研究者総覧

田中 美彩都 (タナカ ミサト)

  • 国際学部国際地域学科 講師
Last Updated :2025/05/24

研究者情報

学位

  • 博士(文学)(九州大学)

科研費研究者番号

  • 90965790

J-Global ID

研究キーワード

  • 伝統と近代   家族・親族   養子   儒教   朝鮮史   

研究分野

  • 人文・社会 / アジア史、アフリカ史

経歴

  • 2023年04月 - 2024年03月  学習院大学非常勤講師
  • 2023年04月 - 現在  東洋大学国際学部 国際地域学科講師
  • 2022年04月 - 2023年04月  学習院大学東洋文化研究所助教
  • 2022年12月 - 2023年03月  千葉大学文学部非常勤講師
  • 2021年04月 - 2022年03月  西南学院大学非常勤講師
  • 2021年04月 - 2022年03月  独立行政法人日本学術振興会特別研究員(PD)
  • 2020年10月 - 2021年03月  九州大学大学院人文科学研究院専門研究員
  • 2019年04月 - 2020年03月  ソウル大学校奎章閣韓国学研究院ジュニアフェロー
  • 2018年09月 - 2019年03月  西南学院大学非常勤講師
  • 2016年04月 - 2019年03月  独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC1)

学歴

  • 2020年04月 - 2021年03月   ソウル大学校奎章閣韓国学研究院 訪問学生
  • 2014年04月 - 2020年09月   九州大学大学院   人文科学府
  • 2012年04月 - 2013年03月   九州大学大学院   人文科学府
  • 2007年04月 - 2012年03月   九州大学   文学部
  • 2009年09月 - 2010年02月   ソウル大学校   人文大学   国史学科

所属学協会

  • 韓国・朝鮮文化研究会   九州大学朝鮮学研究会   朝鮮学会   朝鮮史研究会   日本家族社会学会   比較家族史学会   

研究活動情報

論文

  • 近代朝鮮における継後養子の「慣習」の創出過程:慣習調査事業(1908-1910)における実地調査史料の分析を中心に
    国際地域学研究 28 265 - 286 2025年03月
  • 「儒教社会」朝鮮における家族・親族組織の「多様性」と「伝統」:近現代の異姓養子の変遷を中心に
    田中美彩都
    韓国朝鮮の文化と社会 23 2024年10月 [査読有り]
  • コロナ禍で表出した現地活動の重要性と「若手」研究者の世代グループの差違
    田中美彩都
    比較家族史研究 38 18 - 34 2024年03月 [査読有り]
  • 植民地化前後の朝鮮における儒教的養子制度をめぐる変化:閔泳翊(1860-1914)の事例を中心に
    田中美彩都
    東洋史研究 80 3 81 - 112 2021年12月 [査読有り][招待有り]
  • 近代朝鮮における儒教的養子制度の展開
    田中美彩都
    2021年03月 [査読有り]
  • 近代朝鮮における養子離縁の「慣習」の形成過程–慣習調査事業(1908~1910)に着目して–
    田中美彩都
    年報朝鮮学 22 148 - 113 2019年12月 [査読有り]
  • 旧韓末における養子制度の運用実態―新聞記事の分析を中心に―
    田中美彩都
    韓国朝鮮の文化と社会 18 88 - 131 2019年10月 [査読有り]
  • 旧韓末における養子行政・法制の変容
    田中美彩都
    朝鮮史研究会論文集 56 163 - 189 2018年10月 [査読有り]

