鉄道乗務員交番作成に対するCapraraのラグランジュ緩和アプローチ-日本の鉄道への適用可能性の検討- [通常講演]
曽布川大輔; 今泉淳; 森戸晋
2010年 日本オペレーションズ・リサーチ学会 秋季研究発表会 2010年09月
鉄道会社の乗務員スケジュール作成では,乗務員の効率的運用を労働条件の下で達成する必要がある.乗務スケジュールは,一日の全列車に乗務員をあてがうスケジュールである「行路」(pairing)と,各乗務員の数週間にわたるスケジュールである「交番」(roster)の二階層からなる.本研究は,行路が与えられた前提下で交番を作るCaprara らの方法を日本の鉄道に適用し,その性能や適用上の問題点を議論する.