研究者総覧

山本 浩文 (ヤマモト ヒロブミ)

  • 生命科学部生物資源学科 教授
  • 生命科学研究科生命科学専攻 教授
Last Updated :2025/04/19

研究者情報

学位

  • 薬学博士(京都大学)

科研費研究者番号

  • 40210554

J-Global ID

研究分野

  • ライフサイエンス / 薬系化学、創薬科学

所属学協会

  • 日本農芸化学会   植物化学研究会   日本植物生理学会   日本植物細胞分子生物学会   日本薬学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 種々の植物培養細胞における二次代謝産物生産に対するコルクの影響
    1999年
  • Effects of cork tissues on the production of secondary metabolites in various plant cell cultures
    Recent Research Developments in Biotechnology and Bioengineering 1999年
  • バイカイカリソウ:組織培養およびイソプレニルフラボノール配糖体の生産
    1994年
  • Epimedium diphyllum Morr. et Decne. (Baika-ikariso) : In Vitro Cultures and the Production of Isoprenylflavonol flavonol Glycosides
    Biotechnology in Agriculture and Forestry 28 (Springer-Verlag) 1994年

講演・口頭発表等

  • シコニン/アルカニン生合成経路で働くデオキシシコニン水酸化酵素の機能解析  [通常講演]
    大塚 峻; 市野 琢爾; 吉村 和貴; 李 豪; 山本 浩文; 矢崎 一史; 高梨 功次郎
    日本農芸化学会2022年度京都大会 2022年03月 口頭発表(一般)
  • ムラサキ科におけるシコニン/アルカニンアシル基転移酵素の分子進化  [通常講演]
    押切 春佳; 李 豪; 眞辺 美咲; 山本 浩文; 矢崎 一史; 高梨 功次郎
    日本農芸化学会2022年度京都大会 2022年03月 口頭発表(一般)
  • ムラサキのシコニン・アルカニン誘導体生産におけるアシル基転移酵素の機能分化  [通常講演]
    押切 春佳; 李 豪; 渡辺 文太; 山本 浩文; 矢崎 一史; 高梨 功次郎
    日本農芸化学会2021年度仙台大会 2021年03月
  • シコニンおよびアルカニン類縁体を生成するアシル基転移酵素の解析  [通常講演]
    押切春佳; 渡辺文太; 山本浩文; 矢崎一史; 高梨功次郎
    第30回イソプレノイド研究会 2020年09月 口頭発表(一般)
  • ムラサキにおけるシコニン・アルカニンアシル基転移酵素の機能分化  [通常講演]
    押切春佳; 李豪; 渡辺文太; 山本浩文; 矢崎一史; 高梨功次郎
    第61回日本植物生理学会大阪年会(大会中止) 2020年03月 ポスター発表
  • メロテルペノイド生合成に寄与する細胞質型ゲラニル二リン酸合成酵素の解析  [通常講演]
    上岡 颯人; 佐々木 佳菜子; 宮脇 達也; 市野 琢爾; 巽 奏; 鈴木 史朗; 山本 浩文; 櫻井 望; 鈴木 秀幸; 柴田 大輔; 矢崎 一史
    第29回イソプレノイド研究会(那覇市) 2019年10月 口頭発表(一般)
  • 細胞質局在型の新奇ゲラニル二リン酸合成酵素の分子進化  [通常講演]
    上岡 颯人; 佐々木 佳菜子; 宮脇 達也; 市野 琢爾; 巽 奏; 鈴木 史朗; 山本 浩文; 櫻井 望; 鈴木 秀幸; 柴田 大輔; 矢崎 一史
    第 37 回日本植物細胞分子生物学会(京都)大会 2019年09月 口頭発表(一般)
  • ムラサキのシコニン・アルカニン類縁体生合成に関与する立体 特異的なアシル基転移酵素の解析  [通常講演]
    押切 春佳; 渡辺 文太; 山本 浩文; 矢崎 一史; 高梨 功次郎
    第 37 回日本植物細胞分子生物学会(京都)大会 2019年09月 口頭発表(一般)
  • シコニンのアシル化に関与するムラサキのアシル基転移酵素LeOATの機能解析  [通常講演]
    押切春佳; 渡辺文太; 山本浩文; 矢崎一史; 高梨功次郎
    日本農芸化学会2019年度大会(東京) 2019年03月 口頭発表(一般)
  • ムラサキのアシル基転移酵素LeOATはシコニンのアセチル化反応を触媒する  [通常講演]
    押切春佳; 山本浩文; 矢崎一史; 高梨功次郎
    日本農芸化学会中部支部第183回支部例会(名古屋) 2018年09月
  • ムラサキのシコニン生合成特異的に発現するアシル基転移酵素の機能解析  [通常講演]
    押切春佳; 山本浩文; 矢崎一史; 高梨功次郎
    第36回日本植物細胞分子生物学会(金沢)大会 2018年08月 ポスター発表
  • 光がバイカイカリソウ培養細胞のプレニルフラボノール配糖体生産に及ぼす影響  [通常講演]
    山本 浩文; 斎藤 澪; 保坂 萌; 室田 啓里; 三田村 雪乃
    第36回日本植物細胞分子生物学会(金沢)大会 2018年08月 ポスター発表
  • Transcriptome analysis of Sophora flavescens to investigate genes involved in the biosynthesis of active ingredients  [通常講演]
    韓 栄春; 高橋 弘喜; 中村 道美; Somnuk BUNSUPA; 吉本 尚子; 山本 浩文; 鈴木 秀幸; 柴田 大輔; 山崎 真巳; 斉藤 和季
    第9回中韓日生薬学合同シンポジウム(上海) 2016年05月 ポスター発表
  • 薬用植物クララにおけるトランスクリプトーム解析  [通常講演]
    韓 栄春; 高橋 弘喜; 中村 道美; Somnuk BUNSUPA; 吉本 尚子; 山本 浩文; 鈴木 秀幸; 柴田 大輔; 山崎 真巳; 斉藤 和季
    日本薬学会第136年会(横浜) 2016年03月 口頭発表(一般)
  • セリ科植物の芳香族基質O-プレニル化酵素遺伝子と酵素機能解析  [通常講演]
    棟方 涼介; Jacob Florence; 肥塚 崇男; 山本 浩文; 杉山 暁史; 矢崎 一史
    第25回イソプレノイド研究会(仙台) 2015年09月 口頭発表(一般)
  • アキカラマツABCタンパク質TmABCB1, TmABCB2の発現解析  [通常講演]
    士反 伸和; 寺坂 和祥; 山本 浩文; 佐藤 文彦; 矢崎 一史
    第33回日本植物細胞分子生物学会(東京)大会・シンポジウム 2015年08月 ポスター発表
  • アシタバ由来の芳香族基質O -プレニル基 転移酵素遺伝子の単離と機能解析  [通常講演]
    棟方 涼介; Jacob Florence; 肥塚 崇男; 山本 浩文; 杉山 暁史; 矢崎 一史
    第33回日本植物細胞分子生物学会(東京)大会・シンポジウム 2015年08月 口頭発表(一般)
  • ムラサキ培養細胞におけるナフトキノン環形成機構の解明  [通常講演]
