研究者総覧

藤井 久美子 (フジイ クミコ)

  • 経営学部経営学科 教授
Last Updated :2025/04/19

研究者情報

通称等の別名

    藤井(宮西)、宮西(藤井)、宮西 を過去に使用

学位

  • 博士(言語文化学)(1999年07月 大阪大学)
  • 学術修士(1991年03月 大阪大学)
  • 文学士(1989年03月 大阪大学)

科研費研究者番号

  • 60304044

J-Global ID

研究キーワード

  • 社会言語学:言語政策   観光と言語   日本語教育学   

研究分野

  • 人文・社会 / 文化人類学、民俗学 / 中華圏研究
  • 人文・社会 / 史学一般 / 東洋史
  • 人文・社会 / 外国語教育
  • 人文・社会 / 日本語教育
  • 人文・社会 / 観光学 / 観光と言語
  • 人文・社会 / 言語学 / 中国語学

経歴

  • 2023年04月 - 現在  東洋大学経営学部 経営学科教授
  • 2020年01月 - 2023年03月  宮崎大学多言語多文化教育研究センター教授
  • 2016年04月 - 2019年12月  宮崎大学語学教育センター教授
  • 2018年04月 - 2018年09月  宮崎国際大学教育学部非常勤講師
  • 2018年06月 - 2018年06月  放送大学非常勤講師
  • 2017年04月 - 2017年09月  宮崎国際大学教育学部非常勤講師
  • 2016年04月 - 2017年09月  放送大学非常勤講師
  • 2007年04月 - 2016年03月  宮崎大学教育文化学部 英語教育 中国語准教授
  • 2013年10月 - 2015年03月  宮崎公立大学非常勤講師
  • 2010年04月 - 2015年03月  放送大学非常勤講師
  • 2010年04月 - 2013年03月  宮崎公立大学非常勤講師
  • 2006年04月 - 2007年09月  宮崎公立大学非常勤講師
  • 2004年02月 - 2007年03月  宮崎大学教育文化学部 英語教育 中国語助教授
  • 2004年11月 - 2005年07月  台湾 東呉大学客員研究員
  • 2004年04月 - 2004年09月  宮崎公立大学非常勤講師
  • 2002年04月 - 2004年01月  宮崎大学教育文化学部 英語教育 中国語講師
  • 2001年04月 - 2002年03月  大谷大学特別研修員
  • 2001年04月 - 2002年03月  国立民族学博物館外来研究員
  • 1995年04月 - 2002年03月  近畿大学非常勤講師
  • 1998年04月 - 2001年03月  大阪大学大学院助手
  • 1996年04月 - 1998年03月  大阪大学非常勤講師
  • 1994年04月 - 1997年03月  武庫川女子大学非常勤講師

学歴

  • 2019年08月 - 現在   台湾 東呉大学   外国語文学院   日本語文学系
  •         - 1999年07月   大阪大学   言語文化研究科   言語文化学
  •         - 1989年03月   大阪大学   文学部   哲学科

所属学協会

  • 母語・継承語・バイリンガル教育学会   一般社団法人 日本外国語教育推進機構   観光学術学会   台湾日語教育学会   大阪大学言語文化学会   社会言語科学会   中国語教育学会   台湾日本語文学会   移民政策学会   九州中国学会   日本言語政策学会   日本中国学会   日本華僑華人学会   日本語学会(国語学会)   多言語化現象研究会   多言語社会研究会   日本台湾学会   日本中国語学会   日本現代中国学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 漢字文化事典
    日本漢字学会編 (担当:範囲:「漢字に取って代わったかもしれない文字」「多文字社会の中の漢字」)丸善出版 2023年11月 ISBN: 9784621308356
  • 日本中国語学会編 (担当:分担執筆範囲:「国語」「普通話」「言語計画」「言語権」「言語法」など)岩波書店 2022年10月 ISBN: 9784000803229 xxii, 743p
  • 山川, 和彦; あべ, やすし; 加藤, 好崇; 高, 民定; 庄司, 博史; 田中, 直子; Haggart, Paul; 橋内, 武; 藤井, 久美子; 藤田, 玲子; 本田, 量久; 宮本, 節子(英語教育); 村田, 和代; 森越, 京子; 渡辺, 幸倫 くろしお出版 2020年06月 ISBN: 9784874248379 iv, 225p
  • 「ことばと社会」編集委員会 (担当:共編者(共編著者)範囲:オリンピック開催と多言語対応―東京と北京の場合)三元社 2019年11月 ISBN: 9784883034987 241p
  • 多言語主義社会に向けて
    平高 史也; 木村 護郎; クリストフ; 山川 和彦; 藤井 久美子 (担当:共著範囲:130-142)くろしお出版 2017年11月 ISBN: 9784874247402 
    日本における観光と言語に関する分野の課題を明らかにするために、訪日外国人の動向や観光政策、現場の事例、言語景観について分析を行った。近年、日本は、観光振興によって訪日外国人が増加し、都市部を中心に多言語化・多民族化していると言える。しかし、一方でIT技術の進歩によって人的交流は減少している。観光分野の考察から言えることは、異文化体験とは、異文化の場所に身を置くだけでなく、人を介して母語とは違う言語文化に接することなのである。
  • 華僑華人の事典
    華僑華人の事典編集委員会 (担当:共編者(共編著者)範囲:)丸善出版 2017年11月 ISBN: 9784621301760 620
  • 宮崎 里司; 杉野 俊子; 藤井 久美子 (担当:分担執筆範囲:197-209)明石書店 2017年10月 ISBN: 9784750345796 
    2003年以降、日本では外国人観光客が急増したが、その中心は中国語圏からである。ただ、彼らは一様とは言えないことから、今後は、文化差なども考慮して受入態勢の整備を行う必要がある。在留外国人のために始まった多言語対応・多言語サービスは、一旦は対観光客向けとなったが、観光場面で「コト消費」が拡大することで、再び、生活者としての外国人についても再考することになる。こうした循環こそが、持続可能な多言語・多文化社会に求められるものである。
  • 「牛鬼蛇神を一掃せよ」と文化大革命
    石剛,王毅; 印紅標; 楊麗君他 (担当:共訳範囲:中国現代「党化教育」制度化の過程)三元社 2012年03月
  • ことばと社会 別冊3 言語的多様性という視座
    原聖,マティアス・ブレンツィンガー; パトリック・ハインリッヒ他 (担当:共著範囲:中国における「調和の取れた言語社会構築」についての一考察)三元社 2010年10月
  • 長友 和彦; 森山 新; 史 傑; 藤井 久美子 (担当:その他範囲:)宮崎大学教育文化学部 2007年
  • 高岡幸一教授退職記念論文集刊行会 (担当:その他範囲:)朝日出版社 2006年 ISBN: 4255003610
  • 『近現代中国における言語政策―文字改革を中心に―』
    藤井(宮西)久美子 (担当:単著範囲:)三元社(東京)全256頁 2003年02月 ISBN: 4883031128
  • 現代中国・台湾の言語政策―言語法の観点から
    多言語社会研究会 年報(2001 大阪研究大会) 2003年
  • 近現代中国における言語政策―文字改革を中心に
    三元社 2003年
  • 藤井 久美子 (担当:その他範囲:)三元社 2003年 ISBN: 4883031128
  • 中国における文字の表記法改革と「民族」概念
    ことばと社会(三元社) 2001年
  • ことばと社会; 編集委員会 (担当:その他範囲:)三元社 2001年 ISBN: 4883030776

