第32回スポーツ史学会 2018年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • スポーツにおける指導者倫理とコンプライアンス  [通常講演]
    2018年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 東京都柔道連盟指導者資格更新講習会
  • スポーツ指導における指導者と選手の在りようについて  [招待講演]
    第42回日本障がい者体育・スポーツ研究会 2018年10月 口頭発表(招待・特別)
  • スポーツ指導と倫理  [招待講演]
    愛知県東浦町スポーツ指導者養成講習会 2018年09月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • みんなで学ぼう スポーツの問題  [通常講演]
    2018年01月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 岐阜県少年柔道協議会
  • 体罰、暴力のないスポーツ指導に向けて  [通常講演]
    公認柔道指導者資格C級指導員養成講習会 2017年12月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 秋田県柔道連盟
  • 競技スポーツの文脈における「よい」身体についての応用哲学的考察  [通常講演]
    日本体育学会 第68回大会 2017年09月 口頭発表(招待・特別)
  • スポーツ指導におけるコンプライアンスについて  [通常講演]
    神奈川県柔道連盟春季指導者講習会 2017年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 東京2020における女性の役割と影響  [通常講演]
    ファム・アクティブ・ジャポン日仏討論会 2017年04月 ファム・アクティブ・ジャポン、在日フランス大使館、在日フランス商工会議所
  • 遺伝子操作技術を用いた身体的エンハンスメントに関する実践哲学的考察:遺伝子の道徳的地位をめぐって  [通常講演]
    日本医学哲学・倫理学会 第33回大会 2014年11月 口頭発表(一般) 東京都文京区 日本医学哲学・倫理学会
     
    遺伝子を物質として操作や改良をしてもよいという見解について批判的に検討し、とくにカント実践哲学における自己義務の観点から、遺伝子の道徳的地位の問題について論じた。
  • スポーツのジェンダー問題に関する哲学的考察序説  [通常講演]
    日本スポーツとジェンダー学会 第13回大会 2014年06月 口頭発表(一般) 愛知県名古屋市 日本スポーツとジェンダー学会
     
    スポーツ界におけるジェンダーの問題について哲学的に考察した。
  • Ethical considerations on gene doping-focusing on the specific ethical problems about genetic doping. (遺伝子ドーピングに関する倫理学的問題:遺伝子ドーピングの独自性に着目して)  [通常講演]
    The 41th annual conference of the International Association for the Philosophy of Sport 2013年09月 口頭発表(一般) アメリカ・カリフォルニア州 
    遺伝子ドーピングのうち、生殖系列細胞の操作や改良の技術を取り上げ、遺伝子の道徳的地位の問題について考察した。
  • 帝都復興祭における帝都復興記念体育大会  [通常講演]
    大林太朗; 真田久; 竹村瑞穂
    スポーツ人類学会 第13回大会 2012年03月 口頭発表(一般) 奈良県天理市 スポーツ人類学会
     
    関東大震災の後に開催された帝都復興祭について、歴史的事実を明らかにした。
  • Ethical Considerations about the Concept of Property in regard to the Person-Doping Practices and Problems (身体所有権概念に関する倫理学的考察:ドーピング実践と問題から)  [通常講演]
    Mizuho Takemura; Angela J Schneider
    39th International association of Philosophy of Sport 2011年09月 口頭発表(一般) アメリカ・ニューヨーク州 
    ジョン・ロックの身体所有権概念について、ドーピングを事例に取り上げ、倫理学的に考察した。
  • 遺伝子ドーピングに関する批判的考察 -否定論と肯定論に着目して-  [通常講演]
    第33回日本体育・スポーツ哲学会 2011年08月 口頭発表(一般) 長崎県長崎市 日本体育・スポーツ哲学会
     
