研究者総覧

稲沢 公一 (イナザワ コウイチ)

  • 福祉社会デザイン学部社会福祉学科 教授
  • 福祉社会開発研究センター 研究員
  • ライフデザイン学研究科生活支援学専攻 教授
  • ライフデザイン学研究科ヒューマンライフ学専攻 教授
Last Updated :2025/04/24

研究者情報

学位

  • 博士(社会福祉学)

ホームページURL

科研費研究者番号

  • 50278165

J-Global ID

研究キーワード

  • 理論福祉学   精神保健福祉   

研究分野

  • 人文・社会 / 社会福祉学

経歴

  • 2023年04月 - 現在  東洋大学福祉社会デザイン学部教授
  • 2012年 - 2023年03月  東洋大学ライフデザイン学部教授
  • 2004年 - 2012年  法政大学現代福祉学部教授
  • 1999年 - 2004年  東洋大学社会学部助教授
  • 1998年 - 1999年  東洋大学社会学部専任講師
  • 1995年 - 1998年  長野大学産業社会学部専任講師

学歴

  •         -   東洋大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了

所属学協会

  • 日本病院・地域精神医学会   日本精神障害者リハビリテーション学会   日本社会福祉実践理論学会   日本社会福祉学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 現代社会福祉分析の再構築
    古川孝順編 (担当:分担執筆範囲:第1部第5章援助関係論の再構築に向けて)2022年09月 ISBN: 9784805887721
  • 稲沢 公一 誠信書房 2022年08月 ISBN: 4414601657 168
  • 認め合い、支え合う福祉社会の近未来
    東洋大学福祉社会開発研究センター (担当:分担執筆範囲:第1章第2節「福祉原理としての『無条件の肯定』」-日本の仏教思想を参照して-)中央法規出版 2022年03月 ISBN: 9784805884485
  • つながり、支え合う福祉社会の仕組みづくり
    東洋大学福祉社会開発研究センター (担当:分担執筆範囲:第8章相模原障害者殺傷事件からみえること)中央法規 2018年03月
  • 稲沢 公一 (担当:単著範囲:)有斐閣 2017年06月 ISBN: 4641221006 216
  • 稲沢 公一 (担当:単著範囲:)誠信書房 2015年09月 ISBN: 4414601541 130
  • 稲沢 公一; 岩崎 晋也 (担当:共著範囲:)有斐閣 2014年10月 ISBN: 464117721X 294
  • 駒村 康平; 斉藤 弥生; 稲沢 公一 NHK出版 2014年07月 ISBN: 414910896X 128
  • 福田 素生; 岡部 卓; 尾形 裕也; 駒村 康平; 稲沢 公一 (担当:共著範囲:)医学書院 2013年02月 ISBN: 4260016822 291
  • 対論 社会福祉学4-ソーシャルワークの思想
    稲沢 公一 (担当:分担執筆範囲:テーマ1論文2「ソーシャルワーク初期段階の価値をめぐる葛藤-リッチモンドの足跡をたどって-」)中央法規出版 2012年11月
  • 精神保健福祉相談援助の基盤-新・精神保健福祉士養成講座第3巻
    稲沢 公一 (担当:分担執筆範囲:第5章「相談援助の形成過程」)中央法規出版 2012年02月
  • 福田 素生; 岡部 卓; 駒村 康平; 石渡 和実; 稲沢 公一 (担当:共著範囲:)医学書院 2009年12月 ISBN: 4260008099 284
  • 小澤 温; 稲沢 公一 (担当:共著範囲:)ミネルヴァ書房 2008年05月 ISBN: 4623051218 226
  • 稲沢 公一; 岩崎 晋也 (担当:共著範囲:)有斐閣 2008年02月 ISBN: 4641177066 280
  • わが国におけるソーシャルワーク実践の展開-小松源助先生の研究業績の継承を願って-
    川島書店 2008年
  • 生活支援の社会福祉学
    有斐閣 2007年
  • 障害・病いと「ふつう」のはざまで-軽度障害者どっちつかずのジレンマを語る