講演・口頭発表等

  • 言語景観研究の新たな研究手法に対する一考察 ―日本・台湾・タイの言語景観 史類型化の試み―
    藤井久美子
    研究会「言語景観と地域語から考える空間と言語」 2025年03月 口頭発表(一般)
  • 日本と台湾における言語景観の相違点に関する一考察  [招待講演]
    藤井久美子
    タイ日シンポジウム・研究発表2024 2024年11月 口頭発表(招待・特別)
  • 2025 年大阪・関西万博をめぐる言語問題 ー未来の多言語社会の実験場の課題を考える  [通常講演]
    臼山利信; 岡本能里子; 上村圭介; 下村朱有美; 長谷川由起子; 藤井久美子; 山川和彦; ヤン・ジンスク; 中谷潤子; 柿原武史
    日本言語政策学会第26回研究大会 2024年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • 言語政策からみた台湾社会の複言語状況に関する一考察  [招待講演]
    藤井久美子
    公開研究会 CEFR2001,CEFR-CVと仲介,複言語・複文化 ―日本語と外国語― 2024年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 「簡明漢語」(「やさしい中国語」)に関する一考察  [通常講演]
    藤井久美子
    第96回多言語社会研究会 2024年01月 口頭発表(一般)
  • 蔡茂豊の著作から再考する台湾の言語政策―日本語の位置付けを手掛かりにして―  [通常講演]
    藤井久美子
    蔡茂豊教授と台湾日本語教育及び東呉大学外国語文学院創立40周年記念国際シンポジウム 2023年10月 口頭発表(一般)
  • 多言語国家台湾の今日までの歩み  [招待講演]
    藤井久美子
    NipCA Project「中央ユーラシアと日本の未来」第39回公開講演会 2023年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 「21世紀の言語普及地図」における中国語呼称について―「漢」「華」「中」との結びつき―  [招待講演]
    藤井久美子
    日本言語政策学会第24回研究大会 2022年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 台湾観光にみられる言語的多様性 ―観光場面における先住民族語利用について―  [通常講演]
    藤井久美子
    日本言語政策学会第24回研究大会パネル発表2 2022年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • 東京1964大会における多言語対応から東京2020大会の言語サービスを考える  [招待講演]
    真田 久; 藤井 久美子; 内元 清貴; 島村直子
    日本言語政策学会 第20回記念大会 2018年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 1964年東京五輪開催のレガシーから考える2020年大会での外国人接遇について  [招待講演]
    藤井 久美子
    2017年 韓国言語研究学会秋季学術大会 2017年12月 口頭発表(一般)
  • 観光分野における日本と台湾のつながり  [通常講演]
    藤井 久美子
    東呉大学+観光コミュニケーション研究会 国際研究集会 2017年11月 口頭発表(一般)
  • 観光コミュニケーション 言語景観  [招待講演]
    山川 和彦; 藤井 久美子
    日タイ国交樹立130周年記念 2017国際シンポジウム 2017年11月 口頭発表(一般)
  • 1964年東京オリンピック・パラリンピックにおける外国語対応事情から考える2020年大会での多言語サービスのあり方について―「レガシー」をキーワードにして  [招待講演]
    臼山 利信; 宮崎 里司; 藤井 久美子
    ラウンドテーブル「東京オリンピック・パラリンピックと言語政策—企業のハイテク言語サービスのあり方とその課題を考える— 2017年09月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名) 言語政策学会
  • 1964年東京オリンピック開催時の外国語政策  [通常講演]
    藤井 久美子
    日本言語政策学会 第19回大会 2017年06月 ポスター発表
  • 観光と言語 観光地の多言語化  [招待講演]
    山川 和彦; 藤井 久美子
    タイ日本共同国際研究集会 観光とコミュニケーション 2016年10月 口頭発表(一般) タイ・サイアム大学 タイ・サイアム大学
  • 台湾人が日本観光に求める要素と台湾の旅行文化  [招待講演]
    藤井 久美子
    観光学術学会 第5回大会 2016年07月 口頭発表(一般)
  • 第3分科会「観光と言語」  [通常講演]
    藤井久美子; 加藤好崇; 中村未樹; 山川和彦
    日本言語政策学会(JALP)第18回大会 2016年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募) 大東文化大学 日本言語政策学会
  • 外国人観光客受入のための多言語対応―日本・沖縄県石垣島の言語景観を中心に―  [通常講演]
    藤井久美子
    2015韓國言語研究学会 秋季大会 2015年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募) 済州島 韓國言語研究学会
  • 『全球華語詞典』の出版がもたらす「華語」の再定義  [通常講演]
    藤井久美子
    2015年度日本華僑華人学会研究大会 2015年11月 口頭発表(一般) 京都大学 日本華僑華人学会
  • 訪日外国人受入と地域の課題―人と人のコミュニケーションの視点で―  [通常講演]
    藤井久美子
    観光コミュニケーション研究会 第1回研究会 2015年10月 口頭発表(一般) 宮崎大学 観光コミュニケーション研究会
  • 宮崎への外国人観光客誘致・受け入れのための多言語サービスについて  [通常講演]
    藤井久美子
    産学・地域連携センター第22回技術・研究発表交流会 2015年09月 ポスター発表 宮崎市オルブライトホール 産学・地域連携センター
  • 第2分科会「観光と言語―外国人接遇の限界をキーワードにして―」  [通常講演]
    山川和彦; 加藤好崇; 高民定; 藤井久美子
    日本言語政策学会第17回大会第2分科会「観光と言語」 2015年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募) 椙山女学園大学 日本言語政策学会
  • 日・台・韓・インドネシア「日本語教育フォーラム」  [通常講演]
    長友和彦; 藤井久美子; Sri Ayu Indrowaty; 房極哲; 蘇克保; 李美麗
    2015年大葉大学応用日語学系学術シンポジウム 2015年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名) 大葉大学 大葉大学応用日語学系
  • 第5分科会 「観光と言語」  [通常講演]
    山川和彦; 加藤好崇; 温琳; 藤井久美子
    日本言語政策学会(JALP)第16回大会 2014年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募) 千葉大学 日本言語政策学会
  • 通常授業と教室外活動との連携による意欲向上のための試みについて  [通常講演]
    上原徳子; 藤井久美子
    第62回九州地区大学一般教育研究協議会 2013年09月 口頭発表(一般) 琉球大学 九州地区大学一般教育研究協議会
  • 第5分科会「観光と言語―観光立国の方向性を探る」  [通常講演]
    山川和彦; 加藤好崇; 藤井久美子
    日本言語政策学会(JALP)第15回記念大会 2013年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募) 桜美林大学 日本言語政策学会
  • 観光と言語政策―環境整備と人的交流の観点から―  [通常講演]
    藤井久美子
    日本言語政策学会 宮崎地区研究会 2012年12月 口頭発表(一般) 宮崎大学 日本言語政策学会
  • 包聯群(東京大学)「清朝末から民国初期にかけての言語政策、その研究動向」へのコメント  [通常講演]
    藤井久美子
    日中共同プロジェクト「東アジアの多言語状況と言語政策」第1回シンポジウム 2011年07月 口頭発表(一般) 東京大学 東洋文化研究所大会議室 科研費プロジェクト「言語政策史の国際比較に関する総合的研究」
  • 21世紀の中国語圏において「華語」がもちうる可能性  [通常講演]
    藤井久美子
    韓国・忠北大學校 2010年 第4次 韓․ 中․ 日 國際 學術大會「近代化社会とコミュニケーションの技法―グローバル化と漢字文化圏の言語」 2010年10月 口頭発表(一般) 忠北大學校 忠北大學校
  • 中国語圏において「華語」が果たす言語政策的役割  [通常講演]
    藤井久美子
    東京外国語大学AA研共同研究「多言語状況の国際比較」第7回研究会 2010年07月 口頭発表(一般) 東京外国語大学AA研 東京外国語大学AA研
  • バンクーバーに暮らす華僑華人の英語習得、使用について―S.U.C.C.E.S.S.の英語会話教室でのアンケートを中心に―  [通常講演]
    藤井久美子
    共同研究「日本における移民言語の基礎的研究」第15回研究会 2010年03月 口頭発表(招待・特別) 国立民族学博物館 共同研究「日本における移民言語の基礎的研究」
  • 21世紀の台湾社会において言語法制定が持つ意味  [通常講演]
    藤井久美子
    大阪大学言語文化学会 2006年06月 口頭発表(一般) 大阪大学大学院言語文化研究科 大阪大学言語文化学会
  • 「『教育部公報』にみる言語政策の変遷」  [通常講演]
    藤井久美子
    東呉大学学術講演会 2005年05月 口頭発表(招待・特別) 東呉大学外国語文学院日本語文学系 東呉大学外国語文学院日本語文学系
  • 第1セッション「東南アジアの脱帝国化と多言語性」  [通常講演]
    A.B.シャムスル; 陳培豊; 藤井(宮西; 久美子; アラム・バクティアル; 名和克郎
    シンポジウム「脱帝国と多言語化社会のゆくえ アジア・アフリカの言語問題を考える」 2003年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名) 東京外国語大学 東京外国語大学21世紀COEプログラム「史資料ハブ地域文化研究拠点」