    遺伝子ドーピングの実態および、否定論と肯定論の双方に着目し、先行研究を精査して課題を抽出した。
  • 日本におけるオリンピック教育研究の展開 -筑波大学オリンピック教育プラットフォームの事例を中心に-  [通常講演]
    竹村瑞穂; 大林太郎; 真田久
    台湾身体文化学会国際シンポジウム 2011年06月 口頭発表(一般) 台湾彰化県 
    筑波大学オリンピック教育プラットフォームが実践した、筑波大学附属学校でのオリンピック教育活動について精査した。
  • 遺伝子ドーピングに関する倫理学的考察  [通常講演]
    第30回日本スポーツ教育学会 2010年11月 ポスター発表 東京都渋谷区 日本スポーツ教育学会
     
    遺伝子ドーピングの種類や実態について精査した。
  • 日本語・英語・独語圏におけるドーピング論の系譜学的考察 -スポーツ倫理学的観点から論じた研究を中心に-  [通常講演]
    竹村瑞穂; 近藤良享
    第27回日本スポーツ教育学会 2007年11月 口頭発表(一般) 長野県松本市 日本スポーツ教育学会
     
    日本、英語圏、ドイツ語圏のドーピングに関する先行研究を精査し、課題を抽出した。ドーピング問題には、スポーツ界固有の問題と、選手の身体に関わる生命倫理学的問題の両方が内在している点を示した。
  • 筑波大学オリンピック・ムーブメント研究室: 「オリンピック・ムーブメントと大学」  [通常講演]
    第18回日本スポーツ方法学会 2007年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募) 茨城県つくば市 日本スポーツ方法学会
     
    大学が行っているオリンピック・ムーブメントの事例を精査した。
  • スポーツと環境倫理 -ハンス・ヨナスの「責任という原理」を中心に-  [通常講演]
    竹村瑞穂; 近藤良享
    第26回日本スポーツ教育学会 2006年11月 口頭発表(一般) 滋賀県大津市 日本スポーツ教育学会
     
    スポーツ界における環境問題について事例を挙げつつ整理し、倫理学的視点から論じた。とくにハンス・ヨナスの世代間倫理の視点から考察した。
  • カント実践哲学からみるフェアプレイの道徳性  [通常講演]
    竹村瑞穂; 近藤良享
    第28回日本体育・スポーツ哲学会 2006年08月 口頭発表(一般) 大阪府大阪市 日本体育・スポーツ哲学会
     
    競技スポーツ界におけるフェアプレイの道徳性について、ドイツの哲学者カントの実践哲学を基盤にしつつ論じた。とくに松井秀喜の五打席連続敬遠についての問題など、具体的事例を取り上げ、フェアプレイの道徳性はかなり限定されるものであることを論じた。
  • “The environmental issues on the Nagano Olympics in1998” (1998年冬季長野大会における自然環境問題)  [通常講演]
    第29回マレーシアオリンピックセッション 2006年03月 口頭発表(一般) クアラルンプール 
    1998年長野五輪の際に問題となったスキーの滑走路をめぐる環境問題について倫理学的に考察を行った。
  • クラブチーム指導者向けコンプライアンス研修会  [招待講演]
    竹村瑞穂
    日本車いすバスケットボール連盟コンプライアンス研修会

作品等

  • 暴力(体罰を含む)・セクハラ問題を学ぶためのガイドブック
    全日本柔道連盟  その他  2015年05月  全日本柔道連盟の、暴力・体罰・セクシャル・ハラスメントのためのガイドブック(指導者用)

受賞

  • 2015年08月 日本体育学会 日本体育学会浅田学術奨励賞
     JPN japan_society
  • 2007年11月 日本体育・スポーツ哲学会 日本体育・スポーツ哲学会奨励賞
     JPN japan_society

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 競技者の遺伝情報の取り扱いをめぐる倫理的・法的・社会的課題(ELSI)に関する研究
    研究期間 : 2025年04月 -2029年03月 
    代表者 : 竹村瑞穂; 坂本拓弥; 竹越一博; 小田佳子; 板倉陽子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 竹越 一博; 志田 隆史; 青木 海; 渡部 厚一; 石井 亮太; 竹村 瑞穂
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2026年03月 
    代表者 : 日比野 暢子; 日比野 幹生; 竹村 瑞穂
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 竹越 一博; 渡邉 淳; 渡部 厚一; 菅澤 威仁; 竹村 瑞穂
     
