日本学術振興会:科学研究費助成事業
研究期間 : 2014年04月 -2019年03月
代表者 : 関口 正司; 平石 耕; 石田 雅樹; 蓮見 二郎; 井柳 美紀; 施 光恒; 鏑木 政彦; 竹島 博之
現代の民主政治を担う市民の資質を涵養し政治的無関心やポピュリズムなどの諸問題に対処するためには、市民教育が欠かせない。しかし、実効性のある市民教育は、「政治リテラシー」(政治に関する知識・技能・態度の複合体)がどんなものかを、はっきりと確認した上で始める必要がある。本研究は、理論的研究と思想史的研究をつうじてこの点を探究するとともに、実際の授業の取組による検証や課題発掘にも取り組み、政治リテラシー教育における必須の要素とそれらを教育において取り上げる優先順位について提言を試みている。