研究者総覧

中林 靖 (ナカバヤシ ヤスシ)

  • 総合情報学部総合情報学科 教授
  • 工業技術研究所 研究員
  • 計算力学研究センター 研究員
  • 総合情報学研究科総合情報学専攻 教授
Last Updated :2024/04/06

研究者情報

学位

  • 博士(工学)(東京大学)

科研費研究者番号

  • 00349937

J-Global ID

研究キーワード

  • 計算力学システム   ネットワーク・コンピューティング   数値流体力学   CAE System   Network Computing   Computational Fluid Dynamics   

研究分野

  • ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学) / 流体工学
  • 情報通信 / 計算科学
  • 情報通信 / 情報学基礎論

経歴

  • 2017年04月 - 現在  東洋大学総合情報学部教授
  • 2010年04月 - 2017年03月  東洋大学総合情報学部准教授
  • 2009年04月 - 2010年03月  東洋大学総合情報学部講師
  • 2002年04月 - 2009年03月  東洋大学工学部講師
  • 1999年04月 - 2002年03月  東京大学大学院新領域創成科学研究科リサーチ・アソシエイト
  • 1999年 - 2002年  Research Associate, Institute of Frontier
  • 2002年  - Lecturer, Toyo University
  • 1996年04月 - 1999年03月  日本学術振興会特別研究員
  • 1996年 - 1999年  JSPS Research Fellow

学歴

  • 1996年04月 - 1999年03月   東京大学大学院   工学系研究科   情報工学専攻(博士課程)
  •         - 1999年   東京大学   Graduate School, Division of Engineering   Information Engineering
  • 1994年04月 - 1996年03月   東京大学大学院   工学系研究科   システム量子工学専攻(修士課程)
  •         - 1994年03月   東京大学   工学部   システム量子工学科
  •         - 1994年   東京大学   Faculty of Engineering   Quantum Engineering and Systems Science

所属学協会

  • 日本シミュレーション学会   日本計算工学会   日本機械学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 有限要素法流れ解析
    (担当:共著範囲:)朝倉書店 1998年

講演・口頭発表等

作品等

  • ADVENTYURE Project
    1997年 -2002年

MISC

受賞

  • 2009年05月 人工知能学会 人工知能学会賞
     RoboCup Japan Open 2009 サッカーシミュレーションリーグ2D 
    受賞者: 中林 靖
  • 2006年05月 人工知能学会 人工知能学会賞
     RoboCup Japan Open 2006 サッカーシミュレーションリーグ2D 
    受賞者: 中林 靖

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2019年03月 
    代表者 : 中林 靖; 増田 正人
     
    ARカメラとは以下の機能を持つこれまでにないカメラである.まず,スマートフォンで撮影した画像から中央に写っている構造物だけを抽出し,ここにAIの一分野である画像認識技術を用いる.次に,抽出した構造物に対して,ボクセル有限要素法による構造解析をリアルタイムに行うことにより,その構造物に掛かっている応力の分布や変位の状況などをカメラのファインダー画面に重ねて表示する.このような,本来,目で見ることの出来ない力の分布や微細な変位の状況を見ることができるようにする応力カメラの開発を行い,機能的に一部の制約はあるが,物体の抽出やリアルタイムでの構造解析が可能なシステムを完成させた.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2007年 
    代表者 : 吉村 忍; 堀 宗朗; 塩谷 隆二; 山田 知典; 文屋 信太郎; 杉本 振一郎; 宮村 倫司; 大石 篤哉; 中林 靖
     
    本研究では,原子力システムの耐震性能評価に焦点を絞り,先進計算科学に基づいた原子力システムの地震荷重負荷時の極限強度を高精度に予測する仮想耐震シミュレータの開発研究を行っている.具体的には,世界最高レベルの計算機である地球シミュレータ及び代表的なグリッド環境であるITBL上で,シュラウドや燃料集合体,制御棒などの炉内構造機器を含む原子炉容器本体及び配管系やサポート機器の応答から極限強度までを丸ごとシミュレーションできる仮想耐震シミュレータの構築を目的としている. 本研究は,東京電力・日立製作所から提供を受けた2億自由度沸騰水型圧力容器(BWR)モデルを対象に行い,地震応答解析から大規模解析結果の可視化までを地球シミュレータ上で一貫して高効率で行うシステムを開発した.また本研究では以下のことを行った. ・バランシング領域分割法に多点拘束条件を組み込む手法,及びプリプロセスで用いるツール群の開発 ・非圧縮性流体解析コードの移動境界問題への対応,熱解析機能の追加 ・陽解法衝撃接触解析コードの効率向上 ・不均一な構造物の脆性破壊を行う数値解析手法の確立 ・分離反復型連成アルゴリズムの研究開発 ・流体,構造等の各単一現象解析ソフトウェアを接続するためのカップラーの開発 以上により,冷却水,熱の影響を考慮した地震応答解析をパラメトリックに行い,BWR設計開発に貢献するための一連のシステムが完成した.
  • ADVENTYURE-ITBL Project
    Cooperative Research
    研究期間 : 2002年 -2007年
  • Development of Stress/Stream Camera using Real Time Simulation Technique
    Grant-in-Aid for Scientific Research
    研究期間 : 2003年 -2006年
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2003年 -2005年 
    代表者 : 中林 靖
     
    17年度の研究計画としては、昨年度までにほぼ完成した2つの要素技術である「2次元画像認識技術の研究」、「イメージベースシミュレーション技術の研究」を応用し、実際に応力カメラを開発することであった。 まず、これらのうち「2次元画像認識技術の研究」については、本年度さらなる改良を加えて、よりロバストで効率の良い手法が確立された。具体的には、画像処理技術により対象物を二値化する際に、これまで用いてきた判別分析法ではなくて、領域成長法を用いることにより、二値化画像が必ず単連結な領域になることが保障される。これにより、イメージベースシミュレーションを実行する際にしばしば問題となる、境界条件が設定されていないボクセル、いわゆる「浮きボクセル」の問題が回避できることが分かった。なお、この手法は再帰呼び出しを用いるアルゴリズムであるため、システムの構築方法次第ではメモリ等の計算機資源を極度に消費してしまうが、これらに対処するためのアルゴリズムの開発も行った。 次に本課題の最終的な目的である「応力カメラの開発」に関しては以下のような成果が得られた。まず、無線LAN機能を内蔵したデジタルカメラと上記に上げた個々の技術を結びつけることにより、デジタルカメラで撮影した画像を約1秒後にPC画面上に無線送信し、さらに約1秒後に二値化した画像を表示し、さらに5秒〜30秒後に応力分布を表示するシステムが完成した。応力解析する部分の時間が長いため、必ずしもリアルタイムシミュレーションとは言い切れないが、デジタルカメラで撮影した対象物の応力分布を最短5秒程度で表示するシステムはこれまでに類を見ない画期的な成果であると言える。 現在、上記の研究成果を論文としてまとめ投稿する準備を進めている段階である。

その他のリンク

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