研究者総覧

藤村 真 (フジムラ マコト)

  • 生命科学部生命科学科 教授
  • 工業技術研究所 教授
  • 生命科学研究科生命科学専攻 教授
Last Updated :2022/05/07

研究者情報

学位

  • 博士(学術)

ホームページURL

科研費研究者番号

  • 50297735

J-Global ID

研究キーワード

  • アカパンカビ   植物病原菌   ジカルボキシイミド   ヒスチジンキナーゼ   グリセロール   MAPキナーゼ   cAMP   浸透圧   耐熱性   メラニン   農薬耐性   殺菌剤   浸透圧調節   薬剤耐性   イネいもち病   赤かび病   トリコテセン   誘導抵抗性   ストレス応答   シグナル伝達   Verticillium   ポリケタイド合成酵素   ゲノム情報   

研究分野

  • 環境・農学 / 植物保護科学
  • 環境・農学 / 植物保護科学

経歴

  • 2002年04月 - 現在  東洋大学生命科学部教授
  • 1997年04月 - 2002年03月  東洋大学生命科学部助(准)教授
  • 1984年04月 - 1997年03月  住友化学工業(株)宝塚総合研究所

所属学協会

  • 日本農芸化学会   日本植物病理学会   日本農薬学会   

研究活動情報

論文

書籍

講演・口頭発表等

  • アカパンカビのソルボース耐性col-26/amyR株のグルコース輸送体遺伝子発現とソルボース消費
    平井献士; 加藤志穂; 一石昭彦; 藤村真
    第20回糸状菌分子生物学コンファレンス 2021年11月
  • アカパンカビを用いた浸透圧シグナル攪乱剤及びステロール合成阻害剤に応答するルシフェラーゼ アッセイの構築
    加藤志穂; 平井献士; 一石昭彦; 藤村真
    第20回糸状菌分子生物学コンファレンス 2021年11月
  • アカパンカビのcol-26株とsor-4株のソルボース耐性とグルコース抑制に関する研究  [通常講演]
    平井 献士; 井手本 拓也; 加藤 志穂; 一石 昭彦; 藤村 真
    日本農芸化学会2021年度仙台大会 2021年03月
  • アカパンカビの転写因⼦COL-26はQoI感受性とグルコース抑制に関与する
    平井献士,堀内愛実,藤村真
    ⽇本農薬学会第45回⼤会 2020年03月 口頭発表(一般)
  • トマト葉かび病菌の2種類のSdhC変異(T78I,N85K)と各種SDHI殺菌剤感受性
    佐竹涼子,平井献士,渡辺秀樹,藤村真
    第19回糸状菌分子生物学コンファレンス 2019年11月 ポスター発表
  • アカパンカビのCOL-26/AmyRのソルボース耐性とアミラーゼ遺伝子の発現調節
    平井献士,佐竹涼子,藤村真
    第19回糸状菌分子生物学コンファレンス 2019年11月 ポスター発表
  • トマト葉かび病菌のベンズイミダゾール剤とSDHI剤に対する耐性変異の同定とパイロシークエンス法による診断系の構築  [通常講演]
    佐竹諒子; 渡辺秀樹; 藤村真
    第18回糸状菌分子生物学コンファレンス 2018年11月 ポスター発表
  • アカパンカビのミトコンドリア電子伝達系複合体I変異株のQoI感受性とaod-1発現解析  [通常講演]
    堀内愛実; 高橋辰乃介; 田邊貴啓; 藤村真
    第18回糸状菌分子生物学コンファレンス 2018年11月 ポスター発表
  • ルミネックス法を用いた複数遺伝子の殺菌剤耐性変異の同時検出  [通常講演]
    藤村真; 二反田正悟; 藤本菜月; 佐竹諒子; 堀内愛実; 山口友輔
    日本農薬学会第43回大会 2018年05月 口頭発表(一般)
  • Null Mutations of OS-1 Like Histidine Kinase Gene Confer Resistance to Dicarboximides and Phenylpyrroles in Corynespora cassiicola  [通常講演]
    藤村 真
    Asian Conference on Plant Pathology 2017 2017年09月 ポスター発表