    明石書店 2006年
  • 岩崎 晋也; 稲沢 公一; 池本 美和子 (担当:共著範囲:)有斐閣 2005年03月 ISBN: 4641076952 282
  • 社会福祉原論-精神保健福祉士養成セミナー第9巻〔三訂版〕
    へるす出版 2005年
  • ソーシャルワークの実践モデル
    川島書店 2005年
  • 岩崎 晋也; 稲沢 公一 へるす出版 2005年 ISBN: 4892695297
  • 新版 社会福祉援助技術
    建帛社 2004年
  • 社会福祉士のための基礎知識Ⅰ
    中央法規 2003年
  • 古川 孝順; 稲沢 公一; 岩崎 晋也; 児島 亜紀子 (担当:共著範囲:)有斐閣 2002年07月 ISBN: 4641076545 265
  • 系統看護学講座 社会福祉
    医学書院 2002年
  • 精神障害者地域リハビリテーション実践ガイド
    日本評論社 2002年
  • ソーシャルワーカーのための法学
    有斐閣 2002年
  • 援助するということ
    有斐閣 2002年
  • 障害者福祉とソーシャルワーク
    有斐閣 2001年
  • ぜんかれん家族講座2:家族の生き方
    (財)全国精神障害者家族会連合会 2000年
  • (翻訳)ソーシャルワーク実践におけるエンパワーメント-その理論と実際の論考集
    相川書房 2000年
  • 稲沢 公一; 精神障害者ピア; サポートセンターこらーる; たいとう 精神障害者ピア・サポートセンターこらーる・たいとう 2000年
  • 生活支援Ⅱ-生活支援活動を創り上げていく過程
    やどかり出版 1999年
  • 社会福祉原論-精神保健福祉士養成セミナー第9巻
    へるす出版 1998年
  • 精神障害者観の現況'97-全国無作為サンプル2000人の調査から
    (財)全国精神障害者家族会連合会 1998年
  • 社会福祉方法原論
    法律文化社 1997年
  • みんなで歩けば道になる-全家連30年のあゆみ-
    (財)全国精神障害者家族会連合会 1997年
  • (翻訳)高齢者エンパワーメントの基礎-ソーシャルワーク実践の発展を目指して
    相川書房 1997年
  • 救護・更生施設の精神障害者-の生活と福祉ニーズ-
    (財)全国精神障害者家族会連合会 1995年
  • 小松 源助; 稲沢 公一 (担当:共訳範囲:)ランバート マグワァイア 川島書店 1994年05月 ISBN: 4761005327 257
  • 精神障害者・家族の生活と福祉ニーズ'93(Ⅱ)-全国地域生活本人調査編-
    (財)全国精神障害者家族会連合会 1994年
  • (翻訳)対人援助のためのソーシャルサポートシステム
    川島書店 1994年
  • (翻訳)精神の障害-臨床、法制度その実際-
    三輪書店 1994年
  • 精神障害者・家族の生活と福祉ニーズ'93(Ⅰ)-全国家族調査編-
    (財)全国精神障害者家族会連合会 1993年
  • (翻訳)ソーシャルワークとヘルスケア-イギリスの実践に学ぶ-
    中央法規出版 1993年

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 福祉社会における新たな価値の創発と支援システムの構築
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的研究(開拓)
    研究期間 : 2022年06月 -2027年03月 
    代表者 : 志村 健一; 金子 光一; 古川 和稔; 稲沢 公一; 窪田 佳寛; 横田 祥; 高山 直樹; 佐藤 亜樹; 藤木 聡美; 荻野 剛史; 三重野 清顕; 高野 聡子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2027年03月 
    代表者 : 國重 智宏; 稲沢 公一
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2004年 -2006年 
    代表者 : 小澤 温; 高山 直樹; 吉川 かおり; 稲沢 公一; 的場 智子
     