講演・口頭発表等

  • コメント  [招待講演]
    「東アジアはなぜ少子化するのか―『家族主義』を問うリプロダクションの比較歴史社会学(科研基盤A)」研究会 2024年09月
  • 家族論における「伝統」の扱われ方:近代朝鮮家族史の視点から
    田中美彩都
    日本家族社会学会第34回大会 2024年09月
  • ‘유교사회’ 한국의 가족 ‘다양성’과 ‘전통’:근현대 이성양자(異姓養子)의 변천을 중심으로  [招待講演]
    한양대학교 한국법사학 연구센터 제8회 콜로키움 2024年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 近代朝鮮における家族「慣習」と「儒教的伝統」の形成過程―養子制度を中心に  [通常講演]
    韓国・朝鮮文化研究会第24回大会 2023年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 日韓比較を通じたメタ家族論の試み(3):韓国の家族「伝統」の形成過程にみる植民地支配の影響  [通常講演]
    第96回日本社会学会大会 2023年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 근대 조선에서의 유교적 가족제도의 전개(近代朝鮮の儒教的家族制度の展開)  [招待講演]
    田中美彩都
    19세기 조선의 국가, 법, 사회(19世紀朝鮮の国家、法、社会)月例発表会 2023年03月
  • 近代朝鮮の慣習調査資料をめぐる研究状況と課題  [招待講演]
    田中美彩都
    第8回 福大韓国学シリーズ(国際シンポジウム) 2023年02月 口頭発表(一般)
  • コロナ禍における人的ネットワークの重要性―近代朝鮮家族史を専攻する若手の立場から  [招待講演]
    比較家族史学会第71回秋季研究大会 2022年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 植民地化前後における「収養子」の意味の変遷
    田中美彩都
    韓国・朝鮮文化研究会第79回研究例会 2022年02月 口頭発表(一般)
  • 韓国の家族をめぐる「儒教」と「近代」
    出演; 録; 更新
    松下幸之助記念志財団第17回松下幸之助国際スカラシップフォーラム 2021年10月
  • 慣習調査史料(1908-1909)からみた近代朝鮮における養子「慣習」の形成過程
    第6回 福大韓国学シリーズ(若手研究会) 2021年10月
  • 19世紀末から20世紀初頭の朝鮮における家父長制をめぐる実態分析
    公益財団法人東海ジェンダー研究所2021年度個人助成受託者報告会 2021年07月
  • 植民地期朝鮮(1910–1945)における異姓不養原則の『伝統』化過程―婿養子制度導入の経緯と朝鮮社会の対応を中心に―
    比較家族史学会第68回春季研究大会 2021年06月
  • 近代朝鮮の儒教的養子制度をめぐる「伝統」の断絶と創造
    朝鮮史研究会関西部会例会 2021年04月
  • 「併合」前後の朝鮮における儒教的養子制度をめぐる状況変化―閔泳翊(1860ー1914)の事例を中心に―
    田中美彩都
    九州史学会朝鮮学部会 2020年12月
  • 식민지시기 조선사회에서의 파양의 실천 양상(植民地期朝鮮社会における罷養の実践様相)  [通常講演]
    田中美彩都
    인문한국(hk+)연구소 동아시아의 기록과 표상 신진학자 국제학술대회 2019年12月 口頭発表(一般)
  • 식민지기 조선에서의 이성입양제도 인용과 그 영향 –근대 「유교적」 가족제도의 전개-(植民地期朝鮮における異姓養子制度の認容とその影響―近代「儒教的」家族制度の展開―)  [通常講演]
    田中美彩都
    韓国国際交流財団主催2018海外大学博士課程生韓国歴史ワークショップ 2018年07月
  • 旧韓末養子制度をめぐる社会の実態―新聞記事の分析を中心に―  [通常講演]
    田中美彩都
    韓国・朝鮮文化研究会第64回研究例会 2018年04月 口頭発表(一般)
  • Legalization of Non-Agnatic Adoption in Colonial Korea and its Effects: The Modern Development of a ‘Confucian’ Family System  [通常講演]
    田中美彩都
    Workshop “The Praxis of Integration into Imperial Japan: Mobilization of Japan’s ‘History’ in Ancient Korea, the Family System Under Colonial Rule and Support for Japanese Emigrant Communities” 2017年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 旧韓末における養子認可制度の変容とその実相  [通常講演]
    田中美彩都
    第68回朝鮮学会大会 2017年10月 口頭発表(一般)
  • 朝鮮民事令改正(1939年)における異姓養子制の導入について  [通常講演]
    田中美彩都
    朝鮮史研究会関西部会例会 2016年09月 口頭発表(一般)
  • 식민지기 조선에서의 이성양자와 그 실태 ―조선민사령 제11조 제3차 개정을 중심으로―(植民地期朝鮮における異姓養子とその実態‒朝鮮民事令第11条第3次改正を中心に‒)  [通常講演]
    田中美彩都
    九州大学朝鮮学研究会・韓国学中央研究院韓国学大学院共同学術発表「東アジア学問共同体のための次世代研究者の模索」 2014年09月
  • 創氏改名の実態に関する一考察  [通常講演]
    田中美彩都
    朝鮮史研究会関東部会例会 2013年03月 口頭発表(一般)
  • 朝鮮近代戸籍法及び家族法の変遷―朝鮮民事令第11条第3次改正を中心に―  [通常講演]
    田中美彩都
    九州史学会大会朝鮮学部会 2012年12月 口頭発表(一般)
  • 『창씨명감』에 의한 창씨개명의 실태분석(『創氏名鑑』に基づく創氏改名の実態分析)  [通常講演]
    田中美彩都
    九州大学・高麗大学校共同ワークショップ「韓半島グローバルヒストリーの構築」 2012年09月

