研究者総覧

曽田 長人 (ソダ タケヒト)

  • 経済学部国際経済学科 教授
  • 人間科学総合研究所 研究員
  • 東洋学研究所 研究員
Last Updated :2024/04/23

研究者情報

学位

  • 学術博士(東京大学)
  • 哲学-歴史学修士(バーゼル大学)

科研費研究者番号

  • 50568053

J-Global ID

研究キーワード

  • ドイツ文学   思想史   

研究分野

  • 人文・社会 / 思想史 / 人文主義

研究活動情報

論文

書籍

  • 曽田, 長人 講談社 2021年12月 ISBN: 9784065265413 277p
  • 『パイデイア ギリシアにおける人間形成』(上)
    曽田 長人 (担当:単訳範囲:)知泉書館 2018年07月
  • 「J・R・v・ザーリスのスイス観-冷戦期の中立理解を手がかりに-」(スイス文学会編『スイス文学・芸術論集 小さな国の多様な世界』所収)
    曽田 長人 (担当:共著範囲:29-56)鳥影社 2017年06月
  • 「レッシングの宗教思想-啓蒙思想との関わりから」(宮本久義・堀内俊郎編『宗教の壁を乗り越える-多文化共生社会への思想的基盤』
    曽田 長人 (担当:共著範囲:25-38)ノンブル社 2016年01月
  • 『スイスを知るための60章』
    曽田 長人 (担当:共編者(共編著者)範囲:3-5, 16-20, 97-101, 107-111, 131-135, 347-351, 354-358, 373-375, 376-387)明石書店 2014年05月
  • 『スイスの歴史 スイス高校現代史教科書<中立国とナチズム>』
    曽田 長人 (担当:共訳範囲:34-42)明石書店 2010年02月
  • 人文主義と国民形成 19世紀ドイツの古典教養
    曽田 長人 (担当:単著範囲:)知泉書店 2005年03月
  • 『スイスの歴史と文化』
    曽田 長人 (担当:共著範囲:「ニーチェとスイス-ドイツとヨーロッパのあいだ-」)刀水書房 1999年01月 287-305

講演・口頭発表等

  • 20世紀ドイツの人文主義者とナチズム―その抵抗・傍観・協力の類型をめぐる考察  [通常講演]
    曽田長人
    第20回フィロロギカ研究集会 2021年10月 口頭発表(一般)
  • 「ドイツ新人文主義によるルターの受容-F.I.ニートハンマーを例に」  [招待講演]
    曽田 長人
    日本ルター学会 2015年10月 口頭発表(一般)

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年04月 -2022年03月 
    代表者 : 曽田 長人
     
    ドイツの人文主義者はナチ体制に対して、抵抗から傍観を経て協力に至るまで様々な態度を取った。本研究は当時のナチズムへの抵抗、傍観、協力を代表する古典文献学者としてK. v. フリッツとK. ツィークラー、W. イェーガー、R. ハルダーをそれぞれ考察の対象とした。そして彼らのナチズムとの関わり、その学問的・思想史的な背景を検討した。さらに、ドイツ第三帝国におけるスパルタ受容を考察した。検討の結果、ナチズムへの傍観や協力に傾いた人文主義者は古代ギリシアの規範の立ち上げ、他方ナチズムへの抵抗に傾いた人文主義者は歴史学的-実証的な方法に強い関心を寄せたことなどが、明らかとなった。

その他のリンク

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