研究者総覧

山田 和明 (ヤマダ カズアキ)

  • 理工学部機械工学科 准教授
  • 工業技術研究所 研究員
  • 理工学研究科機能システム専攻 准教授
Last Updated :2024/04/06

研究者情報

学位

  • 博士(工学)(神戸大学)

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科研費研究者番号

  • 80345149

J-Global ID

研究キーワード

  • 強化学習   スワームインテリジェンス   マルチエージェントシステム   自律的機能形成   ニューラルネットワーク   学習アルゴリズム   データマイニング   自律的機能分化   創発   インタラクションデザイン   ナレッジインタラクションデザイン   共創   時系列データ分析   インタラクションヒストリ   知識共有コミュニティ   

研究分野

  • 情報通信 / ウェブ情報学、サービス情報学
  • 情報通信 / 知能情報学
  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 安全工学
  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 社会システム工学

経歴

  • 2015年04月 - 現在  東洋大学理工学部機械工学科准教授
  • 2009年04月 - 2015年03月  東洋大学理工学部機械工学科講師
  • 2008年04月  東洋大学工学部機能ロボティクス学科講師
  • 2005年11月  東京大学大学院情報学環特任講師
  • 2002年04月  東京大学先端科学技術研究センター特任助手Research Center for Advanced Science and Technology

所属学協会

  • 日本機械学会   システム制御情報学会   計測自動制御学会   日本ロボット学会   情報処理学会   人工知能学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 技術情報協会 (担当:範囲:1章2節 人工知能の得意・不得意と効率化への適用)技術情報協会 2019年12月 ISBN: 9784861047718 514p
  • 新世紀の工学シリーズ〈4〉 創発とマルチエージェントシステム
    山田 和明; 東京大学人工物工学研究センター教授; 上田 完次 培風館 2007年09月 
    マルチエージェントシステムを実現するための手法として学習アルゴリズム(ニューラルネットワークおよび強化学習)について解説している.