    塚原美香; 富田健吾; 矢崎一史; 和田昭盛; 山野由美子; 柏田祥策; 山本浩文
    日本農芸化学会2015年度岡山大会 2015年03月 口頭発表(一般)
  • RNA-Seq analysis on 9 tissues of Sophora flavescens reveals putative genes involved in the biosynthesis of quinolizidine alkaloids and isoflavonoids  [通常講演]
    韓栄春; 中村道美; Bunsupa Somnuk; 山本浩文; 鈴木秀幸; 高橋弘喜; 吉本尚子; 山崎真巳; 斉藤和季
    日本生薬学会第61回年会(福岡) 2014年09月 口頭発表(一般)
  • ムラサキ培養細胞におけるナフトキノン骨格生成:3’’-ヒドロキシゲラニルハイドロキノン中のアルコール性水酸基の酸化  [通常講演]
    塚原美香; 町田典子; 矢崎一史; 和田昭盛; 山野由美子; 山本浩文
    日本農芸化学会2014年度東京大会 2014年03月 口頭発表(一般)
  • ムラサキのポリフェノールオキシダーゼLePPO1の 特性とシコニン生産  [通常講演]
    山本 浩文; 高野祐希; 山本恭子; 棟方涼介; 杉山暁史; 佐々木佳菜; 小原一朗; 下村講一郎; 矢崎一史
    第31回日本植物細胞分子生物学会(札幌)大会・シンポジウム 2013年09月
  • アシタバ脱分化培養細胞におけるフェニルプロパノイド代謝調節について  [通常講演]
    山本 浩文; 中村 陽; 橋爪 早季; 秋田 悟史; 鈴木 達也
    第31回日本植物細胞分子生物学会(札幌)大会・シンポジウム 2013年09月
  • 異なる条件で栽培した野菜のバイオマーカーの探索  [通常講演]
    山本 浩文; 佐々木和生; 下村講一郎
    日本食品化学学会 第19回総会・学術大会 (名古屋) 2013年08月
  • ムラサキにおけるポリフェノールオキシダーゼLePPOの発現特性とシコニン生産  [通常講演]
    山本 浩文; 高野祐希; 山本恭子; 棟方涼介; 杉山暁史; 佐々木佳菜子; 小原一朗; 矢崎一史
    第30回日本植物細胞分子生物学会(奈良)大会・シンポジウム 2012年08月
  • アシタバにおけるカルコン基質プレニルトランスフェラーゼ遺伝子の探索  [通常講演]
    山本 浩文; Jacob Florence; 山本太基; 肥塚祟男; 杉山暁史; 矢崎一史
    日本植物細胞分子生物学会 2011年09月
  • 脳波の情報構造解析のための一方法 -野菜摂取時の脳波変動を例として-  [通常講演]
    山本 浩文; 網代 孝; 山内 明子; 下村 講一郎; 上條 賢一
    電子情報通信学会研究報告 2009年03月
  • 植物のフラボノイド・プレニルトランスフェラーゼ遺伝子の発見と利用  [通常講演]
    山本 浩文; 矢崎一史; 佐々木佳菜子; 鶴丸優介
    日本薬学会第129年会 2009年03月
  • ホモロジーベースPCRによる新規フラボノイドプレニルトランスフェラーゼ遺伝子の探索  [通常講演]
    山本 浩文; 佐々木佳菜子; 鶴丸優介; 矢崎一史
    日本生薬学会第55回年会 2008年09月
  • 組換え酵母を用いたプレニルナリンゲニン生産  [通常講演]
    山本 浩文; 佐々木佳菜子; 鶴丸優介; 矢崎一史
    第26回日本植物細胞分子生物学会(大阪)大会・シンポジウム 2008年09月
  • ミヤマホタルカズラ不定根における deoxyshikonin の生合成に関する研究  [通常講演]
    山本 浩文; 栗空 裕; 間中寛士; 下村講一郎
    第26回日本植物細胞分子生物学会(大阪)大会・シンポジウム 2008年09月
  • クララのフラボノイドプレニル基転移酵素遺伝子の単離と分子進化  [通常講演]
    山本 浩文; 佐々木佳菜子; 矢崎一史
    第49回日本植物生理学会年会 2008年03月
  • クララのナリンゲニン・プレニルトランスフェラーゼ SfN8DT-3 の機能及び発現解析  [通常講演]
    山本 浩文; 鶴丸 優介; 佐々木 佳菜子; 山本 恭子; 宮脇 達也; 矢崎 一史
    日本農芸化学会2008年度大会 2008年03月
  • 野菜類の産地判別システムにおける微量元素含有量の異常値の排除  [通常講演]
    山本 浩文; 佐藤永欣; 上原 稔; 下村講一郎; 上條賢一
    マルチメディア通信と分散処理ワークショップ 2007年11月
  • Evaluations on Classified Selection of Dense Vectors for Vegetable Geographical Origin Identification System using Trace Elements  [通常講演]
    山本 浩文; Nobuyoshi Sato; Minoru Uehara; Koichiro Shimomura; Kenichi Kamijo
    The 1st International Conference on Network-Based Information Systems 2007年09月
  • Improvement and Evaluation of SPH on High Dimensional Vector for Geographical Origin Identification System for Vegetables by Trace Elements  [通常講演]
    山本 浩文; Nobuyoshi Sato; Minoru Uehara; Koichiro Shimomura; Kenichi Kamijo
    The Second International Conference on Innovative Computing, Information and Control (ICICIC2007) 2007年09月
  • クララ由来フラボノイド・プレニルトランスフェラーゼのクローニングと機能解析  [通常講演]
    山本 浩文; 佐々木佳菜子; 矢崎一史
    第 25 回日本植物細胞分子生物学会(千葉)大会・シンポジウム 2007年08月
  • Effective Retrieval of High Dimensioanl Vector by Class Coding in Vegetable Geographical Origin Identification System  [通常講演]
    山本 浩文; Nobuyoshi Sato; Minoru Uehara; Koichiro Shimomura; Kenichi Kamijo
    IEEE 9th International Workshop on Multimedia Network Systems and Applications (MNSA2007) 2007年06月
  • On Rejecting Outliers by Smirnov Test for Massive Data Input System for Vegitable Geographical Identification System  [通常講演]