作品等

  • Multilingualization of Japan - Community Languages and Language Policies
    2003年 -2005年
  • 日本社会の多言語化―コミュニティー言語の現状と言語政策
    2003年 -2005年
  • 21世紀の授業形態:マルチメディア教材と連動するWEB対応授業支援システムの開発
    2001年 -2002年

MISC

  • 言語政策研究者が存在し続ける意義
    藤井久美子 ことばと社会 (26) 345 -345 2024年10月 [招待有り]
  • 服従(追従)か抵抗か…
    藤井久美子 ことばと社会 (25) 257 -258 2023年11月 [招待有り]
  • SDGsなピンイン
    藤井久美子 中国語の環 (124) 9 -9 2023年09月 [招待有り]
  • 「華語」概念の広がり
    藤井久美子 ことばと社会 (17) 2015年10月
  • 通常授業と教室外活動との連携による意欲向上のための試みについて
    藤井久美子 第62回九州地区大学一般教育研究協議会議事録 2014年03月
  • インドネシアの中国語事情
    藤井久美子 TONGXUE (46) 23 -25 2013年10月
  • 人文科目における課外学習の促進と積極的受講態度引き出しのための一事例報告―2年次前期「現代中国文化論」から―
    藤井久美子 第57回九州地区大学一般教育研究協議会議事録 34 -41 2009年03月
  • 「Web版中日辞典使用法学習用教材の作成と活用」
    藤井久美子; 堀井祐介 2004PC Conference論文集 2004年08月
  • 「中日辞典の使い方学習教材(Web版)について」
    藤井久美子; 堀井祐介 2003PC Conference論文集 2003年08月
  • 20世紀中国における「国民国家」形成に果たす言語の役割
    藤井久美子 大谷大学大谷学会『大谷學報』 81 (4) 58 -59 2002年11月
  • 「21世紀の授業形態:マルチメディア教材と連動するWEB対応授業支援システムの開発」
    細谷行輝; 岩居弘樹; 溝邊敬一; 堀井祐介; 宮西久美子; Torste Schlak,Bertlinde Vo"gel 平成14年度(第8回)松下視聴覚教育助成成果報告書 85 -97 2002年10月
  • 「中日辞典使用法学習用Web教材について」
    藤井(宮西; 久美子; 堀井祐介 2002PC Conference 論文集 380 -381 2002年08月
  • 「中日辞典の使用法についてのWEB教材作成に向けての試み」
    藤井久美子 『日本の中国語教育-その現状と課題・2002-』 182 -182 2002年03月
  • 「中国語CALLの現状と課題―教材面からの考察―」
    宮西久美子 『視聴覚教育』 通巻第23号、18-22頁 (23) 18 -22 2002年03月
  • 「『中華人民共和国国家通用語言文字法』制定の目的と意義」
    宮西(藤井)久美子 『日本中国語学会第51回全国大会予稿集』 134-138頁 134 -138 2001年11月
  • 宮西久美子 『視聴覚教育』 通巻第22号、21-26頁 (22) 21 -26 2001年01月
  • 「近現代中国における言語政策―文字改革を中心に―」
    宮西久美子 博士論文(博士(言語文化学)(大阪大学)) 1 -189 1999年03月
  • 「台湾社会における国語の位置―普及の要因とその未来―」
    藤井久美子 修士論文(学術修士(大阪大学)) 1 -58 1991年01月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2028年03月 
    代表者 : 庵 功雄; イ ヨンスク; 松下 達彦; 太田 陽子; 二子石 優; 森 篤嗣; 打浪 文子; 豊田 哲也; 志賀 玲子; 宇佐美 洋; 高嶋 由布子; 西川 朋美; 橋本 直子; 杉本 篤史; 藤井 久美子; 南浦 涼介; 柳田 直美; 宮部 真由美; 岩田 一成; 井上 裕之; 奥野 由紀子; 早川 杏子; 本多 由美子; 田中 牧郎; 木村 護郎クリストフ; 井本 亮
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 山川 和彦; 高 民定; 藤井 久美子
  • 空間デザインと言語
    日本言語政策学会:特定課題研究
    研究期間 : 2024年04月 -2026年03月 
    代表者 : 山川和彦、岡本能里子、村田和代、藤井久美子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 木村 護郎クリストフ; 糸魚川 美樹; TUCHAIS SIMON; 藤井 久美子; 角谷 英則
  • 2025年日本国際博覧会における言語課題に関する研究
    日本言語政策学会:特定課題研究
    研究期間 : 2023年04月 -2025年03月 
    代表者 : 臼山利信、岡本能里子、上村圭介、下村朱有美、長谷川由起子、藤井久美子、山川 和彦、ヤン・ジンスク、中谷潤子、柿原武史
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2018年04月 -2022年03月 
    代表者 : 塚原 信行; 小川 敦; 柿原 武史; 佐野 直子; 窪田 暁; 藤井 久美子; 石部 尚登; 庄司 博史; 角谷 英則
     
    前年度に引き続き、スイス・フィンランド・デンマーク・ルクセンブルク・フランス・アメリカ合衆国・アルゼンチン・カナダにおける対象自治体で、視察・面談と資料収集を中心として、移民政策およびその周辺における言語の位置づけ(移民に対する言語教育・言語支援サービス・母語教育・職業訓練における言語の扱い・移民2世の言語使用・移民団体の文化活動、等)に関する調査を実施した。 地理的・文化的・社会的に多様な調査対象自治体の比較から、あらためて認識する必要が明らかになった重要な点の一つは、ホスト社会の主流言語に関する移民の能力(移民のホスト社会言語能力)と、移民の社会統合とを関連づける議論が、「国家・民族・言語」の一体性を自明のものとみなす、いわゆるネーション-ステート(国民国家)の観点に強く依拠しているということであり、かつ、移民政策のこまごまとした具体的実践が営まれる日々の現場では、そのことがまったくと言ってよいほど不可視化されている、ということである。 移民政策における言語の扱いは、その国家が言語的にどのように編制されるべきであるかという社会的言語意識と、実際にどのように編制されている(されてきた・されつつある)かという現実認識との間で、具体的な形をとると考えることができる。したがって、具体的な移民言語施策から読み取れる「言語意識」と「現実認識」の相対的関係を明らかにすることが、施策の分析には有益と推測される。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2017年04月 -2021年03月 
    代表者 : 山川 和彦; 藤井 久美子
     
    最終年度にあたり2年間の調査をまとめ研究報告を継続すると同時に、2020年東京オリ・パラを前に観光政策の多様化と深化が進むなかで、臨地での情報収集を継続してきた。 現時点で掌握したのは以下の点である。①石垣市においては、外国人旅行者の増加が継続する中で、国際交流の視点でインドネシアとの高校生の交流が新規に計画され、観光業における外国人雇用もあり多文化共生の方向性が顕在化した。②倶知安町ではG20観光大臣会議が開催され、グローバルリゾート化が進展すると同時に、英語を使った活動を希望する学生のインターンシップが実施されている。外国籍住民の登録数も増加傾向にある。一方でこのような国際化を容認しない地域住民も少なくなく、観光に連動した多文化共生社会をどのように築くかが重要な段階に来ている。③2013~5年にかけてタイ人旅行者の急増で有名になった北海道枝幸町で、当時ボランティア活動を行った住民に聞き取りをする機会を得た。ブームが終息した後に住民の国際交流活動は一気に消滅している。インバウンドのおもてなしが「消耗」ではなく住民の文化的「財」となるような施策が今後求められると思われる。④観光と多言語化の相関に関して、研究分担者は1964年の東京五輪時の多言語化過程と今日の状況を比較し、その成果を別掲のよう発表した。 申請当初と事情が変わりつつあるのは、観光客と外国籍住民の混在である。訪日外客に対する多言語対応が進展する中で外国籍住民に対する言語サービス、特に言語権に関する施策が鈍化している。これに関しては研究代表者が台湾の状況との比較研究に着手している。
  • 観光地の変容と多言語化の連動性に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 山川和彦
     
    観光地の変容と多言語化の連動性に関する研究
  • 宮崎だからできる! 観光と食から創(う)まれる 台湾誘客プロジェクト
    宮崎市役所:宮崎市地域貢献学術研究事業助成金
    研究期間 : 2017年05月 -2018年03月 
    代表者 : 藤井久美子
     
    宮崎市で台湾からのインバウンド誘致を一層強化するための方策を検討する。
  • 南九州地区における地方創生型実践的海洋教育の授業プログラムの開発
    民間財団等:日本財団海洋教育促進プログラム
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    学校教育課程において日本ではどのような海洋教育が可能かを、各教科から検討、試行し、具体的な方策を明らかにする。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2011年04月 -2015年03月 
    代表者 : 藤井 久美子; 安田 敏朗; 寺尾 智史; 金 美善
     
