研究者総覧

池田 千登勢 (イケダ チトセ)

  • 福祉社会デザイン学部人間環境デザイン学科 教授
  • ライフデザイン学研究科人間環境デザイン専攻 教授
Last Updated :2024/04/23

研究者情報

通称等の別名

    Chitose Ikeda

学位

  • 経営学修士(MBA)(1993年08月 ロンドンビジネススクール (ロンドン大学 経営学大学院))
  • 博士(芸術工学)(2020年03月 神戸芸術工科大学)

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科研費研究者番号

  • 40434063

J-Global ID

プロフィール

  • 東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科准教授。ロンドン大学経営学修士(MBA)。1987年千葉大学工学部工業意匠学科卒業後、(株)NECデザインセンターにプロダクトデザイナーとして勤務(1987-2006)し、情報機器の開発、海外宣伝戦略、デザイン産学共同プロジェクト、ユニバーサルデザイン製品開発などを実施した。2006年より東洋大に勤務。現在は学科のプロダクトデザインコース教員として生活を豊かにする新しいモノ・コトの提案とデザインについて授業を担当。「福祉事業所における魅力的な商品開発手法」、「方向感覚と地図表現」、「色彩を用いたアートセラピー手法」等を研究テーマとしている。

研究キーワード

  • アートセラピー   地図   空間移動   デザイン   方向感覚   福祉事業所   ユニバーサルデザイン   デザインマネジメント   インクルーシブデザイン   

研究分野

  • 人文・社会 / デザイン学
  • 情報通信 / ヒューマンインタフェース、インタラクション
  • 人文・社会 / 社会福祉学

経歴

  • 2019年04月 - 現在  東洋大学ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科教授
  • 2014年  東洋大学准教授
  • 1987年04月 - 2006年03月  株式会社 NECデザイン

学歴

  •         -   千葉大学工学部工業意匠学科   Faculty of Engineering
  •         -   London Business School (ロンドン大学経営学大学院)

所属学協会

  • 日本福祉のまちづくり学会   日本デザイン学会   日本感性工学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • インクルーシブデザイン・コラボレーションの可能性 就労継続支援B型事業所の商品開発支援のあり方
    (担当:単著範囲:)風間書房 2022年11月
  • 「アド・スタディーズ」Vol.62
    池田千登勢 (担当:共著範囲:インクルーシブ社会への可能性とデザイン + マーケティング)公益財団法人吉田秀雄記念事業財団発行 2017年12月
  • 家庭ガラス工房 トンボ玉2 ガラスのジュエリー
    池田千登勢 (担当:共著範囲:硝子の指輪の作成技法とデザイン)ほるぷ出版 2010年06月
  • ライフデザイン学入門
    池田 千登勢; 内田 雄造; 内田 祥士; 櫻井 義夫; 繁成 剛; 高橋 儀平; 米田 郁夫; 北 真吾; 高橋 良至; 名取 発; 水村 容子; 神吉 優美; 奥村 和正 誠信書房 2005年04月
  • ユニバーサルデザインハンドブック (邦訳)
    池田 千登勢; 日本語監修梶本久男 丸善 2003年09月
  • Universal Design Handbook(米)
    池田 千登勢; 高柳典子 McGrow-Hill社 2001年06月
  • Universal Design Handbook(米)
    池田 千登勢; 高柳典子 McGrow-Hill社 2001年06月

講演・口頭発表等

  • ユニバーサルデザインの広がりとビジネス  [招待講演]
    池田千登勢
    板橋区産業見本市 2017年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • ユニバーサルデザインの取り組み  [通常講演]
    池田 千登勢; 平野和彦; 野村昌敏
    日本人間工学会第11回システム連合大会 2003年03月
  • NEC'S UD Educational Programs and Product Development Process -Based on The Result of The University- Corporation Collaboration Project  [通常講演]
    池田 千登勢; 平野和彦; 野村昌敏
    International Conference for Universal Design, Yokohama, Japan, 2002(審査つき) 2002年12月
  • 情報とユニバーサルデザイン 企業の取り組み  [通常講演]
    池田 千登勢
    電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ大会 パネル発表 2001年09月

MISC

受賞

  • 2017年12月 日本福祉のまちづくり学会 第20回全国大会(東海)大会奨励賞奨励賞
     障害者就労継続支援B型事業所の事例研究-新規事業所の課題- 
    受賞者: 池田千登勢

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 障害者福祉事業所の商品開発・販売に対する効果的な外部支援手法の研究
    文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2017年04月 -2021年03月 
    代表者 : 池田千登勢
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2014年 -2016年 
    代表者 : 池田 千登勢
     
    急増している就労継続支援B型事業所について、北海道と沖縄県の26か所の事業所を訪問し聞き取り調査を実施した。また、この結果を踏まえてB型事業所のデザイン支援を試みた。 次に新規事業所が多い地域として10都道府県を選定し、1000か所の事業所に対し、授産品開発と課題に関する質問紙調査を実施した。この結果、商品デザインマネジメントの手法、必要とされる支援、認識されている課題は、事業所の規模や新しさによって異なることが明らかになった。 さらに、B型事業所とつながりの深い就労移行支援事業所についても7か所を訪問し、聞き取り調査・支援同行調査を実施した。この結果より、6つの成功要因を抽出した。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2011年 -2013年 
    代表者 : 高山 靖子; 古瀬 敏; 池田 千登勢
     
