研究者総覧

鍾 淑玲 (ショウ シュクレイ)

  • 経営学部マーケティング学科 教授
  • 経営学研究科経営学・マーケティング専攻 教授
Last Updated :2025/04/19

研究者情報

学位

  • 修士(経済学)(1999年03月 京都大学)
  • 博士(経営学)(2003年03月 立命館大学)

科研費研究者番号

  • 30381338

J-Global ID

研究キーワード

  • マーケティング   流通   

研究分野

  • 人文・社会 / 商学

経歴

  • 2024年04月 - 現在  東洋大学経営学部 マーケティング学科教授
  • 2024年04月 - 2024年09月  東京工業大学工学院経営工学系特定教授
  • 2018年04月 - 2024年03月  東京工業大学工学院経営工学系准教授
  • 2017年08月 - 2019年09月  法政大学工学部非常勤講師(「社会調査論(マーケティング)担当)
  • 2010年04月 - 2018年08月  東洋大学経営学部非常勤講師(「国際流通論」担当)
  • 2007年10月 - 2018年03月  東京工業大学大学院社会理工学研究科 経営工学専攻准教授
  • 2016年11月 - 2017年03月  イギリス・オックスフォード大学小売経営研究所(OXIRM)客員研究員
  • 2004年04月 - 2007年09月  国際教養大学国際教養学部グローバル・ビジネス課程専任講師
  • 2003年04月 - 2004年03月  立命館大学経営学部 非常勤講師College of Business Administration

学歴

  •         - 2003年   立命館大学   経営学研究科   企業経営専攻
  •         - 1999年   京都大学   経済学研究科   組織経営分析専攻
  •         - 1992年   (台湾)東海大学   経済学部

所属学協会

  • アジア経営学会   日本流通学会   日本商業学会   日本マーケティング史学会   国際ビジネス研究学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 住谷, 宏; 鍾, 淑玲; 浦上, 拓也; 圓丸, 哲麻; 伊藤, 一; 大崎, 恒次; 髭白, 晃宜 (担当:共編者(共編著者)範囲:)中央経済社,中央経済グループパブリッシング (発売) 2024年04月 ISBN: 9784502498619 ii, x, 261p
  • 番場, 博之; 大野, 哲明 (担当:分担執筆範囲:第20章台湾の流通;コラム激変する中国の流通20年)ミネルヴァ書房 2022年12月 ISBN: 9784623093274 vi, 201p 182‐189ページ
  • 佐藤, 寛; アジアコンビニ研究会; 遠藤, 元; 浜本, 篤史; 白, 貞壬; 原田, 優也; 関根, 久雄; 久保田, 利恵子; 鍾, 淑玲; 佐藤, 幸人; 小林, かおり; 章, 胤杰; 森, 路未央; 恒松, 秀紀; 田中, 麻理; 吉田, 秀美; 秋保, さやか; 下田, 恭美; 中村, まり; 大久保, 文博; 有元, 伸一 日本評論社 2021年06月 ISBN: 9784535559530 xiv, 255p
  • 朝元, 照雄; 中原, 裕美子; 岸本, 千佳司; 鍾, 淑玲 九州大学出版会 2020年01月 ISBN: 9784798502755 vii, 228p
  • マーケティング史研究会 (担当:分担執筆範囲:第8章小売企業)同文舘出版 2014年04月 ISBN: 9784495646714 6, 200p 133-153ページ
  • 木立, 真直; 齋藤, 雅通; 日本流通学会 (担当:分担執筆範囲:第10章台湾の製販統合型経営の進展-家電流通分野を中心に)白桃書房 2013年10月 ISBN: 9784561661993 x, 267p 211-239ページ
  • マーケティング史研究会; 薄井, 和夫 (担当:分担執筆範囲:第14章台湾の巨大集団のマーケティングー世界的自転車ブランドジャイアント(GIANT)の発展)同文舘出版 2010年12月 ISBN: 9784495643812 10, 323p 254-273ページ
  • 向山, 雅夫; 崔, 相鐵 (担当:分担執筆範囲:第5章台湾市場における小売国際化ー流通の近代化との関連性)中央経済社 2009年07月 ISBN: 9784502669002 6, 8, 322p 123-154ページ
  • 矢作, 敏行; 関根, 孝; 鍾, 淑玲; 畢, 滔滔 白桃書房 2009年03月 ISBN: 9784561661801 ix, 361p
  • 鍾, 淑玲 (担当:単著範囲:)白桃書房 2005年12月 ISBN: 4561661530 ix, 243p
  • 台湾カルフールの現地化プロセス(共著)(鍾 淑玲、矢作敏行)
    『中国・アジアの小売業革新』、日本経済新聞社 2003年