    山本 浩文; Nobuyoshi Sato; Minoru Uehara; Koichiro Shimomura; Kenichi Kamijo
    IEEE 21st International Conference on Advanced Information Networking and Applications (AINA2007) 2007年05月
  • 微量元素組成に基づくホウレンソウの産地判別のための基礎研究‐その2  [通常講演]
    山本 浩文; 石黒 沙千代; 玉岡 迅; 佐藤 永欣; 上條 賢一; 下村 講一郎
    日本農芸化学会2007年度大会 2007年03月
  • クララ由来のフラボノイド・プレニルトランスフェラーゼ遺伝子の単離と機能解析  [通常講演]
    山本 浩文; 佐々木佳菜子; 矢崎一史
    第48回日本植物生理学会年会 2007年03月
  • 野菜類の産地判別システムにおける効率的な微量元素含有量のコード化  [通常講演]
    山本 浩文; 佐藤永欣; 上原 稔; 下村講一郎; 上條賢一
    マルチメディア通信と分散処理ワークショップ 2006年11月
  • 微量元素による農産物の産地判別システムにおけるSPHによる絞り込み  [通常講演]
    山本 浩文; 佐藤永欣; 上原 稔; 玉岡 迅; 下村 講一郎; 上條 賢一
    マルチメディア通信と分散処理ワークショップ、情報処理学会シンポジウム(那覇) 2006年11月
  • ミヤマホタルカズラ不定根培養系におけるシコニンの生産調節  [通常講演]
    山本 浩文; 宮崎秀紀; 東野 薫; 矢崎一史; 下村講一郎
    第 24 回日本植物細胞分子生物学会(つくば)大会・シンポジウム 2006年07月
  • 野菜類の分散型産地判別システムにおけるSPHの効率化  [通常講演]
    山本 浩文; 佐藤永欣; 上原 稔; 玉岡 迅; 下村講一郎; 上條賢一
    マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム(DICOMO2006) 2006年07月
  • 酵母COQ2遺伝子を用いた高等植物コエンザイムQの代謝工学  [通常講演]
    山本 浩文; 小原一朗; 小門善正; 佐藤文彦; 矢崎一史
    日本農芸化学会2006年度大会(京都) 2006年03月
  • 軟質ポリウレタンフォームによるクララ培養細胞におけるプレニルフラボノイド生産促進機構の解明  [通常講演]
    山本 浩文; 栗林弘樹; 信澤 岳; 下村 講一郎
    日本農芸化学会2006年度大会(京都) 2006年03月
  • 微量元素組成に基づくホウレンソウの産地判別のための基礎研究  [通常講演]
    山本 浩文; 石黒 沙千代; 玉岡 迅; 佐藤 永欣; 上條 賢一; 下村 講一郎
    日本農芸化学会2006年度大会(京都) 2006年03月
  • A Possibility Test on a Discrimination System for Identification of Cultivated Products by Trace Element Analysis  [通常講演]
    山本 浩文; Nobuyoshi Sato; Minoru Uehara; Jin Tamaoka; Koichiro Shimomura; Kenichi Kamijo
    The 5th International Conference on Computer and Information Technology (CIT2005), Shanghai, China 2005年09月
  • Initial Design of Distributed Identification System for Geographical Origin by Trace Element Analysis  [通常講演]
    山本 浩文; Nobuyoshi Sato; Minoru Uehara; Jin Tamaoka; Koichiro Shimomura; Kenichi Kamijo
    The 8th International Workshop on Network-Based Information System (NBiS'05), in conjunction with the 16th International Workshop on Database and Expert Systems Applications (DEXA2005), Copenhagen, Denmark 2005年08月
  • クララ培養細胞が生産するプレニルフラバノンの軟質ポリウレタンフォームによる効率的生産回収  [通常講演]
    山本 浩文; 栗林広樹; 鈴木亮平; 下村 講一郎
    第23回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム(京都) 2005年08月
  • Naringeninの投与によるクララ培養細胞におけるsophoraflavanone G生産の効率化  [通常講演]
    山本 浩文; 栗林広樹; 瀬島康治
    第23回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム(京都) 2005年08月
  • ガラス化法によるムラサキ培養細胞の超低温保存と再生後の評価  [通常講演]
    山本 浩文; 松田泰治; 東野 薫; 矢崎一史; 下村 講一郎
    第23回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム(京都) 2005年08月
  • 微量元素分析による野菜類の分散産地判別システムの検討  [通常講演]
    山本 浩文; 佐藤永欣; 上原 稔; 玉岡 迅; 下村 講一郎; 上條 賢一
    マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2005)シンポジウム(花巻) 2005年06月
  • A Discrimination System for Identification of Cultivated Products by Trace Elements Analysis -Using Broccoli as an Example-?  [通常講演]
    山本 浩文; Nobuyoshi Sato; Minoru Uehara; Jin Tamaoka; Koichiro Shimomura; Kenichi Kamijo?
    The 7th International Workshop on Multimedia Network Systems and Applications (MNSA 2005), in conjunction with the 25th IEEE International Conference on Distributed Computing Systems Workshops, Columbus, OH, USA 2005年06月
  • 酵母Coq2遺伝子を用いたユビキノン-10高生産タバコの作出と酸化ストレス抵抗性  [通常講演]
    山本 浩文; 小原 一朗; 小門 善正; 佐藤 文彦; 矢崎 一史
