研究者総覧

矢田 陽子 (ヤダ ヨウコ)

  • 国際観光学部国際観光学科 講師
  • アジア文化研究所 研究員
  • 現代社会総合研究所 研究員
Last Updated :2025/07/16

研究者情報

学位

  • PhD (異文化研究)(2009年07月 バルセロナ自治大学)

科研費研究者番号

  • 80978742

ORCID ID

J-Global ID

研究キーワード

  • 文化表象、ジェンダー表象   

研究分野

  • 人文・社会 / ジェンダー

経歴

  • 2023年04月 - 現在  お茶の水女子大学グローバル文化学環 (文化理論研究)非常勤講師
  • 2023年04月 - 現在  東洋大学国際観光学部国際観光科専任講師

学歴

  • 2007年11月 - 2009年07月   バルセロナ自治大学   翻訳通訳学部大学院博士後期課程   異文化研究と翻訳
  • 2003年10月 - 2006年11月   バルセロナ自治大学   翻訳通訳学部 大学院博士前期課程(異文化研究と翻訳)
  • 2002年09月 - 2003年07月   バルセロナ自治大学   翻訳通訳学部大学院修士課程   映像翻訳
  • 1998年09月 - 2002年07月   エセックス大学   比較研究学部 (現 グローバルスタディーズ)   地域研究

所属学協会

  • 英国日本研究協会   日本比較文学学会   上智大学キリスト教文化研究所   早稲田大学文学学術院 多元文化学会   

研究活動情報

論文

  • The Mediterranean Motherhood. Analysing Female Representation of Pedro Almodóvar
    Yoko Yada
    Eureka ( Poetry and Criticism) Special edition for The New World of Pedro Almodóvar's The Room Next Door. 2025年02月

講演・口頭発表等

  • 日本とスペインの大学間インスタグラム交流協働授業 結果分析  [招待講演]
    矢田陽子
    XVII International Conference: Methodological and Psychological Issues of Teaching Foreign Languages: Reaching for School and University Integration. Ministry of Education and Science of Ukraine and V.N. Karazin Kharkiv University. 2025年04月 口頭発表(招待・特別)
  • 日本のファッション雑誌における女性表象の傾向:日本の理想の女性像は変化したのか  [招待講演]
    矢田陽子
    スペイン・グラナダ大学 哲学・言語学部 2023年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 米国へ 運び屋ミュール 中米コロンビア女性の表象から見えてくるもの
    矢田陽子
    早稲田大学文学学術院多元文化学会秋期大会 2019年10月 口頭発表(一般)
  • ペドロ・アルモドバル作品の女性表象とスペイン・地中海文化性
    矢田陽子
    早稲田大学文学学術院多元文化学会秋期大会 2017年10月 口頭発表(一般)
  • 地中海古代神話と聖母マリア崇拝からアルモドバル映画の女性表象を読みとく
    矢田陽子
    日本イスパニヤ学会2017年大会 2017年10月 口頭発表(一般)
  • スペイン映画「ボルベール・帰郷」の女性表象
    矢田陽子
    早稲田大学ジェンダー研究所 定例研究会 2016年10月 口頭発表(一般)
  • アルモドバル台詞表現の翻訳学的分析:スペイン言語文化と日本語
    矢田陽子
    日本イスパニヤ学会2015年大会 2015年10月 口頭発表(一般)
  • 映像翻訳は文化を伝えているのか NHKの現場から
    矢田陽子
    日本イスパニヤ学会 2010年10月 口頭発表(一般)

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • スペイン女性のジェンダーロール意識の調査:女性の価値観とカトリック思想の関係性
    東洋大学:井上円了研究助成金
    研究期間 : 2024年06月 -2025年03月 
    代表者 : 矢田陽子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 奨励研究
    研究期間 : 2019年04月 -2020年03月 
    代表者 : 矢田 陽子
     
    2019年秋に早稲田大学文学部多元文化学会にて口頭発表、その後、同学会で研究論文『米国へ:運び屋・ミュールー搾取の構造に生きる中米コロンビア女性の表象』を発表し、2020年3月に学会誌は刊行。その後、英国の母校であるエセックス大学内の学会発表で、カトリック信仰からの分析を深めたものの発表を予定していたが、新型コロナウイルスのパンデミックが始まり、2020年3月の学会は中止。再開の目処が立たなかったものの、その後9月にオンラインで口頭発表。コロンビアの麻薬組織に利用されるミュールとカトリック信仰の関係性を考察した論文を2021年内に寄稿する予定になっている。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 奨励研究
    研究期間 : 2017年04月 -2018年03月 
    代表者 : 矢田 陽子
     
    本研究では、スペインのペドロ・アルモドバル作品に描かれる女性表象のなかでも、(1)現代スペイン社会に生きるスペイン女性のジェンダー概念や精神性を表象していると思われるものを取り上げ、それらが古代地中海地域の女神信仰やスペインの聖母マリア信仰の要素と如何に符合しているのかを分析・考察し、(2)地域研究やジェンダー研究における娯楽映画をコーパスとした表象分析の学術的有益性を示す事を目指した。 この研究の結果は、以下の2つの学会、第63回日本イスパニア学会(2017年10月7日、8日、神奈川大学横浜キャンパス)における発表「地中海古代神話と聖母マリア崇拝からアルモドバル映画の女性表象を読み解く」、2017年度早稲田大学文学学術院多元文化学会秋期大会(2017年11月25日、早稲田大学戸山キャンパス)での「ペドロ・アルモドバル作品の女性表象とスペイン・地中海性」として発表し、且つ、早稲田大学文学学術院多元文化学会学術論文「スペイン・地中海文化の女性表象としてのアルモドバル映画」として研究成果を示した。尚、この論文が記載される『多元文化第7号』は2018年2月28日刊行である。 本研究で明らかになったのは、以下の3点である。(1)アルモドバル作品の構造が古代地中海に存在した女権社会を示す神話の構造と符合する、(2)作品中の女性表象が示す精神性は古代に遡り分析することで再確認が可能であること、(3)精神的苦痛や苦難を乗り越えることを享受しようとする表象は聖母マリア信仰の要素と符合することから、これらを娯楽作品の表象と捉えるのではなく、スペイン社会に生きる女性表象として捉えるべきである。また本研究では、第二研究としてアルモドバル監督の最新作「Julieta」とその原作であるカナダのノーベル賞作家アリス・マンローの短編小説のアダプテーションとスペインの宗教性と精神性について論じる予定であったが、現在進行形であり完了していない。この研究は英語圏とスペイン語圏の比較文化、比較表象研究でもある為、更に時間を持ち2018年度の研究として研究結果を発表する予定である。本研究が2018年以降の研究に資すると確信している。

担当経験のある科目

  • 文化理論(映画における女性表象とジェンダー)
    お茶の水女子大学グローバル文化学環
  • スペインの言語と文化
    東洋大学国際観光学部

学術貢献活動

  • お茶の水女子大学ジェンダー研究所「ジェンダー研究第27号」2023年度
    期間 : 2024年01月22日 - 2024年01月29日
    役割 : 査読
    種別 : 審査・学術的助言
    主催者・責任者 : お茶の水女子大学ジェンダー研究所

その他のリンク

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