研究者総覧

小椋 彩 (オグラ ヒカル)

  • 文学部日本文学文化学科 助教
Last Updated :2021/08/31

研究者情報

学位

  • 博士(文学)(東京大学)

科研費研究者番号

  • 10438997

J-Global ID

研究キーワード

  • ロシア文学   ポーランド文学   翻訳論   オルガ・トカルチュク   アレクセイ・レーミゾフ   亡命文学   比較文学   

研究分野

  • 人文・社会 / ヨーロッパ文学

経歴

  • 2019年04月 - 現在  北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター共同研究員
  • 2017年04月 - 現在  東洋大学文学部助教
  • 2016年04月 - 2017年03月  北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター客員准教授

学歴

  •         -   東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了   Graduate School of Humanities and Sociology
  •         -   東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了   Graduate School of Humanities and Sociology
  •         -   北海道大学文学部卒業   Faculty of Letters

所属学協会

  • 日本スラヴ学研究会   日本比較文学会   日本ロシア文学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 迷子の魂
    小椋彩 (担当:単訳範囲:)オルガ・トカルチュク; ヨアンナ・コンセホ 岩波書店 2020年11月
  • ポーランドの歴史を知るための55章(エリアスタディーズ)
    渡辺克義編著 (担当:分担執筆範囲:コラム10「若きポーランド」の時代―花ひらく世紀末芸術)明石書店 2020年09月 355-356
  • Masahiro Taguchi (ed) (担当:分担執筆範囲:6.On the Identity of the "Emigre-writer" Leon Gomolicki)ふくろう出版 2020年04月
  • プラヴィエクとそのほかの時代
    小椋 彩 (担当:単訳範囲:)オルガ・トカルチュク 松籟社 2019年11月
  • ロシア文化事典
    沼野充義; 望月哲男; 池田嘉郎編著 (担当:分担執筆範囲:「象徴主義」(340-341頁))丸善出版 2019年10月 340-341
  • 赤い鳥事典
    小椋 彩 (担当:分担執筆範囲:レーミゾフ、アレクセイ・ミハイロヴィチ(290-291頁))柏書房 2018年07月 663 290-291
  • 阿部 賢一; Ajvaz Michal; 小椋 彩; Tokarczuk Olga; 井上 暁子; 加藤 有子; Goerke Natasza; Gapova Elena; 越野 剛; Schramke Grzegorz; Grigore Delia; 野町 素己; Treder Jerzy; 北海道大学スラブ研究センター (担当:共著範囲:)Slavic-Eurasian Research Center, Hokkaido University 2016年03月 ISBN: 9784938637866
  • 奥, 彩子; 西, 成彦; 沼野, 充義 (担当:分担執筆範囲:小椋彩「オルガ・トカルチュク」68頁)松籟社 2016年01月 ISBN: 9784879843432 317p
  • 野中 進; 籾内 裕子; 沼野 恭子; Nikolenko Olʹga; 藤田 理世; Guchinova Ė.-B; 三好 俊介; Ignotienė Jurgita; 櫻井 映子; Juurikas Margit; Sevruk Karina; 小椋 彩; Tukhtamirzaeva Mashkhurakhon; Abisheva S.D; 中澤 佳陽子; Lanin Boris (担当:共訳範囲:)埼玉大学教養学部 : [埼玉大学大学院]人文社会科学研究科 2016年 ISBN: 9784990625153
  • 逃亡派
    小椋 彩 (担当:単訳範囲:)オルガ・トカルチュク 白水社 2014年02月 ISBN: 9784560090329
  • 高橋 和; 中村 唯史; 山崎 彰; 淺野 明; Grinda Reinhold Josef; 小椋 彩; 飯尾 唯紀; 今井 淳子 (担当:分担執筆範囲:第5章『シベリアのレッスン』:ドキュメンタリーフィルムとポーランドの「小さな祖国」)山形大学出版会 2013年 ISBN: 9784903966182
  • Miłosz, Czesław; 関口, 時正; 沼野, 充義; 小椋, 彩 (担当:共訳範囲:「道ばたの犬」ほか9編 7-14頁)成文社 2011年11月 ISBN: 9784915730870 206p
  • 高野, 史緒 (担当:共訳範囲:ミハウ・ヅトゥドゥニャレク、小椋彩訳「時間はだれも待ってくれない」143-176頁)東京創元社 2011年09月 ISBN: 9784488013394 299p
  • 昼の家、夜の家
    小椋 彩 (担当:単訳範囲:)オルガ・トカルチュク 白水社 2010年10月 ISBN: 9784560090121
  • 飯島, 周; 小原, 雅俊 (担当:共訳範囲:タデウシュ・ミチンスキ、小椋彩訳「薄闇の谷間、海眼湖の幽霊」142-148頁)成文社 2006年11月 ISBN: 4915730565 558p

