研究者総覧

鷲田 任邦 (ワシダ ヒデクニ)

  • 法学部法律学科 教授
  • 法学研究科公法学専攻 教授
  • アジア文化研究所 研究員
Last Updated :2024/04/06

研究者情報

学位

  • 博士(学術)(東京大学)

科研費研究者番号

  • 50744893

ORCID ID

Researcher ID

  • GGI-8345-2022

J-Global ID

研究キーワード

  • 比較政治学   権威主義体制   選挙   分配政治   クライアンテリズム   選挙操作   選挙不正   選挙区割り   マレーシア   

研究分野

  • 人文・社会 / 政治学

経歴

  • 2024年04月 - 現在  東洋大学法学部教授
  • 2017年04月 - 2024年03月  東洋大学法学部准教授
  • 2022年05月 - 2023年03月  サンウェイ大学ジェフリーチア東南アジア研究所客員研究者
  • 2017年04月 - 2018年03月  学習院大学 非常勤講師
  • 2015年04月 - 2017年03月  早稲田大学政治経済学術院助教
  • 2013年04月 - 2017年03月  東洋英和女学院大学 非常勤講師
  • 2014年10月 - 2015年03月  早稲田大学アジア太平洋研究センター助手
  • 2013年10月 - 2015年03月  慶應義塾大学通信教育部 非常勤講師
  • 2014年04月 - 2014年09月  東京大学総合文化研究科学術研究員
  • 2011年04月 - 2013年03月  慶應義塾大学GCOE研究員
  • 2003年04月 - 2005年03月  日本学術振興会 特別研究員(DC2)

学歴

  • 2002年04月 - 2010年03月   東京大学   大学院総合文化研究科   博士課程
  • 2000年04月 - 2002年03月   東京大学   大学院総合文化研究科   修士課程
  • 1996年04月 - 2000年03月   慶應義塾大学   法学部   政治学科

所属学協会

  • American Political Science Association   日本選挙学会   日本マレーシア学会   日本政治学会   日本比較政治学会   