MISC

  • 朝鮮に生きた日本人―穂積真六郎とその時代(3)
    田中美彩都 友邦 631 2 -6 2024年09月 [招待有り]
  • 朝鮮に生きた日本人―穂積真六郎とその時代(2)
    田中美彩都 友邦 (630) 2024年01月 [招待有り]
  • 朝鮮に生きた日本人―穂積真六郎とその時代(1)
    田中美彩都 友邦 (629) 3 -4 2023年09月 [招待有り]
  • 近藤釼一旧蔵資料(2022年受贈分)の概要および目録
    田中美彩都; 仲田拓真 東洋文化研究 (25) 77 -104 2023年03月
  • 櫟翁稗説を精読する会 年報朝鮮學 / 九州大學朝鮮學研究會 編 (25) 71 -90 2022年12月
  • 櫟翁稗説を精読する会 年報朝鮮學 / 九州大學朝鮮學研究會 編 (24) 119 -139 2021年12月
  • 櫟翁稗説を精読する会 年報朝鮮学 (23) 61 -76 2020年12月
  • 櫟翁稗説を精読する会 年報朝鮮学 (22) 33 -70 2019年12月
  • 2018年の歴史学会 ―回顧と展望― 日本(近現代) 十四 植民地
    田中美彩都 史学雑誌 128 (5) 180 -182 2019年05月 [招待有り]
  • 櫟翁稗説を精読する会 年報朝鮮学 21 (21) 43 -72 2018年12月
  • 櫟翁稗説を精読する会 年報朝鮮学 20 (20) 57 -83 2017年12月
  • 櫟翁稗説を精読する会 年報朝鮮学 19 (19) 59 -94 2016年12月
  • 櫟翁稗説を精読する会 年報朝鮮學 / 九州大學朝鮮學研究會 編 (18) 31 -69 2015年12月

受賞

  • 2018年11月 九州大学文学部同窓会 優秀研究賞
     
    受賞者: 田中美彩都
  • 2018年10月 朝鮮学会 研究奨励賞
     
    受賞者: 田中美彩都

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2029年03月 
    代表者 : 田中 美彩都
  • 植民地期朝鮮の非儒教的養子制度にみる「慣習」と「伝統」の植民地性
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
    研究期間 : 2022年08月 -2024年03月 
    代表者 : 田中 美彩都
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 田中 美彩都
     