講演・口頭発表等

  • Yusuke Arai; Sho Yokota; Kazuaki Yamada; Akihiro Matsumoto; Hiroshi Hashimoto; Daisuke Chugo
    IECON 2018 - 44th Annual Conference of the IEEE Industrial Electronics Society, Washington, DC, USA, October 21-23, 2018 2018年 IEEE
  • Yusuke Arai; Sho Yokota; Kazuaki Yamada; Akihiro Matsumoto; Daisuke Chugo; Hiroshi Hashimoto
    Internatinal Symposium on System Integration (SII2017) 2017年
  • Value estimation method of products / services using wisdom of crowd  [通常講演]
    Kazuaki Yamada
    CIRP International Computation in Manufacturing Engineering (ICME 2016) 2016年07月 口頭発表(一般)
  • 学習予測制御システムの学習方法の検討 - 捕球問題への適用-  [通常講演]
    相澤 徹; 山田 和明
    日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会 2016年06月 ポスター発表
  • アンサンブル平均を用いた粒子フィルタ - アンサンブルの統合方法に関する検討 -  [通常講演]
    山田 和明
    日本機械学会 情報・知能・精密機器部門講演会(IIP2016), G-1-4 2016年03月 口頭発表(一般)
  • アンサンブル平均を用いた粒子フィルタ - 粒子集団数と推定精度の関係 -  [通常講演]
    山田和明
    第28回自律分散システム・シンポジウム, pp.237-240 2016年01月 口頭発表(一般)
  • 評判情報サイトにおける集合知を用いた製品/サービスの価値推定 - 粒子フィルタを用いたユーザ評価からの価値推定手法の開発  [通常講演]
    高橋 梓; 山田 和明
    第7回 ARG Webインテリジェンスとインタラクション(WI2), pp.43-48 2015年11月 口頭発表(一般)
  • 移動ロボットのためのベクトル表現を用いた環境情報の抽象化  [通常講演]
    新開 健; 山田 和明
    計測自動制御学会 システム・情報部門学術講演会2015(SSI2015), pp.1139-1142 2015年11月 ポスター発表
  • ロバスト推定を用いた粒子フィルタの提案  [通常講演]
    山田 和明
    計測自動制御 システム・情報部門学術講演会2015, pp.1131-1134 2015年11月 ポスター発表
  • RNNとRLを用いた学習予測制御 - 捕球問題への適用 -  [通常講演]
    山田 和明
    計測自動制御学会 システム・情報部門学術講演会2015(SSI2015), pp.1125-1130 2015年11月 ポスター発表
  • Specialization in Swarm Robotics Using a Response Threshold Model  [通常講演]
    Kazuaki Yamada
    The First International Symposium on Swarm Behavior and Bio-Inspired Robotics (Swarm 2015), pp.316-321 2015年10月 口頭発表(一般)
  • 評判情報サイトにおけるプロダクト/サービスの評価値の推定 - 粒子フィルタと平滑化法の適用 -  [通常講演]
    高橋 梓; 山田 和明; 中小路久美代; 山本恭裕
    2015年度 人工知能学会全国大会, 3J4-3 2015年06月 口頭発表(一般)
  • アンサンブル学習を用いた粒子フィルタの提案  [通常講演]
    山田 和明
    2015 人工知能学会全国大会, 2D5-4 2015年05月 口頭発表(一般)
  • 評判情報サイトにおけるインタラクション・パターン・ライブラリの構築  [通常講演]
    小玉 正太; 高橋 梓; 山田 和明; 中小路 久美代; 山本 恭裕
    2015年度 人工知能学会全国大会, 1D5-OS-22b-6 2015年05月 口頭発表(一般)
  • 群ロボットのための反応閾値モデルを用いた自律的機能分化  [通常講演]
    山田 和明; 山崎 雄人
    日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会2015, CD-ROM 2A1-K07 2015年05月 ポスター発表
  • リカレント RBF ネットワークを用いた長期予測システム - パラメータ調整による学習性能の改善 -  [通常講演]
    相澤 徹; 山田 和明; 後藤 拓馬
    日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会2015, CD-ROM 2A1-M08 2015年05月 ポスター発表
  • A Particle Filter Approach for Reputation Information Systems - Performance Evaluations by A Multi-Agent Simulation -  [通常講演]
    Kazuaki Yamada
    2014 IEEE/SICE International Symposium on System Integration, pp.122-127 2014年12月 口頭発表(一般) 中央大学 IEEE/SICE
  • リカレントRBFネットワークを用いた長期予測システム - BPTTの適用による学習速度の改善 -  [通常講演]
    後藤 拓馬; 山田 和明; 松元 明弘
    第24回インテリジェント・システム・シンポジウム(FAN2014), pp.17-22 2014年09月 口頭発表(一般) 北見工業大学 日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門
  • 評判情報サイトにおけるプロダクト/サービスの価値推定 —粒子フィルタの適用—  [通常講演]
    高橋 梓; 山田 和明; 松元 明弘
    第24回インテリジェント・システム・シンポジウム(FAN2014), pp.11-16 2014年09月 口頭発表(一般) 北見工業大学 日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門
  • 集合知を利用したコンテンツ価値推定  [通常講演]
    高橋 梓; 山田 和明; 松元 明弘
    日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会2014, CD-ROM 2A2-X05 2014年05月 ポスター発表
  • リカレント RBFネットワークを用いた長期予測システムの提案  [通常講演]
    後藤 拓馬; 山田 和明; 松元 明弘
    日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会2014, CD-ROM 1A1-X06 2014年05月 ポスター発表
  • RRBFNを用いた制御対象の長期的な状態予測  [通常講演]
    後藤 拓馬; 山田 和明; 松元 明弘
    日本機械学会 情報・知能・精密機器部門講演会(IIP2014), CD-ROM G-2-3 2014年03月 口頭発表(一般)
  • RRBFNとファジィルールを用いた予測制御システム  [通常講演]
    山田 和明; 松元 明弘
    第26回自律分散システム・シンポジウム, pp.103-108 2014年01月 口頭発表(一般)
  • マルチエージェント強化学習のためのエージェント間ルール伝播  [通常講演]
    渡辺 智美; 豊島 一樹; 山田 和明; 松元 弘明
    計測自動制御学会 システム・情報部門 学術講演会 2013(SSI2013), pp.314-316 2013年11月 ポスター発表
  • 相補ゲームのためのマルチエージェント強化学習 - 状態遷移図を用いた競合回避行動獲得プロセスの分析 -  [通常講演]