    日本農芸化学会2005年度(平成17年度)大会(札幌) 2005年03月
  • フェノール類配糖体に反応するタバコのマロニルトランスフェラーゼの性質とその遺伝子発現抑制  [通常講演]
    山本 浩文; 田口 悟朗; 志知 能弘; 林田 信明
    日本農芸化学会2005年度(平成17年度)大会(札幌) 2005年03月
  • Glucosylation and malonylation of exogenously added phenolics in tobacco cells  [通常講演]
    山本 浩文; Goro Taguchi; Yoshihiro Shitchi; Naoko Kadota; Takahisa Ubukata; Nobuaki Hayashida
    Germany-Japan Seminar on Molecular Regulation of Plant Secondary Metabolism, Kisarazu, Japan 2004年09月
  • クララ培養細胞における外因性ナリンゲニンの代謝  [通常講演]
    山本 浩文; 栗林広樹; 趙 平; 河野 功; 田口悟朗; 下村 講一郎
    第22回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム(秋田) 2004年08月
  • 酵母COQ2遺伝子を用いたユビキノン-10高生産タバコの作出とその形質  [通常講演]
    山本 浩文; 小原一朗; 小門善正; 佐藤文彦; 矢崎一史
    日本農芸化学会2004年度(平成16年度)大会(広島) 2004年03月
  • フェノール類配糖体に反応するタバコのマロニル化酵素遺伝子のクローニング  [通常講演]
    山本 浩文; 田口悟朗; 志知能弘; 白澤佐季子; 林田信明
    日本農芸化学会2004年度(平成16年度)大会(広島) 2004年03月
  • ムラサキ培養シュートにおけるシコニンおよびコーヒー酸誘導体生産に対するサリチル酸の影響  [通常講演]
    山本 浩文; 東野 薫; 下村 講一郎
    日本農芸化学会2004年度(平成16年度)大会(広島) 2004年03月
  • ミヤマホタルカズラ(Lithospermum diffusum Lagasca)シュート培養系の確立およびシコニン誘導体生成  [通常講演]
    山本 浩文; 藤枝美穂; 東野 薫; 下村 講一郎
    日本農芸化学会2004年度(平成16年度)大会(広島) 2004年03月
  • フェノール配糖体に反応するタバコのマロニルトランスフェラーゼの解析  [通常講演]
    山本 浩文; 志知能弘; 田口悟朗; 野末雅之; 林田信明
    第21回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム(高松) 2003年08月
  • Caesalpinia pulcherrima培養細胞におけるホモイソフラボノイド類の生産  [通常講演]
    山本 浩文; 超 平; 岩本裕子; 河野 功; 江上泰邦; 水戸光司
    第21回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム(高松) 2003年08月
  • プレニルトランスフェラーゼ遺伝子を用いたユビキノンの代謝工学  [通常講演]
    山本 浩文; 小原一朗; 小門善正; 藤崎隆広; 佐藤文彦; 矢崎一史
    第21回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム(高松) 2003年08月
  • 各地産絶滅危惧植物ムラサキの培養および超低温保存  [通常講演]
    山本 浩文; 東野 薫; 村瀬広恵; 京極春樹; 下村 講一郎
    第21回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム(高松) 2003年08月
  • ヒマラヤヤマボウシ培養不定根由来PGG分解酵素の精製および特性解析  [通常講演]
    山本 浩文; 林 宏和; 藤巻 豊; 田中章江; 石丸幹二; 藤伊 正; 下村 講一郎
    第21回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム(高松) 2003年08月
  • タバコの配糖化酵素NtGT2はフラボノイドの7位に反応する  [通常講演]
    山本 浩文; 田口悟朗; 産形峰久; 林田信明; 岡崎光雄
    日本農芸化学会2003年度(平成15年度)大会(横浜) 2003年03月
  • コルク組織の添加によるクララ培養細胞におけるラバンドリル側鎖形成酵素の活性変動  [通常講演]
    山本 浩文; 趙 平; 井上謙一郎
    日本薬学会第123回年会(長崎) 2003年03月
  • 細胞外から投与したナフトールはマロニルグルコシドとしてタバコ細胞内に蓄積される  [通常講演]
    山本 浩文; 田口悟朗; 産形峰久; 趙平; 林田信明; 岡崎光雄
    日本植物生理学会2003年度年会及び第43回シンポジウム(奈良) 2003年03月
  • Sophoraflavanone G中のlavandulyl基形成に関与する膜結合性酵素の細胞内局在性  [通常講演]
    山本 浩文; 趙 平; 井上謙一郎
    第20回日本植物分子生物学会大会・シンポジウム(奈良) 2002年07月
  • ミヤマホタルカズラのカルスによるナフトキノン誘導体の生産  [通常講演]
    山本 浩文; 趙 平; 松方友美; 矢崎一史
    第20回日本植物分子生物学会大会・シンポジウム(奈良) 2002年07月
  • Agrobacterium-mediated parAt promotor-H6H Gene Introduction into Duboisia spp  [通常講演]
    山本 浩文; L. U. Rahman; K. Amamoto; H. Yamamoto; Y. Kitamura; T. Muranaka; T. Ikenaga
    The 10th IAPTC & B Congress Plant Biotechnology: 2002 and Beyond, 2002年06月
  • コルク組織及びジャスモン酸メチルの使用によるクララ培養細胞中の微量生合成中間体の検索  [通常講演]
    山本 浩文; 趙 平; 井上謙一郎
    日本薬学会第122回年会(千葉) 2002年03月
  • スイカズラ培養細胞における7-deoxyloganetic acid 1-O-glucosyltransferase  [通常講演]
    山本 浩文; 車 満暎; 片野信行; 山口実沙子; 井上謙一郎
    日本生薬学会第48回年会(金沢) 2001年09月
  • クララ培養細胞中のleachianone G 2"-dimethylallyltransferase  [通常講演]
    山本 浩文; 趙 平; 井上謙一郎
    第19回日本植物分子生物学会大会・シンポジウム(東京) 2001年07月
  • コルク組織と共培養したクララ培養細胞を用いたプレニルフラボノイド類の生合成研究  [通常講演]
    山本 浩文; 趙 平; 井上謙一郎
    第19回日本植物分子生物学会大会・シンポジウム(東京) 2001年07月

