研究者総覧

徐 毅菁 (ジョ キセイ)

  • 経営学部経営学科 助教
Last Updated :2025/06/06

研究者情報

学位

  • 博士 (経営学)(2015年09月)

J-Global ID

研究キーワード

  • ダイバーシティ   帰属理論   失敗   モチベーション   

研究分野

  • 人文・社会 / 経営学 / 組織行動論、人的資源管理

経歴

  • 2023年04月 - 現在  東洋大学経営学部経営学科助教

学歴

  • 2012年04月 - 2015年09月   立教大学   経営学研究科   経営学専攻博士課程後期課程
  • 2010年04月 - 2012年03月   立教大学   経営学研究科   経営学専攻博士課程前期課程

研究活動情報

論文

講演・口頭発表等

  • チームの失敗は誰のせい?ーシェアドリーダーシップ、自己評価と失敗原因帰属の関係性ー  [通常講演]
    徐毅菁
    異文化経営学会第2回研究発表大会 2024年10月 口頭発表(一般)
  • 日本的人事管理制度、従業員の職務自立性と帰属行動の関係について
    徐毅菁
    第6回東アジア日本学研究シンポジウム 2024年09月 口頭発表(一般)
  • テレワークの是非についての再考
    徐毅菁
    2024年度組織学会研究発表大会 2024年06月 口頭発表(一般)
  • Cross-National Study on Employee Attribution Behavior
    Yijing Xu
    2023 International Conference on Mental Health Promotion 2023年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • Differences between Japanese and Chinese company attendance management in telework acceptance
    Yijing Xu
    International Academic Conference on Japanese Studies 2023年11月 口頭発表(一般)
  • コロナ前後従業員帰属傾向の比較
    徐毅菁
    労務学会第53回全国大会 2023年06月 口頭発表(一般)

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 徐 毅菁
     
    令和3年度では、これまでのインタビュー調査の結果に基づき、失敗原因帰属モデルを再度修正し、さらに個人従業員の帰属行動の規定要因を個人・上司・組織の2つのレベルからフレームワークを構築した。具体的に、個人レベルではレジリエンス、達成動機、学習志向、ローカル志向および失敗不安、上司(本研究では「直属の上司」を意味し、以下同様)レベルでは配慮と構造づくり、組織レベルでは組織風土の伝統性、環境性、くわえて知覚された組織支援策の計10つの変数、さらに職場における職場環境として捉える国籍ダイバーシティと個人の異文化経験が上述変数への影響を検討した。 なお、そのうち、失敗原因帰属モデルは完全オリジナル尺度のため、信頼性と妥当性を検証するため、学生を対象に別途テストを実施した。他、かなり複雑なモデルなため、コントロール変数を含めて初稿では質問項目が150を超えており、データの質を担保する観点から2回のプレテストを経て、最終的に89問まで減らした。 なお、調査の進捗状況は下記通り(年度末締め切りで):日本=本調査開始、5月上旬にデータ納品予定;中国=中国語版質問紙完成、翻訳の正確性を確認するためのバックトランスレーション完了、本調査のスケジュール打ち合わせ中;アメリカ=バックトランスレーション&本調査のスケジュール打ち合わせ中。 これまでの先行研究では、国籍ダイバーシティのプラス効果ないしマイナス効果を主張するもののいずれも散見する。そこで本研究は新たなアプローチを提示した:国籍ダイバーシティそのものはあくまで客観的環境に過ぎず、真に従業員ならびに上司の行動に影響するんが個人の異文化経験である。もしこの仮説が検証できれば、先行研究の残された疑問を解決できるだけでなく、企業のグローバル展開・外個人人材活用においても実務的意義が大きい。

その他のリンク

researchmap