Researchers Database

Kawazoe Saori

    Department of Sociology Associate Professor
Last Updated :2025/04/19

Researcher Information

J-Global ID

Research Interests

  • 地域社会学   災害社会学   地域研究   社会調査   災害復興   原発避難   地域アイデンティティ   

Research Areas

  • Humanities & social sciences / Sociology

Association Memberships

  • 早稲田社会学会   JAPAN SOCIETY FOR DISASTER RECOVERY AND REVITALIZATION   JAPAN SOCIETY FOR URBANOLOGY   KANTO SOCIETY FOR URBANOLOGY   ASSOCIATION OF REGIONAL AND COMMUNITY STUDIES   THE JAPAN SOCIOLOGICAL SOCIETY   日本都市社会学会   環境社会学会   

Published Papers

Books etc

  • 震災後に考える―東日本大震災と向きあう92の分析と提言
    震災復興研究論集編集委員会編 (Contributor複合災害下における被害の実相と被災者意識の生成・再編成―二重の分断線の渦中にある<いわき>に焦点を当てて)早稲田大学出版部 2015/03
  • 東日本大震災と生活世界の変容―コミュニティと情報をめぐって―
    吉原直樹; 仁平義明; 松本行真編 (Contributorいわき市へ避難する原発避難者の生活と意識)立花出版 2015/03
  • 復興に女性たちの声を「3.11」とジェンダー
    村田晶子編 (Contributor東日本大震災と女性・ジェンダーに関する文献紹介)早稲田大学出版部 2012/09

MISC

Research Grants & Projects

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    Date (from‐to) : 2019/04 -2024/03 
    Author : 浦野 正樹; 長谷川 公一; 宍戸 邦章; 室井 研二; 黒田 由彦; 高木 竜輔; 浅川 達人; 田中 重好; 川副 早央里; 池田 恵子; 大矢根 淳; 岩井 紀子; 吉野 英岐
     
    2019年度は、いくつかのワーキンググループにわかれた研究会活動を重ねながら、東日本大震災がもたらした社会的な課題や被災地がこれまで体験してきた課題を、定点観測ポイントとして暫定的に設定した市町村(たとえば、岩手県大槌町、宮城県気仙沼市、福島県いわき市などを含む10ヶ所程度の市町村)をフィールドワークの中心として調査研究を続け、1年目の研究報告の形で暫定的に集約した。また被災地全域にわたる各種復興指標に関するデータ解析に着手している。その他、この科研プロジェクトのメンバーが中心になって、フクシマ関連のシンポジウムを2020年1月下旬に行い、震災問題研究ネットワーク共催の震災問題研究交流会を3月に実施した(以下参照)。 2020.1.25.シンポジウム<フクシマを忘れない>第6回「あれから9年~わたしたちはフクシマを忘れない---帰還しないと決断したふるさととの絆---」を開催(戸山キャンパス33号館6階第11会議室にて)。 2020.3.20-21.第6回震災問題研究交流会開催(震災問題研究ネットワークとの共催/早稲田大学戸山キャンパス33号館3階第1会議室にて)。セッションの内容は、【災害ボランティアと地域防災の担い手、及びその育成】【原子力災害と避難生活/復興への課題をめぐって】【復興支援と被災地住民の生活選択】【新型コロナウィルス感染症への対応】の4つのセッションと書評セッション【震災と学校のエスノグラフィー】に加え、3つの科研調査セッション[災害過程の各段階における達成指標/復興指標に関して] [現地調査を踏まえた災害過程/復興過程に関して][復興政策及び科研調査全般に関して]を行った。上記のセッションでは、科研費研究メンバーが運営及び報告の中核として関与した。 それ以外に10回程度の研究例会を、関連する研究センターや学会との共催などの形で開催している。
  • Japan Society for the Promotion of Science:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
    Date (from‐to) : 2019/04 -2024/03 
    Author : 須田 木綿子; 小山 弘美; 西野 淑美; 門 美由紀; 川副 早央里; 米澤 旦
     