MISC

産業財産権

  • 特願2005-41585:植物二次代謝産物吸着材及び植物細胞二次代謝産物の回収方法  2005年02月18日
    山本 浩文, 下村 講一郎  学校法人東洋大学
  • コーヒー酸誘導体の生産方法
    JP2000060588A2
  • Manufacture of caffeic acid derivatives by cell cultures of Boragenous Plants
    JP2000060588A2

受賞

  • 1998年 Alexander von Humboldt Research Fellowship

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 群馬伝統食材のブランド化 ~大白ダイズおよび加工品の機能性評価と普及~
    科学技術振興機構 平成20年度「シーズ発 掘試験」研究推進費
    研究期間 : 2008年
  • 抗酸化ビタミン等含有機能性野菜の開発に関する研究
    (財)日本食品化学研究振興財団
    研究期間 : 2007年 
    代表者 : 山本 浩文
  • 人工蓄積系としての軟質ポリウレタンフォームの利用による植物由来脂溶性機能性成分の効率的生産
    特別研究(個人研究)
    研究期間 : 2006年 -2006年 
    代表者 : 山本 浩文
  • 抗酸化ビタミン含有野菜の評価に関する研究
    (財)日本食品化学研究振興財団
    研究期間 : 2006年 
    代表者 : 山本 浩文
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1998年 -1999年 
    代表者 : 井上 謙一郎; 林 宏明; 山本 浩文
     
