研究者総覧

柴 英里 (シバ エリ)

  • 食環境科学部フードデータサイエンス学科 准教授
Last Updated :2025/04/19

研究者情報

学位

  • 修士(薬学)(2007年03月 広島大学)
  • 博士(教育学)(2010年03月 広島大学)

科研費研究者番号

  • 70611119

J-Global ID

研究分野

  • 人文・社会 / 教育学

経歴

  • 2025年04月 - 現在  東洋大学食環境科学部 フードデータサイエンス学科准教授
  • 2019年04月 - 2025年03月  高知大学教育研究部 人文社会科学系 教育学部門准教授
  • 2011年04月 - 2019年03月  高知大学教育研究部 人文社会科学系 教育学部門講師

学歴

  • 2007年04月 - 2010年03月   広島大学大学院   教育学研究科   学習開発専攻
  • 2005年04月 - 2007年03月   広島大学大学院   医歯薬学総合研究科   薬学専攻
  •         - 2005年03月   広島大学   医学部   総合薬学科

所属学協会

  • 日本フードシステム学会   日本食育学会   日本教育心理学会   日本教科教育学会   日本感情心理学会   日本教育工学会   日本教材学会   

研究活動情報

論文

書籍

MISC

受賞

  • 2015年08月 乳の学術連合「牛乳食育研究会」 「食と教育」学術研究 最優秀賞
     行動変容理論ステージモデルに基づいた乳・乳製品の摂取を促す食 教育プログラムの開発―青年期を対象として― 
    受賞者: 柴 英里

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2026年03月 
    代表者 : 柴 英里
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2020年04月 -2025年03月 
    代表者 : 福留 奈美; 柴 英里; 下郡 啓夫
     
    本研究は、だし教育に用いる様々な教育コンテンツのニーズ調査および開発を行うことを目的とし、活用につながる情報公開の在り方までを検討する基礎研究に位置づけられる。初年度は、主に文献調査によって「だし・うま味」の取り扱いに関する情報収集を行った。2年目にあたる2021年度は、主に次の3つを実施した。 まず、家庭科と連動した「だしの授業」を小学校の出前授業で行うにあたり、初年度に用いた教材に追加して、煮干しだしの取り方やみそ汁の実の野菜の切り方等の手元動画を製作した。動画教材は、今後も追加製作することを前提に基本的なものを中心とした。 二つ目に、小学校教諭に対するインタビュー調査を行い、製作した動画教材や授業の進め方についての意見収集とだし教育コンテンツに求める要件等について聞いた。例えば、動画教材に対するニーズは高い一方で、学校のICT環境やセキュリティ管理上、公開情報を授業内で手軽に利活用できるようどのように配布するのか、授業環境への考慮も必要であること等がみえてきた。また、調理実習を行う負担感の原因や、だしを授業で取り扱う際の効果的な方法等について多くの示唆を得た。 三つ目に、和食文化の特徴としてだしとうま味がベースにあること、子どもにだしのおいしさを教える教育を行うことの意義等をより多くの方に理解していただくために、だし食材とうま味成分、うま味の特徴と効果、鰹節等のだし食材や日本各地のだし文化に関する情報を学会誌・専門雑誌・書籍等に掲載した。和食献立におけるだしの重要性、うま味を生かした調理を行うことの効果等、授業構築の背景知識となる情報を今後も発信・共有していくことが必要と考えている。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 柴 英里
     
    児童の主観的ストレスの高さと、集中力の低さや気持ちのバランスの低さ、心のざわつきの程度といった認知機能との関連性が明らかとなった。COVID-19の影響で食教育プログラムの実施には至らなかったが、ストレス対処方法を取り入れた介入により、児童の主観的ストレスが有意に軽減した。しかし、ストレスといったネガティブな要素を取り除くことが、必ずしもウェルビーイングといったポジティブな要素を形成することにつながらなかったため、児童生徒に対してはストレスに対処する方法だけでなく、ウェルビーイングを向上させるための具体的な手立てが必要であることが示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2017年04月 -2021年03月 
    代表者 : 大井 美紀; 下寺 信次; 柴 英里; 矢野 宏光; 是永 かな子
     