    近年、多言語化した国家や地域の言語状況を分析するのに「エスノレクト(ethnolect)」という用語を用いた研究を目にすることがある。海外で発表された論考をみると、「エスノレクト」が意味するものは移民の話すホスト社会の主要言語の変種のようである。「ようである」と述べた理由は、先行研究でも「エスノレクト」を明確に定義したものはなく、それぞれが状況に応じて適宜「エスノレクト」という用語を用いて、エスニックグループの言語状況やホスト社会の言語意識などを論じているからである。そこで、本研究では、①海外での「エスノレクト」という用語の使用について整理する。②先行する「エスノレクト」研究が対象とした多言語社会の問題を、日本ではどのように考察することが可能か、この2点に取り組むこととする。
  • 散在地域における日本語支援・日本語教育
    経常研究
    研究期間 : 2014年04月 
    移民と言ってもよいような「生活者としての外国人」は日本でも増加している。但し、多くは、雇用する大企業があるような特定の地域に集中しており、集住地域とも呼ばれる。それに対し、ごく少数がバラバラと暮らすのが散在地域である。そこでは集住地域のような日本語支援や日本語教育の体制は整備されておらず、外国人の生活には様々な支障が生じうる。そこで、散在地域ならではの課題を解決しうる日本語支援・日本語教育の在り方を探る。
  • 外国人観光客誘致に必要な言語政策、多言語対応について
    経常研究
    研究期間 : 2012年09月 
    観光言語学という分野の確立を目指して、外国人観光客が増加する中、日本国内ではどのような言語景観が見られるようになってきたのか、また、どのような多言語対応がなされているのかを、言語政策的に考察する。研究対象の中心となるのは中国人・台湾人観光客である。諸外国との比較対象を行う。
  • 北欧デンマークにおける中華街未形成の要因分析
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2009年04月 -2011年03月 
    中国系コミュニティでは伝統的に相互扶助の意識が強いが、これは移民の場合も同様で、先住者が得た広義の社会資本は何らかの組織を通して後に来た移民に継承されていく。この引き継ぎの役割を果たすのが集住地区である新旧チャイナタウンなのである。しかし、北欧諸国にはチャイナタウンは存在しないといわれる。そこで、デンマークを例に、中国系移民の北欧諸国での移民形態をいくらかでも明らかにしようとするのが本研究の目的である。
  • 多言語社会における移民言語状況と移民言語政策の国際比較
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2008年06月 -2011年03月 
    本研究は、いままで日本ではあまり注目されることのなかった移民言語に焦点をあて、社会言語学的立場から、その実態、および移民にかかわる言語問題への方策に関し調査研究をおこなう。具体的には、日本及び世界の諸地域に暮らす移民の言語状況を調査し、また、各国の言語政策を検討して、それらを比較対照して考察を行う。
  • 多民族社会における移民言語状況と移民言語政策の国際比較
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2008年04月 -2011年03月 
    いままで日本ではあまり注目されることのなかった移民言語に焦点をあて、社会言語学的立場から、その実態、および移民にかかわる言語問題への方策に関し、調査研究を行う。方法として、同様の現象が先行している地域との国際比較により、日本の特殊性、普遍性をあきらかにし、今後も増加することが予測される移民の言語研究、言語政策研究に資することを目標とする。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2009年 -2011年 
    代表者 : 原 聖; 藤井 毅; 渋谷 謙次郎; 近藤 健一郎; 塚原 信行; 佐野 直子; 砂野 幸稔; 林 正寛; 名和 克郎; 岩月 純一; 藤井 久美子; 山下 仁; 渡邉 日日; 小森 宏美; バトリック ハインリッヒ
     
    政府による施策ばかりでなく、民衆レベルの言語運動まで含める、広義に定義した言語政策史を、言語政策の先進地域である欧州と、それ以外の地域(とりわけアジア)とを、言語の様態を3つに分類した上で(国語民族語、交易語帝国言語、少数言語)比較した。政府の施策は重要だが、決定的ではなく、それ以外のレベル、たとえば民衆レベルでの積極的受け入れ、ないし働きかけこそ重要であることが判明した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    研究期間 : 2009年 -2010年 
    代表者 : 藤井 久美子; 堀井 祐介
     
    昨年度に引き続き、資料・文献の収集を行い、それらの分析にあたっては、移民受け入れの政策や、デンマークが国家として目指す「統合」がどのようなものであるかに着目した。デンマークだけでなく、今年度は分析対象をヨーロッパ全体に広げ、中でも、移民受け入れの歴史が長く、また、香港を中心とする中国系移民の受け入れで実績を持つイギリスを比較・対照の対象に加えることとした。 9月にはデンマークに加え、ヨーロッパ内ではイギリス、さらにはすでに調査地盤を築いているカナダ・バンクーバーで調査を進めた。デンマークでは、コペンハーゲン大学やNordic Institute of Asian Studiesにおいて資料の提供を受けた。デンマークに中華街は存在しないと言われている点は訪問調査によっても実際に「街」の存在がないことを確認したが、中国系住民のコミュニティはすでに形成されており、調査時期には「中秋節」を祝う集いへの呼びかけチラシが、コペンハーゲン中央駅の裏に数店舗点在する中国系食品スーパーで配布されていた。さらには、コペンハーゲン中央駅から特急列車で約1時間強の距離にあるデンマーク第3の都市・オーデンセでは、市街地中心部で中国系住民の存在が確認できた。デンマーク政府は地方都市に移民の居住地を定めているが、オーデンセでの状況はこうした移民の居住地分散政策を実際に裏付けるものと言える。同じEU加盟国であっても、イギリス・ロンドン中心部に存在する中華街の場合には歴史の古さを示すだけでなく、今日もなお活況を呈している点で、コペンハーゲンとは非常に対照的である。イギリスと同じく(フランス語の使用が稀な点で)英語圏と言えるカナダ・バンクーバーは、カナダの国家政策が多文化主義であることから、ヨーロッパとは根本的に状況が異なる。今後はポイント制とシェンゲン協定に着目して一層考察を深めたい。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2008年 -2010年 
    代表者 : 庄司 博史; 渡戸 一郎; 平高 史也; 井上 史雄; オストハイダ テーヤ; イシ アンジェロ; 金 美善; 藤井 久美子; バックハウス ペート; 窪田 暁
     
