現在の関心は、社会学を、「人間の社会」だけではなく、その他の「多様な生命あるいは非生命が織り成す社会」をも射程に収めたものへと拡張することで、まさにその名の通り「社会そのもの」を対象とする科学へと展開させることにあります。
また、以上の作業を通し、人間を含む多様な存在の共生・共存はいかにして可能かという問いに対し、生物学などの他分野の知との連携のもとで貢献可能な社会学のあり方を提示することも目指しています。