研究者総覧

安藤 直子 (アンドウ ナオコ)

  • 理工学部応用化学科 教授
  • 工業技術研究所 研究員
  • 理工学研究科応用化学専攻 教授
  • バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター 研究員
Last Updated :2024/04/06

研究者情報

学位

  • Ph.D.

ホームページURL

科研費研究者番号

  • 70360485

J-Global ID

研究キーワード

  • マイコトキシン   トリコテセン   解毒微生物   phytochemical   精油   

研究分野

  • ライフサイエンス / 食品科学

経歴

  • 2015年04月 - 現在  東洋大学理工学部教授
  • 2009年04月 - 2015年03月  東洋大学理工学部准教授
  • 2008年04月 - 2015年03月  東洋大学工学部准教授
  • 2000年10月 - 2008年03月  理化学研究所植物科学センター研究員
  • 1996年05月 - 2000年09月  日本たばこ産業生物分子工学研究プロジェクトチーム研究員
  • 1994年04月 - 1996年04月  Battelle Northwest lab.Post-doctral fellow

学歴

  • 1988年09月 - 1994年03月   Oregon State University   Department of Food Science and Technology   Food Toxicology
  • 1987年04月 - 1988年08月   お茶の水女子大学 大学院   家政学研究科   食物学専攻
  • 1983年04月 - 1987年03月   お茶の水女子大学   家政学部   食物学科

研究活動情報

論文

MISC

産業財産権

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 安藤 直子; 木村 真
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 安藤 直子; 木村 真
     
    トリコテセンとは、Fusarium属菌等の糸状菌が小麦等へ感染する際生産されるカビ毒の一群である。近年、生合成遺伝子の進化によって生産されたと考えられる進化型トリコテセンや、糖抱合型トリコテセン等、これまで知られてこなかったトリコテセンの報告が相次いでいる。これらは従来法では検出されず、食の安全にとって大きな脅威となりうる。そこで本研究では、食に混入する恐れのあるトリコテセン類を包括的にデータベース化したMS/MSライブラリーを作成し、食の安全検査体制を構築した。その結果、毒性が強く日本での汚染も頻繁に見られるT-2 toxin等の新規類縁体を複数作成したほか、新規の糖抱合体も複数見いだした。
  • 新規カビ毒の探索・創出と先進的な食の安全検査体制の整備に向けた基盤研究
    文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2018年04月 -2020年03月 
    代表者 : 安藤 直子
  • 皮膚恒常性維持に寄与する精油の選抜とその作用の解明〜ヒト表皮培養細胞を用いて〜
    アロマ環境協会:学術研究助成
    研究期間 : 2018年04月 -2019年03月 
    代表者 : 安藤 直子
  • マイクロ皮膚モデルを用いるトリコテセンの皮膚抗炎症効果の検討
    日本私立学校振興・共済事業団:学術研究振興資金 学術研究助成
    研究期間 : 2018年04月 -2019年03月 
    代表者 : 安藤 直子
  • カビ毒トリコテセンアセチル化酵素の謎解明と簡易検出系への応用
    飯島記念食品科学振興財団:学術研究助成
    研究期間 : 2016年04月 -2017年03月 
    代表者 : 木村 真
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2015年 -2017年 
    代表者 : 安藤 直子
     
    Fusarium graminearum等の赤カビ病菌は、nivalenol (NIV)等のトリコテセン系カビ毒を生産するが、簡易検出系のELISAに必要な抗体が得られないため、事実上放置されている。しかし、NIV系トリコテセンをアセチル化することで、3,4,15-triacetylnivalenolに変換でき、この生産物はELISAで測定が可能である。本研究では、NIV系トリコテセンの3, 4, 15位をアセチル化する酵素を、F. graminearumと土壌微生物から得て、それらを効率的に反応させることにより、一括変換する条件を見いだすことに成功した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2012年04月 -2015年03月 
    代表者 : 本間 清一; 山口 敬子; 松井 芳光; 大塚 讓; 中西 康博; 鈴木 恵美子; 安藤 直子; 能見 祐理; 大塚 譲; 山本 祐司
     