    1980年代後半からの日本の急激な多民族化の進展のなか、移民とともにいくつかの移民言語が生活言語として定着しつつある。同時に日本語を母語としない移民にとって、生活、教育の面でさまざまな言語問題も生じている。本研究は、いままで日本ではあまり注目されることのなかった移民言語に焦点をあて、社会言語学的立場から、その実態、および移民にかかわる言語問題への政策に関し調査研究をおこなった。その結果、国家の移民政策、移民の地位、ホスト社会の態度とのかかわりなど、移民言語を取りまく状況は大きくことなるが、今後日本が欧米のような多民族化に向かう上で、移民、国家双方の利益にとっていくつかの示唆的な事例もみられた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年04月 -2008年03月 
    代表者 : 原 聖; 林 正寛; 桜井 隆; 松村 一登; 砂野 幸稔; 藤井 毅; 土屋 礼子; 安田 敏朗
     
    多言語社会生成の歴史的条件に関して、諸地域の状況の類似性を検討する。
  • 多言語併用環境における日本語の習得、教育、及び支援に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年04月 -2008年03月 
    多言語併用環境における日本語の習得、教育、及び支援に関する研究をさらに深める。
  • 中華人民共和国・台湾における言語ナショナリズムとアイデンティティ形成
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2006年04月 -2007年03月 
    両地域共に、人々は言語にアイデンティティを見いだしているが、国家は共通語(標準語)普及を通してナショナリズム運動に一定の方向性を与えようとしている。
  • 多言語社会生成の歴史的条件に関する総合的研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2006年04月 -2007年03月 
    世界の諸地域でみられる多言語社会がいかに生成されたのか、その歴史的条件についての研究成果を統括する。
  • 多言語併用環境における日本語の習得、教育、及び支援に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2006年04月 -2007年03月 
    多言語併用環境における日本語の習得、教育、及び支援に関して、これまで進めてきた研究成果を統括する。
  • 日本社会における多言語習得の実態に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年04月 -2006年03月 
    日本社会における多言語習得の実態に関して、基礎的考察をまとめる。
  • 中華人民共和国・台湾における言語ナショナリズムとアイデンティティ形成
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年04月 -2006年03月 
    中華人民共和国、台湾共に、使用言語が個々人のアイデンティティと深く結び付き、ナショナリズムへとつながっていることを、さらに明らかにする。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2004年 -2006年 
    代表者 : 長友 和彦; 森山 新; 史 傑; 藤井 久美子
     
    本科研グループが設立した「マルチリンガリズム研究会」などを通して、研究を進め、その成果を雑誌や国際学会で発表するとともに、その成果に基づいた「多言語同時学習支援」の国際シンポジウムや試行プログラムも実施し、「多言語併用環境における日本語の習得、教育、及び支援」に関する全体の研究実績を報告書にまとめた。 主な研究実績の概要は以下の通り。 1.幼児から成人までを対象に、(1)1人1言語・3.実際に試行的な「多言語(日本語、韓国語、中国語)同時学習支援プログラム」を実施し、多言語併用環境での日本語の教育や支援、そのための日本語教員養成に関する基礎的なデータを得た。環境1言語仮説(2)思考言語と優越言語(3)言語環境の変化(4)品詞(5)言語選択(6)アイデンティティ(7)場所格(8)テンス・アスペクト等の観点から、タガログ語・英語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語・中国語等の多言語併用環境における日本語習得の実態が解明された。(これらの主な成果は、スイスでの国際学会「The fourth International Conference on Third Language Acquisition and Multilingualism」のProceedings(CD-ROM版)として出版。) 2.国際シンポジウム「多言語(日本語、韓国語、中国語)同時学習支援」をマルチリンガリズム研究会と日本語教員養成機関(大学院>とで共催し、3力国(+台湾)での多言語学習・習得の実態の報告を受け、多言語同時学習支援プログラムと多言語併用環境での日本語の教育や支援のできる日本語教員養成プログラムの研究・開発に着手できた。 3.実際に試行的な「多言語(日本語、韓国語、中国語)同時学習支援プログラム」を実施し、多言語併用環境での日本語の教育や支援、そのための日本語教員養成に関する基礎的なデータを得た。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2004年 -2006年 
    代表者 : 藤井 久美子
     
    最終年度である今年は、中華人民共和国、台湾両地域でこれまでに実施した調査結果を統括し、以下の点を明らかにすることができた。 中華人民共和国については、『国家通用語言文字法』(2001)に込められた政策的意図から、言語ナショナリズムの有り様について検討を進めた。中華人民共和国は、建国後間もなく表記法改革・共通語普及に取り組んだが、近代国民国家たるべく国家建設を進める共産党政府にとって最も重要だったのは「一言語」としての「普通話」であった。ゆえに、「普通話」は1982年憲法で初めて明記されると、その後は各種法令の中でも規定された。また、1990年代以降に少数民族地域で進められている「西部大開発」は、言語の共通性を重視することから、1950年代に言語調査という手段によって進められた「民族識別工作」同様に、言語を利用した国民国家建設のための一大プロジェクトであるといえる。研究成果は学会誌に投稿し、現在は査読結果を待つ状態にある。 次に、台湾については、「国語」の変容を手がかりとして一層考察を進めた。中華民国建国以来、中華民国という「一国家」においては、北京方言を基とする標準中国語は「国語」と呼ばれ、国家の「一言語」としての地位を追求・保持してきた。しかし、台湾社会が「中華民国」という「一国家」的役割から自由になるにつれて、標準中国語に求められる役割も地域の共通語へと変化していった。現在では新たに「華語」という名称が用いられ始めている。また、台湾の人々の母語である「郷土語言」教育が英語教育とセットで推進されていることは、台湾社会の言語政策・言語状況が、華人を中心とするシンガポール型に倣う方向を持ち始めたともいえるのである。研究成果は論文にまとめ、発表済みである。
  • 中国語CALL教材の開発と運用
    経常研究
    研究期間 : 2000年10月 -2006年
  • 日本社会の多言語化-コミュニティ言語の現状と言語政策
    民間財団等:トヨタ財団研究助成
    研究期間 : 2003年10月 -2005年09月 
    日本社会の多言語化を明らかにするために、外国人コミュニティ毎に、おかれた言語状況を海外の同等のコミュニティと比較した。そして、滞在国の言語政策との関連を明らかにすることを目指した。
  • 多言語併用環境における日本語の習得、教育、及び支援に関する研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2004年04月 -2005年03月 
    多言語併用環境における日本語の習得、教育、及び支援に関する研究をグループで実施する。
  • 中華人民共和国・台湾における言語ナショナリズムとアイデンティティ形成
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2004年04月 -2005年03月 
    中華人民共和国と台湾にそれぞれ存在するナショナリズムを、言語ナショナリズムとして検討することで、アイデンティティとの関連を明らかにする。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 萌芽研究
    研究期間 : 2004年 -2005年 
    代表者 : 長友 和彦; 森山 新; 史 傑; 藤井 久美子
     
