研究者総覧

北澤 俊之 (キタザワ トシユキ)

  • 文学部教育学科 教授
  • 文学研究科教育学専攻 教授
Last Updated :2025/06/06

研究者情報

学位

  • 教育学修士(東京学芸大学)
  • 博士(造形)(武蔵野美術大学)

ホームページURL

科研費研究者番号

  • 70553741

J-Global ID

研究キーワード

  • ワークショップ   相互交流   味わい直し   美術教育   教員養成   カリキュラム   

研究分野

  • 人文・社会 / 教科教育学、初等中等教育学 / 美術教育

経歴

  • 2011年  東洋大学文学部准教授

所属学協会

  • 造形教育センター   日本美術教育連合   大学美術教育学会   美術科教育学会   

研究活動情報

論文

  • 身近な事物のテクスチュアやコンポジションへの注意を促す試み ーアートゲームにおけるグループ化に着目してー
    北澤俊之
    日本美術教育研究論集 55 77 - 84 2022年03月 [査読有り]
  • 身近な事物をとらえ直すためのプログラムの研究」−アート・ゲームの実践を通して−
    北澤俊之
    日本美術教育研究論集 52 121 - 130 2019年03月 [査読有り]
  • 「日常をとらえ直すための子どもの造形教育プログラムの構想 -ユーモアを基盤として-」
    北澤 俊之
    武蔵野美術大学 2018年03月 [査読有り]
  • 「子どもの『とらえ直し』についての研究 -ユーモアの発現に着目して-」
    北澤 俊之
    日本美術教育連 合『日本美術教育研究論集』 51 1 - 10 2018年03月 [査読有り]
  • 「ユーモアを基盤とした造形教育プログラムの構想」
    北澤 俊之
    日本美術教育連合『日本美術教育研究 論集』 50 1 - 12 2017年03月 [査読有り]
  • 「日常をとらえ直すための子どもの造形教育プログラムの構想 -ユーモアを基盤として-」
    北澤 俊之
    『武蔵野美術大学大学院博士後期課程研究紀要』 10 21 - 35 2017年03月 [査読有り]
  • 北澤 俊之
    日本美術教育連合『日本美術教育研究論集』 49 29 - 40 日本美術教育連合 2016年03月 [査読有り]
  • 「多様性の中の学校 -オランダ・イギリスの小学校の取り組みから-」
    北澤 俊之
    『東洋大学文学部紀要 教育学科編』 68 39 - 49 2015年03月
  • 「造形教育におけるユーモアの意義と可能性」
    北澤 俊之
    日本美術教育連合『日本美術教育研究論集』 48 13 - 22 2015年03月 [査読有り]
  • 北澤 俊之; 小林 貴史
    日本美術教育連合『日本美術教育研究論集』 47 45 - 56 日本美術教育連合 2014年03月 [査読有り]
  • 「『行為を起点とした』表現活動の可能性と今日的課題」
    北澤 俊之
    日本美術教育連合『日本美術教育研究論集』 46 37 - 46 2013年03月 [査読有り]
  • 北澤 俊之
    日本美術教育連合『日本美術教育研究論集』 45 9 - 18 日本美術教育連合 2012年03月 [査読有り]
  • 「味わい直しのための鑑賞プログラム試案」
    北澤 俊之
    日本美術教育連合『日本美術教育研究論集』 44 19 - 26 2011年03月 [査読有り]

書籍

  • 北澤, 俊之 ナカニシヤ出版 2020年01月 ISBN: 9784779514289 iv, 201p
  • 『図画工作科なっとく新学習指導要領』
    北澤俊之; 小林貴史; 小林恭代; 大櫃重剛 (担当:共著範囲:)2017年11月
  • 『教職エッセンシャル』
    北澤俊之; 山﨑準二; 藤本典裕; 幸田国広編 (担当:共著範囲:)学文社 2013年08月
  • 「『表現の芽』を楽しむ」
    北澤俊之 (担当:単著範囲:)金子書房『児童心理』第67巻3号 2013年02月
  • 『往還型教育システムによる学士力の養成、外国調査報告書』
    北澤俊之; 宮崎英憲; 緒方登士雄; 金田茂裕; 清水直治; 須田将司; 寺木秀一; 長谷川勝久; 矢口悦子 東洋大学 2011年03月
  • 『図工科ニューヒット題材集』
    北澤俊之; 明監集; 丹 進編 (担当:分担執筆範囲:)明治図書 2010年08月
  • 「世界が小さくなっても」
    北澤俊之 (担当:単著範囲:)美育文化協会『美育文化』第60巻2号 2010年03月
  • 『図画工作・美術教育研究』
    北澤俊之; 藤澤英明; 水島尚喜編 (担当:分担執筆範囲:)教育出版 2010年03月
  • 「熊本文庫解題 フィクションとしての子ども(本田和子)」
    北澤俊之 美育文化協会『美育文化』第56巻6号 2009年09月
  • 『図工の授業をデザインする』
    北澤俊之 (担当:共著範囲:)東洋館出版 2008年08月
  • 『つくって学ぶ』
    北澤俊之 (担当:単著範囲:)開隆堂出版 2008年02月
  • 『新版 造形教育実践全集』
    北澤俊之 (担当:分担執筆範囲:)日本図書センター 2002年06月
  • 『図画工作科 総合的な扱いの活動事例集』
    北澤俊之 (担当:分担執筆範囲:)開隆堂出版 2001年05月
  • 『教員養成基礎シリーズ 図画工作・美術教育研究』
    北澤俊之; 藤澤英昭; 新井哲夫編 (担当:分担執筆範囲:)2000年04月