    メラノイジンの分子構造を明らかにするため、微生物分解菌を探索した。その結果有用な数種の微生物を見出した。供試微生物は、南西諸島の宮古島等において糖蜜が施用される畑地や、マングローブの林床土壌やリター等から採取した。採取したサンプルは廃糖蜜を脱色することができた。またラッカーゼ活性を示した。メイラード反応の初期反応をMSおよびDADにより解析した。メイラード反応生成物のメチルイミダゾールやジケトンの培養細胞や動物個体の遺伝子発現に及ぼす作用を明らかにした。メイラード反応生成物である、PhIP,ピラジン、CML、CELなどのLC-MS分析法を確立し、食品中の含有量を測定し、データベース化した。
  • カビ毒トリコテセンアセチル化酵素の謎解明と簡易検出系への応用
    飯島記念食品科学振興財団:学術研究助成
    研究期間 : 2014年04月 -2015年03月 
    代表者 : 安藤 直子
  • カビ毒トリコテセン生産菌の自己耐性機構の証明と防除への応用
    公益財団法人食生活研究会:研究助成
    研究期間 : 2014年04月 -2015年03月 
    代表者 : 安藤 直子
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2011年 -2013年 
    代表者 : 安藤 直子; 峯岸 宏明
     
    カビ毒(マイコトキシン)とはカビが二次代謝産物として生産するもので、人、家畜等に対し毒性を有する。中でも、Fusarium属などの糸状菌が作る"トリコテセン類"と呼ばれる化合物の一群は、真核生物のリボゾームに結合し、タンパク質合成阻害を起こす。このトリコテセンは、食を汚染した場合、物理的にも化学的にも解毒しにくいのが特徴である。そこで、本研究では、トリコテセンに対する解毒分解能を有する新規微生物の探索を行っている。 まず、トリコテセン解毒分解菌候補株は、赤カビ病菌汚染土壌、また、T-2 toxinを摂取させた土壌動物(ダンゴムシ)の排泄物から得た。それぞれ、LB培地、堀越培地、小麦デンプン培地、CMC培地、トリプトソーヤ培地に捲き、簡単なシングル化を行い、候補菌体として用いた。次に、トリコテセンの中でも比較的毒性の強いT-2 toxinを用い、このカビ毒を解毒・分解できる可能性のある微生物を探索するために、簡易なスクリーニング系の構築を目指した。第一スクリーニングとして出芽酵母を利用したDISC拡散法を用い、第二スクリーニングとしてHPLCによる単車物の同定を行った。1000コロニー近い菌体をスクリーニングした結果、約5%の微生物がT-2 toxinをより弱毒性のHT-2 toxinに変換することがわかった。現在まで、T-2 toxinが大幅に減少するケースは見られたが、HT-2 toxin以外の代謝物は同定できていない。選抜されたトリコテセン解毒分解候補菌については、16S rRNA遺伝子の塩基配列解析を行い、微生物の同定を試みている。
  • 小麦に混入するカビ毒の生物学的簡易検出法の構築
    飯島記念食品科学振興財団:学術研究助成
    研究期間 : 2010年04月 -2011年03月 
    代表者 : 安藤 直子
  • 重要穀類を汚染するカビ毒トリコテセンの簡易検出法の構築
    東洋食品研究所:学術研究助成
    研究期間 : 2010年04月 -2011年03月 
    代表者 : 安藤 直子
  • アトピー性皮膚炎の成人患者支援スキームづくりのための基礎研究;患者の「困難」の構造的・歴史的理解と支援方針の検討のために
    高木仁三郎市民科学基金:調査研究助成
    研究期間 : 2006年04月 -2007年03月 
    代表者 : 安藤 直子

その他のリンク

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