    本研究の目的は、脱分化した培養細胞においてイリドイド配糖体の生合成に関与している酵素がどこまで発現しているかを分化した小植物体との比較において突き止め、欠損酵素と脱分化の関係および培養細胞に存在する各生合成酵素の諸性質を明らかにすることである。まず、植物材料としてスイカズラを選び、その培養細胞を作成し、含有成分を検索したところ、本培養細胞は、植物体成分であるロガニンやセコロガニン誘導体を全く生産していないことがわかった。しかし、ロガニンやその生合成前駆体7-デオキシロガニンを投与するとセコロガニンを生成した。そこで、まず、イリドイド生合成酵素がどこまで存在するのかを調べるために、種々の生合成前駆体を同培養細胞に投与したところ、骨格形成以前の前駆体メバロン酸、ゲラニオールは全く取り込まれず、また骨格形成後の中間体のうちイリドジアール配糖体以後の3種の中間体は取り込みの差はあるが取り込まれた。本実験より、モノテルペン生合成の初期段階の生合成酵素かイリダン骨格形成に関与する酵素が欠落していることが示唆された。今後この問題を植物体との比較で検討する予定である。また本培養細胞を用いた酵素実験より、イリダン骨格形成後のイリドイド生合成に関与する酵素のうち、7-デオキシロガニン水素化酵素(7-デオキシロガニンとりロガニンへの水酸化を触媒する酵素)とセコロガニン合成酵素(ロガニンよりセコロガニンへの酸化的開環を触媒する酵素)がともにシトクロームP450であることを明らかにした。特に、後者の酵素は30年来の懸案の酵素であり、厳密な作用機序は未だ不明ではあるが、本研究により、この酸化的開裂反応にラジカルが関与していることを明らかにできたことは今後の植物成分生合成研究に寄与するところ大であると思われる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1996年 -1996年 
    代表者 : 山本 浩文
     
    コルク組織の植物の二次代謝系への影響を検討するため、クララのほか、カンゾウ、イヌエンジュ、エンジュ、Casealpinia pulcherrima、ムラサキ、オウレン、アキカラマツ、バイカイカリソウ、スイカズラ、ウチワノキ、レンギョウ、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウ、タバコの各培養細胞にコルク組織を添加し培養した結果、前者9種に関しては、二次代謝産物の生産は促進されたが、後者6種に関してはほとんど効果が認められなかった。生産が促進されたもののうちアルカロイド、フェノール配糖体など細胞内に蓄積されるものに関してはその増加量は1.5-2倍にとどまったが、細胞外に蓄積される低極性化合物の場合は、ほぼ3-5倍まで生産は促進された。この効果は、生産系が機能している場合にのみ認められ、de novoによる生産誘導は認められなかった。また、クララおよびカンゾウ培養細胞において促進される化合物のパターンを、酵母エキスによる生産促進現象と比較した結果、この効果はいわゆる″エリシター″によるストレス反応の結果誘導される場合とは異なることがわかった。さらに、コルク中の活性促進物質の検索を行うために、コルク組織を、強酸、強アルカリ、各種の加水分解酵素などにより処理することにより活性物質の可溶化を試みた結果、10N NaOH可溶性画分に二次代謝産物生産促進因子が存在することが明らかとなった。この画分には若干のフェノール成分、蛋白質の他、多糖類が存在した。また生産促進効果はコルク組織のみならず、ヒノキ材にも認められたが、脱分化したクララ培養細胞の細胞壁画分には認められなかったことから、植物組織の細胞間接着相もしくは後生的に形成される二次壁に活性本体が存在すると考えられる。以上のことから、植物における二次代謝の生産は、器官分化により形成される化合物によっても制御されていることが明らかとなった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1994年 -1994年 
    代表者 : 井上 謙一郎; 山本 浩文
     
    本年度計画中、現段階ではムラサキ培養細胞のシコニン生産株が安定していないので、生合成中間体およびその類縁体の合成とそれらを用いた非酵素的反応を中心に検討した。 まず、prenylated hydrobenzoquinone(HBQ)の合成を行った。以下の合成においてはHBQをmethoxymethyl chlorideで処理することにより得たdimethoxymethylated HBQ(MOM-HBQ)を出発物質とした。myrceneを位置特異的にエポキシ化し3,10-epoxymyrceneを得た。このepoxideを塩基の存在下MOM-MBQと反応させた後、CF_3COOHで保護基を除去し目的の10-hydoxygeranyl-HBQ(1)を合成した。nerolidol(C_<15>unit),geranyllinalool(C_<20>unit)をPBr_3で各々対応するブロミド体を調製し、それぞれをMOM-HBQと反応させた後、保護基を除きfarnesyl-およびgeranylgeranyl-HBQを合成した。nerolidolとgeranyllinaloolを用いて1の場合と同様な合成経路で、各々15-hydroxyfarnesyl-および20-hydroxygeranylgeranyl-HBQを合成した。 他方、シコニ生成能を欠くムラサキ懸濁培養細胞にシロニン生合成中間体geranyl-HBQを投与したところ、geranybenzoquinone,benzopyran型、酸化度の低いnaphthoquinone型などの代謝物と共に、4種の新規骨格のbenzoquinoneと、構造未詳ではあるが、2種の新規骨格のdihydrobenzoquinone型と予想される代謝産物が単離された。後6者は、geranyl-HBQを培地と振盪しても低収率ながら得られることから、非酵素的反応による生成物と考えられ、それらの構造よりその閉環機構は理解できるが、酸化因子が不明である。酸化反応への培地含有金属の関与について種々検討しているが、現段階では明白な結果が得られていない。今後さらにこの問題を検討すると共に、ムラサキ培養細胞を用いたシコニン生合成実験あるいは上記の合成した種々のprenylated HBQの生物変換による生成物の構造の比較より、シコニンの酵素的、非酵素的閉環機構を解明する予定である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1993年 -1993年 
    代表者 : 山本 浩文
     