    【方法】rAdV-hEPOを作製し、HuH7(ヒト肝臓癌由来細胞)に感染させ、hEPOタンパク質の過剰発現を確認した。次に、rAdV-hEPO遺伝子ドーピングモデルマウスを構築した。マウスの眼窩静脈叢からrAdV-hEPOを注射し、5日後に肝臓、脾臓、血液を解析した。さらに、遺伝子ドーピングの直接的な証拠として、導入遺伝子であるhEPO及び遺伝子導入として用いているrAdVベクター由来の特異的な遺伝子断片をTaqMan qPCRで検出した。加えて、上述の遺伝子断片が検出可能な期間(window period)を明らかにすべく、全血100uLを尾部静脈から採血しTaqMan qPCRで経時的に検出した。さらにRNA-Sequence解析を用いサロゲートマーカーになりうるRNAを同定した。【結果】rAdV-hEPO遺伝子ドーピングモデルマウスを構築すると共に、ドーピングの直接的な証拠であるrAdV-hEPO由来の複数の遺伝子断片をわずか100uLの血液から長期的に検出することに成功した。さらに、rAdV-hEPOを注射することで発現が上昇する4種類のRNAを同定することに成功した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2019年04月 -2023年03月 
    代表者 : 竹村 瑞穂; 小野 雄大; 梶 将徳; 鈴木 康介
     
    当該年度については、具体的に下記事項について研究実績を出し、研究を遂行することが出来た。一つは、遺伝子ドーピングを含めたアンチ・ドーピング意識尺度の開発研究を進めていくに際し、連盟や大学などに所属するアスリートや社会人、大学生を対象に、分担研究者と協力しながら予備調査の実施を行うことが出来た。また、本調査に向けて、予備調査で得られた結果の分析に着手した。もう一つには、現在スポーツ社会で問題となっており、また、従来の薬物ドーピングとは質的に異なる問題性が含まれるとされている、遺伝子ドーピングに関する理論的な研究を進め、その成果を書籍として出版、刊行することが出来た。 とくに、二つ目の書籍出版(森岡正博、石井哲也、竹村瑞穂編著、2022、スポーツと遺伝子ドーピングを問う-技術の現在から倫理的問題まで-、晃洋書房)に関しては、遺伝子ドーピングの技術的側面、理論的側面、倫理・哲学的な側面など、多角的に検討した日本で初めての遺伝子ドーピングに関する書籍であり、その社会的成果は大きいものがあると言える。 また、研究で得られた成果を国際誌へ投稿する準備も進めている。同時に、2022年度に開催する「ドーピングに関するシンポジウム」の予定も企画・具体化するなど、研究成果を社会的に発信していくことにも力を入れている。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2019年03月 
    代表者 : 竹村 瑞穂
     
    本研究のタイトルは、「遺伝子ドーピングに関する倫理学的研究:原理的研究から行動規範の策定まで」であり、競技スポーツ界における遺伝子ドーピングに関する応用倫理学的考察を主眼とした研究である。遺伝子ドーピングとは、「遺伝子操作技術を、健康なアスリートが、治療目的ではなくパフォーマンスの向上を意図して利用するドーピング」のことであり、とくに21世紀に入ると現実的な懸念の対象となってきた。科学技術の進歩に対して倫理学的研究が遅れている状況の中、遺伝子ドーピングに関する倫理学的諸問題を明確化し、対応策につながる見解を提示した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2013年04月 -2015年03月 
    代表者 : 竹村 瑞穂
     
