研究者総覧
調 勇二 (シラベ ユウジ)
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Last Updated :2024/04/23
研究者情報
学位
ホームページURL
科研費研究者番号
- 50821930
J-Global ID
研究キーワード
研究分野
経歴
学歴
- 2015年04月 - 2018年03月 一橋大学 大学院商学研究科，博士後期課程
- 2014年04月 - 2015年03月 一橋大学 大学院商学研究科，修士課程
- 2010年04月 - 2014年03月 一橋大学 商学部
所属学協会
研究活動情報
論文
- 調勇二; 中野誠Sustainability 14 17 11110 - 11110 2022年09月 [査読有り]
- 経営者予想開示と自己株式の取得調勇二産業經理 81 4 106 - 125 2022年01月
- 統合報告がESGに対する市場評価に及ぼす影響調勇二ディスクロージャー＆IR 18 144 - 151 2021年08月 [招待有り]
- 統合報告の導入が利益情報開示に及ぼす影響調勇二証券アナリストジャーナル 58 9 34 - 44 2020年09月 [招待有り]
- 日本における予想誤差ボラティリティの実態調 勇二経営論集（東洋大学経営学部紀要） 92 1 - 14 2018年11月
- 経営者予想誤差のボラティリティと株価反応調 勇二一橋商学論叢 12 2 46 - 61 2017年11月 [査読有り]
- The Effect of Acquiring Firm’s Growth Opportunity on the Value Relevance of GoodwillYuji ShirabeThe International Journal of Accounting and Business Society 24 1 99 - 117 2016年08月 [査読有り]
- 買入暖簾の市場評価とコーポレート･ガバナンス調勇二; 中野誠産業經理 74 4 2015年01月
書籍
- マクロとミクロの実証会計調 勇二 (担当:分担執筆範囲:第9章「買入のれんの市場評価とコーポレート・ガバナンス」および第10章「のれんの計上と期待リターン」)中央経済社 2017年04月 ISBN: 9784502213113 302
講演・口頭発表等
- Does Integrated Reporting Constrain Real Activities Manipulation? [招待講演]調勇二; 中野誠KAA Annual Global Meeting (KAGM) 2020 2020年06月 口頭発表（招待・特別）
- Integrated Reporting and Earnings Management [通常講演]調勇二; 中野誠32nd Australasian Finance and Banking Conference 2019年12月 口頭発表（一般）
- 統合報告と利益調整 [通常講演]調 勇二日本会計研究学会 第78回大会 2019年09月 口頭発表（一般）
- 経営者予想公表に対する株価反応と自己株式の取得 [通常講演]調 勇二日本会計研究学会 第76回大会 2017年09月 口頭発表（一般）
- Market Reaction to Management Forecasts and Share Repurchases: Evidence from Japan [通常講演]調 勇二The 6th International Accounting Conference 2017年08月 口頭発表（一般）
- Volatility of Management Forecast Errors and Market Reaction [通常講演]調 勇二28th Asian-Pacific Conference on International Accounting Issues 2016年11月 口頭発表（一般）
- 業績予想の一貫性と株価反応 [通常講演]調 勇二日本会計研究学会 第75回大会 2016年09月 口頭発表（一般）
- Accounting Goodwill and Cost of Capital [通常講演]調 勇二27th Asian-Pacific Conference on International Accounting Issues 2015年11月 口頭発表（一般）
- 買入のれんと資本コスト [通常講演]調 勇二日本経営財務研究学会 第39回大会 2015年10月 口頭発表（一般）
- のれんと資本コスト [通常講演]調 勇二日本会計研究学会 第74回大会 2015年09月 口頭発表（一般）
- Accounting Goodwill and Cost of Capital [通常講演]調 勇二日本経営財務研究学会 第2回ファイナンスキャンプ 2015年07月 口頭発表（一般）
- The Effect of Acquiring Firm’s Growth Opportunity on the Value Relevance of Goodwill [通常講演]調 勇二Asia Pacific Conference on Accounting and Finance 2015 2015年06月 口頭発表（一般）
- The Effect of Acquiring Firm’s Growth Opportunity on the Value Relevance of Goodwill [通常講演]調 勇二European Accounting Association 38th Annual Congress 2015年04月 口頭発表（一般）
- Does acquiring firm’s growth opportunity affect market valuation of goodwill? [通常講演]調 勇二26th Asian-Pacific Conference on International Accounting Issues 2014年10月 口頭発表（一般）
MISC
- 進化する会計・ファイナンスの世界 学ぶのが楽しくなる講義のヒント 第4回「将来利益予測のための財務諸表分析」調勇二 企業会計 75 (2) 124 -130 2023年02月 [招待有り]
- 進化する会計・ファイナンスの世界 学ぶのが楽しくなる講義のヒント 第3回「資産活用の効率性」調勇二 企業会計 75 (1) 117 -125 2023年01月
- 学会ルポ 日本会計研究学会第79回大会 統一論題報告Ⅳ 「人的資源の会計」調勇二 企業会計 2020年12月
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日本学術振興会：科学研究費助成事業 若手研究研究期間 : 2020年04月 -2023年03月代表者 : 調 勇二本研究は、統合報告の導入がどのような経済的影響を及ぼしうるのかを明らかにすることを目的としている。近年、日本を中心に統合報告の自発的な導入が国際的に進みつつあるが、自発的な統合報告の経済的影響に関する経験的証拠の蓄積は未だ十分ではない。統合報告の導入は企業に対して新たなコスト負担を生じさせるため、その効果について経験的証拠を提示することは社会的にも意義深いといえる。それゆえ、本研究では、統合報告の自発的な導入に対して積極的な我が国上場企業を対象として、統合報告の導入効果を実証的に検討する。 本研究によって得られた今年度の成果は以下のとおりである。令和3年度は、主に統合報告によって企業外部者の利用可能な情報の質が改善するかについて検証している。統合報告がESGに対する市場評価に及ぼす影響に関する研究については、第1に、ESG評価が高い企業ほど市場評価が高いこと、第2に、統合報告の実施は平均的にはESG評価と市場評価の関係に影響を及ぼさないこと、第3に、情報の非対称性がより大きい企業であっても、統合報告の実施がESG評価と市場評価の関係に及ぼす影響は限定的であることが明らかにされている。これらの結果からは、統合報告が現時点では投資実務におけるESGインテグレーションにおいて必ずしも有用な役割を果たしていない可能性が示唆される。また、統合報告による企業外部者の利用可能な情報の質の改善という観点からは、統合報告の導入がアナリスト予想のカバレッジや正確性、および利益公表後ドリフトに及ぼす影響についても分析をしており、その結果について精査している段階である。
- 統合報告と利益調整日本証券奨学財団：研究調査助成事業研究期間 : 2019年08月 -2020年07月代表者 : 中野誠; 調勇二