講演・口頭発表等

  • 中欧の作家と東洋的世界観のめぐりあい(トカルチュク作品の翻訳をめぐって)  [招待講演]
    小椋彩
    家―逃亡ー家。アマレヤ・シアター&ゲスト(ポーランド文化協会後援オンライン講演会) 2021年01月 口頭発表(招待・特別)
  • 小椋彩
    スラヴ語・スラヴ文学の比較対照研究-第 16 回国際スラヴィスト会議への日本の寄与 2021年01月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名) オンライン開催 上智大学ヨーロッパ研究所
  • トカルチュク翻訳をめぐる対話(オルガ・トカルチュク各国語翻訳者によるパネル)  [招待講演]
    Hikaru Ogura; jennifer Croft; Antonia Lloyd-Jones; Pavel Pec; Ostap Slyvynsky; Barbara Delfino; Lother Quinkenstein; Lisa Palmes; Olga Baginska-Shinzato; Christina Godun; Susan Harris
    Translating the future. Conference and conversation series. Commemorating the 50th Anniversary of the First International Conference of Literary Translation in the US 2020年09月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名) PEN America, The Center for the Humanities The Graduate Center, CUNY
  • ノーベル賞作家オルガ・トカルチュクの文学とポーランドの文化をめぐって  [招待講演]
    小椋 彩
    東京大学人文社会系研究科現代文芸論研究室主催公開講演会 2019年12月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • キノコとシロンスクとトカルチュク:ノーベル賞作家オルガ・トカルチュクの翻訳より  [招待講演]
    小椋 彩
    北大スラブ・ユーラシア研究センター主催公開講演会 2019年12月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 文芸翻訳の仕事:ノーベル賞受賞作家作品の翻訳より  [招待講演]
    小椋 彩
    東洋大学文学部就職キャリア支援講座 2019年12月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • オルガ・トカルチュクの文学世界  [招待講演]
    小椋 彩
    名古屋外国語大学世界教養学科主催公開講演会 2019年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • Проза Ольги Токарчук как «надрегиональная литература»  [通常講演]
    小椋 彩
    Международная научная конференция III Хоревские чтения 2019年11月 口頭発表(一般) Институт славяноведения РАН
  • The Intersection of Emigres in 1950’s: Remizov's "Literary Salon" in Paris  [通常講演]
    小椋 彩
    スラヴ・ユーラシア研究第10回東アジア学会 2019年06月 口頭発表(一般) 東京大学本郷キャンパス
  • オルガ・トカルチュク作品の共生的メタファーと東洋思想  [招待講演]
    小椋 彩
    ステファン・ヴィシンスキ枢機卿大学におけるメタファーに関する講義 2019年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 19世紀文学のポストモダン的再読とその後: プルス『人形』とトカルチュク『人形と真珠』  [招待講演]
    小椋 彩
    北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター公開講座 2019年05月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 戦間期ポーランドの亡命ロシア:ゴモリツキ(イ)のアイデンティティをめぐって  [招待講演]
    小椋 彩
    ポーランド独立100周年記念国際学会「ポーランド人のアイデンティティをめぐって」 2018年11月 口頭発表(一般)
  • 映画『ポコット』とトカルチュク周辺  [招待講演]
    小椋 彩
    ポーランド映画祭2018 2018年11月 その他
  • ワルシャワの亡命ロシア  [通常講演]
    小椋 彩
    シンポジウム「東欧言語の多言語的トポス:複数言語使用地域の創作をめぐる求心力と遠心力」 2018年10月 口頭発表(一般) 東京大学 科研費・基盤B「東欧言語の多言語的トポスをめぐる研究」
  • チャプスキとレーミゾフ:亡命パリ時代の重要な交友関係  [通常講演]
    小椋 彩
    第16回国際スラヴィスト会議 2018年08月 口頭発表(一般)
  • 日本におけるロシア・モダニズム受容(レーミゾフを例に)  [招待講演]
    小椋 彩
    北海道スラブ研究会 2018年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • ヘテロトピアとしての亡命コミュニティ:レーミゾフの場合  [通常講演]
    小椋 彩
    The British Association for Slavonic and East European Studies Annual Conference 2018 2018年04月 口頭発表(一般)
  • レーミゾフの虚実:晩年の交友関係と創作をめぐって  [通常講演]
    小椋 彩
    平成28年度日本ロシア文学会,北海道大学 2016年10月 口頭発表(一般)
