研究者総覧

長島 直樹 (ナガシマ ナオキ)

  • 経営学部マーケティング学科 教授
  • 経営学研究科経営学・マーケティング専攻 教授
Last Updated :2024/09/06

研究者情報

学位

  • 学術博士(経営学)(筑波大学)
  • 修士(経済学)(デューク大学)

科研費研究者番号

  • 10732779

J-Global ID

プロフィール

  • サービスの多国籍展開、海外進出の意思決定プロセスを研究しています。

研究キーワード

  • 意思決定   海外進出   国際経営   新興国   国際マーケティング   

研究分野

  • 人文・社会 / 商学 / マーケティング・サービスマーケティング・消費者行動

経歴

  • 2020年04月 - 現在  東洋大学経営学部教授

学歴

  • 2008年04月 - 2011年10月   筑波大学大学院   ビジネス科学研究科:博士(経営学)
  • 1994年08月 - 1996年05月   デューク大学大学院:修士(経済学)   Graduate School
  • 1980年04月 - 1984年03月   東京大学   経済学部(卒業)

研究活動情報

論文

  • Customer Satisfaction Model Revisited: Impact of Pre-Service Expectations and International Comparison
    NAGASHIMA, Naoki
    Proceedings for AMA GMSIG 1 - 48 2024年02月 [査読有り]
  • ベトナム人消費者の顧客経験:日本・インドとの比較
    Nagashima, Naoki
    Proceedings to the 4th Vietman Japan Business Conference 1 - 4 2024年01月 [招待有り]
  • 「マーケティング変数に関する質的研究」
    長島直樹
    『東洋大学経営論集』 100 57 - 71 2023年03月
  • “International Comparison of Consumer Service's Satisfaction Structure Focusing on Prior Expectations”
    NAGASHIMA, Naoki
    Academy of Japan Business Studies Conference, July, 2022 1 - 18 2022年07月 [査読有り]
  • “Satisfaction Structure"of Consumer Services and its Intercultural Comparison: Empirical Study Focusing on Expectations and Overall Evaluation”
    NAGASHIMA, Naoki
    Academy of International Business US West Chapter, Proceedings, 1 - 11 2022年04月 [招待有り]
  • A Possible Research for Developing Overseas Consumer Services:Examples from Food Chain Industry
    NAGASHIMA, Naoki; NAGASHIMA, Yoshie
    Proceedings for AJBS (Association for Japan Business Studies) Conference 1 - 32 2021年06月
  • 対消費者サービスの満足構造と多国籍館比較 ~事前期待の影響と総合評価の在り方を中心とした実証的検討~
    長島 直樹; 長島; 芳枝
    東洋大学『経営論集』 96 1 - 15 2020年08月
  • 外食チェーンの新興国進出に先立つ現地消費者の理解~ベトナムでの外食チェーン展開を想定して~
    長島直樹
    日本フードサービス学会年報 24 6 - 23 2019年12月 [査読有り]
  • A Possible Approach to Understand Emerging Markets' Consumers before Market Entry: Examples from Food Chains in India
    Naoki Nagashima & Yoshie Nagashima
    Proceedings for 2019 AIB India (Academy of International Business Conference, India Chapter) 1 - 25 2019年04月
  • 新興国の顧客セグメンテーションに関する検討~ベトナム外食チェーンの顧客分析から~
    長島直樹
    東洋大学『経営論集』 93 13 - 27 2019年03月
  • ”A Thought on Foreign Market Entry Processes: From the Cases of Japan’s Service Businesses”
    Naoki Nagashima & Yoshie Nagashima
    American Journal of Management 18 4 Forthcoming  2019年01月 [査読有り]
  • フードサービス業の海外進出~新興国進出に先立つ現地消費者理解~
    長島 直樹
    日本フードサービス学会年報 23 6 - 23 2018年12月 [査読有り]
  • 新興国の消費者理解のための枠組み構築に向けて
    長島 直樹
    東洋大学『経営論集』 91 75 - 88 2018年03月
  • 新興国進出に関する意思決定プロセスの再考:日本のサービス企業に基づく分析から
    長島 直樹; 長島 芳枝
    日本経営学会『経営学論集』 88集 (33)1 - 9 2018年02月
  • “New Market Entry to India and Vietnam: Decision-Making by Japanese Service Businesses”
    Nagashima Naoki; Nagashima Yoshie
    Journal of Advancements in Applied Business Research 6 3 5 - 16 2017年07月 [査読有り]
  • 新興国消費者の地域間差異~インドと日本の外食チェーンに関する分析を中心として~
    長島 直樹
    東洋大学『経営論集』 第89号 73 - 87 2017年04月
  • “Understanding Consumers’ Satisfaction and Loyalty: A Comparative Study of Services in India and Japan”
    Nagashima Yoshie; Nagashima Naoki
    Advances in Economics and Business 5 5 246 - 255 2017年04月 [査読有り]
  • “Traits of Urban Middle Class Consumers in India - Satisfaction and Loyalty Observed from Eat-out Experiences”
    Nagashima Naoki; Nagashima Yoshie
    Journal of Business and Economics 7 8 1246 - 1259 2017年02月 [査読有り]
  • “Satisfaction and Loyalty of India’s Middle Class Consumers: A Comparative Study of Café Chains in India and Japan”
    Nagashima Naoki; Nagashima Yoshie
    Journal of Strategic and International Studies 11 4 17 - 29 2016年07月 [査読有り]
  • 長島 直樹
    東洋大学『経営論集』 第86号 86 15 - 29 東洋大学経営学部 2015年11月
  • ソーシャルリスニングの有効性と限界~書き込みの信頼性と安定性に関する検証実験から~
    長島 直樹
    東洋大学『経営論集』 第85号 11 - 25 2015年05月
  • “How Are Shopping Experience Evaluated?: A Methodological Proposal to Understand Consumers as Shoppers”
    Nagashima Naoki; Nag Biswajit; Nagashima Yoshie
    Journal of Marketing Development and Competitiveness 9 1 115 - 128 2015年04月 [査読有り]
  • サービス評価モデルの発展と今後の展望
    長島 直樹
    東洋大学『経営論集』 第84号 65 - 79 2014年11月
  • サービス・プロセスの各段階と結果の評価が顧客満足に及ぼす
    長島 直樹; 西尾チヅル
    流通研究 16 1 35 - 59 2013年11月 [査読有り]
  • 長島 直樹; 新堂精士
    経営行動科学 26 2 97 - 113 経営行動科学学会 2013年08月 [査読有り]
  • 長島 芳枝; 長島 直樹
    国際ビジネス研究 5 1 17 - 36 国際ビジネス研究学会 2013年04月 [査読有り]
  • 利用者によるサービス評価の構造-サービス・プロセスのステップ分割によるアプローチを中心として
    長島 直樹
    筑波大学大学院 1 - 167 2011年10月 [査読有り]
  • サービスプロセスにおける評価要素の推移-非対面サービスを中心として
    長島 直樹
    消費者行動研究 16 1 37 - 58 2009年10月 [査読有り]
  • 長島 直樹
    研究レポート 304 1 - 28,巻頭1p 富士通総研経済研究所 2007年11月
  • 長島 直樹
    研究レポート 280 1 - 26,巻頭1p 富士通総研経済研究所 2006年11月
  • 長島 直樹
    研究レポート 211 1 - 15,巻末1〜16 富士通総研経済研究所 2004年11月
  • 期待と消費――期待はどのように消費に影響を与えているか
    長島 直樹
    富士通総研 Economic Review 7 1 56 - 75 2003年01月
  • 長島 直樹; 新堂 精士
    経営情報学会誌 11 3 17 - 36 経営情報学会 2002年09月 [査読有り]
  • 長島 直樹
    情報の科学と技術 40 12 826 - 831 社団法人情報科学技術協会 1990年12月

