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植野 弘子ウエノ ヒロコ

所属・担当
社会文化システム学科
アジア文化研究所
社会学専攻
職名教授
メールアドレス
ホームページURL
生年月日
Last Updated :2017/11/23

研究者基本情報

学歴

  •  - 1987年, 明治大学, 政治経済学研究科, 政治学専攻
  •  - 1976年, 明治大学, 文学部, 史学地理学科

学位

  • 博士(学術), 東京大学
  • 修士(政治学), 明治大学

所属学協会

  • 日本文化人類学会
  • 日本台湾学会
  • 日本民俗学会
  • 比較家族史学会

委員歴

  •   2011年 - 現在, 日本台湾学会, 理事
  •   2004年 - 2006年, 日本文化人類学会, 理事
  •   2002年 - 2004年, 比較家族史学会, 理事

経歴

  •   1990年04月 - 1996年03月, 茨城大学教養部 助教授
  •   1996年04月 - 2000年03月, 茨城大学人文学部 助教授
  •   2000年04月 - 2005年03月, 茨城大学人文学部 教授
  •   2005年04月, 東洋大学社会学部 教授

研究活動情報

研究分野

  • 文化人類学, 文化人類学・民俗学
  • 文化人類学, 文化人類学・民俗学

研究キーワード

    文化人類学, 日本, 歴史認識, 台湾, 植民地主義, 日本語, 夫婦, 娘, 山形, 生家, 異文化接触, 親, 中華, 里帰り, 台湾原住民族, 家族, 新潟, 日本認識, 歴史人類学, 史跡, エスニシティ, チベット仏教, 沖縄研究, 漢族化(漢化), 人口移動, 東アジア, 吉林省, 本土留学, 国際共同調査, 宗教

論文

  • 『民俗台湾』にみる日本と台湾の民俗研究 : 調査方法の検討を通じて, 植野 弘子, ウエノ ヒロコ, Hiroko UENO, 東洋大学社会学部紀要, 東洋大学社会学部紀要, 50, (1) 99 - 112,   2012年
  • 父系社会を生きる娘--台湾漢民族社会における家庭生活とその変化をめぐって (特集 親子のつながり--人類学における親族/家族研究再考), 植野 弘子, 文化人類学, 文化人類学, 75, (4) 526 - 548,   2011年
  • 植民地台湾における民俗文化の記述, 植野 弘子, ウエノ ヒロコ, UENO Hiroko, 茨城大学人文学部紀要. 人文学科論集, 茨城大学人文学部紀要. 人文学科論集, 41, 39 - 57,   2004年03月
  • 台湾漢人社会の位牌婚とその変化 : 父系イデオロギーと婚戚関係のジレンマ, 植野 弘子, 民族學研究, 民族學研究, 52, (3) 221 - 234,   1987年12月30日
  • 妻の父と母の兄弟 : 台湾漢人社会における姻戚関係の展開に関する事例分析, 植野 弘子, 民族學研究, 民族學研究, 51, (4) 375 - 409,   1987年03月30日