研究活動情報

論文

書籍

講演・口頭発表等

  • 財政出動と選挙のタイミング:選挙対策としての有効性は実施時期によって異なるか
    矢内 勇生; 鷲田 任邦; 清水 直樹; 東島 雅昌
    第27回公共選択学会 @ 日本大学 2023年12月
  • Experiments on the Manipulation of Election Timing and Budget Expenditures
    Hidekuni Washida
    科研費研究会 @ 高知県立大学 2023年10月
  • Author's summary "Voting Behaviour after the Collapse of a Dominant Party Regime in Malaysia"  [招待講演]
    Hidekuni Washida
    A Forum on "Political Stability in Hung Parliament" (video recording at the introduction session) 2023年07月
  • State Dependency and Support for Political Reform: Evidence from Malaysia
    Hidekuni Washida
    MASSA (Malaysia and Singapore Society of Australia) Symposium @ New Era University College, Kajang, Malaysia 2023年07月
  • 著書解説 Distributive Politics in Malaysia: Maintaining Authoritarian Party Dominance  [招待講演]
    鷲田任邦
    慶應義塾大学大学院法学研究科 公共政策論ゲストトーク 2023年06月
  • Framing Electoral Reform: Evidence from a Survey Experiment in Malaysia  [招待講演]
    Hidekuni Washida (joint project with Wong Chin Huat)
    Tohoku Workshop on Political Regimes @ Tohoku University 2023年03月
  • Blue in Green? Examining the PN’s Rise in GE15
    Hidekuni Washida
    Workshop on GE15 @ Sunway University 2023年02月
  • Election Timing and Autocrats' Response to the COVID-19 Pandemic  [招待講演]
    Hidekuni Washida; Yuki Yanai
    日本大学法学部政治経済学科 研究会 2022年12月
  • Growth or Virus? Anti-Virus Policy, Fiscal Stimulus, and Democratic Advantages in the COVID-19 Pandemic
    Masaaki Higashijima; Naoki Shimizu; Hidekuni Washida; Yuki Yanai
    日本政治学会2022年度研究大会 2022年10月
  • Election Timing and Autocrats' Response to the COVID-19 Pandemic
    Hidekuni Washida; Yuki Yanai
    Annual Meeting of the American Political Science Association 2021年09月
  • Structures of Contention and Mass Reactions to Election Timing Maneuvering: Evidence from a Conjoint Experiment in Japan
    Masaaki Higashijima; Naoki Shimizu; Hidekuni Washida; Yuki Yanai
    Annual Meeting of the American Political Science Association 2021年09月
  • 議会解散権の形式的設計と実質的運用:議院内閣制における早期選挙と経済状況
    鷲田任邦; 今井真士
    日本政治学会研究大会 2021年09月
  • Opportunistic Election Timing and Opposition Coordination
    Hidekuni Washida
    26th World Congress of Political Science: International Political Science Association 2021年07月
  • Disguising as Democrats: The Origins and Outcomes of Partially Independent EMBs in Dictatorships
    Masaaki Higashijima; Hidekuni Washida
    Pre-IPSA EIP (Electoral Integrity Project) Meeting 2021年07月
  • クライアンテリズムの要因と帰結:政党レベルデータを用いた実証分析
    鷲田任邦; 東島雅昌
    日本比較政治学会研究大会 2021年06月
  • 民主制と独裁制の垣根を越えた選挙タイミングの包括的分析
    清水直樹; 矢内勇生; 鷲田任邦; 東島雅昌
    選挙学会研究大会 2021年05月
  • Disguising as Democrats: The Origins and Outcomes of Partially Independent EMBs in Dictatorships
    Masaaki Higashijima; Hidekuni Washida
    PIPCOSS 2021年04月
  • Costs of Calling Unscheduled Elections in Autocracies
    Hidekuni Washida
    2021 Winter Meeting of the Japanese Society for Quantitative Political Science 2021年01月
  • Orchestrating the Instruments of Electoral Manipulation  [招待講演]
    Hidekuni Washida
    Keio University Comparative Politics Seminar Series: Authoritarian Regimes and Elections in Asia @ Zoom 2020年10月
  • Disguising as Democrats
    Masaaki Higashijima; Hidekuni Washida
    日本政治学会研究大会 2020年09月 口頭発表(一般)
  • Electoral Manipulation and Political Participation in Malaysia  [通常講演]
    Hidekuni Washida
    The Biennial Conference of Consortium for Southeast Asian Studies in Asia (SEASIA) @ Academia Sinica, Taipei 2019年12月
  • 選挙不正手段選択の規定要因に関する多国間分析  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本政治学会研究大会@成蹊大学 2019年10月
  • Electoral Politics after GE14  [招待講演]
    Hidekuni Washida
    Round-table Seminar on Malaysian Politics after the 2018 General Election @ Kyoto University 2019年07月
  • 覇権政党体制における社会運動と野党勢力の拡大:マレーシアの事例から  [通常講演]
    伊賀司; 鷲田任邦
    日本比較政治学会研究大会@筑波大学 2019年06月
  • マレーシア人の対日認識とその変化:意識調査分析から  [招待講演]
    鷲田任邦
    地域文化学会研究大会@東洋大学 2019年06月
  • マレーシアの2018年政権交代と選挙監視運動  [招待講演]
    伊賀司; 鷲田任邦
    東南アジア学会関西例会@京都大学 2019年05月
  • Electoral Manipulation under Declining Authoritarian Party Dominance: Evidence from Malaysia  [通常講演]
    Hidekuni Washida
    Annual Meeting of the Midwest Political Science Association, Chicago 2019年04月
  • 選挙不正手段の戦略的選択と限界:マレーシア覇権政党の衰退の背景  [招待講演]
    鷲田任邦
    京都大学法学研究科セミナー(口頭発表) 2019年03月
  • なぜ政権交代が起きたのか:計量分析からみた国民戦線(BN)衰退の要因  [招待講演]
    鷲田任邦
    日本マレーシア学会研究大会@東京外国語大学(本郷) 2018年10月
  • 覇権政党の盛衰と選挙不正戦略:マレーシアの事例から  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本政治学会研究大会@関西大学 2018年10月
  • マレーシアにおける覇権政党の盛衰と開発予算配分:選挙区レベルの配分デー タから  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本マレーシア学会(関西地区例会)@京都大学 2018年07月
  • Electoral Manipulation under Authoritarian Party Dominance in Malaysia  [通常講演]
    Hidekuni Washida
    World Congress of the International Political Science Association, Brisbane 2018年07月
  • 計量分析による一国事例研究の補完:マレーシア覇権政党の財政資源配分戦略を例に  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本比較政治学会研究大会@東北大学 2018年06月
  • 選挙データからみた政権交代の要因  [招待講演]
    鷲田任邦
    第5回東南アジア比較政治研究会(2018年マレーシア総選挙とは何だったのか)@慶応大学 2018年05月
  • 権威主義的政党支配下における選挙不正の検討:マレーシアを事例に  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本政治学会研究大会@法政大学 2017年09月
  • マレーシアにおける与党連合の急激な後退と路線転換の背景  [通常講演]
    鷲田任邦
    アジア政経学会(春季大会)@一橋大学 2017年06月
  • GerrymanderingーMalaysian Style: Survival Strategy of a Hegemonic Party  [通常講演]
    Hidekuni Washida
    Annual Meeting of the Midwest Political Science Association, Chicago 2017年04月
  • 一票の格差の規定要因:マレーシアを事例に  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本政治学会研究大会@立命館大学 2016年10月
  • 地理情報システムを用いた区割り戦略の研究:マレーシアを事例に  [招待講演]
    鷲田任邦
    横浜市立大学政治学セミナー(口頭発表) 2016年08月
  • Malapportionment and the Strategic Distribution of Public Spending: Evidence from Malaysia  [通常講演]
    Hidekuni Washida
    World Congress of the International Political Science Association, Poznan 2016年07月
  • 権威主義的政党支配下における選挙区割り戦略:マレーシアを事例に  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本比較政治学会研究大会@京都産業大学 2016年06月
  • Portfolio Allocation under Authoritarian Party Dominance: Evidence from Malaysia  [通常講演]
    Hidekuni Washida
    Annual Meeting of the Midwest Political Science Association, Chicago 2016年04月
  • 一票の格差と財政配分:マレーシアの事例から  [通常講演]
    鷲田任邦
    公共選択学会研究大会@明海大学 2015年11月
  • 権威主義的優位政党支配下のサブナショナルレベルの政権交代要因:マレーシアを事例に  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本比較政治学会研究大会@上智大学 2015年06月
  • 一票の格差と財政配分:マレーシアを事例に  [通常講演]
    鷲田任邦
    一票の格差公開ワークショップ@慶応大学 2015年03月
  • 長期政権下の選挙政治と政党間協力:マレーシア与党連合の閣僚ポスト配分戦略  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本政治学会研究大会@早稲田大学 2014年10月
  • 米国の代議制民主主義に関する分析:社会経済政策をめぐる公約と議会内投票の一貫性  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本比較政治学会研究大会@東京大学 2014年06月
  • 政治的資源配分の統合理論と実証分析:マレーシア長期政権を事例に  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本比較政治学会研究大会@神戸大学 2013年
  • 優位政党の生存と資源配分の政治学  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本比較政治学会研究大会@北海道大学 2011年
  • マレーシア2008年総選挙での与党後退と有権者の態度変化  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本マレーシア学会研究大会@東京外語大学 2011年
  • 一党優位体制における財政配分戦略:マレーシア 国民戦線体制の安定化装置  [通常講演]
    鷲田任邦
    日本比較政治学会研究大会@立教大学 2006年