    渡辺 智美; 山田 和明; 松元 明弘
    第31回日本ロボット学会学術講演会, RSJ2013AC2C2-05 2013年09月 口頭発表(一般)
  • マルチエージェントシステムにおける競合回避行動の獲得 - 政策の複製によるアプローチ -  [通常講演]
    渡辺 智美; 山田 和明; 松元 明弘
    ロボティクス・メカトロニクス講演会2013, CD-ROM 2P1-I05 2013年05月 ポスター発表 
    Multi-agent systems (MAS) can construct flexible and robust system in dynamic environment. However, conflicts occur among agents because they share time and space with others. To resolve these conflic
  • RNNとファジィルールを用いた予測制御システム - フライ捕球問題への適用 -  [通常講演]
    山田 和明
    ロボティクス・メカトロニクス講演会2013, CD-ROM 1P1-M01 2013年05月 ポスター発表 
    This paper proposes a new predictive-control method by using recurrent neural networks (RNN) and fuzzy rules. We apply the proposed method to a fly ball catch problem. A robot can predict the trajector
  • 異なる選好を持つエージェント群による競合回避行動の獲得  [通常講演]
    山田 和明; 渡辺 智美
    計測自動制御学会 システム・情報部門 第48回システム工学部会研究会「システム工学の新展開」, pp.26-31 2013年03月 口頭発表(一般)
  • ランドマークを用いた自律ロボットのための地図生成  [通常講演]
    山田 和明; 高松 雄; 松元 明弘
    第13回 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会(SI2012), pp.415-418 2012年12月 ポスター発表
  • 信頼度を用いた強化学習による競合回避行動の獲得 - エージェントの識別能力と学習性能の関係 -  [通常講演]
    渡辺 智美; 高野 慧; 山田 和明; 松元 明弘
    第13回 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会(SI2012), pp.277-280 2012年12月 口頭発表(一般)
  • RNN予測機構を用いたFuzzy制御  [通常講演]
    小林 美穂; 山田 和明; 松元 明弘
    第13回 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会(SI2012), pp.200-204 2012年12月 口頭発表(一般)
  • ニューラルネットワーク型強化学習 - マルチエージェント環境への拡張 -  [通常講演]
    村石 光隆; 山田 和明; 松元 明弘
    第13回 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会(SI2012), pp.273-276 2012年12月 口頭発表(一般)
  • Reinforcement Learning Approaches for Dispersion Games  [通常講演]
    Kazuaki Yamada
    IEEE/SICE International Symposium on System Integration (SII2012), pp.440-445 2012年12月 口頭発表(一般) Centennial Hall, Kyushu University, Fukuoka, Japan IEEE/SICE
  • 知識共有コミュニティの持続的発展のための制度設計 - 制度により生じるユーザ間インタラクションの分析 -  [通常講演]
    矢本 光一; 山田 和明
    第1回 ARG Webインテリジェンスとインタラクション研究会資料, pp.93-94 2012年12月 口頭発表(一般)
  • 異種センサ統合のためのニューラルネットワーク型強化学習 - 多リンクロボットアームによるリーチング問題への適用 -  [通常講演]
    村石 光隆; 山田 和明; 松元 明弘
    日本ロボット学会学術講演会2012, CD-ROM 3N2-1 2012年09月 口頭発表(一般)
  • マルチエージェントシステムのための信頼度を用いた強化学習 - エージェントの知覚能力と競合回避行動の獲得確率の関係 -  [通常講演]
    高野 慧; 山田 和明; 松元 明弘
    日本ロボット学会学術講演会2012, CD-ROM 3N2-4 2012年09月 口頭発表(一般)
  • RNNを用いた予測制御機構の提案 -三次元空間におけるボールの捕球問題への適応-  [通常講演]
    小林 美穂; 山田 和明; 松元 明弘
    日本ロボット学会学術講演会2012, CD-ROM 3N2-6 2012年09月 口頭発表(一般)
  • マルチエージェントシステムのための信頼度を用いた強化学習 - 競合回避行動獲得プロセスの分析 -  [通常講演]
    高野 慧; 山田 和明
    日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会2012, CD-ROM 1A1-F09 2012年05月 ポスター発表 
    本研究では,Q学習の割引率を信頼度を用いて自律的に調整し,エージェントの選好を分化させ競合回避行動の獲得を目指す.本稿では,提案手法として狭路問題に適用し,その学習過程の分析を通して有効性を検証した.
  • リカレントニューラルネットワークを用いた予測制御機構の提案  [通常講演]
    小林 美穂; 山田 和明
    日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会2012, CD-ROM 1A1-F08 2012年05月 ポスター発表 
    本研究では物理モデルを用いず,リカレントニューラルネットワークを用いてボールの軌道を学習し,ファジィ制御によりボールを捕球する予測制御システムを提案した.
  • 異種センサ統合のためのニューラルネットワーク型強化学習  [通常講演]
    村石 光隆; 山田 和明
    日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会2012, CD-ROM 1A1-F10 2012年05月 ポスター発表 
    本稿では,異種センサを含む多次元入力空間を扱える強化学習としてニューラルネットワークとタイリング手法の一つであるCMACを用いた手法を提案し,ロボットアームのリーティング問題に適用し,その有効性を検証した.
  • マルチエージェントシステムのための信頼度に基づいたQ学習  [通常講演]
    高野 慧; 山田 和明
    第46回 計測自動制御学会 システム情報部門 システム工学部会研究会「次世代システム工学」, pp.29-34 2012年03月 口頭発表(一般) 
    本研究では,マルチエージェントシステムにおいて発生する競合状態を回避するために, Q学習の割引率を信頼度を用いて自律的に調整し,エージェントの選好を分化させること で競合回避行動の獲得を目指す.本稿では,提案手法を狭路問題に適用し,その学習過程 の分析を通して有効性を検証した.
  • Q学習のためのニューラルネットワークとCMACを用いた行動価値関数近似  [通常講演]
    村石 光隆; 山田 和明
    第46回 計測自動制御学会 システム情報部門 システム工学部会研究会「次世代システム工学」, pp.35-41 2012年03月 口頭発表(一般) 
    本研究では,強化学習法の一つであるQ学習を連続な状態・行動空間に拡張するため,ニ ューラルネットワークとCMACを用いた行動価値関数の近似方法を提案する.本研究の有 効性を検証するために,自律ロボットによるナビゲーション問題に適用する.
  • 信頼度を用いた強化学習によるマルチエージェントシステムの競合回避行動の獲得  [通常講演]
    山田 和明; 高野 慧; 渡辺 智美; 松元 明弘
