研究者総覧

荻野 剛史 (オギノ タカヒト)

  • 福祉社会デザイン学部社会福祉学科 教授
  • 社会福祉学研究科社会福祉学専攻 教授
  • 社会福祉学研究科 教授
  • 福祉社会開発研究センター 研究員
  • 人間科学総合研究所 研究員
Last Updated :2024/04/23

研究者情報

学位

  • 博士(社会福祉学)(東洋大学)

ホームページURL

科研費研究者番号

  • 00410861

J-Global ID

研究キーワード

  • ベトナム難民   ソーシャルワーク   かかわり   

研究分野

  • 人文・社会 / 社会福祉学

経歴

  • 2013年04月 - 2015年03月  東洋大学ライフデザイン学部助教
  • 2005年04月 - 2013年03月  愛知みずほ大学人間科学部講師

学歴

  •         - 2012年03月   東洋大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了
  •         - 2003年03月   東洋大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士前期課程修了
  •         - 1997年03月   駒澤大学文学部社会学科(社会福祉コース)   Faculty of Letters   Department of Sociology

所属学協会

  • 日本介護福祉学会   日本社会福祉学会   

研究活動情報

論文

書籍

講演・口頭発表等

  • 「ベトナム難民」の「定住化」プロセス-「ベトナム難民」と「重要な他者」とのかかわりに焦点化して-  [通常講演]
    荻野 剛史
    日本社会福祉学会第60回秋季大会 2012年10月
  • 多文化共生社会実現に向けた「かかわり」促進の支援-滞日ベトナム難民の定住プロセスからの検討-  [通常講演]
    荻野 剛史
    第5回東洋大学社会福祉学会大会 2009年08月
  • 我が国における難民受入と公的支援の変遷  [通常講演]
    荻野 剛史
    日本社会福祉学会第53回全国大会 2005年10月

MISC

  • 新型コロナウイルスが在日外国人の生活にもたらした影響とその対応
    荻野 剛史 東洋大学社会福祉研究 (13) 12 -19 2020年12月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 福祉社会における新たな価値の創発と支援システムの構築
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的研究(開拓)
    研究期間 : 2022年06月 -2027年03月 
    代表者 : 志村 健一; 金子 光一; 古川 和稔; 稲沢 公一; 窪田 佳寛; 横田 祥; 高山 直樹; 佐藤 亜樹; 藤木 聡美; 荻野 剛史; 三重野 清顕; 高野 聡子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究
    研究期間 : 2019年04月 -2023年03月 
    代表者 : 荻野 剛史
     
    本年度は、後述の通り新型コロナイルスの蔓延により、研究活動に大きな支障が生じ、予定していた海外でのインタビュー調査が困難となり、また図書館へのアクセスに支障が生じたため、文献入手が困難となった。このため、主にインターネットを用い、本研究のコア概念である、難民の「統合(社会統合)」についてリサーチを行った。 研究代表者はこれまでの研究活動において、いくつかの文献のレビューを通じて滞日難民の社会統合について「滞日難民が、平時活動する社会において周囲の人々と同等の権利義務を有し、かつ日本での生活にあたって必須な有形無形の要素を取得した上で、周囲の人々と交流しながら生活できる状態、及びこのような生活の過程」(荻野 2018: 73)と定義した。しかしここに含まれる要素に加え、より近年では多文化的アプローチ(例えば、宮島 2018)、が含まれ得ることが確認できた。 その一方、難民の「統合(社会統合)」に関する定義について、いくつかの課題を確認した。①まず難民の統合の促進要因となり得る制度・政策面に関する視点、即ち各国における難民や移民に対する社会統合に関する制度・政策において、どのような状態を理想像・ゴールと捉えているのか、この視点からの言及が現状では弱いこと。②また難民(移民)当事者や彼らを取り巻く人々が考える「統合(社会統合)」に関する言及が不足していること。 以上の点から、先行研究のレビューなどを通じてこれらの点を明らかにし、難民の「統合(社会統合)」についてより精緻化する必要性があると考えられた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 荻野 剛史
     