    混合介護の導入に関する介護保険指定事業者の取り組みを明らかにするために、申請者らが2005年以来行ってきたパネル調査を活用して、東京都23区内の2区の入所施設事業者、通所事業者、訪問介護事業者の全数を対象とする調査を行うことが、本年度の目的であった。調査対象は、2011年度に実施した前回のパネル調査の対象者と、新たに参入した事業者である。そしてそのリストをもとに、退出した事業者を確認し、存続している事業者には構造化された質問紙を用いての電話調査を実施した。調査内容は、組織の属性(法人格、従事する介護事業の種類、事業規模)、組織のパフォーマンスとポリシー(定員、利用者数、歳出入バランス、全収入に占める介護報酬の割合、収益追求意欲、低所得者支援などのポリシー)、混合介護の導入状況(混合介護導入予定の有無と時期、導入を検討している有料サービスの内容と対象)である。調査は滞りなく終了した。 この報告書を作成している2020年6月の時点で、単純集計が得られている。対象となった647件の事業者のうち、退出が150件(23.18%)であった。存続している事業者のうち、過去の調査すべてに回答したは394件のうち253件(64.2%)から有効回答を得た。それ以外に52件から回答を得ており、補正を試みて可能であれば分析に含めたい。 完全にデータが整っている253件のうち、混合介護の導入計画が「ある」と回答したのは65件(25.7%)で、逆に「ない」という回答が151件(59.7%)と大多数を占めた。このような回答が得られた要因について、調査対象とはった647件の退出パターンと法人格との関わりにおいて検討を進める。 なおこの間、今回の調査の対象となる事業者のリスト作成の過程で2011年度の調査に回答した事業者の退出パターンを把握できたので、これに関する論文を執筆し、国内の学術誌に投稿した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
    Date (from‐to) : 2019/04 -2021/03 
    Author : 川副 早央里
     
    本研究の2年目となる2019年度は、原発事故の避難者と避難先住民の関係性の解明、避難元から離れた状態での苦悩や戦略について聞き取り調査で明らかにすること、それらの調査結果に基づいて避難者のアイデンティティを類型化し意識構造を分析すること、その成果を学会等で発表することを予定した。現地調査については、特に福島県いわき市および山形県へ避難する方々への聞き取り調査を進めることができ、それぞれの地域における避難者同士のつながりのあり方や避難先地域との関わり、帰還やふるさととのつながりに関する現状と展望について明らかにすることができた。しかし、避難者を取り巻く状況は時々刻々と変化している部分もあり、避難者の間でも意識の多様化・複雑化が進行していることも明らかとなった。これらの分析結果は博士論文の一部に組み込むかたちで現在執筆作業を進めているところである。その他予定していた学会報告等を実現することができなかったことに反省が残る。また、成果発表という点では、研究に基づいて第6回シニア社会学会シンポジウム「あれから9年~わたしたちはフクシマを忘れない<帰還しないと決めたふるさととの絆>」を企画・司会進行を務めた。東日本大震災・原発事故被災地域に関する報道が少なくなるなかで、避難元である福島の現状や避難先における避難者の生活と意識の現状と課題について広く社会に発信することを努めた。次年度は、主に調査で得られたデータの分析と成果発表に注力したい。
  • Japan Society for the Promotion of Science:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
    Date (from‐to) : 2015/04 -2018/03 
    Author : Urano Masaki; Nozaka Shin
     
    In this project we focused on the restructuring and reconstructing processes of local identity and collective memory in the affected communities of low population density after the Great East-Japan Earthquake. In those communities there have been a lot of problems for a sustainable development and recovery. Based on building collective memory several trials to recreate and to share a local vision have been made there so that they could build up new social network and new social paradigm to seek relationship among different activities of community life, such as activities for reconstructing their industry and securing sufficient opportunities for employment, activities for enhancing good health care and supporting appropriate health and medical services, and activities for providing sufficient community services. Building up the widely acceptable local vision is a fundamental factor for their successful recovery.

Teaching Experience

  • Disaster and Sociolgy
    Sophia University
  • Consumer Society
    Waseda University