    本研究のテーマは、「遺伝子ドーピングに関する倫理学的枠組みの構築」である。 本研究では、遺伝子ドーピングとはなにかをまず明示した。また、遺伝子ドーピングに関する先行研究を整理して、どのような倫理学的問題が指摘されているのか、遺伝子ドーピングの独自性も踏まえつつ論点を整理した。論点を明確にした上で、それら一つ一つの問題性について、応用倫理学的立場から考察を行った。これらの研究は、最終的に目指される「遺伝子ドーピングの倫理規定」の策定のための土台となる基礎的研究として位置づけられる。

社会貢献活動

  • 浦和レッズ第三者委員会委員
    期間 : 2023年 - 現在
    役割 : その他
    主催者・発行元 : 浦和レッドダイヤモンズ株式会社
  • 日本アンチ・ドーピング機構 評議員
    期間 : 2023年 - 現在
    役割 : その他
  • 日本アンチ・ドーピング機構 学術委員会委員
    期間 : 2023年 - 現在
    役割 : その他
  • 日本パラ水泳連盟理事
    期間 : 2023年 - 現在
    役割 : その他
  • 日本体育スポーツ哲学会理事
    期間 : 2023年 - 現在
    役割 : その他
  • 日本車いすバスケットボール連盟コンプライアンス委員会委員
    期間 : 2019年01月 - 現在
    役割 : 助言・指導
    種別 : その他
  • 「JISSにおけるヒトゲノム・遺伝子解析に関するポジションステートメント」策定
    期間 : 2024年05月31日
    役割 : 助言・指導
    主催者・発行元 : 国立スポーツ科学センター
  • アンチ・ドーピング教育セミナーの開催
    期間 : 2024年01月18日
    役割 : 司会
    主催者・発行元 : 科学研究費基盤C「遺伝子ドーピングを含めた21世紀におけるアンチ・ドーピング教育プログラムの開発」
  • 国立スポーツ科学センター倫理審査委員会委員
    期間 : 2020年04月 - 2023年03月
    役割 : その他
    種別 : その他
  • 全日本柔道連盟コンプライアンス委員会委員
    期間 : 2017年04月 - 2022年03月
    役割 : その他
    種別 : その他
  • 日本体育学会IJSHS編集委員会委員
    期間 : 2019年04月 - 2022年
    役割 : 編集
    種別 : その他
  • 遺伝子ドーピングに関する学際的・国際的ワークショップの開催
    期間 : 2019年03月
    役割 : パネリスト
    種別 : セミナー・ワークショップ
  • 全日本柔道連盟コンプライアンス委員会セクハラ分科会オブザーバー
    期間 : 2014年09月 - 2017年03月
    役割 : その他
    種別 : その他

メディア報道

  • IOC ロシア・ベラルーシ復帰検討
    報道 : 2023年02月03日
    執筆者 : 本人
    発行元・放送局 : 毎日新聞
    番組・新聞雑誌 : 毎日新聞 ミニ論点
     新聞・雑誌
  • 北京パラ露、ベラルーシ除外 平和希求の理念貫く
    報道 : 2022年03月04日
    執筆者 : 本人
    発行元・放送局 : 毎日新聞
    番組・新聞雑誌 : 毎日新聞 ミニ論点
  • 対話する力を養え 共生社会の一歩に
    報道 : 2021年
    執筆者 : 本人
    発行元・放送局 : 共同通信
    番組・新聞雑誌 : 共同通信
     新聞・雑誌
  • “スポーツと遺伝子”
    報道 : 2021年
    執筆者 : 本人
    発行元・放送局 : NHK-World JAPAN
    番組・新聞雑誌 : NHK-World JAPAN The Signs
     テレビ・ラジオ番組
  • 必要な倫理基盤確立 ドーピングは必然的帰結か
    報道 : 2019年
    執筆者 : 本人
    発行元・放送局 : 共同通信
    番組・新聞雑誌 : 共同通信
     新聞・雑誌

学術貢献活動

  • 早稲田大学現代死生学研究所招聘研究員
    期間 : 2020年04月 - 現在
    役割 : その他
    種別 : その他

その他のリンク

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