    本年度の計画に基づき研究を進め、マルチリンガリズム研究会(http://jsl-server.li.ocha.ac.jp/multilinualism/index.html)(本科研のメンバーで設立)で、研究成果の一部を公表するとともに、主な研究成果をスイス・フリブールで開催の「The Fourth International Conference on Third Language Acquisition and Multilingualism」(http://www.irdp.ch/13/linkse.htm)で発表した。この国際学会では、本科研グループで、個別発表とともに「Multilingualism in Japan」というコロッキアを主宰し、日本社会における多言語習得の実態およびそこにおける課題に関する議論を展開した。研究の主なテーマは以下の通りである。 1.中国語・韓国語・日本語話者によるコードスイッチングとターンテイキング 2.中国語・韓国語話者による第三言語としての日本語の習得 3.One Person-One Language and One environment-One Language仮説検証 4.韓国語・日本語・英語話者における言語転移 5.マルチリンガル児童のアイデンティティの発達 6.多言語話者による言語管理 7.環境の違いが多言語能力へ与える影響 このような多角的な観点からの研究によって、日本社会における多言語習得の実態の解明に迫った。本研究の成果は報告書にまとめられる予定である。
  • Effects of Language Policy on the Ethnic Chinese
    Grant-in-Aid for Promotion of Private Scientific Research
    研究期間 : 2003年 -2005年
  • 言語政策が華僑・華人の言語使用に及ぼす影響について
    民間学術研究振興費補助金
    研究期間 : 2003年 -2005年
  • A Development and Use of Chinese Teaching Materials for CALL
    Cooperative Research
    研究期間 : 2000年 -2005年
  • 中国語CALL教材の開発と活用
    共同研究
    研究期間 : 2000年 -2005年
  • 日本社会における多言語習得の実態に関する研究
    経常研究
    研究期間 : 2004年04月 
    従来明らかにされることのなかった、日本社会における多言語習得の実態について、研究を行う。
  • 華僑・華人をとりまく言語状況 華語・華文に関する言語政策を中心に
    経常研究
    研究期間 : 2003年10月
  • 近現代中国における言語政策-文字改革を中心に-
    日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2002年04月 -2003年02月 
    博士学位論文「近現代中国における言語政策-文字改革を中心に-」に加筆・修正をおこなったものを出版した。
  • 21世紀の授業形態:マルチメディア教材と連動するWEB対応授業システムの開発
    民間財団等:松下視聴覚教育研究財団第8回研究開発助成
    研究期間 : 2001年05月 -2002年03月 
    21世紀にあるべき授業形態の一つとして、マルチメディア教材と連動するWEB対応授業システムの開発に取り組んだ。
  • 中国・台湾における言語と民族の問題
    経常研究
    研究期間 : 2001年04月
  • 近現代中国・台湾における言語政策
    経常研究
    研究期間 : 1989年04月
  • アジアにおける言語法
  • The Linguistical Law in Asia

