研究者総覧

長坂 征治 (ナガサカ セイジ)

  • 生命科学部生物資源学科 教授
  • 生命科学研究科生命科学専攻 教授
Last Updated :2024/04/09

研究者情報

学位

  • 博士(農学)(東京大学)

ホームページURL

科研費研究者番号

  • 60534013

J-Global ID

研究キーワード

  • バイオテクノロジー   生体機能利用   遺伝子   円石藻   バイオミネラル   藻類   毒性   

研究分野

  • 環境・農学 / ランドスケープ科学
  • 環境・農学 / 環境農学
  • ライフサイエンス / 植物栄養学、土壌学
  • 環境・農学 / 環境政策、環境配慮型社会
  • 環境・農学 / 環境影響評価

経歴

  • 2013年04月 - 現在  東洋大学生命科学部教授
  • 2009年04月 - 2013年03月  東洋大学生命科学部准教授
  • 2007年04月 - 2009年03月  東京大学農学生命科学研究科 応用生命化学専攻博士研究員
  • 2003年04月 - 2007年03月  東京大学大学院農学生命科学研究科 農学国際専攻博士研究員(CREST研究員)

所属学協会

  • 日本植物生理学会   マリンバイオテクノロジー学会   日本土壌肥料学会   日本農芸化学会   

研究活動情報

論文

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 文部科学省:科学研究費補助金(若手研究(B))
    研究期間 : 2012年 -2014年 
    代表者 : 長坂 征治
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2011年 -2013年 
    代表者 : 柏田 祥策; 立田 晴記; 長坂 征治; 廣津 直樹; 坂本 正樹; 清水 和哉
     
    (1)活性汚泥への影響:下水処理場から採取した活性汚泥およびOECDに指定の人工排水に銀ナノコロイド(SNC)を最大終濃度1mg/Lとなるように添加したところ,処理能の阻害はみられなかった。しかし,SNC由来の銀イオンのみの影響を解析したところ処理能の阻害がみられ,処理能阻害は銀イオンによるものと強く推測された。(2)水生植物への影響:イネの発芽中に銀ナノコロイドを処理して発芽率を調べた結果,SNC濃度10mg/Lまで正常に発芽した。次にイネを発芽させた後,SNCを含む水耕液で5週間栽培し,葉と根の生育量を調べた。SNCO.1mg/L以上で濃度依存的に葉および根の伸長が阻害された。特に根のNH4+の吸収速度が低下していた。(3)藻類への影響:ムレミカヅキモへのSNCの毒性(EC50)は55ppb(Ag濃度)であった。光条件を明暗周期(L14/D10)に変更して培養した場合には,生育阻害率の低下が観察され,連続照明条件下ではSNCの毒性が強化されていることが示唆された。また培養の初期生物量の増加によって阻害率が低下していた。また光電子伝達系IIが阻害されていた。(4)動物プランクトン群集への影響:SNCと硝酸銀を用いてミジンコ急性遊泳阻害試験(Daphnia magna,Daphnia galeata,Bosmina longirostris)を行った結果,D.g.とB.lが高い感受性を示した。またEC50がSNCで硝酸銀よりも3-5倍高かったので毒性の直接原因がSNCではなく銀イオンであると推察された。それぞれの物質についてはEC50(遊泳阻害)濃度でも内的自然増加率に影響がなかった。(5)メダカへの影響:銀イオン曝露区において,メダカ飼育液(ERM)を使用した胚では,心拍数低下,孵化遅延,および胚の発達阻害が確認された。SNC曝露区において,ERMを使用した場合,pH4では心拍数の低下および孵化遅延が確認され,銀に対して最も高い生物濃縮性を示した。pH7およびpH9においても心拍数の低下が確認された。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(若手研究(B))
    研究期間 : 2010年 -2011年 
    代表者 : 長坂 征治
     
    海洋性の単細胞藻類である円石藻は,細胞表面に炭酸カルシウムを主成分とした円石(ココリス)を形成する.このココリス形成に関わる遺伝子として,培養液中のカルシウム濃度の変化に伴い円石藻細胞内で発現量の変化する遺伝子群を単離した.この中には,糖の生合成関連遺伝子と相同性の高いものも含まれていた.これらの遺伝子の機能解析のために形質転換系の確立を試み,遺伝子の細胞への導入までは成功したが,導入された遺伝子の過剰発現は確認できなかった.

その他のリンク

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