MISC

受賞

  • 2022年05月 日本選挙学会 優秀ポスター賞 日本選挙学会
     
    受賞者: 清水直樹, 矢内勇生, 鷲田任邦, 東島雅昌
  • 2018年06月 日本比較政治学会 第一回 奨励賞
     
    受賞者: 鷲田任邦
  • 2017年10月 公共選択学会 優秀論文賞(黒川賞)
     
    受賞者: 鷲田任邦

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2027年03月 
    代表者 : 矢内 勇生; 東島 雅昌; 清水 直樹; 鷲田 任邦
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2022年04月 -2026年03月 
    代表者 : 清水 直樹; 東島 雅昌; 矢内 勇生; 鷲田 任邦; 禹 裕眞; 小浜 祥子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2019年04月 -2023年03月 
    代表者 : 矢内 勇生; 東島 雅昌; 清水 直樹; 鷲田 任邦
     
    本研究は、選挙タイミングの決定要因とその帰結について、民主制だけでなく、独裁制も対象にして分析する。民主制と独裁制の違いを超えた、選挙タイミングの重要性に関する一般的な理解を深め、選挙タイミング変更を選挙操作の一手段と捉えることで、選挙不正研究の発展にも貢献することを目的とする。 初年度はまず、国家間の比較分析を中心とする統計的因果推論を行うためのデータセットの整備を行った。選挙タイミングの変更を正確に捉えるために、選挙が元々予定されていた日付と実際に選挙が行われた日付を、第二次世界大戦後の期間についてできるだけ包括的に収集した。また、選挙タイミングと関連しそうな変数についても収集・整理した。選挙が競争的ではない独裁制国家に関しても、議会内での各会派の議席数などのデータを集めた。 次に、収集したデータを用いて選挙タイミングの決定要因に関する研究を進めた。これまでの選挙タイミング研究では、定義上任期が固定されている大統領制のタイミングは対象外とされてきたが、独裁制まで分析対象を拡大すると、大統領制でも選挙タイミングの変更が珍しくないことが明らかになった。また、先行研究では政府が選挙に勝ちやすい好況期に選挙が起こりやすいのではないかと考えられてきたが、独裁制・大統領制まで含めて分析すると、危機に際してあえて選挙を実施することで政権を維持しようとする傾向も確認された。 初年度の研究成果は、APSA, ECPR, MPSA, SEASIA, 日本選挙学会などの国内外の学会や研究会等で発表した。これらの研究会で得られたコメントを踏まえて改訂稿を作り、2020年中に査読付国際誌への掲載を目指す。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年 -2023年 
    代表者 : 鷲田 任邦
     