社会貢献活動

  • 中国語教育学会編集委員長
    期間 : 2024年04月01日 - 2025年03月31日
    役割 : 編集長
    種別 : 新聞・雑誌
    主催者・発行元 : 中国語教育学会
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 中国語教育
  • 台湾研修事前サポート
    期間 : 2024年08月28日
    役割 : 講師
    種別 : 出前授業
    主催者・発行元 : 北海道ニセコ高等学校
  • 日本語支援の必要な児童の学習支援のための「放課後教室」
    期間 : 2016年06月 - 2018年03月 宮崎県 未設定 昨年度に引き続き、日本語支援の必要な児童の学習支援のための「放課後教室」を開設し、教室を担当する院生の指導やサポートを行った。
  • 公開講座「観光客受け入れのための中国語講座②」
    期間 : 2017年10月07日 - 2018年02月01日
    役割 : 講師
    種別 : セミナー・ワークショップ
     宮崎県 日南市
  • 宮崎市観光インバウンドプロモーション推進事業への同行
    期間 : 2017年10月
    役割 : 助言・指導
    種別 : フェスティバル
     台湾・台北市
  • 公開講座「歌う外国語講座 外国語の響きに触れてみよう」
    期間 : 2017年07月12日 - 2017年08月23日
    役割 : 講師
    種別 : セミナー・ワークショップ
     宮崎県 宮崎市
  • 公開講座「観光客受け入れのための中国語講座」
    期間 : 2017年05月15日 - 2017年07月24日
    役割 : 講師
    種別 : セミナー・ワークショップ
     宮崎県 日南市
  • 公開講座「歌う外国語講座 外国語の響きに触れてみよう」
    期間 : 2016年12月17日
    役割 : 講師
    種別 : セミナー・ワークショップ
     宮崎県 宮崎市
  • 宮崎市観光インバウンドプロモーション推進事業への同行
    期間 : 2016年11月
    役割 : 助言・指導
    種別 : フェスティバル
     台湾・台北市
  • 宮崎市公民館講座
    期間 : 2016年06月 宮崎県 未設定 「日本と世界の日本語教育」という題目で講座を担当した。講座は、全4回からなる「大学教授の『眼のつけどころ』」のうち1回である。講座の中では、日本語教育に関する興味・関心を喚起し、本学日本語支援教育専修の活動紹介も行った。
  • 日本語支援の必要な児童の学習支援のための「放課後教室」
    期間 : 2016年01月 - 2016年03月 宮崎県 未設定 大学に近い小学校に在籍する、日本語支援を必要とする児童の学習支援を目的とした「放課後教室」開設において主導的役割を果たした。実際に教室を担当するのは日本語教師を目指す大学院生だが、必要な場面で指導やサポートを行いながら、教室を運営した。
  • 宮崎市観光インバウンドプロモーション推進事業への同行
    期間 : 2015年11月 宮崎県 未設定 宮崎市の観光課が、台湾で旅行社を訪問し、観光インバウンドプロモーションを行うにあたり、同行した。
  • 中国語パンフレットの改訳
    期間 : 2015年08月 - 2015年10月 宮崎県 未設定 宮崎市から委託を受け、誤訳が多いといわれていた宮崎市の観光パンフレット(宮崎市観光コンベンション協会発行)の改訳を行った。
  • ブラウィジャヤ大学における日本語講座
    期間 : 2015年09月 宮崎県 未設定 インドネシア政府からの招聘により、Visiting Professorとして、インドネシアの協定校ブラウィジャヤ大学で、学生向け(漢字・読解)と教員向け(教授法)を分けて、日本語講座を行った。
  • 産学・地域連携センター第22回技術・研究発表交流会
    期間 : 2015年09月 宮崎県 未設定 宮崎市役所観光課から委託を受け、宮崎市観光コンベンション協会が作成する中国語パンフレット(繁体字版)の改訳作業や、石垣島での台湾人観光客誘致の視察・研究の成果などから、「宮崎への外国人誘致・受入のための多言語サービスについて」という題目でポスター発表を行った。
  • 宮崎市公民館講座
    期間 : 2015年06月 - 2015年07月 宮崎県 未設定 宮崎東地区交流センター・公民館前期主催講座で講師をつとめた。(近現代史から読み解く日台関係)
  • 「宮崎日本語教師の会」 第1回研修会
    期間 : 2015年06月 宮崎県 未設定 昨年度に引き続き、宮崎県内の学校現場で日本語教育に携わる先生方や、日本語教育に関心のある社会人・学生などに対し、修了生から、研究テーマとして取り組んだ「日本語教育サポート体制」の重要性を講演してもらった。また、その後は意見交換を行い、今後に向けて課題を明らかにした。
  • 日本語指導の先生方交流・情報交換会
