研究者総覧

増田 正人 (マスダ マサト)

  • 総合情報学部総合情報学科 准教授
  • 総合情報学研究科総合情報学専攻 准教授
  • 工業技術研究所 研究員
Last Updated :2025/04/19

研究者情報

学位

  • 博士(工学)(東洋大学)

科研費研究者番号

  • 60708543

J-Global ID

研究分野

  • 情報通信 / 知能情報学
  • 情報通信 / 計算科学
  • ライフサイエンス / 動物生命科学

研究活動情報

論文

講演・口頭発表等

MISC

受賞

  • 2009年05月 人工知能学会 人工知能学会賞 RoboCup Japan Open 2009 サッカーシミュレーションリーグ2D
     
    受賞者: 増田正人

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 伯野 史彦; 高橋 伸一郎; 米山 鷹介; 片岡 直行; 増田 正人; 西 宏起; 山中 大介
     
    これまで低タンパク食または低アルギニン食を給餌したラットで脂肪肝形成が誘導されることを明らかにしてきた。さらに、低タンパク質食給餌ラットでは新規脂質合成が促進されることによって脂肪が蓄積するが、低アルギニン食を給餌したラットでは肝臓からのVLDLの分泌が抑制されることによって脂肪肝が形成されることを示した。昨年度は、VLDLの構成分子であるアポリポタンパク質の発現を誘導するアミノ酸としてオルニチンを同定することに成功した。さらに、オルニチンを低アルギニン食に添加すると低アルギニン食給餌によって誘導された脂肪肝形成が完全に抑制された。しかし、オルニチンを腹腔内に投与しても低アルギニン食で誘導される脂肪肝形成を抑制できないことから、腸内細菌叢や小腸細胞を介して、オルニチンがVLDL分泌を促進していると考えられた。そこで本年度は、まず、低アルギニン食または低アルギニン食にオルニチンを添加した食餌を給餌したラットの門脈血のメタボローム解析を行った。その結果、腸内細菌叢で合成される二次胆汁酸の量が低アルギニン食給餌で増加し、オルニチンの添加で抑制された。そのため、胆汁酸の吸着剤を添加して脂肪肝形成を調べたが、残念ながら胆汁酸の関与は認められなかった。また、抗生物質を多量に投与して腸内細菌叢を除去したのちに脂肪肝形成を観察したが、腸内細菌叢の関与も認められなかった。今後は一部の特徴的な胆汁酸が脂肪肝抑制に関与している可能性を考えて、研究を進めていきたい。次に腸管組織において、低アルギニン食給餌やオルニチンの添加によって発現が変化する分泌タンパク質の探索を行った。その結果、多くの分泌タンパク質の遺伝子発現が変化していることを明らかにした。今後はこれらのタンパク質の発現を制御することによって脂肪肝形成に関与していることを証明したい。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 伯野 史彦; 高橋 伸一郎; 山中 大介; 米山 鷹介; 片岡 直行; 増田 正人; 西 宏起
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 増田 正人; 鬼木 健太郎; 西 宏起
     
    15%カゼイン相当になるようにアミノ酸を含んだコントロール食、コントロール食から全てのアミノ酸を1/3量に減らした5AA食、一種類コントロール食からずつアミノ酸を1/3量に減らしたΔアミノ酸食を給餌したラットの血中アミノ酸濃度と肝臓の脂肪蓄積レベルを測定し、自己組織化マップ(SOM)による分類を行い、血中アミノ酸濃度による脂肪蓄積レベルを分類することができた。同様に新たにコントロール食、Δコリン食、Δアルギニン食、Δメチオニン食、Δアルギニン-コリン食、Δメチオニン-コリン食を給餌したラットの血中アミノ酸濃度と肝臓脂肪蓄積レベルを測定し、血中アミノ酸濃度を前述のSOMでプロットした。結果として、新たに採取したラットのデータではマップ上のほぼ同一の箇所に分類された。新たに測定されたラットの血中アミノ酸濃度を確認すると、同じコントロール食を給餌したラットにもかかわらず、全く異なったアミノ酸濃度が検出されていた。これはアミノ酸が酸化や還元、分解されたことによる濃度の変化(採取してから測定までの時間や保存状態による要因)や計測機器の測定誤差(成分分析機の違い)があると考えられる。これらの誤差を計測誤差と呼称し、計測誤差を緩和する標準化が必要である。この問題はヒト健康診断データでも生じ得る問題であるため、早急に標準化方法を確立する必要がある。現在、内部標準として使用できるタンパク質を模索中である。 同一実験回のデータでのSOMによる分類には問題ない。 システムとしてはMac OSによるアプリケーション化は順調に進んでおり、自己組織化マップの結果の可視化、および、新規データを入力時の分類結果の可視化が行えている。 ヒト健康診断データの収集は、約400名の人数が収集できた。また、健康診断とは別にNASH患者のデータとNASHでない方のデータを合わせて約100名分を収集することができた。

その他のリンク

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