    本研究の目的は、新興民主制における選挙改革によって、選挙の公平性がどの程度改善されるのか、選挙改革の実態とその規定要因、さらに効果と限界を明らかにすることである。本研究では、2018年の政権交代で一時的に民主化の契機が訪れたものの、2020年2月の政変とその後の政治的流動化を経て旧政権党が勢力を回復しつつあるマレーシアに着目し、選挙改革の実態やその規定要因、そして帰結(効果と限界)を明らかにすることを目指している。 具体的には、①選挙改革をめぐるエリートレベルの政治過程の検討、②選挙改革に対する有権者の認識・態度・関与に関する主にサーベイを用いた調査、そして③選挙改革の実質的効果の検証という3つの観点から体系的な質的・量的分析を行うことを目的としている。サーベイは、予算制約や感染状況を踏まえながら、実地によるものとオンラインによるものを双方実施する予定である。 本研究は、本来であれば2020年度から開始予定であったものの、パンデミックの影響を受け、開始時期を延期することになった。2021年に入ってからもパンデミックが収束していなかったため、2021年4月からの開始を見送らざるを得ず、ようやく2021年の12月頃から2022年度からの開始を念頭に準備を始めることとなった。本科研の予算執行が開始されたのは2022年の2月半に入ってからであるため、具体的な実績はまだ出ていないが、先行研究のレビューや基礎的な情報収集・分析に加え、2022年度中のサーベイ実施に向けた準備を現地の共同研究者とともに進めている。
  • 【代表者】権威主義体制における選挙不正手段の選択をめぐる比較研究
    日本学術振興会:科研費若手研究(18K12712)
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 鷲田任邦
  • 【代表者】権威主義体制における政党支配と選挙区割りの戦略・効果
    日本学術振興会:科研費若手研究B(16K17059)
    研究期間 : 2016年04月 -2018年03月 
    代表者 : 鷲田任邦
  • 権威主義的体制における支配政党の組織化と変容
    早稲田大学:特定課題研究助成
    研究期間 : 2016年04月 -2017年03月 
    代表者 : 鷲田任邦
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 粕谷 祐子; 和田 淳一郎; 松田 憲忠; 福元 健太郎; 鷲田 任邦; 白鳥 浩; 鎌原 勇太; 東島 雅昌; 堀内 勇作; 廣井 多恵子
     
    本研究では、議会選挙における一票の格差に関し、3つの柱を立てて研究を行った。第1は,世界の一票の格差の現状を示すデータベースの作成である。これは,140カ国の最近の下院選挙を対象に,いくつかの指標をもとにした測定を行った。第2は,一票の格差が起こる要因についての検討である。これについては,多国間比較データベースを用い,民主主義の程度と一票の格差の程度の間には逆U字の関係があることを示した。第3の柱は,格差の帰結に関する検討である。例えばブラジルの場合では過大代表されている地域の方が経済が停滞すること,マレーシアでは競合的権威主義のもとで与党の権力維持に寄与し民主化を阻害していることを示した。
  • 権威主義的政党支配の盛衰とゲリマンダリング
    早稲田大学:特定課題研究助成
    研究期間 : 2015年04月 -2016年03月 
    代表者 : 鷲田任邦
  • 財政配分戦略の政治学:マレーシアの事例から
    松下国際財団:
    研究期間 : 2007年 
    代表者 : 鷲田任邦
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2003年 -2005年 
    代表者 : 鷲田 任邦
     
