日本学術振興会:科学研究費助成事業
研究期間 : 2018年04月 -2021年03月
代表者 : 田村 容子; 武田 雅哉; 越野 剛; 坂川 直也; 加部 勇一郎; 妙木 忍; 井上 岳彦; 北澤 直宏
本研究は、ユーラシアの社会主義圏における身体の表象について、中国語圏とロシアおよびベトナムを中心に比較し、非西欧圏・社会主義圏におけるナショナル・アイデンティティの生成、接触、変容を、図像学の手法を用いて明らかにするものである。
とくに戦争・革命にまつわるプロパガンダポスター、記念碑や人体模造などの非文字資料について、英雄・女性・死者の身体イメージに焦点をあてて読み解き、各地域における社会主義文化の伝播や歴史的記憶の構築のありようを分析した。