研究者総覧

小林 正夫 (コバヤシ マサオ)

  • 社会学部国際社会学科 教授
  • アジア文化研究所 研究員
  • 人間科学総合研究所 研究員
  • 社会学研究科社会学専攻 教授
Last Updated :2025/04/19

研究者情報

学位

  • 理学修士(1987年03月 東京大学)

科研費研究者番号

  • 30225536

J-Global ID

プロフィール

  • 主要研究領域:ネパール(農山村における開発、都市農村関係、対外出稼ぎを含む人口移動とその社会的影響など)

    1987年-90年 ネパールの地方キャンパスで教員経験(青年海外協力隊)

研究キーワード

  • 出稼ぎ   農村地理学   Urban System   Rural Geography   

研究分野

  • 人文・社会 / 人文地理学

経歴

  • 1990年 - 1993年  東京大学教養学部 助手College of Arts and Sciences
  • 1990年 - 1993年  Tokyo University, Inst. of Arts & Sciences, Assistant
  • 1987年 - 1990年  ネパール国立トリブヴァン大学ゴルカ・キャンパス 講師(青年海外協力隊より派遣)
  • 1987年 - 1990年  Tribhuvan University Gorkha Campus, Lecturer

所属学協会

  • 日本地理教育学会   人文地理学会   日本南アジア学会   日本地理学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 現代ネパールを知るための60章
    日本ネパール協会 (担当:分担執筆範囲:p.30-34 地域間流動の視点から見るネパールの人口構造)明石書店 2020年05月
  • アジア社会の発展と文化変容
    小林 正夫; 東洋大学アジア文化研究所; アジア地域研究センター 東洋大学アジア文化研究所・アジア地域研究センター 2010年03月 
    「ネパールにおけるグローバル経済と社会変動」:1980年代後半からの国外出稼ぎ急増による経済成長と、そのグローバルな文化的影響を受けて進行するライフスタイルの変化を提示し、それに対応した地域開発の事例を紹介。
  • 大学教育の質保証
    小林 正夫; 杉山 憲司; 斎藤 里美; 藤本 典裕; 篠崎 信之; 鈴木哲郎; 東洋大学ライフデザイン学部; 松村直樹 明石書店 2009年01月 
    第6章「地域連携型の大学教育とその展開」:地域の課題解決と連携する大学教育を通して、大学教育の質を論じた。地域連携型の教育は、学生の主体性、課題探求・問題解決力を向上させるとともに、大学教育の意義を社会に問う機会にもなる。その理念と課題について、グローバル化による社会変化と関連づけて検討している。
  • 大学教育と質保証(第6章「地域連携型の大学教育とその展開」担当)
    明石書院 2009年 ISBN: 9784750329185
  • ネパールを知るための60章
    小林 正夫; 社; 日本ネパール協会 明石書店 2000年06月 
    知識検定型から創造性重視のカリキュラムへの移行が地域差・階層差が大きな途上国では、格差拡大をもたらす可能性について触れ、他方で、教育より早く変化する現実の情報を重視する学生の意識変化について言及。共著者:石井溥・田部井淳子ほか58名。
  • アジア読本 ネパール
    小林 正夫; 石井 溥 河出書房新社 1997年03月 
    「人口大国の可能性」・「山あいの町ゴルカの近代生活」担当、第2章「動く人々・動くもの」企画。山国で人口が多い国にとって、グローバル化は出稼ぎや兼業のチャンスでもあることに触れ、人口開発の必要性を示した。共著者:石井溥・鹿野勝彦・安野早己・蓮見順子・他23名
  • 中国現代地理
    ラトナ出版 1991年
  • Chin-ko Adhunik Bhugol
    Ratna Pustak Bhandar 1991年
  • Chin-ko Adhunik Bhugol
    小林 正夫 Ratna Pustak Bhandal 1990年06月 
    ネパールの大学教育課程のための中国地理の教科書。ネパールの大学生のための比較地誌という視点で台湾の経済成長を取り上げた点が特徴。