    第12回 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会 2011年12月 口頭発表(一般) 
    本研究では,マルチエージェントシステムにおける競合回避行動を獲得するための新しい強化学習アプローチを提案する.提案手法は,従来のQ学習に,エージェントの行動の選好を分化させる方法を導入することで,マルチエージェントシステムに発生する競合状態を解消する.本研究では,提案手法を狭い通路を多数のエージェントがすれ違う狭路問題に適用し,その有効性を検証する.
  • Reinforcement Learning Approaches for Acquiring Conflict Avoidance Behaviors in Multi-Agent Systems  [通常講演]
    Kazuaki Yamada; Satoru Takano; Satomi Watanabe
    2011 IEEE/SICE International Symposium on System Integration, pp.679-684 2011年12月 口頭発表(一般) 
    This paper proposes new reinforcement learning approaches for acquiring conflict avoidance behavior in multi-agent systems.
  • 知識共有コミュニティの持続的発展のための共創インタラクションモデル  [通常講演]
    山田 和明; 中小路 久美代東; 山本 恭裕; 矢本 光一
    情報社会学会 第4回知識共有コミュニティワークショップ 2011年12月 口頭発表(一般)
  • 多次元入出力空間における強化学習 - 多リンクロボットアームによる障害物回避行動の獲得 -  [通常講演]
    村石 光隆; 山田 和明; 松元 明弘
    計測自動制御学会 システム・情報部門学術講演会 2011(SSI2011). pp.358-363 2011年11月 口頭発表(一般) 
    従来の強化学習は,状態における行動の期待値をルックアップテーブルにより記述していた.そのため,強化学習を多次元入出力空間に拡張する研究が行われている.本稿では,自律ロボットの入出力空間をニューラルネットワークとCMACを用いて記述することで,多次空間において学習可能な強化学習を提案する.提案手法を多リンクロボットアームの障害物回避行動の獲得問題に適用し,その有効性を検証する.
  • ニューラルネットワーク強化学習のためのネットワークパラメータ設定方法  [通常講演]
    山田 和明
    第21回インテリジェント・システム・シンポジウム(FAN22011) 2011年09月 口頭発表(一般) 
    本研究では,ニューラルネットワーク強化学習における結合荷重の初期値および中間ノード数の設定方法を提案する.そして,自律移動ロボットのナビゲーション問題を通して従来手法との性能比較を通して提案手法の有用性を検証する.
  • 連続な状態行動空間における強化学習 - シグモイド型ネットワークとCMACを用いた行動価値関数の記述方法 -  [通常講演]
    山田 和明
    日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会2011 2011年05月 口頭発表(一般) 
    本稿では,行動価値関数をシグモイド型ネットワークとCMACにより記述した連続な状態行動空間において学習可能な強化学習を提案した.そして自律ロボットによる経路探索問題を通して提案手法の有効性を検証した.
  • 知識共有サイトの制度により生じるユーザ間インタラクションのモデル化と実装  [通常講演]
    山田 和明
    第17回社会情報システム学シンポジウム 2011年01月 口頭発表(一般)
  • Reinforcement Learning using Sigmoid Networks and Griddy-Gibbs Sampler for Mobile Robots  [通常講演]
    Kazuaki Yamada
    Joint 5th International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems and 10th International Symposium on advanced Intelligent Systems (SCIS & ISIS 2010), pp.716-721 2010年12月 口頭発表(一般)
  • Setting Methods of Network Parameters for Reinforcement Learning Equipped with Artificial Neural Networks  [通常講演]
    Kazuaki Yamada
    The 14th Asia Pacific Symposium on Intelligent and Evolutionary Systems, 2010(IES2010), pp.181-190 2010年11月 口頭発表(一般)
  • 知識共有サイトの持続的発展のためのインタラクションモデル  [通常講演]
    山田 和明; 中小路 久美代; 山本 恭裕
    合同エージェントワークショップ&シンポジウム2010(JAWS2010) 2010年10月 口頭発表(一般)
  • エージェント群における自律的な選好形成による競合回避  [通常講演]
    山田 和明
    第20回インテリジェント・システム・シンポジウム (FAN2010) 2010年09月 口頭発表(一般) 
    マルチエージェントシステム(MAS)では,複数のエージェントが資源を共有したり,個々のエージェントで目的が異なる場合がある.そのためMASでは,競合状態が発生し,システム全体のパフォーマンスが低下することがある.本研究では,MASにおいて,個々のエージェントが相互作用を通して自律的に評価関数を学習することで,競合状態を回避できることを,通路におけるすれ違い問題に適用して検証する.
  • 連続な状態行動空間において学習可能なQ-learningの提案  [通常講演]
    山田 和明
    日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会2010 2010年06月 ポスター発表 
    This paper proposes a new reinforcement learning that can learn mappings from the continue state space to the continue action space. The proposed method can estimates an expectation value of actions o
  • 知識共有サイトにおける共創プロセス分析のための学習エージェントアプローチ  [通常講演]
    山田 和明; 中小路 久美代; 山本 恭裕
    第24回人工知能学会全国大会 2010年06月 口頭発表(一般) 
    知識共有サイトでは,ユーザの共創活動を持続・発展させるために様々な制度を導入している.本稿では,各サイトの制度がユーザや集団に与える影響をモデル化し学習エージェントにより知識共創プロセスを分析する.
  • マルチエージェントシステムにおけるエージェントの限定合理性と環境の複雑さの関係に関する一考察  [通常講演]
    山田 和明
    計測自動制御学会 システム・情報部門 学術講演会 2009 2009年11月
  • オンラインコミュニティユーザの行動決定に関わるマルチエージェントシミュレーションモデル  [通常講演]
    山田 和明; 中小路 久美代; 山本 恭裕
    合同エージェントワークショップ&シンポジウム2009 (JAWS2009) 2009年10月 口頭発表(一般)
  • マルチエージェントシミュレーションを用いた持続的知識コミュニティのためのインタラクションデザイン  [通常講演]
    山田 和明; 中小路 久美代; 山本 恭裕
    人工知能学会全国大会 2009年06月 口頭発表(一般)
  • 知識コミュニティ分析のための学習エージェントアプローチ  [通常講演]
    山田 和明
    第53回システム制御情報学会 研究講演発表会 2009年05月 口頭発表(一般)
  • オンラインコミュニティにおける知識共創のモデル  [通常講演]
    山田 和明; 中小路 久美代; 山本 恭裕
    人工知能学会 知識流通ネットワーク研究会 第4回研究会 2009年03月 口頭発表(一般) 
