研究者総覧

安藤 清志 (アンドウ キヨシ)

  • 社会学部社会心理学科 教授
  • 21世紀ヒューマン・インタラクション・リサーチ・センター 教授
  • 人間科学総合研究所 教授
  • 社会学研究科社会心理学専攻 教授
Last Updated :2020/12/15

研究者情報

学位

  • 文学博士(東京大学)

科研費研究者番号

  • 50125978

J-Global ID

研究キーワード

  • 自己   ストレス   災害   自己呈示   自己変容   死別   自己評価   対人認知   人間関係   遺族   喪失   印象操作   GHQ   guilt feeling   自尊感情   航空機事故   self-concept   原因帰属   IES   ATTRIBUTION   能力   自己高揚   セルフ・ハンディ・キャッピング   自己概念   帰属   PTSD   SELF-ESTEEM   悲嘆   ソーシャル・サポート   社会心理学   Social psychology   

研究分野

  • 人文・社会 / 社会心理学
  • 人文・社会 / 社会学
  • 人文・社会 / 社会心理学

学歴

  •         - 1979年   東京大学   人文科学研究科   心理学
  •         - 1979年   東京大学   Graduate School, Division of Humanities

所属学協会

  • 日本トラウマティックストレス学会   産業・組織心理学会   日本性格心理学会   病院管理学会   American Psychological Society   American Psychological Association   日本グループダイナミックス学会   日本社会心理学会   日本心理学会   

研究活動情報

書籍

MISC

受賞

  • 1999年 社団法人日本心理学会研究奨励賞
     JPN

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2005年 -2007年 
    代表者 : 安藤 清志; 田中 淳; 北村 英哉; 小口 孝司; 沼崎 誠
     
    3年度にわたる研究期間において、各グループは関係性と自己変容に関してさまざまな角度から研究を実施した。主要な結果は以下の通りである。(1)異性愛プライムが、どのように女性の自己概念の変容に及ぼす効果を検討した結果、伝統的性役割観を持つ女性においてのみ、統制群に比べ異性愛プライム群では自己を女性的に捉えるようになった。この結果は、伝統的性役割観を持つ女性は、異性愛という関係性が活性化すると、伝統的女性ステレオタイプで自己カテゴリー化を行うことを示唆している。(2)災害被災者へのフィールド調査に適用可能なGHQ尺度を構成するために、2件法GHQを作成し、4件法尺度と比較することによってその妥当性・信頼性を検討した。具体的には、大学生167名を対象に、1群は4件法、もう1群は2件法で測定した結果を比較した。その結果、2件法では反応率が低下し、信頼性が低くなることが判明した。ことに特定の項目では弁別力がないことが明らかとなった。(3)典型的な感情労働従業者であるヘアスタイリストを対象にして、「再評価」と「抑制」という2種類の感情制御方略が職務満足・バーンアウトにどのように関連するかを検討した。その結果、全体的にみて、男性の場合は制御方略の個人差と職務満足およびバーンアウトの間に明確な関係が認められず、女性の場合には、感情制御方略のうち、とくに「再評価方略」が職務満足やバーンアウトを規定していることが示唆された。(4)性格(内向性-外向性)と自己呈示の方向の一致・不一致が内面化および生理的指標に及ぼす影響について実験的検討をおこなった。その結果、心拍数およびGSRにおいて、不一致な自己呈示をおこなった条件で有意な上昇が認められた。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2001年 -2003年 
    代表者 : 安藤 清志; 福岡 欣治; 松井 豊
     
    本報告書は、1994年に発生した名古屋空港中華航空機墜落事故の遺族77名に対するアンケート調査、「一般遺族」に対する予備調査(有効回答数1253名)、本調査(有効回答数835名)、および、前述の墜落事故遺族に対して2000年に実施した(第1回)アンケート調査の再分析の結果を含む。航空機事故遺族に関しては、事故後8年半を経過した時点においても、統制群として設定された「一般遺族群」と比較して精神的健康度の悪化が持続し、事故の衝撃も残存していた。具体的には、GHQ-12の得点は、事故遺族群が5.73に対して一般遺族群は4.06であり、事故遺族群のほうが有意に高かった。また、IES-Rの得点(侵入、回避、過覚醒得点)は、事故遺族群でそれぞれ12.05,11.06,7.55であったのに対して、一般遺族群ではそれぞれ3.71,4.75,1.68だった。こうした傾向の原因として、悲惨の遺体確認現場の目撃、意味了解の困難さ、ソーシャル・サポートの縮小、不適切な取材活動、当事者(航空会社、メーカー)の対応等が検討された。さらに、日本における航空機事故遺族に対する対策が乏しいことを指摘し、とくに遺族の短期的・長期的な心理的ケアを定める法律の制定が必要であることが強調された。一般遺族調査に関しては、直後悲嘆の規定要因やソーシャル・サポートの効果、死別後の自己変容など多くの側面から分析が実施された。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 1998年 -2000年 
    代表者 : 安藤 清志
     