講演・口頭発表等

  • 比較事例:地縁型コミュニティを基盤とする飯田市のまちづくり
    小林正夫
    防潮堤から考えるー東日本大震災から11年目のメッセージ 2022年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 地域連携プロジェクトによる学生の地域認識の変化  [通常講演]
    小林 正夫
    日本地理教育学会第62回大会 2012年07月 
    プロジェクト型の臨地調査において、地理学的な技法(地図の活用)、視点(地域内の様々な主体における外部との関係性の把握、マルティスケール的な社会環境認識など)が、学生の地域認識においてどのように生かされるのか、また、その指導における工夫について、所属学科が実施しているプロジェクトにおける具体例を通して提示した。
  • ネパールにおける社会変容と村落開発戦略  [通常講演]
    小林 正夫
    日本地理教育学会 2009年08月 
    グローバル化の浸透と外国出稼ぎに支えられた消費ブームにより、農村開発においても観光開発においても、国内の富裕層や若年層の経済力や文化意識の変化に対応したマーケティングが開発の鍵を握ることを、フィールドワークの事例により提示した。

作品等

  • ネパール・タラナガル村の村落調査
    1992年
  • Village Research in Taranagar V. D. C. of Nepal
    1992年

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 南 真木人; 藤倉 達郎; 小林 正夫; Maharjan K.・L.; 森本 泉; 名和 克郎; 佐藤 斉華; 田中 雅子; 本多 和茂; 橘 健一; 渡辺 和之; 古川 不可知; 鹿野 勝彦; カレル ディペシュ; 丹羽 充
     
    研究者15名がネパールの14郡に広がる調査対象村や地域で各々現地調査を行い、ネパール地震後の復旧・復興過程を詳らかにした。それらの比較により地域ごとの多様性や相違、格差が明らかになり、その要因や背景を考察した。地域差が生じた要因のひとつに外国からの支援の有無がある。地域に外国、とくに先進国との繋がりをもつ者がいる世帯や村で復旧がより進んだ。その意味でトレッカーや登山家が訪れるランタンやソルクンブ郡の有利性が見て取れた。地震を契機とした社会再編は、短期的には「災害ユートピア」的な共助と平等性に基づき、長期的には被災前からある世帯間や地域間格差を助長する形で進んでいることが明らかになった。
  • アジア境域における跨境的生活様式の研究-東アジア・東南アジアの比較
    研究所プロジェクト
    研究期間 : 2011年 -2013年
  • 境域アジアのトランスナショナル・コミュニティ ―地域間比較研究の定礎に向けて―
    研究所プロジェクト
    研究期間 : 2008年 -2010年 
    代表者 : 小林 正夫
  • 高等教育におけるシチズンシップおよびキャリア・コンピンシーの国際比較研究
    研究所プロジェクト
    研究期間 : 2007年 -2009年
  • 境域アジアのトランスナショナル・コミュニティー -地域間比較研究の試みとして―
    研究所プロジェクト
    研究期間 : 2007年 -2007年
  • 東南アジア・中東地域の国家制定法と伝統的秩序規範の協働関係に関する法文化的研究
    科学研究費 基盤研究(B)(一般)
    研究期間 : 2006年 -2007年 
    代表者 : 後藤武秀
  • 東アジア・東南アジアにおける異文化接触と文化変容
    研究所内プロジェクト
    研究期間 : 2003年 -2005年
  • ネパールにおける農村開発
  • Rural Development in Nepal

担当経験のある科目

  • 社会調査および実習
    東洋大学
  • 社会調査入門
    東洋大学
  • 地誌学
    東洋大学
  • 地理学
    東洋大学,他
  • 人文地理学
    東洋大学

社会貢献活動

  • 2022年度学輪IIDA共通カリキュラム 「多様性社会+ソーシャルキャピタルフィールドスタディ」 コーディネート
    期間 : 2022年08月16日 - 2022年08月18日
    役割 : 助言・指導
    種別 : セミナー・ワークショップ
    主催者・発行元 : 飯田市
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 学輪IIDA共通カリキュラム フィールドスタディ (オンライン開催)
  • 本当に必要な復興支援とは(ネパール大震災その後:復興支援について学ぼう)
    期間 : 2015年12月20日 - 2015年12月20日
    役割 : 講師
    種別 : セミナー・ワークショップ
    主催者・発行元 : JICA駒ヶ根
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 信州グローバルセミナー2015
     ネパール地震の復興支援にあたって考慮すべき要素、その中でJICAボランティアのOV会が果しうる役割について、ネパール社会の特性、JICAボランティアの強みを、具体例とともに紹介した。
  • ネパールとブータンにおける開発:グローバル化の中で生きる
    期間 : 2014年07月29日
    役割 : 講師
    種別 : 出前授業
    主催者・発行元 : 長野県立飯田風越高等学校
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 学輪IIDA高大連携講演会

その他のリンク

researchmap