    オンラインコミュニティを持続発展させるためには,適切な制度設計が重要になる.本研究では,既存のコミュニティを調査し,コミュニティに対するユーザの貢献の種類と仕方および知識共創プロセスのモデル化を行った.
  • オンラインコミュニティにおけるインセンティブメカニズムのモデル化  [通常講演]
    山田 和明; 中小路 久美代; 山本 恭裕
    合同エージェントワークショップ&シンポジウム2008 (JAWS2008) 2008年10月 口頭発表(一般) 
    オンラインコミュニティを持続的に発展させるためには,適切な制度設計が重要である.本研究では,コミュニティに参加するユーザのインセンティブのモデル化し,MASにより提案モデルの妥当性を検討した.
  • オンラインコミュニティにおける制度設計のためのマルチエージェントシステムの構築  [通常講演]
    山田 和明; 中小路 久美代; 山本 恭裕
    第18回インテリジェント・システム・シンポジウム (FAN2008) 2008年10月 口頭発表(一般) 
    動画共有コミュニティ等のオンラインコミュニティを持続的に発展させるためには適切な制度設計が必要である.本研究はマルチエージェントシミュレーション(MAS)による制度設計の支援方法に関する研究である.
  • オンラインコミュニティにおける制度設計に関する一考察  [通常講演]
    山田 和明; 中小路 久美代; 山本 恭裕
    第11回Webインテリジェンスとインタラクション研究会 2008年03月 
    マルチエージェントシミュレーションを用いたオンラインコミュニティにおける制度設計に関する研究
  • 山田 和明
    電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 2007年01月 
    本稿では,オンラインコミュニティの時間的発展プロセスを理解するために,オンラインコミュニティにおける活動履歴の可視化方法を提案する.コミュニティメンバーの活動やメンバー間の関係の時間的発展プロセスを正しく理解することは,新しいインターネットサービスやオープンソースソフトウェア開発コミュニティの支援方法を考えるために重要である.そこで,本稿では,オープンソースソフトウェア開発コミュニティで利用されているメーリングリストのログデータからコミュニティメンバーの活動やメンバー間の関係の発展プロセスを抽出する.そして,抽出されたメンバーの活動履歴を次元圧縮手法により3次元空間に写像し,可視化する方法について述べる.
  • 城 一裕; 山田 和明; 中小路 久美代
    情報処理学会研究報告. HI, ヒューマンインタフェース研究会報告 2005年11月 
    我々は, どのような音の特性が, 音を利用した表現形態の理解や操作のし易さに影響を与えるかを調査することを目的として, 可聴化表現したハノイの塔の問題を利用した観察実験をおこなってきている.本稿では, 新たに得られた知見を報告し, 音による表現を利用したインタラクションデザインへのガイドライン構築へ向けての考察をおこなう.
  • 山田 和明; 中小路 久美代; 上田 完次
    人工知能学会全国大会論文集 2005年 人工知能学会
  • 山田 和明; 大倉 和博; 上田 完次
    ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2004年06月
  • 白井 良成; 中小路 久美代; 山田 和明
    情報処理学会研究報告. HI, ヒューマンインタフェース研究会報告 2004年02月 
    本研究は,空間的,時間的なユビキタスコンピューティング社会において,多種多様,大量のオブジェクトが個々のインタラクションヒストリを累積した際に,それをどのようにユーザが利用すべきか,それに適した表現系と操作系とはどうあるべきかを考察し,そのためのインタラクションデザインの枠組みを構築しようとするものである.本論では,インタラクションヒストリの要約と閲覧というユーザの行為に着目し,インタラクションヒストリ閲覧目的のtaxonomyの構築をおこなう.そして,それぞれの側面に適した時間軸を利用する要約手法とそのための表現手法について考察する.最後に,インタラクションヒストリの可視化手法の一例として,我々が構築してきているOptical Stainシステムについて論じる.Optical Stainの利用経験の分析と発展させるべきシステムの側面を省察することにより,本研究の今後の課題と方向性について論じる.
  • 森田 正康; 山田 和明
    情報処理学会研究報告. HI, ヒューマンインタフェース研究会報告 2003年05月 
    本研究は,携帯電話端末を利用した「ポケット英辞郎」という学習システムのインターフェースデザインと,その利用者に行ったアンケート調査の結果について述べる.「ポケット英辞郎」は,携帯電話端末上で英語学習の学習コンテンツを提供し,英語学習を支援することを目的として開発されたMBL(Mobile-based Learning)システムである.本論では,MBL(Mobile-based Learning)と従来のWBT(Web-based Training)の機能や使用環境の違いを明確にし,MBLシステムを開発する場合,WBTとは違う設計方針でインターフェースや学習コンテンツを設計する必要性について説明する.そして,「ポケット英辞郎」の開発に適用した設計方針について詳述する.また,本システムを利用することで効果的な学習機会をユーザに提供できるのか,携帯電話端末の優れた携帯性がどのようにユーザの学習を支援できるのか,という二点に着目し,アンケート調査の結果を考察する.そして,今後どのようなシステム評価方法を導入すれば,本システムの妥当性を向上できるのか検証を行う.
  • 山田 和明; 大倉 和博; 上田 完次
    ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2003年 ポスター発表 
    強化学習の課題の一つに連続な状態空間の自律的構成方法がある。これまで構成された状態空間の評価はタスク達成の正否でしか判断されていなかった。本稿では, 情報量基準AICによる状態空間の評価方法を提案する。
  • 児島 史周; 山田 和明; 大倉 和博; 上田 完次
    自律分散システム・シンポジウム資料 = SICE Symposium on Decentralized Autonomous Systems 2002年01月
  • 山田 和明; 大倉 和博; 上田 完次
    ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2002年 
    マルチエージェント環境において, エージェント間に発生するダイナミクスに対応した行動戦略を発見する手法として強化学習が注目を集めている。本研究では状態空間の自律的分割機構を持つ強化学習を自律エージェントの意思決定機構として用い, 2台のアームロボットによる協調荷上げ問題に適応する。そして, 他エージェントとの相互作用によって状態空間の分割に違いが生じ, その結果, 各エージェント間に役割分担が発生すること観測する。
  • 山田 和明; 大倉 和博; 上田 完次
    精密工学会大会学術講演会講演論文集 2001年09月
  • 児島 史周; 山田 和明; 大倉 和博; 上田 完次
    精密工学会大会学術講演会講演論文集 2001年09月
  • 山田 和明; 大倉 和博; 上田 完次
    ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2001年06月
  • 山田 和明; Svinin Mikhail; 上田 完次
    ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2000年 
    これまで強化学習では, 設計者が予めタスクにあわせて状態空間の分割を行っていた。しかし, 強化学習では状態空間の分割の粗さが学習結果に大きな影響を与えるため, 慎重な状態空間の設計が必要である。そこで本稿では, 教師なしクラスタリング手法を用いてロボットが環境との相互作用を通して自律的に状態空間を構成する方法を提案する。そして, 簡単なシミュレーション実験を通して学習過程の解析を行い, その有効性を検証する。
  • 山田 和明; SVININ Mikhail; 上田 完次
    精密工学会大会学術講演会講演論文集 1999年03月
  • 山田 和明; 黒山 和宏; SVININ Mikhail; 上田 完次
    精密工学会大会学術講演会講演論文集 1998年03月