  • Construction and application of pyrosequencing assays to detect fungicide-resistance mutations in cucumber pathogens  [通常講演]
    藤村 真
    Asian Conference on Plant Pathology 2017 2017年09月 ポスター発表
  • Mitochondrial genome sequences of the hybrid Verticillium longisporum A1/D1 and A1/D3 strains  [通常講演]
    Asian Conference on Plant Pathology
    2017年09月 ポスター発表
  • 異質二倍体Verticillium longisporumのミトコンドリアDNAの起源  [通常講演]
    正田亮平; 山口実那; 山口友輔; 藤村真
    平成28年度日本植物病理学会 2017年04月 口頭発表(一般)
  • アカパンカビのcAMP高感受性cr-1;pde-2株におけるfludioxonil誘導遺伝子群の発現と抑制  [通常講演]
    山口友輔; 相澤茉友; 堀内愛実; 藤村真
    日本農薬学会第42回大会 2017年03月 口頭発表(一般)
  • アカパンカビのミトコンドリア電子伝達系複合体Iの各種変異株に対するアゾキシストロビンとテブフェンピラドの感受性  [通常講演]
    堀内愛実; 高橋辰乃介; 山口友輔; 藤村真
    日本農薬学会第42回大会 2017年03月 口頭発表(一般)
  • ヒスチジンキナーゼCcos1遺伝子のnull変異がキュウリ褐斑病菌のジカルボキシイミドとフェニルピロールに対する圃場耐性を担う (学生優秀発表賞受賞)  [通常講演]
    塚田淑仁; 藤村真; 一石昭彦
    平成28年度日本植物病理学会 2016年03月
  • アカパンカビのチトクロームbのG143SとG137E変異株の単離とQoI感受性  [通常講演]
    藤村 真; 森田昭; 亀井誠之; 山下和宏
    日本農薬学会第41回大会 2016年03月
  • キュウリ褐斑病菌のジカルボキシイミドおよびフェニルピロール耐性変異の同定  [通常講演]
    塚田淑仁; 堀内玲菜; 一石昭彦; 藤村真
    第15回糸状菌分子生物学コンファレンス 2015年11月
  • パイロシーケンス法を用いたキュウリ褐斑病,うどんこ病およびべと病の殺菌剤耐性変異の検出と圃場診断への応用  [通常講演]
    塚田淑仁; 新福剛; 粕谷紫帆; 森亜佑美; 藤村真
    平成27年度日本植物病理学会大会 2015年03月
  • パイロシークエンス法を用いた圃場単位の殺菌剤耐性菌の分布解析 ―キュウリ病害を例として―  [招待講演]
    藤村 真
    日本農薬学会第40回大会 2015年03月 口頭発表(招待・特別)
  • パイロシークエンス法を用いたキュウリ褐斑病菌の殺菌剤耐性変異の検出  [通常講演]
    新福剛; 坂野真平; 粕谷紫帆; 藤村真
    日本農薬学会第39回大会 2014年03月
  • Transcriptional regulation of the erg genes response to ergosterol biosynthesis inhibitors, azole and morpholine,  [通常講演]
    Moto Miyashita; Mizuki Takenaka; Makoto Fujimura
    Neurospora 2014 2014年03月
  • MSN-1 is a transcription factor regulated by MAK-1 MAP kinase in Neurospora crassa.  [通常講演]
    Masayuki Kamei; Masakazu Takahashi; Akihiko Ichiishi; Makoto Fujimura
    Neurospora 2014 2014年03月
  • ブロッコリーの栽培すきこみによるナス半身萎凋病の発病抑制  [通常講演]
    池田健太郎; 坂野真平; 柴田聡; 藤村真
    日本土壌微生物学会2013年度大会 2013年06月