    報告書の第1章では、男女大学生約250名に対して自尊感情と自集団および他集団に対する評価の関係を調べるための調査を実施した結果を報告した。用いられた主要な尺度は、自尊心尺度(Rosenberg,1965)、自大学・他大学の評価(教員の質、研究設備、就職先、カリキュラム、学生の質、世間からの評価など12の側面)、サークル・大学・家族の状況、友人関係(最も親しく付き合っている同性の友人との関係の質についての評定)などである。その結果、女性回答者の場合、自大学の評価については高自尊心群のほうが低自尊心群よりも高いが、他大学の評価に関しては両群の間に差が認められなかった。また、友人関係の評価に関しては、自尊心の高い回答者のほうが自己の友人関係を肯定的に評価するという「関係高揚バイアス」が認められた。一方、男性に関しては、友人関係の評価に関しては、女性回答者と同様の傾向が認められた。しかし、自尊心と自大学、他大学の評価に関して明確な差異が認められなかった。第2章では、自尊心に関する最近の研究を、ソシオメータ理論、恐怖管理理論などを含めて概観した。第3章では、第1章で報告した研究結果の妥当性を確認するために、調査の主要項目のみを選んだ調査用紙を作成、男女大学生に対して実施した。その結果、自尊感情得点は自他集団の評価と相関がなかったが、集団自尊心に関しては自集団、他集団いずれの対しても有意な正の相関が認められた。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(一般研究(C))
    研究期間 : 1991年 -1992年 
    代表者 : 安藤 清志
     
    能力の自己呈示に関する研究は、人が自己の能力を印象づけるためにどうような行動をとるのか、自己の業績(遂行)に関する言明は他者からどのように認知されるか、などの視点から研究することができる。本研究では、とくに前者の問題に関して二つの実験的研究が実施された。第1実験では、「呈示者の成績」および「成績公開の有無」を独立変数として設定した。これらの二つの要因を操作した4種類の刺激文が作成され、男女大学生506名がそのうちの一つを読んで、自分がその人物だと仮定した場合、自分の成績を何点くらいだと思わせたいかを評定させ、さらに、自分をどのように印象づけたいかを15のSD尺度上に評定された。その結果、【.encircled1.】自分が高得点をとった場合、実際の得点より低めて呈示する(謙遜)一方、低得点をとった場合には実際の得点よりも高めて呈示(自己宣伝)すること、【.encircled2.】高得点条件においては、成績が公開される場合の方が公開されない場合よりも実際の成績に近く(正確に)呈示することが明らかになった。第2実験では、自己呈示の対象と自己との親密さの程度を新たに独立変数として設定して同様の実験を行った。その結果、【.encircled1.】相手が親しい場合には、得点の高低に関わりなく正確の自己の得点を呈示すること、【.encircled2.】相手が顔見知り程度の親しさである場合には、高得点条件では低めに呈示し、低得点条件では高めに呈示する傾向があることが明らかにされた。これは、高得点条件では謙虚さを印象づけようとし、低得点条件では、低い社会的評価を回避するために高めに自己呈示するものと解釈された。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(一般研究(C))
    研究期間 : 1988年 -1989年 
    代表者 : 安藤 清志
     
    最終年度は、評価的状況において失敗体験をした後、どのような認知的対処方略を用いて自尊心の低下を最小限にとどめようとするかを実験的に検討した。この実験においては、女子大学生を被験者とし、まずアナグラム課題を行わせ、偽のフィ-ドバックを与えることによって失敗感を生起させた。この後Snyderの弁解理論に基づいてBasgall&Snyder(1988)が行った研究で用いられた尺度を参考にして作成した6つの尺度上に評定を求めた。これらは、それぞれの被験者が、(1)他者も同じような失敗をしていると認知する、(2)アナグラム以外の課題だったら失敗の可能性は低いと認知する。(3)別の機会(状況)に行えば成績がもっと良かったはずと認知することによって、自らの自尊感情を保護しようとするか否かを調べるためのものであった。結果は以下の通りであった。(1) 6項目の合計得点を「弁解得点」とした場合、被験者の自尊感情の水準と弁解得点の間に有意な正の相関が認められた。これは、自尊感情の高い人の方が、全体的に弁解方略を用いる傾向が強いことを意味している。(2) この傾向は「他の人はどれくらいできると思いますか」「他の人は課題にどのように解答していたと思いますか」という2つの尺度で特に顕著であった。すなわち、自尊心の高い被験者が前述3つの方略のうち“consensus raising"を用いたことが明らかになった。
  • 「喪失」の社会心理学
  • 自己と対人関係
  • The social psychological study on loss
  • Self and Interpersonal relationships

その他のリンク

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