    現段階での焦点はマレーシアの財政政策と選挙政治の関係にある。本研究では、独立期から常に政権を担いつづけている与党連合が、柔軟に選挙結果に対応してきたことが、(1969年総選挙を例外として)安定多数を維持することができた要因のひとつであると考え、選挙政治と財政政策の関連を分析してきた。 まず、連邦レベルのマレーシアの財政政策に関する既存研究では、強権的側面やレントシーキングの側面にのみ焦点が当てられてきた。それに対して、昨年度は、主にマレーシアの機能別・省庁別の財政支出を分析することで、政治的財政循環のパターンを明らかにすると同時に、制度的・歴史的背景を明らかにした。本年度は、政治的財政循環の、より詳細な事業別分析を進め、選挙前後に増減する大規模な支出項目を特定した。道路や橋などの票買収のためのものに加え、公企業の株購入などといった選挙資金獲得という2つの類型の支出がみられた。 また、中央レベルだけでなく、財政資源の地域別配分に関する研究として、州レベル(さらに試論的に選挙区レベル)の財政データの収集と分析を行ってきた。州レベルデータは、各州に足を運ぶことで、これまでの研究では困難だった包括的なデータセットの作成が可能となった。既存研究では不完全なデータと印象論に基づき、首相の強い影響に加えて、野党支持者への財政資源からの懲罰的疎外という「賞罰」の側面にのみが強調される傾向にあった。それに対し本研究は、既存研究がしてこなかった体系的なデータ収集と統計分析というアプローチによって、これまで既存研究で言われてきたことに加え、選挙競争が激しい地域への「選挙的投資」を行っていることを新たに明らかにした。

委員歴

  • 2019年07月 - 2021年06月   日本政治学会   年報編集委員
  • 2020年06月 - 2021年05月   日本比較政治学会   年報編集委員
  • 2019年07月 - 2020年09月   日本選挙学会   企画委員
  • 2019年04月 - 2020年09月   日本政治学会   英文雑誌編集委員
  • 2019年07月 - 2020年06月   日本比較政治学会   企画委員
  • 2018年06月 - 2018年12月   公共選択学会   企画委員
  • 2015年04月 - 2017年03月   アジア経済研究所   外部委員
  • 2015年07月 - 2016年06月   比較政治学会オンラインジャーナル編集委員

担当経験のある科目

  • 専門演習
    東洋大学
  • 政治学原論
    東洋大学
  • 政治学
    東洋大学
  • Introduction to Political Science
    東洋大学
  • 外国書購読(政治学)
    東洋大学
  • 政治学入門
    東洋大学
  • 比較政治学
    学習院大学
  • アカデミックリテラシー演習
    早稲田大学
  • 政治学研究
    早稲田大学
  • 政治学基礎文献研究
    早稲田大学
  • 基礎演習
    早稲田大学
  • 社会統計学
    東洋英和女学院大学
  • 政治理論
    慶應義塾大学

社会貢献活動

  • 高校生のための政治リテラシー入門
    期間 : 2018年11月22日
    役割 : 講師
    種別 : 出前授業
    主催者・発行元 : 上鶴間高校
  • 社会調査入門:政治学の立場から
    期間 : 2018年07月13日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 東洋英和女学院大学
  • 社会調査入門:政治学の立場から
    期間 : 2017年07月14日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 東洋英和女学院大学
  • 社会調査入門:政治学の立場から
    期間 : 2016年07月15日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 東洋英和女学院大学
  • 政治学への誘い
    期間 : 2015年09月29日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 栃木県立宇都宮高等学校
  • 社会調査入門:政治学の立場から
    期間 : 2015年07月10日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 東洋英和女学院大学
  • 非民主制における政治制度
    期間 : 2014年12月05日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 慶應義塾大学

学術貢献活動

  • 日本政治学会(分科会B:政党システム変化をどのように捉えるか)討論者
    期間 : 2020年09月26日
    役割 : その他
    種別 : 学会・研究会等
  • The 5th Waseda ORIS International Symposium for Junior Researchers
    期間 : 2020年01月11日
  • 日本選挙学会(分科会B選挙監視の効果に関する比較研究)
    期間 : 2019年07月13日
  • 駒場国際政治ワークショップ
    期間 : 2019年06月27日
  • 日本政治学会(自由論題A6権威主義体制から民主主義体制へ)
    期間 : 2018年10月13日
  • 日本選挙学会(分科会G制度と選挙)
    期間 : 2018年05月13日
  • 国際政治学会院生研究会(関東地区)2016年度第1回研究会
    期間 : 2016年08月07日
  • IPSA 2016 (Panel: Partisan Politics in New Democracies)
    期間 : 2016年07月26日
  • 東南アジア比較政治研究会第1回研究会
    期間 : 2016年07月09日
  • 駒場国際政治ワークショップ
    期間 : 2014年11月06日

その他

  • 2013年10月 - 2013年10月  専門社会調査士取得

その他のリンク

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