    23年度は食品にターゲットを絞って調査を実施し、24年度はこの調査内容を分析して論文にまとめ、国際会議DRS2012(タイ), KEER2012(台湾)において口頭発表を行った。このうち、KEER2012の内容は、Kansei Engineering International Journal Vol.12 No.2に採録が決定している。さらに調査を進めるうちに、5か年計画とは別に日本セルプ協会がデザイン支援活動を行っていたことが判明したため、実施したセルプ協会と受けた作業所に対して調査を行い、24年度に提案した支援方法と比較し、その有効性について検証した。これについては、25年度に行われる国際会議Inclusive Asia2013(香港)において発表することが決定している。同時に、24年度に得た結果をベースとしてヒアリング内容を設計し、食品以外のカテゴリー商品を生産する作業所と管轄する自治体の担当者に対して調査を行った。伝統工芸などのクラフトや樹脂のポッティングによるドロップスアートなどに取り組む作業所を中心に、島根県(いわみ、神楽面)(よつば、張り子の虎)、沖縄(そてつの実、立体ステッカー)、熊本県(阿蘇くんわの里、馬油保湿化粧品)、神奈川(あすなろ学苑、ジャム)などの7作業所(熊本県:2作業所、神奈川県:1作業所、沖縄県:2作業所、島根県:2作業所)である。これをもとに、「人」に関する視点(人材育成、人材管理評価、モチベーションアップ、人材確保など)と、数少ない「食品以外の優秀なオリジナル商品」開発に特有の成功要因と思われる点があるのかどうか、つまり、「食品と非食品で何が異なり、何が共通なのか」を切り口に商品開発・販売の流れについて分析を試みた。これについては、25年度に行われる感性工学会や日本福祉のまちづくり学会などで発表する予定である。
  • 文部科学省:科学研究費 若手研究(スタートアップ)
    研究期間 : 2006年 -2007年 
    代表者 : 池田千登勢
     
    18年度の研究結果では、地図のデザイン表現方法によって、理解しやすい場合は移動が円滑になり、理解しにくい場合は移動が困難になるということが確認できた。19年度は、具体的な地図のデザイン表現方法の違いによって空間を移動する際の分かりやすさにどのような違いがあるかを検証した。1:多階層空間の表現方法、地図中のランドマークの表現方法、色彩要素、地図上の文字回転、方位などを変化させた新しいデザインの地図を25種類作成した。2:渋谷駅構内、渋谷駅周辺街路、武蔵野市の住宅地、東工大大岡山キャンパスにおいて道に迷いやすいと自覚する利用者を中心に延べ60人の比較移動実験を行った。この中には高齢者・弱視者を含む。実験中は観察者が利用者の行動について5段階評価を行い、実験後、各種の地図表現の効果と理由等について、個別ヒアリングを実施した。3:この結果、主に次のことが観察・示唆された。●多階層空間の表現方法では、多階層を1つの面に表す地図は理解が難しく、斜視的な立体表現でルートを示す矢印とともに表す地図が最も理解が容易であった。●地図を回転させる利用者でも文字は逆さ方向からでも十分読めるため、文字の回転は必ずしも必要ではない。●ランドマークを文字のみで表現した地図と、文字と建物の写真、文字と交差点の写真で表現した地図では特に差がなかった。●羞明のある弱視者ではダークグレー・黒・白をレイアウトし、ポイントに色彩を利用した地図が最も利用しやすかった。●道に迷いやすい利用者には、複雑な場所だけでなく碁盤目に整備された地域で迷いやすい人、見通しの良い田舎道で迷いやすい人などが存在する。●人によって適切なランドマーク情報量は異なる。●高齢であることと、好ましい地図表現については関係が見出せなかった。今後はこれらの結果について、自覚的空間認知能力と、利用しやすい地図表現要素の関係を分析する予定である。

その他

  • 2018年04月 - 2018年04月  「障がい福祉サービス事業所における販売環境並びに商品開発環境に関するアンケート調査」報告書 
    2018年1月に実施した 「障がい福祉サービス事業所における販売環境並びに商品開発環境に関するアンケート調査」報告書 全国の都道府県・政令指定都市・大規模・小規模の市町と障害者授産製品開発に関する中間支援団体580か所に対して、主産商品の販売実態(福祉ショップやネット販売等)、規模と課題、また、授産商品の開発の支援に関してどのような内容を実施したか、当について質問紙調査を実施した。この結果を報告書にまとめた。 以下のURLからダウンロード可能である。 goo.gl/q5NkAe 「障がい福祉サービス事業所における販売環境並びに商品開発環境に関するアンケート調査」報告書
  • 2017年04月 - 2017年04月  2017年 就労 継続 支援 B 型事業所の自主製品開発事業と求められる支援に関する調査 報告書 
    2017年1月に実施した全国1000か所の福祉事業所に対する調査結果のレポート。 事業所の大切にしている理念、活動内容、これまでに受けた支援、必要と感じている支援、現在の課題、今後の方針などについて質問紙調査を行った。これらの結果と、事業所の規模、開所からの期間、母体の規模と設立からの期間、平均工賃などの要素の関係を含め結果を報告書としてまとめた。 以下のURLよりダウンロード可能。 goo.gl/fWaiQD 「2017年 就労継続支援B型事業所の自主製品開発事業と求められる支援に関する調査」

その他のリンク

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