  • Remizov and Czapski: exchanges between two artists  [通常講演]
    小椋 彩
    International Conference “Russian Émigré Culture: Transcending the Borders of Countries, Languages, and Disciplines”. Saarland University (Saarbrücken, Germany), Department of Slavonic Studies 2015年11月 口頭発表(一般)
  • Ремизов и Ориентализм: О влиянии восточного стиля в изобразительном искусстве  [通常講演]
    小椋 彩
    Международная научная конференция «Наследие Алексея Ремизова и XXI век. Актуальные проблемы изучения и издания». Институт русской литературы (Пушкинский Дом) РАН. Центр по изучению литературы русского зарубежья. 2015年10月 口頭発表(一般) 神田外語大学
  • 19th Century Literature in 20th Century Artworks: Modernistic Interpretation of Classic Literature through Drawing and Calligraphy of A. M. Remizov  [通常講演]
    小椋 彩
    he International Council for Central and East European Studies (ICCEES) IX World Congress 2015年08月 口頭発表(一般)
  • Migration in the Polish Documentary Film  [通常講演]
    小椋 彩
    International Symposium: Images of East European Literature: Their Variable and Invariable in the Past and Present 2014年09月 口頭発表(一般)
  • レーミゾフとチャプスキ:亡命芸術家の交流  [通常講演]
    小椋 彩
    平成25年度日本ロシア文学会研究発表会,東京大学 2013年11月 口頭発表(一般)
  • 冷戦終了後の世界と「小さな物語」―ポーランド・ドキュメンタリー映画  [招待講演]
    小椋 彩
    山形国際ドキュメンタリー映画祭,山形学び館 2013年10月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • Writing and Handwriting of A.M. Remizov  [通常講演]
    小椋 彩
    The British Association for Slavonic and East European Studies Annual Conference 2013 2013年04月 口頭発表(一般)
  • Acceptance of Russian Modernism in Japan: A. M. Remizov and S. G. Eliseev  [通常講演]
    小椋 彩
    International Conference: “Russian Emigration at the Crossroads of the XX-XXI Centuries” dedicated to the 70th anniversary of The New Review / Noviy Zhurnal 2012年04月 口頭発表(一般)
  • Tokarczuk and "author" as a literary fiction  [通常講演]
    小椋 彩
    The 43rd Annual Convention of the ASEEES 2011年11月 口頭発表(一般)
  • “Japanese magazine” and acceptance of Remizov in Japan  [通常講演]
    小椋 彩
    The British Association for Slavonic and East European Studies Annual Conference 2011 2011年04月 口頭発表(一般)
  • О предисловии «Кукха» А. М. Ремизова и русском зарубежье в Японии  [通常講演]
    小椋 彩
    Международная научная конференция «Русское зарубежье в мировом культурном пространстве». 2010年09月 口頭発表(一般)
  • Буддийское учение в творчестве Ольги Токарчук : сравнительно-литературный комментарий к современной польской литературе  [通常講演]
    小椋 彩
    Международный научный симпозиум «Славянские языки и культуры в современном мире» . Московский государственный университет имени М.В. Ломоносова. 2009年03月 口頭発表(一般)
  • オルガ・トカルチュクの「東洋的」側面  [招待講演]
    小椋 彩
    New Directions, New Connections: Polish Studies in Cross-Disciplinary Context. 2nd International Conference on Polish Studies. 2008年04月 口頭発表(一般)