MISC

受賞

  • 2014年09月 第24回インテリジェント・システム・シンポジウム 最優秀論文賞
     評判情報サイトにおけるプロダクト/サービスの価値推定-粒子フィルタの適用- 
    受賞者: 山田 和明
  • 第13回 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会(SI2012)においてSI2012優秀講演賞を受賞
     
    受賞者: 山田 和明
  • 第12回 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会(SI2011)においてSI2011優秀講演賞を受賞
     
    受賞者: 山田 和明
  • ファナックFAロボット財団の「平成16年度論文賞」 受賞
     
    受賞者: 山田 和明

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 山田 和明
     
    ECサイトの発展により誰でもウェブ上に製品やサービスを提供できるようになった.そのため,ウェブ上には玉石混交の製品/サービスが溢れるようになり,消費者は多種多様な製品/サービスから適正な価値を推定することが極めて困難になった. そこで,ユーザの製品/サービスの口コミや評価を投稿・共有できる評判情報サイトが注目されている.しかし,レビュアーは評価にゆらぎを含むため,常に適切に評価できるとは限らない.そのため本課題では,多数のレビュアー評価から製品/サービスの適正な価値を推定する手法を提案した.計算機実験の結果,提案手法はレビュアー評価数が少ない段階でも単純平均より推定精度が高いことを確認した.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年 -2015年 
    代表者 : 上田 完次; 延岡 健太郎; 竹中 毅; 西野 成昭; 山田 和明; 鬼頭 朋見; 緒方 大樹
     
