研究者総覧

細谷 洋子 (ホソタニ ヨウコ)

  • 健康スポーツ科学部健康スポーツ科学科 准教授
  • 健康スポーツ科学研究科健康スポーツ科学専攻 准教授
Last Updated :2024/04/23

研究者情報

学位

  • 修士(人文科学)(お茶の水女子大学)
  • 博士(スポーツ科学)(早稲田大学)

科研費研究者番号

  • 60389856

J-Global ID

研究キーワード

  • 健康文化   異文化理解教育   レクリエーショナルスポーツ   エスニックスポーツ   スポーツ人類学   舞踊教育学   

研究分野

  • ライフサイエンス / 体育、身体教育学 / レクリエーション
  • 人文・社会 / 地域研究 / ブラジル
  • ライフサイエンス / スポーツ科学 / スポーツ人類学、舞踊学
  • 人文・社会 / 文化人類学、民俗学

経歴

  • 2023年04月 - 現在  東洋大学健康スポーツ科学部准教授
  • 2018年09月 - 2023年03月  東洋大学ライフデザイン学部准教授
  • 2021年02月 - 2021年03月  お茶の水女子大学非常勤講師
  • 2013年04月 - 2018年08月  四国大学生活科学部講師
  • 2008年04月 - 2013年03月  四国大学 生活科学部Faculty of Human Life Science助教

学歴

  • 2007年 - 2011年   早稲田大学大学院   スポーツ科学研究科
  • 2002年 - 2004年   お茶の水女子大学大学院

所属学協会

  • 日本レジャー・レクリエーション学会   日本スポーツ教育学会   舞踊学会   日本スポーツ人類学会   日本体育・スポーツ・健康学会   日本健康レクリエーション学会   文化人類学会   比較舞踊学会   日本女子体育連盟   

研究活動情報

論文

書籍

講演・口頭発表等

MISC

受賞

  • 2011年11月 アジアスポーツ人類学会 第1回アジアスポーツ人類学会大会学会賞
     口頭発表「アフロ・ブラジル文化カポエイラとダンス4種の身体技法と形式」に対して

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
    研究期間 : 2020年07月 -2023年03月 
    代表者 : 林 夏木; 輪島 裕介; 細谷 洋子
     
    2021年度は主に2つの研究活動を中心に行なった。1つは動画制作、もう1つは聞き取り調査である。動画制作は、SNS上に投稿されていたサンバ・ヂ・ホーダの動画の使用許可を得て、この動画で演奏されている音楽のリズムパターンと、ダンサー5名のステップとの関係性を可視化する2次元動画の制作を、四国大学生活科学部人間生活科学科の上野昇准教授の協力を元に行なった。また聞き取り調査では、対面およびオンラインを併用し、計5回実施した。 聞き取り調査は2021年8月から12月の期間に、7名を対象に行なった。1回目は、奄美大島在住で日本の民俗舞踊研究者である進藤貴美子氏(北海道教育大学名誉教授)、2回目は米国のアフリカン・ダイアスポラダンス研究のイヴォン・ダニエルPhD(スミスカレッジ名誉教授)とサンバダンサー兼研究者であるアウグスト・ソレダージ(フロリダ大学准教授)、3回目は京都でアフロブラジル音楽を実践する3名、4回目および5回目はブラジル・バイーア州ヘコンカヴォ地域内のカショエイラ在住で、現在も3代に渡りサンバ・ヂ・ホーダを実践し、サンバ・ヂ・ホーダのUNESCO人類無形文化遺産登録に多大なる貢献を果たしたドナ・ダウヴァ(90歳女性)の孫であるアニー・フレイタスに実施した。 舞踊研究者からは、民俗舞踊の普遍性に関する情報、舞踊譜については対象者を明確にして開発を進めること等の意見が得られた。また、サンバ・ヂ・ホーダ実践者からは、ステップの表示が非常に重要であること、またその理由として、サンバ・ヂ・ホーダの踊り方であるサンバ・ミウヂーニョでは爪先から踵までをしっかり地につけて踊ることによる霊的な意味等の知識を得られた。これらの調査結果は考察と共に、第23回日本スポーツ人類学会大会(2022年3月)にて発表した。
  • ブラジルにおける格闘技の意義 ~格闘技観、教育観、娯楽観~
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2016年04月 -2020年03月 
    代表者 : 菱田 慶文; 中嶋 哲也; 細谷 洋子
     