    クララ植物体においてプレニルフラボノイドが根のコルク層に局在していたことから、コルクのプレニルフラボノイド生産に対する役割を明らかにするために、クララ液内振盪培養系にコルク片を添加したところ、生長にはほとんど影響せずに、通常の約3-5倍のプレニルフラボノイドが生産され、その70-80%がコルクに吸着された。培養細胞におけるプレニルフラボノイドの局在部位を明らかにするためにプロトプラストを調製し、そのプレニルフラボノイド含量を測定したところ、残存量は細胞の2-6%程度であったことから、プレニルフラボノイドは細胞壁に蓄積していることが明らかとなった。一方、プレニルフラボノイドの増加の原因としては、1)コルク添加による二次代謝系の活性化、2)のコルクへの吸着による分解からの保護が考えられた。しかしコルク片の構成成分であるcellulose,suberic acidを添加しても生産性の増加は認められず、また培養時にプレニルフラボノイドを投与してもほとんど分解されなかったことから、これらの可能性は否定された。従って、細胞壁に存在し何らかの形で生産系に抑制的に作用していたプレイニルフラボノイドがコルク片に移行した結果、抑制が解除されて生産性が増加したのではないかと考えられた。このことを明らかにするためにプレニルフラボノイド生産の鍵酵素であるプレニルトランスフェラーゼ活性の変動について検討した。基質としてdimethylallyl diphosphyateを合成し、Mg^<2+>およびnarigeninの存在下、クララ培養細胞から抽出した粗酵素溶液とインキュベートしたところ、naringeninより局性の低いフラバノン骨格を有する未知の化合物2つが検出された。現在これらの化合物の構造決定を試みている。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1993年 -1993年 
    代表者 : 井上 謙一郎; 山本 浩文
     
    本年度計画の生合成研究に関する結果から述べる。セコイリドイド配糖体を含有する植物アジサイ、スイカズラおよびフェニールエタノール誘導体を含有する植物レンギョウ属、ウチワノキの茎頂培養およびカルス培養により得た各細胞の成分検索を行い、各々目的物質を生産していることを確認するとともに、酵素活性を測定する際に必要なアッセイ系をほぼ確立した。投与実験に必要な生合成中間体loganinとdeoxyloganinの^2Hあるいは^3H標識体は各々の化合物を出発物質として6段階で合成した。標識は各化合物のグルコース部の6位に導入した。さらに想定中間体8alpha,10-及び8beta,10-epoxysecologaninをsecologaninを出発物質として5段階で合成した。同様な経路でそれぞれの^2H標識体を合成した。各標識体における^2Hまたは^3HはNaB^2H_4あるいはNaB^3H_4による還元により導入した。loganinよりsecologaninへの開環機構については植物体あるいは培養細胞への中間体の投与により、標識の取込みを確認し、現在酵素精製を行いその開環機構を検討中である。secologaninより各種secoiridoid骨格へ到る生合成研究については、上述の標識エポキシ体の投与実験より8beta,10-epoxysecologaninを経ることが判明した。さらに酵素レベルでの実験を行い、その機構につき詳細に検討する予定である。 モクセイ科植物の成分研究はウチワノキ、Fraxinus malacophyllaについて行った。一属一種の植物であるウチワノキからはモクセイ科植物に広く分布しているセコイリドイドは単離されず一種の新規のquinol glucosideを含め4種の同系誘導体を単離した。また後者の植物からは2種の新規物質を含め6種のセコイリドイド配糖体を単離した。このようにモクセイ科植物でもイリドイド系物質含有植物と不含植物とがあり、同科の系統分類や進化の観点から新たな問題を提起しており、他の本科植物についても現在成分検索を続行中である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1991年 -1992年 
    代表者 : 中西 勤; 邑田 仁; 山本 浩文; 田中 稔幸; 飯沼 宗和; 水野 瑞夫; FRANK A.LANG; 邑田 裕子; 稲田 昭; LANG Frank A
     