    本研究は、価値創成ネットワーク理論の構築と体系化を研究課題全体の目的とし、(1)価値創成ネットワークのシステムモデル構築、(2)価値創成ネットワークの数理モデル構築、(3)価値創成ネットワークシミュレーション、(4)経済実験による価値創成分析、(5)実ビジネスの事例調査、(6)実データ分析とクラス分類、(7)取りまとめと体系化、の7項目をサブテーマとして設定している。このうち、本年度は前年度に行った(1)の成果をもとに、(2)の数理モデル構築と、(5)の事例調査を中心に進めた。各項目の成果については以下の通りである。 (2)価値創成ネットワークの数理モデル構築 ゲーム理論の応用分野であるメカニズムデザインの枠組みを利用して、価値創成モデル(Ueda et al. 2008)におけるクラスI~IIIの定式化を行った。特に、クラスIIでは、環境の不完全性からプレイヤの行動が変動するものとして、選好集合からメッセージ集合への写像に変動を持つものとして記述した。また、クラスIIIでは、目的情報も不完全であることから、選好集合と帰結集合自体が変わるという設定として定式化を行った。基本的な定式化の枠組み構築ができたと考えられる。 (5)実ビジネスの事例調査 まず、自動車産業におけるサプライチェーン構造全体を具体的な調査対象として設定し、部品の供給関係などを実データから調査し、そのネットワーク構造を明らかにした。 (2)については、さらにネットワーク構造への拡張を予定して研究を進めており、また(5)については、各事業主体の詳細な調査を計画していたが、平成27年11月10日に研究代表者の突然の急逝により、本研究課題は事業廃止となっため、研究の継続が困難な状況となった。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(若手研究(B))
    研究期間 : 2013年 -2015年 
    代表者 : 山田 和明
     
    知識共有コミュニティでは,多くのユーザがウェブを介して情報を共有・流通・利用することで新しい知識を共創している.そのため既存のコミュニティでは,ランキングなどのインセンティブと,他のユーザの評価といったインタラクションを組み合わせることで,より多くのユーザに参加・貢献してもらうよう設計されている.
    本研究では,既存コミュニティのインセンティブとインタラクションを抽出・分類・パターン化することで,新しい制度を設計する際の支援方法を提案した.また,ユーザが評判情報サイトでコンテンツを評価した結果を統計処理し,コンテンツの適正な価値とユーザの信頼度を同時に推定する新しいインセンティブを提案した.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2004年 -2007年 
    代表者 : 中小路 久美代; 山本 恭裕; 山田 和明; 小池 康晴; 佐藤 寛子
     
    本研究は,データの収集,解析,共有を前提とした知識の創出と再構成のための,人間を中心とするメディアインタラクション環境の実現を目指したものである. 事象に関する大規模なデータを収集,解析,共有する技術が発展し,シミュレーションや可視化といった表現技法を利用して,事象の理解を深め科学の諸問題に対する知識を構築する機会が増加しつつある.本研究では,複雑な事象に関するデータから出力される表現と,能動的にインタラクションをおこないながら,比較,仮説生成,検証といった人間の知識活動を中心に捉え,問題領域に特化した,ドメイン指向のメディアインタラクション環境を構築するための,創出系・操作系・表現系という三つの系からなる枠組みを構築した.そして,構築した枠組みを,化学反応予測,時系列データ分析,ビデオ分析,という三つの問題領域に適用し,その有効性の検証をおこなった. 本研究ではまず,断片的に創出される知識を明示化し再構成していく連続的なプロセスに沿う創出系を実現した.そして,従来のマウスとキーボードという入力装置による操作系に加えて,筋電信号から導出される関節のトルクとスティフネスを利用し手に力を加えたり抜いたりすることによる操作系のモデルの構築とシステムの試作をおこなった.マルチメディア3Dを利用した可視化表現とそれを段階的に提示する表現系を実現し,また,聴覚情報および物体を用いた表現系の可能性と問題点を明確にした.着目した三つの問題領域のそれぞれについて,化学反応予測のためのシステムを実現するために必要となるライブラリの構築と公開,時系列データ分析を対象とした発展過程とのインタラクション技法の開発,および能動的ビデオ分析のためのインタラクションプリミティブの構築,をおこなった.研究の総括として,メディアインタラクション環境による知識の創出と再構成をおこなう枠組みを検証した.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2006年 
    代表者 : 中小路 久美代; 山田 和明
     