    平成30年度は、研究代表者の菱田と分担者の中嶋は、サンパウロにて、ブラジル講道館会長やその他、移民初期における柔道教育の聞き取り調査を行った。ブラジルにおける柔道普及の発展史の概要を把握し、その柔道普及におけるソーシャルプロジェクトの概要においても調査することに成功した。ブラジルにおけるソーシャルプロジェクトとは、個人間で行われる小規模なボランティア活動もあれば、NGOなどの団体が国家や企業を巻き込んで行っている大規模なものまで多様であった。特に柔道でのソーシャルプロジェクトの活動は、国家を巻き込んだ活動を行っている。なかでもリオデジャネイロオリンピックの金メダリスト、ラファエラ・シウバ選手を込んだ輩出したヘアソンというNGOは、その代表的な例である。ラファエラ・シウバ選手は、リオの貧民窟であるファベイラ出身者である。ヘアソンというNGOは、柔道だけでなく、子ども達に基礎的な学力を身につけさせるように、学習の支援や職業訓練も行っていることが明らかになった。また、UFC王者、バンダレイシウバ選手の総合格闘技(MMA)のソーシャルプロジェクトについてもインタビューに成功した。シウバ選手は、ブラジルにおいて学校教育において格闘技を導入することを希望している。理由は、青少年を犯罪から遠ざける為である。犯罪が身近におきるブラジルでは、格闘技において、訓練させることによって規律や仲間の大切さを知り、試合に出るために身体を鍛えることが教育につながる事を強調した。これらのようなソーシャルプロジェクトの役割や意義を語った。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 細谷 洋子
     
    本研究の目的は、ブラジル伝統格闘技カポエイラの基層理念「マリーシア」の意味を明らかにし、カポエイラの組手において「マリーシア」を具現化する身体技法を駆け引きの発生の観点から読み直すことである。得られた結論は次の通りである。①「マリーシア」はラテン語のmalitia(悪徳)を語源とし、カポエイラの実践過程において「マリーシア」に肯定的な意味合いが含意されたと推測される。②カポエイラの組手において既存の技に、「裏をとる」「待つ」「方向を変える」の3つの目的が加わることで「マリーシアを伴う技」として駆け引きが可能になる。また「マリーシア」の具現化にカポエイラ独特の足運び「ジンガ」が重要な役割を担う。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2011年 -2012年 
    代表者 : 細谷 洋子
     
    駆け引きのプロセスを楽しむカポエイラ教材の基礎的研究として、カポエイラの社会的位置づけ、カポエイラの基礎的な身体技術、練習内容の軸となるカポエイラの理念を明らかにした。その結果、カポエイラは「問いかけと応答」という行為の意味を重視することが特徴といえ、異文化間教育などにおける教材化の軸になる理念であると考察された。

委員歴

  • 2019年08月 - 2022年07月   日本スポーツ人類学会   理事
  • 2016年09月 - 2020年08月   徳島県スポーツ推進審議会   徳島県スポーツ推進審議会委員

担当経験のある科目

  • レクリエーション論
    東洋大学
  • レクリエーション実習
    東洋大学
  • 生涯スポーツ論
    東洋大学
  • エスニックスポーツ実習
    東洋大学
  • 民族舞踊実習(発展)
    お茶の水女子大学
  • 保育内容研究・健康
    四国大学
  • 健康スポーツ
    四国大学

その他のリンク

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