    北米西部の乾燥地や蛇紋岩地で著しく多様化し,大量に生育している粘液分泌植物を中心に,1991と1992年の2年度にわたり,北米西部地域で調査・採集し,これら植物から調製した成分の抽出エキスについて,HIV-1逆転写酵素阻害活性(愛知県がんセンター研究所:小野克彦,中根英雄),抗発ガンプロモーター活性(京都府立医大;岩島昭夫,西野輔翼,徳田春邦),マウス白血病P388抑制活性(癌研究会・癌山学療法センター;田代田鶴子,須藤洋次郎)をそれぞれ上記施設の諸先生の御協力により検討し,抗ガン成分の検索・同定を行い,抗ガン性物質の探索・開発に資することを目的とした。 1。研究成果(その1;1991年度探集分について)(1)植物資料について;1991年夏にオレゴン州南西部のAshland近辺,River上流,カリフォルニア州北部等で種子植物35科81属103種,シダ植物1科2属2種を探集し,うち86種(粘液分泌植物46種を含む)を活性研究用資料とした。薬,枝,地上部,地下部等に分別した後,粘液分泌植物では,粘液物質をacetoneで,続いてethanol(and/or 70% ethanol)で順次抽出し,その他の植物では,ethanol(and/or 70% ethanol)で抽出した。調製したacetone ethanol,70% ethanolの各エキスを以下の試験に用いた。 (2)HIV-1逆転写酵素阻害活性;1-epigallo-catechin gallateを指標として阻害の強さを5段階濃度(0.5,1,2,5,10μg/ml)で測定した。86種中46種の植物において ,10μg/mlで50%より強い阻害が認められた。中でも,polygonum majus (全草),purshia tridentata(枝),Potentilla gracilis(地下部),Ceanothus integerrimus(枝),Arctostaphylos viscida(地上部),Grindelia nana(地上部)等のetanolエキスは特に強い阻害活性(0.5μg/mlで20%>)を示した。Purshia tridentataの活性成分としてB-sitosterolgluciside(IC_<50>=1.8μg/ml),Amelanchier alnifolia var.pumila(枝;ethanol.)の活性成分として,ursolic acid及びbetulinic acid(IC_<50>=1.4μg/ml及び0.8μg/ml)を同定するなど,活性を示したエキスから成分の分離・構造研究を行い,活性本体の探索を進めている。 (3)抗発ガンプロモーター活性;Epstein-Barr virus-早期抗原発現試験により,発ガンプロモーター抑制物質を検索した。100μg/ml濃度で0-40%,1μg/mlで100%未満の抑制活性を示すものを,″活性あり″とした。アセトンエキスでは,Sophora leachiana(地上部),Eriodictyon californicum(全草)等15種に,エタノールエキスでは,上記2種の他,Boisduvaria densiflora(全草)等47種に活性が認められた。これらのエキスについて順次活性成分の検索を進めているが,E.callfornicumからの5,7-hydroxy体など3種のflavanone成分,Cordylanthus viscidus(全草)からのermarinなど4種のflavonol成分に活性が認められている。 (4)マウス白血病P388腫よう抑制活性;P388腫よう細胞移植マウス(一群6匹)を用い,天然物では無処置群に対する生存日数の比が130%以上を有効とする。現在まで,エキス量の多い115検体(57種)で実験が終了したが,有効なものは見いだされていない。 2。研究成果(その2;1992年度探集分について)1992年夏は,主にオレゴン州南東部,Burnsの南方乾燥(砂漠)地帯,Harney盆地等で,種子植物39科104属160種,シダ植物2科2属2種,地衣類1種を探集した。前年度と同じ要領で,acetone(52検体),ethanol又はthanol(211検体),70%ethanol又はmethanol(93検体)の各エキスを調製し,各種抗癌活性を検討中である。現時点で,Rosa woodsii(葉),Ribes anreum(枝)等9検体(46検体中)に強い抗HIV-1活性が認められ,Prntagrama triangularis(地上部),Prunus emarginata(枝)等14検体(55検体中)に発ガンプロモーター抑制活性が認められている。引きつずき,活性試験,成分検索を検討中である。
  • 植物組織培養系を用いた有用物質の生産制御
  • 植物組織培養による有用物質の生産に関する研究
  • Regulation of useful compounds production in plant cell cultures
  • Study of the production of useful compounds by plant tissue cultures

その他

  • 2012年 - 2012年  機能性成分を指標とした植物の健全育成、植物機能研究センターシンポジウム2012 「トータル・ベジケア:食の未来に向けて」、群馬県板倉町(2012.12.8)
  • 2012年 - 2012年  「植物を『健全育成』させるために⋯」、平成24年度群馬県農業技術センターと東洋大学生命科学部との研究者交流会、群馬県板倉町、(2012. 8.23)
  • 2009年 - 2009年  東洋大学植物機能研究センターシンポジウム2009 「野菜に含まれる機能性物質~育種・栽培とのかかわり~」
  • 2007年 - 2007年  東洋大学遺伝子組換え実験等安全委員会委員
  • 2007年 - 2007年  東洋大学入試委員会委員
  • 2007年 - 2007年  東洋大学FD委員会委員
  • 2007年 - 2007年  東洋大学植物機能研究センターシンポジウム2007、板倉(群馬)、2007/6/16 「土壌中および植物体中の微量元素の超高感度モニタリングシステムの開発ー栽培土壌環境の改善による機能性野菜の健全育成ー」
  • 2007年 - 2007年  安全、安心を志向した、トータル・ベジケア・システムの開発.イノベーション・ジャパン2007、東京、2007/9/12~9/14 展示
  • 2007年 - 2007年  安全、安心を志向した、トータル・ベジケア・システムの開発.東洋大学第2回アカデミック・シーズ展、板倉(群馬)、2007/12/13 展示
  • 2007年 - 2007年  人工蓄積系としての軟質ポリウレタンフォームの利用による植物由来脂溶性機能性成分の効率的生産、群馬県第17回産学官交流出会いの場 ~連携から連帯へ~、前橋、2007/11/2
  • 2006年 - 2006年  東洋大学生涯学習センター運営委員会委員
  • 2006年 - 2006年  東洋大学大学院奨学生選考委員
  • 2005年 - 2005年  第23回日本植物分子生物学会(京都)大会・シンポジウム座長
  • 2004年 - 2004年  東洋大学植物機能研究センターシンポジウム2004「植物機能の理解・活用をめざして」座長
  • 2004年 - 2004年  2004年度東洋大学板倉キャンパス市民大学講座「高齢化社会における食と健康」講師(演題:植物と健康?代替医療から健康食品まで?)
  • 2004年 - 2004年  第22回日本植物分子生物学会(秋田)大会・シンポジウム座長
  • 2004年 - 2004年  東洋大学植物機能研究センター竣工記念シンポジウム「植物の機能開発を目指して」講師(演題:土壌中および植物体中の微量元素の超高感度モニタリングシステムの開発)
  • 2003年 - 2003年  第21回日本植物分子生物学会(高松)大会・シンポジウム座長
  • 2002年 - 2002年  第20回日本植物分子生物学会(奈良)大会・シンポジウム座長
  • 2001年 - 2001年  第20回日本植物分子生物学会(東京)大会・シンポジウム座長

その他のリンク

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