    期間 : 2014年11月 宮崎県 未設定 宮崎県内の学校現場で日本語教育に携わる先生方や、日本語教育に関心のある社会人・学生などに対し、熊本県で実際に活躍なさっている教員を講師として招いて講演をしてもらい、また、その後は、その講師を囲んで意見交換などを行った。
  • 宮崎市公民館講座
    期間 : 2014年06月 - 2014年07月 宮崎県 未設定 宮崎東地区交流センター・公民館前期主催講座で講師をつとめた。(「言語景観から考える宮崎の観光」)
  • 宮崎大学イブニングセミナー
    期間 : 2014年07月 宮崎県 未設定 「宮崎の観光活性化を大学が果たすべき役割から考える」をテーマとしたイブニングセミナーで、「宮崎への外国人観光客誘致に求められること」というテーマで講演を行った。
  • 甲南高等学校 出前講義
    期間 : 2013年11月 宮崎県 未設定 鹿児島県立甲南高等学校で出前講義を行った。(「言語から『中華』について考える」)
  • 教員免許状更新講習
    期間 : 2013年08月 宮崎県 未設定 教員免許状更新講習(国語)の講師をつとめた。
  • 宮崎市公民館講座
    期間 : 2013年06月 - 2013年07月 宮崎県 未設定 宮崎東地区交流センター・公民館前期主催講座で講師をつとめた。(「中華とは何か-言語から考える-」)
  • 日本言語政策学会九州地区研究会
    期間 : 2012年12月 宮崎県 未設定 日本言語政策学会九州地区研究会として、シンポジウム「観光と言語政策」を開催し、宮崎を中心として観光や観光推進にかかわる業務を行っている組織・団体の方などにご講演いただいた。
  • 教員免許状更新講習
    期間 : 2012年08月 宮崎県 未設定 教員免許状更新講習(国語)の講師をつとめた。
  • 講演会・シンポジウム「宮崎の国際化と日本語教師の役割」
    期間 : 2012年01月 宮崎県 未設定 「宮崎の国際化と日本語教師の役割」と題した講演会・シンポジウムを開催した。宮崎に暮らす、あるいは、宮崎を訪れる外国人にとって快適な宮崎を目指して、現状ではどのような取り組みが存在し、将来にわたってはどのような取り組みが必要なのかを、講演会とシンポジウムを通して検討した。
  • 地域の歴史を活用した社会科教育の模索
    期間 : 2011年10月 - 2011年12月 宮崎県 未設定 16世紀から19世紀ごろにかけて、宮崎県都城市に存在した唐人町(チャイナタウン)の歴史を地域の中学生が知ることで、中国観や国際交流への意識にどのようなや変化が生じうるのかを考察、明らかにすることを目指した。実際に中学校の社会科の授業時間を用いて、都城市における中国との交流の歴史と現状を紹介し、授業時間の前後に行ったアンケート結果から、意識の変化などを考察した。
  • 中国と都城市との交流の歴史をたどる巡検
    期間 : 2011年11月
    役割 : 助言・指導 宮崎県 未設定 16世紀から19世紀にかけて都城市に存在した唐人町の歴史をたどり、現在の様子を探るために、巡検を行った。実施にあたっては、唐人町の歴史に詳しい元高校社会科教諭であり、現在も郷土史の研究を行っていらっしゃる佐々木綱洋先生に引率をお願いした。
  • 国分高等学校 出前講義
    期間 : 2009年11月 宮崎県 未設定 鹿児島県立国分高等学校で出前講義を行った。
  • 教員免許状更新講習
    期間 : 2009年07月 宮崎県 未設定 教員免許状更新講習の講師をつとめた。
  • 「言語景観」からみた地方の多言語社会化への動き―宮崎市の場合―
    期間 : 2007年07月 - 2008年03月 宮崎県 未設定 「研究戦略経費」を活用して、宮崎市周辺の言語景観について調査を行った。研究者に講演を依頼したり、院生の協力を得たりして調査を進めた。院生にとっては社会調査について学ぶ機会ともなっている。作成した報告書は、次年度に向けた研究・調査の基盤となるとともに、公的機関に対する示唆ともなっている。
  • 他大学院紀要論文の査読
    期間 : 2007年09月 - 2007年10月 宮崎県 未設定 某大学(大学院)が発行する学術雑誌に投稿された論文の査読を行った。

メディア報道

  • 台湾での宮崎市魅力発見イベント(観光プレゼンコンテスト・グルメコンテスト)主催
    報道 : 2017年11月
    台湾・台北市 その他

学術貢献活動

  • 台湾人のための宮崎市魅力発見フィールドワーク
    期間 : 2017年05月 - 現在
    役割 : 企画立案・運営等
    種別 : 学術調査
    主催者・責任者 : 宮崎市観光戦略課, 宮崎市観光協会
    宮崎県 宮崎市
  • 宮崎市「樂楽宮崎倶楽部(宮崎ファンクラブ)」設立準備事業
    期間 : 2017年03月
    台湾・台北市

その他のリンク

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