MISC

  • トランスナショナル・コミュニティ研究班 研究所プロジェクト(第2年次)アジア境域における跨境的生活様式の研究 : 東アジア・東南アジアの比較, 松本 誠一, 井沢 泰樹, 植野 弘子, アジア文化研究所研究年報, (47) 258 - 234,   2012年
  • 父系社会を生きる娘 : 台湾漢民族社会における家庭生活とその変化をめぐって(<特集>親子のつながり-人類学における親族/家族研究再考), 植野 弘子, 文化人類学, 75, (4) 526 - 550,   2011年03月31日, 父系社会である台湾漢民族社会における親と子のつながりを、娘を視点として再考することを、本論文の目的とする。娘としての女性の生き方に注目することは、婚姻を契機として所属集団を変更する女性にとって、その一生にわたる家族との関係を見直すことになる。また、変化する家族関係の有り様を、継承・相続の権利義務から除外されてきた娘の役割の変化から、より端的に描き出すことが可能である。漢民族の親族に関する従前の研究は、父系出自イデオロギーの優位を前提とした枠組みで考察される傾向にあり、母方親族関係・姻戚関係の研究も行われてはきたが、これらの関係を繋ぐ女性が果たす役割、女性の娘としての役割に関しては、十分な研究はなされてこなかった。本論文では、まず、台湾における伝統的家族慣行にみられる娘の役割を、その儀礼的側面を考慮に入れて再確認する。さらに、日本による植民地統治下における近代的な学校教育、とくに高等女学校教育を受けた女性達の語りを通して、親と娘とのつながりを変化する時代の日常から探っていく。彼女たちは、旧来の家庭の倫理と近代教育がもたらす知識や理念を習得し、さらに日本化の狭間の中で生きたのであり、植民地統治によって変動した台湾社会の有り様を象徴する存在である。また、変化した現代女性の原型ともいえる。こうした女性は、その親や出生家族の表象としての役割を果たし、婚出後にも娘と親の関係は維持されていく。日本統治終了後における女性の教育と就職の機会の拡大は、女性の生き方に変化をもたらし、また、娘と親との関係は、より緊密にみえる様相を呈してきた。子どもとしての娘と息子の役割の差異は、今後、より減少していくことが予想され、家族関係における娘の役割を考えることの意味はさらに増してゆこう。
  • 序論 (<特集>台湾をめぐる境域), 植野 弘子, ウエノ ヒロコ, Hiroko UENO, 白山人類学, (14) 1 - 6,   2011年03月
  • Being a daughter in patrilineal society: family life and its changes in Taiwanese Chinese society (特集 親子のつながり--人類学における親族/家族研究再考), 植野 弘子, 文化人類学, 75, (4) 548 - 550,   2011年
  • 台湾における植民地主義に関する歴史人類学的研究 : 「日本」認識をめぐって, 植野 弘子, ウエノ ヒロコ, Hiroko UENO, 白山人類学, (11) 179 - 182,   2008年03月
  • 台湾における名前の日本化--日本統治下の「改姓名」と「内地式命名」, 植野 弘子, アジア文化研究所研究年報, (42) 66 - 55,   2007年
  • 研究例会 植民地台湾の民俗文化をめぐる文化人類学的研究 (研究会合報告--二〇〇五年度〜二〇〇六年度), 植野 弘子, アジア文化研究所研究年報, (41) 284 - 287,   2006年
  • 山路勝彦著, 『台湾の植民地統治-<無主の野蛮人>という言説の展開-』, 東京, 日本図書センター, 2004年, 336頁, 4,800円(+税), 植野 弘子, 文化人類学, 70, (3) 426 - 429,   2005年12月31日
  • 植民地台湾の日常生活における「日本」に関する試論--女性とその教育をめぐって, 植野 弘子, 人文学科論集, (43) 1 - 17,   2005年03月
  • 「中華」に関する意識と実践の人類学的研究, 植野 弘子, 三尾 裕子, 清水 純, アジア・アフリカ言語文化研究所通信, 96,   1999年07月26日
  • チベット・ラサ市近郊の民家, 朝野 洋一, 植野 弘子, 茨城大学教養部紀要,   1996年03月
  • 村武精一著, 『家と女性の民俗誌』, 新曜社, 1992年, 248頁, 1957円, 植野 弘子, 民族學研究, 58, (3) 288 - 291,   1993年12月30日
  • 台湾漢民族の死霊と土地--謝土儀礼と地基主をめぐって (共同研究「家族・親族と先祖祭祀」) -- (祖先祭祀の諸形態), 植野 弘子, 国立歴史民俗博物館研究報告,   1992年03月
  • 「女性優位と男性原理--沖縄の民俗社会構造」比嘉政夫, 植野 弘子, 日本民俗学,   1988年05月