MISC

受賞

  • 2013年06月 日本土壌微生物学会 ポスター賞
     ブロッコリーの栽培すきこみによるナス半身萎凋病の発病抑制 
    受賞者: 藤村 真
  • 2010年05月 日本農薬学会 業績賞(研究)
     ストレス応答シグナル伝達経路に作用する殺菌剤に関する研 
    受賞者: 藤村 真
  • 2007年03月 日本農薬学会 論文賞
     Pyrrolnitrin Interferes with Osmotic Signal Transduction in Neurospora crassa 
    受賞者: 藤村 真
  • 1994年04月 日本農薬学会 奨励賞
     負相関交差耐性剤ジエトフェンカルブの作用機構 
    受賞者: 藤村 真

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2010年 -2012年 
    代表者 : 藤村 真
     
    麦類赤かび病菌のストレス応答とカビ毒(トリコテセン)合成制御の関係を明らかにするために、当初計画に基づき研究を展開し、下記の成果を得た。1.赤かび病菌のAキナーゼ触媒サブユニット遺伝子の破壊株の作成とトリコテセン合成への影響解析赤かび病菌のトリコテセン生産が糖源による制御を受けていることから、糖源を感知して応答すると考えられるcAMP-PKA経路の関与を調べるために、Aキナーゼの触媒サブユニット(FgPKA1)遺伝子のノックアウト株を相同組換え法を用いて作製した。FgPKA1欠損株は、やや生育抑制が認められたが、トリコテセン合成能は野生株と顕著な差は認められなかった。ことのとから、cAMP-PKA経路のトリコテセン合成への貢献度は低いと推定された。2.マイクロアレイを用いたcAMP-PKA経路の下流で制御される遺伝子群の同定cAMP-PKA経路で制御される糸状菌の遺伝子群を明らかにするために、アカパンカビのcAMP合成酵素欠損cr-1変異株を用いて、cAMPの添加による誘導遺伝子の探索を行った。マイクロアレイ解析により、誘導遺伝子の候補を選抜したが、リアルタイム定量PCRで顕著な発現誘導が認められた遺伝子はほとんどなく、実験手法の改善が必要であると考えられた。3.転写因子FgATF1破壊株の分生子形成能の再検定赤かび病菌のFgOS-2MAPキナーゼは、トリコテセン合成を制御するものの、その下流の転写因子であるFgATF-1欠損株では、トリコテセン合成に顕著な異常は認められなかった(前年度報告)。しかし、分生子形成能を欠損した株を親株として使用していたため、改めて分生子形成能を有する赤かび病菌を親株として、FgATF1破壊株を作製した。その結果、FgATF1遺伝子の破壊はトリコテセン合成能を消失することが明らかになった。このことから、FgATF1はトリコテセン合成を制御する転写因子であるが、その制御は分生子形成能と強く関連していることが明らかになった。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(萌芽研究)
    研究期間 : 2004年 -2005年 
    代表者 : 藤村 真
     
    サリチル酸は、病害抵抗性誘導のメッセンジャー分子となっているが、植物病原菌を含め多くの糸状菌がサリチル酸分解NhaG様遺伝子をもっていた。本遺伝子の機能を解析するために、アカパンカビのNcNahG遺伝子の破壊株を作出し、サルチル酸およびその誘導体に対する感受性を比較したが、野生株と顕著な差が認められなかった。サルチル酸誘導体SHAMがシアン耐性呼吸の阻害剤であることから、農業用殺菌剤アゾキシストロビン(QoI剤)で誘導されるシアン耐性呼吸に対する影響を調べたが、野生株と破壊株間に顕著な差は認められなかった。また、イネいもち病菌のNahG様遺伝子は、EST解析から感染器官である付着器で発現していることが示唆された。そこで、NahGプロモーター-GFP遺伝子をもつイネいもち病菌の形質転換体を作成し、NahG遺伝子発現を共焦点レーザー顕微鏡を用いて解析した。その結果、GFP蛍光は付着器のみでなく菌糸にも認められた。だたし、その蛍光は対照としてもちいたIMRプロモーターGFPと比較して明らかに弱く、遺伝子の発現量は低いと推定された。さらに、イネいもち病菌のNahG遺伝子のcDNAを大腸菌で大量発現させたが、可溶化が困難で充分の酵素を調整できなかった。尿素処理により一部可溶化した酵素溶液を使用してサルチル酸からカテコールへの変換活性を調べたが活性を検出できなかった。以上の結果から、糸状菌のNahG様遺伝子産物は、糸状菌には一般に存在することから、芳香族化合物を資化する活性をもつと推定されるが、サルチル酸を基質とする可能性は低いと考えられた。本研究において糸状菌がもつNahG様遺伝子の機能を特定することはできなかったが、研究過程でサルチル酸がその誘導体SHAMと同様にシアン耐性呼吸の阻害活性を有していることが明らかになり、植物の抵抗性誘導とシアン耐性呼吸との関連が示唆された。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2002年 -2003年 
    代表者 : 藤村 真
     
    ヒスチジンキナーゼは、原核生物の環境応答の中心的な役割を果たしており、多数の遺伝子が存在するが、真核生物である出芽酵母には、SLN1遺伝子の1種類のみである。一方、アカパンカビのゲノムには、フィトクローム様ドメインをもつヒスチジンキナーゼを含め糸状菌特有のヒスチジンキナーゼが11種類存在した。その多くが植物病原菌にも存在することが明らかになった。アカパンカビのヒスチジンキナーゼの機能解析を行うため、各遺伝子のクローニングとRIP法による遺伝子破壊株の作製を行った。遺伝子破壊株がos-1ヒスチジンキナーゼ以外は、顕著な形質を示さなかったため、遺伝子破壊株の単離は容易でなかったが、11種類のうち、8種類の遺伝子破壊株の単離に成功した。しかし、これらの破壊株は、浸透圧、薬剤、温度、酸化的ストレス感受性および形態形成において、野生株と顕著な差は認められなかった。各遺伝子の機能的重複の可能性が考えられたため、交配による多重破壊株の作製が必要と考えられた。そこで、RIP変異を検出するPCRプライマーをもちいた遺伝子診断系による多重破壊株選抜法を構築した。作製したos-1/NcSLN1の二重変異株は、os-1破壊株よりも高い浸透圧感受性を示し、両ヒスチジンキナーゼ間には相互作用があることが明らかになった。さらに、os-1ヒスチジンキナーゼの下流にMAPキナーゼカスケードが存在することを明らかにし、その遺伝子が、os-4(MAPKKK)、os-5(MAPKK)であることを明らかにした。また、ヒスチジンキナーゼシグナル伝達経路の薬剤スクリーニング系を構築するために、MAKキナーゼカスケードの下流で制御されている遺伝子の解析を行いNcCTT(カタラーゼ)などの遺伝子発現がジカルボキシイミド剤で誘導されることを見いだした。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2000年 -2001年 
    代表者 : 藤村 真
     