    16年度は、「障害者のエンパワメント」に関する理論概念研究として、「『当事者主体』の意味に関する考察」、「自立支援の地域展開一自立の価値と支援の方向性」、「地域生活支援の概念に関する考察」、「精神障害者に対する社会のスティグマとエンパワメントに関する研究」、の4つの課題について検討した。あわせて、東京や大阪の地域調査を中心に、「地域における入所施設の新しい役割」、「精神障害者に対する地域支援基盤形成」、などの4つの課題の調査(予備的な調査)および資料検討を行った。 17,18年度は、理論文献研究として、「障害者のエンパワメント支援に関する考察」、「スウェーデンにおける重度知的障害者へのエンパワメント実践と地域福祉理論」、「精神障害者に対する社会のスティグマとエンパワメントに関する研究」、「物語としての精神障害一医学的な物語と当事者の物語」の4つの課題を推進した。調査研究では、「精神障害者のエンパワメントー障害者団体に関する調査をふまえて」、「精神障害者に対する社会のスティグマとエンパワメントに関する研究一学生調査のデータをもとに」の2つの課題を推進した。事例研究では、「女性障害者とコミュニティー「自立生活」を志向する女性障害者の語りから」の課題を推進した。地域事例調査研究では、「沖縄県八重山地域の障害(児)者、高齢者の地域生活支援」、「「個人に対する支援」と「地域に対する支援」のつながり一エンパワメントに注目して」、「精神障害者に対する地域生活支援基盤形成」、「地域で生活する精神障害者からみたコミュニティ」の4つの課題を推進した。以上の文献理論研究および調査研究を通して、エンパワメントの概念整理、エンパワメントとスティグマ、コミュニティとの関係について考察した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1999年 -2000年 
    代表者 : 園田 恭一; 大坪 省三; 山手 茂; 窪田 暁子; 稲沢 公一; 細井 洋子; 喜多川 豊宇
     
    アメリカでの調査対象地域の1つであるミズリー州セントルイスは、白人の高学歴者を主体とした郊外型の中上層の居住地と、黒人の低学歴者を中心とした下町型の下層の居住地とが判然と別れており、また全米でも有数な犯罪多発地域としても知られている。 これらともかかわって、セントルイスでは商工業者等を主体とした市中心部の再開発や発展をめざした町づくり計画や、中上層住民の共通の関心事や課題解決に取り組む各種のNPOやネットワークづくりの活動、そして他方での教会や病院などを拠点とした貧困な荒廃した地区への専門職やボランティアの働きかけなどが目立った動きとなっている。 犯罪多発地域のセントルイスではcommunity polycingやneighbourhood watchingの名のもとに地域や近隣を基盤とし、それらの組織化を通しての犯罪防止策が進められ、成果を挙げていた。 さらには、障害者やがん患者などの自立を地域や仲間で支えるIndependent CenterやWellness Communityの活動なども着実な広がりをみせている。 他方、いま1つの調査対象地域として選定したモンタナ州ミズーラは、ヨーロッパ各国からの移住者を先祖にもつ白人主体の地域であり、米国でも「最も暮らしやすい町」(フォーブス誌)として選ばれている。それと同時にミズーラは、その周辺にアメリカ先住民の居住地をもち、また近年では、モン族などを中心としたベトナム難民の定住地としても知られている地域である。 ミズーラでは、モンタナ大学が市域全体のコミュニティ形成の中心に位置し、また部族のコミュニティ・カレッジなどを媒体として先住アメリカ人などへの働きかけも活発に行われている。 また、ミズーラ地域でも、市のイニシャティブで、全市的な近隣住民会議の再組織化が進められ、また同時に、近隣や地元企業などが主体となって増加傾向を示す貧困者への食糧供給を担う市民活動としてのFood Bankの活動などが広がっていた。さらには、ミズーラでの高齢者や離別者などの支援活動を展開しているAging ServiceやFamily Firstなどの取り組みも目についた。

その他のリンク

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