MISC

  • 小椋彩; ピョートル・ミツネル Tekstualia 2 (61) 141 -148 2020年11月 [招待有り]
  • じぶんをさがして(オルガ・トカルチュク/ヨアンナ・コンセホ『迷子の魂』解説)
    小椋彩 2020年11月
  • 窓(時事エッセイの全訳・解説)
    オルガ・トカルチュク; 小椋彩 世界 (934) 24 -28 2020年06月 [招待有り]
  • ノーベル文学賞記念講演「優しい語り手」全訳・解説
    オルガ・トカルチュク; 小椋彩 世界 (930) 31 -48 2020年03月 [招待有り]
  • オルガ・トカルチュクの「緑の顔」
    小椋 彩 東京新聞 2019年11月 [招待有り]
  • ヒエラルキーを壊す菌糸
    小椋 彩 毎日新聞 2019年10月 [招待有り]
  • 書評 ボレスワフ・プルス著,関口時正訳『人形』(未知谷,2017年,1248頁)
    小椋 彩 図書新聞 (3350) 6 2018年04月 [招待有り]
  • ポスト「亡命時代」の亡命ロシア文化研究
    小椋 彩 日本文学文化 17 60 2018年02月 [招待有り]
  • レーミゾフとポーランド
    小椋 彩 ポーレ (91) 14 -15 2017年04月 [招待有り]
  • 小椋 彩 ロシア語ロシア文学研究 = Bulletin of the Japan Association for the Study of Russian Language and Literature = Бюллетень Японской ассоциации русистов (47) 321 -327 2015年 [招待有り]
  • 小椋 彩 スラヴ学論集 = Slavia Iaponica = Studies in Slavic languages and literatures 18 30 -32 2015年
  • トカルチュク オルガ; 小椋 彩 早稲田文学. [第10次] (7) 216 -239 2014年01月
  • トカルチュク オルガ; 小椋 彩 早稲田文学. [第10次] (6) 266 -283 2013年09月
  • ブリュクネル アレクサンデル; 長谷見 一雄; 三浦 清美; 三好 俊介; 熊野谷 葉子; 寒河江 光徳; 小椋 彩; 柿沼 伸明; 鳥山 祐介 Slavistika : 東京大学大学院人文社会系研究科スラヴ語スラヴ文学研究室年報 16 284 -315 2001年09月

受賞

  • 2012年09月 日本ロシア文学会 平成24年度日本ロシア文学会学会賞(論文)
     
    受賞者: 小椋 彩

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • ロシア・中東欧のエコクリティシズム:スラヴ文学と環境問題の諸相
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2021年04月 -2025年03月 
    代表者 : 小椋 彩
  • 亡命ポーランドと亡命ロシアにおける「場所」に関する比較文化的研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2018年04月 -2021年03月 
    代表者 : 小椋 彩
     
    2019年度は本プロジェクトの2年目にあたり,資料収集・分析に加えてこれまでの研究成果公開に努めた. プロジェクト初年度に行ったポーランド独立100年記念国際学会での報告をもとに「「亡命作家」ゴモリツキのアイデンティティをめぐって」を執筆,2020年3月にオンラインジャーナル誌上に公開された(英訳版が2020年春刊行予定). 2019年6月,国際学会(スラヴ・ユーラシア学会)において,アーカイブ資料をもとに1950年代のパリにおける亡命ロシア文化の諸相(亡命ロシアと亡命ポーランドの交流と文化活動の詳細,ロシア研究者・米川正夫と画家・成井弘文の日本人2名と戦後パリの亡命ロシアとの交際,ロシア・アヴァンギャルドに連なる画家で戦後,東京でロシア語教育に尽力したワルワーラ・ブブノワ関連の未刊行資料について等)発表した.この発表に加筆訂正を加えた論文を東京大学スラヴ文学研究室紀要に投稿、現在印刷中である(2020年6月刊行予定). また,本プロジェクトで昨年度に日本へ招聘したピョートル・ミツネル博士(ステファン・ヴィシンスキ枢機卿大学)による戦間期ポーランドの亡命ロシアの文化活動に関する講義録(英語)への解説を『スラブ学論集』に寄稿した(2020年6月刊行予定). これらの成果から,欧米のみならず日本も含む世界各地のロシア・ディアスポラ間で,戦間期から戦後にかけてかなり活発な交流があったこと,ディアスポラの地域的特性が亡命者のアイデンティティ形成に少なからぬ影響を与えることを明らかにした.とくに,ポーランドの亡命ロシアの代表的詩人の一人レオン・ゴモリツキに関する論考では,詩人の出自がアイデンティティ形成や創作に及ぼした影響について新味ある成果を提示できた.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2015年04月 -2019年03月 
    代表者 : 井上 暁子; 小椋 彩; 野町 素己; 阿部 賢一; 越野 剛; 加藤 有子
     