書籍

  • 文系のためのデータ分析入門
    長島 直樹 (担当:共著範囲:序章及び各章の要約「本章のポイント」)中央経済社 2017年09月
  • 現代マーケティング研究の潮流
    長島 直樹 (担当:分担執筆範囲:第7章「顧客満足とロイヤルティによる消費者理解―コーヒー・チェーン店利用客の日印比較から―」119-139頁)中央経済社 2016年10月
  • 顧客も気づいていない将来ニーズの発掘と新製品開発への活用
    長島 直樹 (担当:共著範囲:ソーシャルメディアに表明される声の偏りの理解と対応)技術情報協会 2013年09月
  • ビジネス心理 第3巻 マーケティング心理編
    長島 直樹 (担当:共著範囲:第9章)中央経済社 2013年08月

講演・口頭発表等

  • 化粧品業界におけるプロモーション方式の標準化・適応化が消費者の購買意向に与える影響  [招待講演]
    江雅雲; 井原基
    国際ビジネス研究大会 第30回大会(コメンテーター) 2023年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

MISC

受賞

  • 2003年01月 政策分析ネットワーク 優秀論文賞
     期待と消費――期待はどのように消費に影響を与えているか 
    受賞者: 長島 直樹

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2019年04月 -2023年03月 
    代表者 : 長島 直樹; 長島 芳枝
     
