藤田 征吾; 伊藤 正宏; 福島 荘之介; 山 康博; 武市 昇; 長井 丈宣; 中西 善信
電子情報通信学会技術研究報告 : 信学技報 2012年01月
ILS衝突危険度モデルは,最終進入と進入復行における障害物との衝突危険度を評価するために,1960-1970年代に開発されたものである.既存の衝突危険度モデルは,現在の航空機性能や地上型衛星航法補強システムによる新たな進入着陸システムが十分に反映されていない.現在の航空機性能は当時に比べて向上していると考えられ,進入復行における高さ損失モデルを評価することにより,衝突危険度モデルの改善につながる可能性がある.本稿では,B737-700フライトシミュレータを用いて,衝突危険度モデルにおける進入復行中の高さ損失モデルの評価を行う.