    2018年10月6日、シンポジウム「東欧文学の多言語的トポス――複数言語使用地域の創作をめぐる求心力と遠心力」を開催した。同年12月1日、上記シンポジウムに参加できなかった2名の外国人研究者を招いて講演会を開催し、講演原稿を『日本スラヴ学論集』第22号(2019)に掲載した。2020年3月、上記のシンポジウムの報告や講演会でのディスカッションをもとにした論集『東欧文学の多言語的トポス』(水声社)を刊行した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2015年04月 -2019年03月 
    代表者 : 小椋 彩
     
    研究の蓄積の浅い、戦間期ポーランドの亡命ロシアの文学活動の実態について明らかにした。とくにロシア象徴派の詩人でありながら反ボリシェビキの急先鋒としてワルシャワの亡命ロシアで中心的役割を担ったドミートリイ・フィロソフォフとフィロソフォフの結成したサークル「コロムナの家」、そのサークルに参加したロシア及びポーランドの作家たちの創作活動の実態、のちにパリに移住し亡命ポーランド系雑誌編集主幹となるユゼフ・チャプスキの活動や、亡命者たちの交流について調査し、創作への影響等について分析を加えた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2012年04月 -2015年03月 
    代表者 : 阿部 賢一; 小椋 彩; 井上 暁子; 加藤 有子; 野町 素己; 越野 剛
     
    国民文学の枠組みでの研究、あるいは同様な枠組み同士の比較検討がこれまで主流であったが、本研究はそのような国民文学の枠組みから逸脱する3つの視点(「移動の文学」、「文学史の書き換え」、「ミクロ・ネーションの文学」)に着目し、個別の現地調査の他、国内外の研究者とともに研究会、シンポジウムを開催した。その結果、3つの視点の有効性を確認できたほか、シェンゲン以降の移動の問題(政治学)、国民文学史の位相(歴史学)、マイノリティの記述の問題(文化研究)といったそのほかの問題系およびほかの研究分野と隣接している問題点や研究の可能性を国内外の研究者と共有し、一定の成果をあげた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2012年04月 -2015年03月 
    代表者 : 小椋 彩
     
    3年間にわたる研究期間を通じて、アレクセイ・レーミゾフとパリの亡命ロシア文化に関して様々な視点から検討を深められた。レーミゾフが、自らが掲載されているとして1924年の自著で言及した「日本の雑誌」の詳細について解明し、レーミゾフおよびロシア・モダニズムの日本における受容とあわせて論文として発表すると同時に、レーミゾフの視覚芸術(ポートレート、カリカチュア)観を明らかにした。さらに、これまでに未解明であった戦間期の亡命ロシアと亡命ポーランドのコミュニティ間の交流について、亡命ポーランド作家・画家ユゼフ・チャプスキに着目し調査を開始、調査の経過を2013年日本ロシア文学会で発表した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2009年 -2011年 
    代表者 : 小椋 彩
     
    アレクセイ・レーミゾフの画家としての活動実態の解明や作品分析を、その言語芸術に照らして行った。露・米・仏の3カ国、計5か所でアーカイヴ調査を実施し、未公開資料を多数含む資料の閲覧・収集・整理を進めた。美学研究者とも協力して分析を進めた結果、レーミゾフの視覚芸術のテーマやモチーフに文学との連続性が存すること、またヨーロッパの芸術潮流、とくにフランスのシュルレアリスムとの繋がりを実証的に明らかにし、論文として発表した。 また、レーミゾフをはじめとするロシア・モダニズムの日本における受容について比較文学的観点から調査し、国際学会で発表するとともに、欧米の亡命ロシア研究者と交流し、議論を深めた。

社会貢献活動

  • 欧州の2氏にノーベル文学賞
    期間 : 2019年10月11日
    役割 : 取材協力
    種別 : 新聞・雑誌
    主催者・発行元 : 日本経済新聞
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 日本経済新聞
  • 「中欧文学」うたう
    期間 : 2019年10月11日
    役割 : 取材協力
    種別 : 新聞・雑誌
    主催者・発行元 : 朝日新聞
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 朝日新聞

その他のリンク

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