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 鍾 淑玲
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年04月 -2021年03月 
    代表者 : 鍾 淑玲; 矢作 敏行
     
    本研究では、小売国際化プロセスの新たな「成長」段階の課題を明らかにすることを目的として、現地企業対日系企業という「内外競争」に焦点をあて、さらに、アジア市場における主要国の外資規制、および地域と社会構造による影響を考察した。 小売国際化における持続的な成長では、適応化や革新性だけではなく、地域・社会との深い関係を持つ「埋め込み」というアプローチ方法が重要である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2018年03月 
    代表者 : 鍾 淑玲; 矢作 敏行
     
    日本の少子高齢化と人口減少の進行に伴う国内市場の縮小を背景に、近年、大手コンビニの海外進出が活発になっている。そこで、本研究は日本コンビニ各社の国際化の実態調査を積み重ね、日本型コンビニの国際化プロセスの究明と理論化を試みることを目的としている。日本コンビニ各社の国際化の実態を比較した上、最も国際化が進んでいるファミリーマートを中心に、アジアにおける現地化プロセスを明らかにした。その際、「コンビニの事業システム」という分析枠組みを提示した。さらに、ダイナミック・ケイパビリティとの関連を示した。最後に、小売国際化の理論に関して、埋め込み概念の導入と検討を行った。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 東 伸一; 懸田 豊; 金 雲鎬; 横山 斉理; 戸田 裕美子; 大崎 恒次; 森山 一郎; 鍾 淑玲; 岸本 徹也; 峰尾 美也子; 伊藤 匡美; 嶋 正; 田中 正郎; 住谷 宏; 矢作 敏行
     
    本研究課題では、流通に関する伝統的な有力理論・仮説を抽出した上で、それらの説明力や妥当性について、実際に生起した流通現象ならびに流通課業環境・制約環境に含まれる諸要因と関連する統計データを用いた考察を試みた。研究成果のうちの2点は国内の主要学会にて学会賞を受賞した。本課題の最終成果報告として、2018年度中をめどに流通に関連する220にのぼるテーマを理論、現象、データから論じる書籍の刊行が決定している。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2007年 -2010年 
    代表者 : 鍾 淑玲
     
    本研究は台湾の近代流通構造および小売業展開の特徴を明らかにすることを目的として、まず、台湾における現地資本と外国資本の小売企業の競争状況、主要小売業態の上位企業の経営概況、そして、小売国際化の特徴を把握した。個別企業研究は、2大コンビニエンス・ストア・チェーンの展開による小売国際化、大手自転車メーカーの流通チャネル政策による流通近代化、外資系小売企業の中国市場参入の実態と影響を考察し、最後に台湾の流通政策と伝統的な商業集積の近代化との関係を明らかにした。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2006年 
    代表者 : 鍾 淑玲
     
    本年度は、前年度に実施した華僑系資本企業グループ10社の比較研究から、台湾系企業グループの頂新(康師傅)グループと統一企業の二大食品メーカーを選び、それらを対象として、中国における戦略の比較研究を行った。 台湾の消費財市場には、統一企業グループという台湾最大の食品メーカーで、かつセブン-イレブン統一超商という台湾最大の小売業チェーンを持つ巨大な食品・流通グループが存在している。統一企業グループは、製造、卸売、小売の3段階を機能的・人的・資本的に垂直統合している「完全なる製販統合型企業」であり、台湾市場において、今日まで競争の優位性を発揮し発展してきた。1992年、統一企業は中国市場に参入し、1989年に中国市場に参入した頂新(康師傅)グループとともに、中国の即席麺市場とお茶飲料市場における上位3位の市場シェアを占めている。今年度行った比較研究は、この二大食品メーカーの中国市場におけるブランド形成プロセス、および小売進出を含めたマーケティング・チャネル戦略を明らかにし、中国市場における製販統合型経営の有効性と形成要因を考察した。 先発企業である頂新(康師傅)の場合には、統一企業が台湾で実践してきた製販統合型経営を模倣したことが、中国市場でトップの地位に立った最大の理由になる。条件がそろえば、中国市場においても製販統合型経営が有効であることが確認できた。一方、後発企業である統一企業の場合には、参入障壁が存在しているため、台湾のように製販統合経営を推進することが難しい。同じ企業による展開でも、参入市場によって製販統合型企業の形成を加速あるいは減速させる要因が存在していることが判明した。 以上の研究成果は、2007年5月28日に大阪商業大学で開催された「流通経済研究会研究総会」において発表した。

その他のリンク

researchmap