    本研究は,知識コミュニティヘの「参加の軌跡」を提示することで各メンバの持つ知識や専門性の違いの把握を助け,そこから認識される「義務感」や「期待感」に基づいてメンバからの「貢献」を促進することにより,新たな協同の機会の発見や創出を促し,持続的な知識コミュニティを構築することを目指すものである. 本年度は,昨年度に構築した,義務感と期待感とがどのように培われコミュニティとの関わり方を決める際にどのようなソーシャルキャピタルとしての役割を果たすのかについてのモデルと,それに基づく可視化手法を,実際のコミュニティ活動の履歴から得られるデータに適用し,アプローチの検証をおこなった. 特に,ソフトウェア開発プロジェクトを知識コミュニティとみなし,持続的な知識コミュニティを可能とするような,作業履歴の多元的インタラクティブ可視化をおこなった.ソフトウェア開発プロジェクトを,アーティファクト,コミュニティメンバー,コミュニティ,という三つから成る知識の生態系とみなすことで,コミュニティメンバーに持続的参加を促すような作業履歴の要素を同定することができた.
  • 文部科学省:科学研究費補助金(若手研究(B))
    研究期間 : 2003年 -2005年 
    代表者 : 山田 和明
     
    本研究では,Eラーニング環境を「学習者」と「編集者」の間でおこなわれる学習コンテンツを媒体としたコミュニケーションであるとみなし,双方にEラーニング環境の利用情報をフィードバックすることで,このコミュニケーションチャンネルを拡張し,両者を同時に支援するEラーニング環境の構築を目的としている.昨年度までの研究成果から,学習者の成績や興味などのユーザ特性は様々な要因により時間とともに変化し,また,その変化速度もユーザにより異なる.そのため,協調フィルタリングなどのクラスタリング手法によりテストスコアが類似した学習者を分類するだけでは,ユーザモデルおよびコミュニティモデルを抽出することは困難である.ユーザ特性や他のユーザとのインタラクションの時間的変化を捉えることが,ユーザモデルおよびコミュニティモデルを構成する上で重要であるという知見を得た.本研究では,ユーザ特性の時間的変化を可視化するためのケーススタディとしてWebアクセスログの解析を行い,ユーザが閲覧したWebページの時間的変化からユーザ興味の時間的遷移パターンを可視化する方法および可視化ツールを提案した,そして,実際にWeb視聴率データを用いて可視化を行い,ユーザ特性の時間的変化を抽出している.次に,ユーザ間のインタラクションの時間的変化を捉えるために,OSS(Open Source Software)開発コミュニティにおけるメーリングリストを解析し,ユーザ間のインタラクションの時間的変化を可視化する方法および可視化ツールを提案した.そして,ユーザ間のインタラクションの変化およびコミュニティへの参加と離脱の時間的変化の可視化することで,個々のユーザの特徴を観察することができた.以上の研究成果は2005年度の各種論文誌,資料集に掲載されている.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2003年 -2004年 
    代表者 : 上田 完次; 小田 宗兵衛; 馬場 靖憲; 藤井 信忠; 山田 和明
     
    本研究では,不完全情報問題を共創システムの概念にもとづき扱おうとするものである.共創とは単独の行動主体のみでは解けない問題を,複数の行動主体の相互作用の結果として有効解を創発する集合的意思の形成過程と捉える.計算論的創発,ゲーム理論,産業政策論の立場から理論的に追究するとともに,計算機実験.被験者実験,フィールド調査の手法により検証を行い,共創的意思決定システムの確立を目指し研究を推進した. 研究成果は以下の通りにまとめることができる. 1.共創的意思決定システムの理論構築 共創的意思決定システムの理論について,その基本概念とモデリング,および研究フレームを示し,共創的方法論が研究対象とする実世界ジレンマについての考察を行った. 2.経済主体間の共創的意思決定:リサイクルシステムにおける行動主体の意思決定 意思決定主体として,リサイクルシステムにおける生産者,消費者,回収業者,処理業者をモデル化し,適切に廃棄物が回収できるようなリサイクルシステムの分析を行い,制度設計の問題について考察し,共創的意思決定による問題解決の有効性を示した. 3.人工システムにおける共創的意思決定:生産システムにおける作業分担の自己組織化 作業者として人を生産システムに導入し,複雑な半導体生産において効率的な作業分担が自己組織化できていることを確認し,人工システムにおける共創的意思決定の有効性を示した. 4.企業間における共創的意思決定:インターネットビジネスにおけるユーザーの意思決定モデルの構築 インターネットビジネスにおいて,企業のコンテンツ開発を支援することを目指し,インターネットユーザーの意思決定モデルを構築し,実際のWebアクセスログを用いて,その有効性を示した.

委員歴

  • 2015年04月 - 現在   計測自動制御学会 システム・情報部門   庶務幹事
  • 2012年04月 - 現在   ARG 「Webインテリジェンスとインタラクション」研究会   委員
  • 2005年03月 - 2012年03月   電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループWI2研究会(IEICE SIG-WI2)   委員
  • 2010年04月 - 2011年03月   日本機械学会関東支部第17期埼玉ブロック   商議員
  • 2009年04月 - 2010年03月   日本機械学会関東支部第16期埼玉ブロック   商議員

その他のリンク

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