    新規のヒアリング調査ができなかったため、既存のデータ(アンケート調査結果)を用いた計量分析を実施した。海外進出に際して重視されるマーケティング関連の知識は経験知とされ、事前調査は困難とみなされてきた背景がある。しかし、中でも重要とされる「現地消費者の顧客満足がどのような要因で規定されているのか」に関し、(進出後ではなく)事前にどの程度把握できるか――実証分析を行った。具体的には、日本・インド・ベトナムの3カ国で共通のモデルに即して分析し、比較検討した。この結果、日本と他の2カ国(新興国)という対比以上に、新興国間(インド・ベトナム間)に大きな違いが発見され、先進国対新興国という図式が成立しないことなどが確認された。 その他のファインディングは以下の通りである。①CSに影響を与える観測変数群は「(a)体験全体としての良さ」「(b)価格コストに対する納得感」「(c)事前予想と比較した際の良さもしくは“ずれ”」の3因子に集約することが可能と推測される、②上記(a)~(c)3グループ(3因子)は3国ともCSへの影響という意味において、(a)のインパクトが最も大きいことが共通している。標準化係数で比較しても大きな違いはない。一方、(b), (c)に関しては、3国間に比較的明確な違いが観察される、③ (b)の知覚価格コストのCSへの影響は、インドで最大で、日本で最少となる。また、(c)の事前予想の影響は、日本とベトナムで(a)体験全体評価の半分程度の影響が確認される一方、インドでは有意にマイナスである。 以上のような分析結果を踏まえ、インプリケーションを考察した。この結果を論文(コンファレンス・ペーパー)にまとめ、Association for Japan Business Studies (AJBS) の大会で学会報告を実施した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 長島 直樹; 長島芳枝
     
    最終年度の成果は以下3点にまとめられる。第1に、前年度に提示した「消費者理解フレームワーク」に関して、インドのビジネスコンサルタント、及び日本の実務家(海外ビジネスを専門とするコンサルタント、及び新興国進出を果たしている企業の海外部門長)へのヒアリング・アンケート調査によって有効性を確認した点である。この結果、日本の実務家に関しては、提示したフレームワークの有効性を確認することができた。すなわち、Hofstedeが提示するような基本的な価値観を理解する以上に、当該の対消費者サービスに即して顧客満足・ロイヤルティ状況を理解することの重要性が確認された。一方、インドのコンサルタントは意見が多岐にわたり、コンセンサスを得ることができなかった。今後、論点を絞って再調査が必要と思われる。 第2に、提示したフレームワークの汎用性に関する検討を実施し、インド以外にも同分野のサービスで有効性を持つことが確認された。すなわち、ベトナムの外食サービス(Quick Service Restaurant及びカフェ)に関して、インドで実施したと同様の調査・分析を実行し、マーケティング方針に関する示唆を導くことができた。ただ、提示したフレームワークは「日本サービスへの期待感」を含む必要性があり、既存サービスだけを対象とすることには限界があることも認識した。さらに、同分野サービス以外にフレームワークを拡張するには多くの点で修正が必要であり、その具体的内容に関しては今後の課題として残った。 最後に、消費者理解は新興国進出の意思決定時点から始まり、組織的課題を内包している点がインタビュー調査から浮上した。この点を整理することにより、来期以降の科研費研究課題としてまとめることができた(2019年4月に基盤研究Cとして採択)。
  • 外食チェーンの新興国進出に先立つ現地消費者の理解 ~ ベトナムでの外食チェーン展開を想定して ~
    フードサービス学会:第15回研究助成制度
    研究期間 : 2018年 -2019年 
    代表者 : 長島 直樹
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
    研究期間 : 2014年08月 -2016年03月 
    代表者 : 長島 直樹; 長島 芳枝
     
    消費者行動の日印比較(小売店における購買行動、外食チェーンの利用行動の2パターン)を実施した。得られた知見は、①日本人消費者が、評価のポイントを「反応性(序盤)→確実性(中盤)→共感性(終盤)」と変化させているのに対し、インド人は評価要素が全要素に拡散する、②満足がロイヤルティに繋がる確率はインドにおいて強い--等々。新興国中間所得層の特性把握、新興国ビジネス参入におけるフィージビリティ・スタディの可能性等の含意を得た。研究結果は、米国の国際学会で2回発表し、査読付き英文誌への掲載を行った。このほか学内紀要へ2本の論文を掲載した。

委員歴

  • 1998年10月 - 2022年03月   全国商工会連合会   中小企業景況調査分析委員
  • 2005年04月 - 2015年03月   政策分析ネットワーク   運営委員
  • 1999年04月 - 2001年03月   通商産業省(現、経済産業省)   設備稼働率研究会委員
  • 1998年04月 - 2000年03月   経済団体連合会   産業問題ワークンググループ委員

その他のリンク

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