研究者総覧

別所 正博 (ベッショ マサヒロ)

  • 情報連携学部情報連携学科 教授
  • 情報連携学研究科情報連携学専攻 教授
  • 情報連携学学術実業連携機構 研究員
Last Updated :2025/04/19

研究者情報

学位

  • 修士(学際情報学)(2005年03月 東京大学)
  • 博士(学際情報学)(2008年07月 東京大学)

科研費研究者番号

  • 50515864

J-Global ID

研究キーワード

  • Internet of Things   Accessible Computing   Location-based Services   オープンデータ   

研究分野

  • 情報通信 / ヒューマンインタフェース、インタラクション

経歴

  • 2024年04月 - 現在  東洋大学情報連携学部学科長 / 大学院専攻長
  • 2023年04月 - 現在  東洋大学情報連携学部教授
  • 2017年04月 - 2023年03月  東洋大学情報連携学部准教授
  • 2016年04月 - 2017年03月  YRPユビキタス・ネットワーキング研究所
  • 2013年03月 - 2016年03月  東京大学大学院情報学環特任講師
  • 2008年04月 - 2013年02月  東京大学大学院情報学環特任助教

学歴

  • 2003年04月 - 2008年03月   東京大学   大学院学際情報学府
  • 1999年04月 - 2003年03月   東京大学

研究活動情報

論文

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2016年03月 
    代表者 : 花木 啓祐; 栗栖 聖; 別所 正博; 坂村 健; 荒巻 俊也; 齊藤 修
     
    八丈島にユビキタスネットワークを導入し観光資源の活用効果を調べると共に、域内物流の実態を調査した。観光協会や地域のグループとの協働関係を構築した。観光を支援するスマートフォンアプリに観光情報を実装し、島内の11のスポットにITタグを設置し来訪者のスマートフォンと通信を可能にした。来訪者の満足度は高かった。社会調査により、島内では市場を通さないいただきものの食品流通が大きく多い時期では居住者の食事の半分を超えること、食品保管のための冷凍庫の普及率が高いことが分かった。通信販売の利用経験比率は全国平均と同程度であり、家具、家電製品、衣料の通信販売利用率が高いことが分かった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2007年 
    代表者 : 別所 正博
     
    歩行者ナビゲーションをはじめとした位置情報サービスは,障害者の移動支援をはじめとした様々な可能性をもつ.しかし既存のGPSに依存したサービスは屋内や地下では利用できず,さらにヒトにとって意味のある「場所」を十分把握することが難しかった.このことは,ヒトにとって意味のある「場所」を扱うインフラの欠如に起因すると考えられる. この問題の解決へ向けて,個々の「場所」に遍在的にデバイスを設置し,情報と結びつけるインフラの導入は有効な解決策となる,そこで本年度の研究では,このようなインフラをユビキタス空間識別基盤と定義し,その応用のケーススタディを行なった. 第1のケーススタディは,歩行者ナビゲーションへの応用である.ここでは,分岐や出入口などの複数の移動候補がある「揚所」で,周囲のランドマークを利用した誘導情報を提示することで,屋内外を問わず高い誘導性能を達成できることを実地検証することができた. 第2のケーススタディは,障害者の移動支援への応用である.移動に際して必要な情報は,移動者の身体属性に応じて異なる.視覚障害者の場合では,周囲のランドマークは手がかりにならず,健常者よりも細かく移動指示を行なうことが必要になる.肢体障害者の場合では,周囲のバリアの回避方法とバリアフリー設備へのアクセス方法を提示する必要がある.このことは,重要な「場所」がヒトによって異なることが本質である.ユビキタス空間識別基盤では,そのような「場所」を柔軟に定義することによって,有効なサービスを構築可能であることを検証することができた.

その他のリンク

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