研究者総覧

椎崎 一宏 (シイザキ カズヒロ)

  • 生命科学部生命科学科 教授
Last Updated :2024/04/23

研究者情報

学位

  • 博士(医学)(2004年03月 筑波大学)

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J-Global ID

研究キーワード

  • がん免疫逃避   免疫寛容   薬物代謝酵素   核内受容体   環境化学物質   アリール炭化水素受容体   変異原物質   Carcinogenesis   発がん   

研究分野

  • 環境・農学 / 化学物質影響
  • ライフサイエンス / 医療薬学
  • ライフサイエンス / 分子生物学

経歴

  • 2024年04月 - 現在  東洋大学生命科学部 生命科学科教授
  • 2020年04月 - 2024年04月  東洋大学生命科学部 応用生物科学科
  • 2015年04月 - 2020年03月  東洋大学生命科学部准教授
  • 2013年10月 - 2015年03月  独立行政法人国立がん研究センター
  • 2010年10月 - 2013年09月  埼玉県立がんセンター臨床腫瘍研究所
  • 2006年04月 - 2010年09月  大阪府立大学 産学官連携機構 遺伝子環境科学研究室
  • 2004年04月 - 2006年03月  (独)国立環境研究所 分子細胞毒性研究室
  • 2002年04月 - 2006年03月  筑波大学 人間総合科学科 博士後期課程
  • 2001年05月 - 2003年04月  ㈱新日本科学国立環境研究所出向
  • 1989年04月 - 2001年04月  ㈱ツムラ 中央研究所
  • 1988年 - 1989年  埼玉がんセンター生化学部実験補助員

学歴

  • 2002年04月 - 2006年03月   筑波大学   人間総合科学研究科
  • 1983年04月 - 1987年03月   埼玉大学   理学部   生体制御学科

所属学協会

  • 日本環境変異原ゲノム学会   環境ホルモン学会   日本癌学会   日本環境変異原学会   埼玉昆虫談話会   分子生物学会   

研究活動情報

論文

講演・口頭発表等

MISC

産業財産権

  • 特許第5226353号:「形質転換酵母、それを用いた分析方法および分析キット」    2013年03月26日
    西本幸史, 八木孝司, 川西優喜, 椎崎一宏

受賞

  • 2009年 (社)近畿化学協会第9回環境技術賞
     JPN

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 椎崎 一宏; 生田 統悟
     
    AhRは外来化学物質センサーだけでなくがんの免疫逃避に関わる可能性がある。AhR遺伝子欠損マウス(AhR-KO)で起こる盲腸での発がんが免疫寛容の破綻によるものと考え、免疫不全を示すRAG2欠損マウスと炎症性サイトカインIL-6欠損マウスとの二重欠損マウスを作出したところ、RAG2/AhR二重欠損マウスでは盲腸発がんは生じず、IL-6/AhR二重欠損マウスでは盲腸発がんが見られた。免疫寛容に関与するキヌレニンはAhRで転写制御されるIDOが律速酵素となり産生される。B16F10メラノーマ細胞のAhR欠損細胞株を作成し、マウスで担癌実験を行ったところ、肺転移病巣数の有意な減少が認められた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 椎崎 一宏; 戸塚 ゆ加里
     
    発がんにDNA付加体が関与していることはよく知られている。第3世代のシークエンシング技術によって、DNA上の付加体形成を同定することが可能となった。 我々は1塩基のDNA付加体を持ったオリゴヌクレオチドを用いて、シークエンシング解析を行ったところ、DNA付加体の位置でポリメラーゼ伸長反応の遅延が観察された。次に我々は、ゲノムDNA中に存在するDNA付加体の量は非常に少ないことから、免疫沈降法を用いて付加体を含むDNA断片の濃縮を行った。これらの方法を組み合わせることにより、付加体形成と重要な部位での突然変異との関係が明らかになると考えられる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2011年 -2013年 
    代表者 : 椎崎 一宏; 生田 統語; 川尻 要
     
    大腸がん発生に重要な役割を持つβカテニンが、AhRによってリガンド依存的に分解されることが報告された。様々な大腸癌細胞株を用いてこれを検証したところ、AhRリガンド処理によるβカテニンの分解は再現できなかった。AhRとβカテニン、およびCUL4Bの結合はレポーターアッセイやツーハイブリッドアッセイによって確認できなかった。 一方、動物実験ではAhR-KOマウス盲腸での自然発がんは再現され、何らかのリガンドがAhRを活性化して発がんを抑制していると考えられた。改良酵母アッセイ系により、野生型マウスの盲腸内容物からAhRリガンド様活性が検出され、HPLCによる分析では複数の画分に活性が見出された。

委員歴

  • 2018年01月 - 現在   日本環境変異原ゲノム学会   第一編集委員
  • 2018年01月 - 現在   日本環境変異原ゲノム学会   評議員
  • 2016年04月 - 現在   さいたま市立大宮北高校SSH運営指導委員
  • 2019年01月 - 2022年12月   日本環境変異原ゲノム学会   第二編集委員

その他のリンク

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