    本研究では、日本在住のベトナム難民(滞日ベトナム難民)の「定住化」促進のための支援方法を開発することを目的としている。このためスウェーデン在住のベトナム難民に対してインタビュー調査を行った。調査では「定住化」をより具体的に表す「統合」という概念を用いた。 調査結果の分析から、スウェーデン在住のベトナム難民は、スウェーデンの生活において、20の概念から成る6つのカテゴリーに分類可能な「統合」に関する経験をしていたことが明らかになった。 本調査の結果及び先行研究から、滞日ベトナム難民の「定住化」促進のための支援として、サポート体制に関する再検討と、社会への啓発活動の必要性を指摘した。
  • 東洋大学:井上円了記念研究助成
    研究期間 : 2014年04月 -2015年03月 
    代表者 : 荻野剛史
  • 「ベトナム難民」の「定住化」促進支援-環境との交互作用促進の支援に焦点化して
    科学研究費 基盤研究(C)(一般)
    研究期間 : 2013年 -2015年 
    代表者 : 荻野剛史
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2013年 -2015年 
    代表者 : 荻野 剛史
     
    本研究では滞日ベトナム難民の「定住化」を促進させるための支援を明らかにすることを目的としている。このため、滞日ベトナム難民と、滞米ベトナム難民に対してインタビュー調査を行い、滞米・滞日ベトナム難民それぞれの「定住化」の促進要因を明らかにした。調査結果から、滞日ベトナム難民の「定住化」を促進させるには、地域住民との良好な関係を構築するための仕組みや、多文化を受容する場を拡大することなどが必要な旨指摘した。
  • 多文化間における「かかわり」促進のためのソーシャルワーク支援の方法
    科学研究費 若手研究(B)
    研究期間 : 2010年 -2011年 
    代表者 : 荻野剛史
  • 文部科学省:科学研究費補助金(若手研究(B))
    研究期間 : 2010年 -2011年 
    代表者 : 荻野 剛史
     
    本研究では、滞日ベトナム難民(以下、「ベトナム難民」)と地域社会との「かかわり」に注目し、その促進のためのソーシャルワーク支援の方法を明らかにすることを目的としている。この目的の達成のために、研究期間中、「ベトナム難民」とその環境(地域社会など)の人々の両方にインタビュー調査を行うこととしている。2011年度は、主に「ベトナム難民」10名に対し、彼らと「重要な他者」(隣近所の人や職場の上司・同僚など、ベトナム難民の身近な場面で、彼らに対して生活上の諸援助を提供する特定の日本人)との関係構築のプロセスに関するインタビュー調査を行った。インタビューの内容は、修正版グラウンデット・セオリー・アプローチ(M-GTA)を以て分析した。分析の結果、調査対象となった「ベトナム難民」は<受動的な『重要な他者』の取得>→<『普通』の付き合い>→<受身からの脱皮>→<交互作用の深化>というプロセスを経ながら「重要な他者」とのかかわりを持ちながら日本での生活を送っていること、さらに「ベトナム難民」は<違いの認識>、すなわち「重要な他者」との文化的な違いを認識しながら前述のプロセスを経てきたことが明らかになった(<>は、M-GTAのストーリーラインにおけるカテゴリー名を表す)。以上の点から、「ベトナム難民」にとっての「重要な他者」は、彼らが日本で経験する生活のしづらさに対して諸援助を提供し、また本研...

委員歴

  • 2008年09月   The Study on Indo-Chinese Refugee in Japan調査員(国連難民高等弁務官事務所駐日事務所)
  • 2006年09月   災害時の在宅サービス事業者による要援護者への避難支援・安否確認の行動ガイドと支援策についての調査研究事業委員(コミュニティケア研究所)

その他のリンク

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