書籍等出版物

  • 台湾における<植民地>経験 : 日本認識の生成・変容・断絶
    植野 弘子, 三尾 裕子編
    風響社  2011年
  • 日本の家族における親と娘 : 日本海沿岸地域における調査研究
    植野 弘子, 蓼沼 康子編
    風響社  2000年
  • 台湾漢民族の姻戚
    植野 弘子
    風響社  2000年
  • 台灣讀本
    笠原 政治, 植野 弘子編, 汪 平訳
    前衛出版社  1997年
  • アジア読本 台湾
    笠原 政治, 植野 弘子編
    河出書房新社  1995年
  • Daughters and the Natal Family in Taiwan:Affinal Relationships in Chinese Society
    Certre for Social Anthropology and Computing, Eliot College, University of Kent Perspectives on Chinese Society:Views From Japan  1995年
  • 血の霊力-漢民族の生殖観と不浄観
    人文書院『性の民族誌』  1993年
  • 台湾漢民族の姻戚関係再考-その偏差と普遍性をめぐって-
    風響社『中原と周縁-人類学的フィールドからの視点-』  1999年
  • 名前と変化
    筑摩書房『妖怪変化(民俗学の冒険3)』  1999年

作品

  • 台湾漢民族社会における文化人類学的調査,   1982年 - 2005年
  • 日本沿岸地域の家族に関する文化人類学的調査,   1992年 - 1994年
  • 満族に関する文化人類学的調査,   1991年 - 1994年
  • 「中華」に関する意識と実践の人類類学的研究 ,   1997年 - 2000年
  • 台湾における植民地主義に関する歴史人類学的研究,   2005年 - 2008年

競争的資金

  • 帝国日本のモノと人の移動に関する人類学的研究―台湾・朝鮮・沖縄の他者像とその現在, 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(A)), 植野 弘子
  • 台湾における植民地主義に関する歴史人類学的研究-「日本」認識をめぐって-, 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(A)), 植野 弘子, 台湾における日本統治期およびポストコロニアル期を通して、台湾の人々が日本のもたらした制度・文化をいかに認識し、それを利用・操作して生活世界を構築してきたのを、文化人類学的・歴史学的手法によって明らかにした。語られる記憶の現在的意味、台湾の植民地近代、台湾にとっての中華と日本といった諸課題を検討し、さらに台湾の植民地主義と他地域との比較を行った。これによって、本科研研究は、「対統治者」という観点を脱して、植民地に生きる人々の認識や行為を具体的に捉え得たのである。
  • 日本の家族における既婚女性の娘としての意味-親と娘に関する文化人類学的研究, 文部科学省, 科学研究費補助金(一般研究(C)), 植野 弘子, 本研究は、これまでの日本の家族研究において見過ごされてきた、親と既婚の娘との関係から日本の家族を再考する一視点を提供しようとするものである。既婚女性が生家と強いつながり伝統的に持ってきた社会を第一の研究対象とし、山形県温海町・福井県小浜市・新潟県岩船郡朝日村において、調査を行った。特に、新潟県朝日村では、過去において行われていた既婚女性の生家訪問慣習の形式が異なる二つの村落を対象とした。その結果、生家訪問形式の差異は、家族関係・婚姻形式の差異、女性の地位と関連していることが明らかになった。つまり、一つの村落では、既婚女性が毎晩のように夫と共に生家に戻って休息をしていた。ここでは村内婚・恋愛婚が前提となり、その夫婦関係は緊密であり、平等的である。もう一つの村は、既婚女性が長期的に生家に戻って生活し、自分と子供の衣服を整える「センタクヤスミ」を行っていた。ここでは、女性は婚家においては、「嫁」として低い地位にあり、生家に戻る期間は夫婦は隔離されることになる。二つの形態の差異は、夫の行動パターンの差異でもあり、夫が「家」の枠組みから出て妻の生家と親密な関係をもつ社会のほうが、女性の意思が尊重され、夫婦中心的行為をなす。このような夫婦のあり方あるいは妻と生家との関係は、「家」制度とは矛盾するものであるが、新潟の事例は夫婦の紐帯、女性の家族内における地位を視点として日本の家族を再考する上で、重要な意味をもつ。もつ一つの研究対象は、現代都市における既婚女性と親との関係であるが、特に既婚の娘と親との同居・交際についての資料を収集した。ここにおいても、結婚した娘と生家の親とが、気安く頼れる存在として相互に緊密な関係を維持しようとする志向をみることができた。