講演・口頭発表等

  • 身近な事物のテクスチュアやコンポジションへの注意を促す試み ーアートゲームにおけるグループ化に着目してー  [通常講演]
    第55回日本美術教育研究発表会 2021年10月
  • 「身近な事物をとらえ直すための研究 −アートゲームの実践を通して−」  [通常講演]
    北澤 俊之
    第52回 日本美術教育研究発表会 2018年10月
  • 「子どもの『とらえ直し』についての研究 −ユーモアの発現に着目して−」  [通常講演]
    北澤 俊之
    第51回 日本美術教育研 究発表会, 2017年10月
  • 「ユーモアを基盤とした造形教育プログラムの構想」  [通常講演]
    北澤 俊之
    第50回 日本美術教育研究発表会 2016年10月
  • 「身近な世界との関係を編み直すための造形教育プログラムの研究 -子どものユーモアを切り口とし て-」  [通常講演]
    北澤 俊之
    第49回 日本美術教育研究発表会 2015年10月 口頭発表(一般)
  • 「造形教育におけるユーモアの意義と可能性」  [通常講演]
    北澤 俊之
    第48回 日本美術教育研究発表会 2014年10月 口頭発表(一般)
  • 「LCI『美的教育プログラム』にみる学びの可能性」  [通常講演]
    北澤 俊之; 小林貴史
    第47回 日本美術教育研究発表会 2013年10月 口頭発表(一般)
  • 「『行為を起点とした』表現活動の可能性と今日的課題」  [通常講演]
    北澤 俊之
    第46回 日本美術教育研究発表会 2012年10月 口頭発表(一般)
  • 「造形表現の喜びやよさを味わい直すための手立てに関する一考察」  [通常講演]
    北澤 俊之
    第45回 日本美術教育研究発表会 2011年10月 口頭発表(一般)
  • 「『味わい直し』のための鑑賞プログラム試案」  [通常講演]
    北澤 俊之
    第44回 日本美術教育研究発表会 2010年10月 口頭発表(一般)

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 桂 直美; 鈴木 一成; 北澤 俊之
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2023年03月 
    代表者 : 桂 直美; 荒尾 岳児; 北澤 俊之
     
    基礎的・理論的研究と実践的研究のうち、後者については、本年度は予定していた海外研究者の招聘ができなかったため、教師教育におけるワークショップの授業実践研究を次年度に送ることを余儀なくされ、主としてオンラインで実践され得る美的教育の教材研究やマキシン・グリーンの芸術教育におけるデューイの芸術哲学の影響についての見直しを行うことに限定せざるを得なかった。 しかし理論的研究については、グリーンの教育哲学を、デューイの芸術論との関わりに加えて価値に関する論考や、ネオプラグマティズムの思想との関連、またアイスナーとの関係においても整理し直した。特に、デューイの「想像力」の概念に着目しことで、グリーンの美的教育プログラムにおけるカリキュラム構成枠組みを、芸術教育のみならず人文科学や学校教育における諸教科領域にも敷衍すべきカリキュラム構成論として、整理しなおすことができ、その成果を学術論文の執筆を通して公にした。 また、70年代の「再概念主義」者の議論との関連においてグリーンの主張を見直したことで、学校教育カリキュラム研究の支配的な枠組みに対するオルターナティブを志向する理論研究に、グリーンが深い影響を与えたことを明らかにすることができ、美的教育プログラムが教師教育に対してもつ固有の意義を再評価できたと考える。この成果を、日本国内での大学での教員養成におけるアクションリサーチに繋げていく予定である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 北澤 俊之; 三澤 一実; 榎本 淳子
     
    2021年度はこれまでの先行研究の整理をふまえ、大学生を対象とした予備的調査を実施した。概要としては、見慣れた対象を再度異なる造形的な視点でとらえ直す方策としての「言葉」に着目し、言葉がもつ力や、それらが新たな概念化を促す実際について調査・考察を行うというものであった。研究者はこれまで身近な事物を改めて造形的な視点からとらえ直すための造形教育プログラムを構想してきた。ここでいう造形的な視点とは、一般的に形・色・テクスチュアなどをとらえる視点を指すが、これまでの研究では、形や色に比してテクスチュアやコンポジションに関わるプログラムが十分に開発できていなかった。この課題を受け、身近な事物のテクスチュアやコンポジションを写真に収める「自作アートカード」の可能性を検討してきた。その過程で得られた知見の一つに、対象の新たな範疇化を促す契機となる言葉のはたらきがあった。そこで今回の予備調査では、自作アートカードをグループ化(範疇化)する際に見られる言葉に焦点を当てて分析した。事物の一般的な呼称に始まり、事物の形や色、さらにはテクスチュアやコンポジションといった造形的な属性へと視点(注意)が移行する際に表れる言葉を捉えることで、プログラムをデザインする際の有効な手立てを得たいと考えた。 調査の結果、オノマトペのような感覚を刺激する言葉を学習者に意識させることによって、事物のもつテクスチュアコやンポジションに対する注意を高めることができることが明らかになった。 知覚と言葉との関連については、認知心理学や認知言語学の分野では自明の知見ではあるが、改めてそれを造形教育につなぐことができたことはささやかながら一つの成果であったといえる。そして言葉が造形的な視点による事物の「とらえ直し」を促すというここでの成果は、今後子どもの発達との関連を考える上で、非常に重要な視点となると思われる。
  • 身近な世界との関係を編み直すための造形教育プログラムの開発
    科研費:基盤研究(C)
    研究期間 : 2016年04月 -2018年03月 
    代表者 : 北澤 俊之

委員歴

  • 開隆堂図画工作教科書編著者
  • 日本美術教育連合(事務局長)
  • 大学美術科教育学会(会員)
  • 美術科教育学会(会員)
  • 全国造形美術教育教員養成協議会(会員)
  • 造形教育センター(アーカイブ委員)

その他のリンク

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