    就労移行/準備期にある精神障害者の体力低下や主観的健康観(自己効力感等)の低下により就労や地域生活の継続を断念せざるを得ない状況が急増し改善法の確立が国内外において、緊急課題となっている(申請者らの先行研究結果や、2018年度の文献研究及び就労支援事業所でのインタビュー調査結果からも予防対策の緊急性が示唆された)。 2018年度には、申請者らが開発した既存プログラム「自己効力感促進プログラム」(本プログラムによる、自己効力感等の主観的健康観向上等一定の効果は検証されたが、継続性や、体力向上への課題が残されていた。)に改良を加えるために、1.関連する国内外の文献検討及び、2.研究協力施設での参加観察や関係者らへのインタビュー調査を行った。その後、3.前述した1,2をもとに、改良を加えたプログラムのパイロットスタディ第1段階を(無作為化比較試験は用いずまずは、研究協力への希望があった小集団において)実施した。 その結果、1.作業環境(作業姿勢や作業構造、休息の取り方等)から生じる血流障害の改善の必要性、2.血流障害と関連する柔軟性や効果的な休息方法を取り入れた体操の試案、3.筋力や持久力を高める運動処方の検討、4.食習慣との関連性の検討が必要であることが明らかにされた。 2019年度には、上記の結果を踏まえたプログラムの作成を行い、再度、パイロットスタディの第2段階を実施する。現在、研究協力施設スタッフのニーズなども踏まえ、プログラムの精度を高めるための準備を行なっている(補助具の検討、測定機器の選択、オリジナル体操の考案、食生活改善のためのリーフレット検討他)
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 常行 泰子; 秋吉 遼子; 村田 トオル; 柴 英里
     
    本研究は、健康運動の指導法に関するプロセスと内容を分析し、地域活性化を目指す大学の運動・スポーツ事業に応用することを目的とした。先行研究の検討、調査資料、Web情報による事前調査を行い健康運動の指導法に関するプロセス・内容について資料分析とフィールドワークを実施した。指導者を対象とした質問紙調査を行い、運動・スポーツ事業を大学で展開して効果を検証した。その結果、社会体育の知見は学校体育にも応用可能であり、地域と連携する大学の運動・スポーツ事業の活性化に十分貢献することが実証された。得られた研究成果は、全国規模の学会や専門の学術誌に掲載された。
  • 児童・生徒の健康状態および学力の向上に資する食生活のあり方に関する研究―乳を含む食と健康・学習意欲に関する大規模調査から―
    一般社団法人Jミルク:「食と教育」学術研究
    研究期間 : 2017年04月 -2018年03月 
    代表者 : 柴 英里
  • 大学生を対象とした乳摂取促進に資する食育プログラムの開発と評価に関する実証的研究―行動変容理論および疲労・ストレス測定システムを導入して―
    一般社団法人Jミルク:「食と教育」学術研究
    研究期間 : 2015年04月 -2016年03月 
    代表者 : 柴 英里
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    研究期間 : 2013年04月 -2015年03月 
    代表者 : 菊地 るみ子; 柴 英里; 劉 智萍; 李 素敏
     
    1.中国の子どもの食生活の現状として、朝食欠食や間食の消費量増加、偏食の課題などを明らかにした。 2.幼稚園「健康習慣」の食育内容を分析し、衛生や食事作法などがあることを明らかにした。小学校「品徳と生活」「品徳と社会」の食育内容を分析した。1年生で食品の4群分けの栄養学習など食育課題を扱っていた。2年生では食文化、3年生では自分の役割、4年生では消費生活がみられたが、6年生では世界の食文化だけであり、高学年になるほど食育内容は減少することを明らかにした。 3.天津市内の小学2年生1クラスを対象とした食育実践を観察分析した。
  • 行動変容理論ステージモデルに基づいた乳・乳製品の摂取を促す食教育プログラムの開発―青年期を対象として―
    一般社団法人Jミルク:「食と教育」学術研究
    研究期間 : 2014年04月 -2015年03月 
    代表者 : 柴 英里
  • アメリカにおける乳・乳製品摂取を促進する食育プログラムの理論と方法および使用教材の研究
    一般社団法人Jミルク:「食と教育」学術研究
    研究期間 : 2013年04月 -2014年03月 
    代表者 : 柴 英里

その他のリンク

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