    農業用殺菌剤ジクロシメットは、イネいもち病菌に対し、付着器メラニン合成を阻害すると同時に胞子形成の抑制を示した。さらに、薬剤含有培地上で形成された胞子は、紫外線感受性の増加と耐熱性の低下を示すことを見出した。ジクロシメットのこれらの作用は、同剤の圃場での長期間にわたるイネいもち病防除効果の維持に貢献していると考えられた。ジクロシメットの示す胞子の耐熱性低下とメラニン合成阻害作用との関係を明らかにするため、メラニン合成欠損株および薬剤耐性株をもちいて解析した。その結果、耐性株では、メラニン合成阻害がなくなると同時に胞子の耐熱性低下も消失したことから、耐熱性とメラニン阻害に関連があると推定された。アカパンカビでは、メラニン化は有性器官に特異的に観察され、強度にメラニン化した子嚢胞子は70℃でも生存した。一方、非メラニン化胞子に耐熱性は認められなかった。このことから、メラニンと耐熱性の関連が示唆された。アカパンカビのメラニンは植物病原菌とおなじDHNメラニンであることを、阻害剤処理による中間代謝物の同定から明らかにした。さらに、メラニン合成系遺伝子として、3種類のPKS, SDH, HNR遺伝子をクローニングした。アカパンカビのper-1株は、メラニンを欠損しており、その子嚢胞子は耐熱性を示さなかったが、野生株のPKS遺伝子を形質転換すると、メラニン化と耐熱性が回復した。さらに、その変異をPKS遺伝子内に同定した。また、アカパンカビのメラニン合成誘導は、窒素源の欠乏ではなく、交配により誘導されることを、メラニン合成中間体およびmRNAの解析から明らかにした。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 1998年 -1999年 
    代表者 : 藤村 真
     
    ジカルボキシイミド(DCI)耐性機構と浸透圧調節機構の関連について解析するために、Neurosporaの浸透圧感受性変異株、および新たに単離した浸透圧耐性復帰変異os-5/su(os-5)株を用いて研究をおこなった。浸透圧シグナル伝達系の構成因子のos変異が薬剤耐性を示し、耐性株では薬剤によるグリセロール異常蓄積が消失することから、DCIは浸透圧シグナル伝達系を攪乱していると考えられた。しかし、薬剤耐性と薬剤感受性は必ずしも相関しないことが判明し、os-1、os-2、os-4、os-5などから構成される情報伝達経路は、浸透圧のみではなく、糸状菌の形態形成にも関与している可能性が示唆された。またos-1(浸透圧センサー)変異株は、その表現型からDCI高度耐性株と浸透圧高度感受性株に分類された。DCIに高度耐性を示す変異株では、ORF上流に終止コドン、フレームシフト変異が見いだされ、変異酵素は完全にその活性を失っていると考えられた。このことから、os-1遺伝子産物の活性がDCIの殺菌活性発現に必須であり、その失活がDCI高度耐性をもたらすことが明らかとなった。一方、浸透圧高感受性株の変異は、いずれも90アミノ酸からなる繰り返し配列内のアミノ酸置換であった。この90アミノ酸の繰り返し配列は、糸状菌特異的な配列であり、その機能は不明であったが、本研究により、この繰り返し配列が浸透圧調節に重要な役割を果たしていることが明らかになった。これらの研究成果をもとに、今後植物病原菌における浸透圧情報伝達経路の役割と、圃場耐性、病原性との関連について解析をおこなう予定である。

委員歴

  • 2014年04月 - 現在   Journal of Pesticide Science   Associate Editor
  • 2010年 - 現在   Pesticide Biochemistry and Physiology (Elsevier)   editorial board member
  • 2006年04月 - 現在   日本農薬学会   評議員

その他のリンク

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