    本研究課題の目的は、近代朝鮮の養子制度を題材として、当該社会における家族の実像と「伝統」の創出過程を具体的に描出するとともに、その「伝統」が後の韓国社会に与えた影響を明らかにすることである。分析にあたってはさしあたりその対象を、①祖先祭祀の継承のためにおこなわれる「儒教的養子制度」と、②かならずしも祖先祭祀の継承を目的としない非「儒教的養子制度」とに大別した。本年度は、①・②に関して、以下の通り研究を遂行した。 ①植民地化前後における「儒教的養子制度」の法制やその実践上の変化について、学会で報告し、その成果の一部を論文として発表した。また、家父長制の枠組みからその変化の特徴を検討し、研究報告を行った。さらに植民地政府によって導入された日本由来の氏制度・婿養子制度が、朝鮮社会の「儒教的養子制度」をめぐる価値観の形成にいかに作用したのかについても、学会で報告した。 ②植民地政府が祖先祭祀の継承権をもたないと把握した朝鮮の養子の一形態である「収養子」について、予備的考察を行った。具体的には、前近代を対象とした研究でこれまで論じられてきた「収養子」の意義の変遷を整理したうえで、植民地化の直前の時期に実施された慣習調査で把握された「収養子」の意味との異同を確認し、学会にて報告した。 上記①・②の作業を通じて、社会の儒教化が進行した前近代朝鮮(17, 18世紀)においても曖昧であった「儒教的養子制度」と非「儒教的養子制度」の境目が、近代に施行された各種の政策により徐々に明確化する過程について、見通しを得た。
  • 19世紀末から20世紀初頭の朝鮮における家父長制をめぐる実態分析
    公益財団法人東海ジェンダー研究所:個人研究助成
    研究期間 : 2020年07月 -2021年06月
  • 近代朝鮮における「儒教的」家族制度の展開—養子制度を中心に—
    松下幸之助記念志財団:松下幸之助国際スカラシップ
    研究期間 : 2019年04月 -2021年03月
  • 植民地期朝鮮における「儒教的」家族制度と朝鮮総督府
    日本学術振興会:科学研究費補助金(特別研究員奨励費)
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 田中美彩都
  • 日帝時代朝鮮の家族制度とその実態―朝鮮民事令第11条第3次改正を中心に―
    韓国国際交流財団:大学院生奨学支援フェローシップ
    研究期間 : 2014年04月 -2015年03月 
    代表者 : 田中美彩都
  • 第三次朝鮮民事令改正の実態分析―家族制度の変遷を中心に―
    韓国国際交流財団:大学院生奨学支援フェローシップ
    研究期間 : 2012年04月 -2013年03月 
    代表者 : 田中美彩都

委員歴

  • 2024年12月 - 現在   역사연구소   海外編集委員
  • 2023年11月 - 現在   독립기념관   海外資料収集委員
  • 2023年05月 - 現在   比較家族史学会   理事

担当経験のある科目

  • 東洋史特殊講義
    学習院大学
  • アジアを学ぶ
    学習院大学
  • 歴史資料論b 近代日本の植民地支配と植民地主義
    千葉大学
  • 韓国朝鮮文化研究総論(ゲストスピーカー)
    東京大学
  • 韓国語初級
    西南学院大学

社会貢献活動

  • 朝鮮に生きた日本人
    期間 : 2022年02月25日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 公益社団法人中央日韓協会日韓文化講座
  • 総合学習「お隣の国韓国」
    期間 : 2015年12月02日
    役割 : 講師
    種別 : 出前授業
    主催者・発行元 : 福岡市立室見小学校

学術貢献活動

  • 学習院大学東洋文化研究所設立70周年記念シンポジウム「世界に展開する東洋学」
    期間 : 2022年12月17日 - 2022年12月18日
    役割 : 企画立案・運営等
    主催者・責任者 : 学習院大学東洋文化研究所

その他

  • 2024年03月  教室の中の多様性―事例とワークを通じて考えるワークショップー
  • 2023年08月  English for Academics "Lectures & Presentations Essentials" (British Council)
  • 2022年02月  東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)修了(第18期)

その他のリンク

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